あらすじ
「ゲームをしよう。兄は守る。弟は奪う」
父親である<鵺>に残酷なゲームを強いられる伊織。
勝利条件は、弟で<鬼>の青目から、
小鳩ひろむを守り抜くことだ。
だが、刑事の脇坂は意識不明のまま、
さらに警視庁Y対は解体され、
鱗田を頼ることもできない。
伊織は、夷、マメ、そして<犬神>である甲藤の力も借り、
全力でひろむを護衛するが……。
「このゲームは圧倒的にディフェンスが不利だ」
妖奇庵の皆の運命は。本編決着巻!
(妖奇庵の奇は、正しくは王扁に奇です)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
妖琦庵9巻目
本編最終話です
終わってしまいました。゜・(ノД`)・゜・。
全巻を振り返り、
今までの出来事が
ここに集約されてました
我らが脇坂。
前回から引き続き心配です。
こんな形で他のお姉さん方をみることになるとは。・゜・(ノД`)・゜・。
ちょっとズレますが
脇坂姉弟の名前の由来が素敵でした
あとは甲藤( ; ; )
今回はかなりピックアップされていて
中盤泣けました、、、
ただやな奴な印象だったけど
作戦の協力を依頼された時は。゚(゚´Д`゚)゚。
ウロさんとの会話もやばかった(TT)
そして青目と鵺
ずっと疑問でした
いったい青目は何を求めているのか
どうしたら満足するのか
青目が欲していた未来があまりにも辛かったです
全ては鵺でしょう、、、
青目を憎まないでと言っていたみなさんの気持ちがわかりました。
なにより
被害者であり、加害者の家族でもある伊織
どれだけ苦しんだのか、、、
もうボロボロなのに、、
追い打ちをかけるように、、、
愛が、、、愛が深いよ、、、。゚(゚´Д`゚)゚。
伊織の深い愛が、苦しくなります
あまりにも多くの罪を犯し続けた青目
許されることではないけど、、、
切なく悲しみの伴ったラストでした。゚(゚´Д`゚)゚。
なかなかうまくレビューを書けないです
このまま番外編も読もうと思います!!
本当に次で最後か、、、
悲しい。゚(゚´Д`゚)゚。
Posted by ブクログ
シリーズ第9弾です。
audibleにて。
本編最終巻!
『鵺』は洗足と青目の父親だった。
その鵺がゲームを仕掛けてきて、兄弟を争わせる。
洗足が小鳩ひろむを守り、青目が奪うゲーム。
この後は何を言ってもネタバレになりそう‥。
妖奇庵夜話は自分の差別意識や偏見を疑う話しだったと思う。
差別意識や偏見は誰にもあるけど、それを意識せずにしちゃダメだよって洗足先生に言われてるような。
毒舌で捻くれてるけど自分より他者を優先してしまう、洗足先生と明るく優しく考えていないようだけど、他人の為に行動する脇坂くん、根本的には似てたんだなぁ。
だから脇坂くんは初めっから先生に大事にされてたんだなぁと納得です!
Posted by ブクログ
人間とは少し違う遺伝子を持った「妖人」なる存在が存在する世界を描いたシリーズの本編最終巻。
人間側の主人公・脇坂くんが大変なことに…! 妖人側の主人公・先生も大変なことに…!!
でも、なんだか納得のいくラストシーンだったと思います。
以下、ネタバレ。
けっこう名前がキーポイントになってるのかな。甲藤くんは「葛藤」する役どころだったし、今気づいたけど脇坂くんの下の名前、洋二は「妖人」から「ん」を抜いただけの響きで、妖人に近い存在とも取れるし(これはこじつけかも)。先生の下の名前は伊織=庵ってことだよね。
それからウロさんが病院で甲藤くんに語る話で、先生と脇坂くんが似ているというところ、あまりその視点で考えたことがなかったから、なるほど!と膝を叩いてしまった。だから先生は毒舌吐きながらも初回から脇坂くんを受けれてたんだねえ。
あと、マメとトウが完全には融合しないというのもけっこう好きな終わり方かも。けっきょく「まめ」でも「とう」でも「豆」ってこと。現れ方(読み方)が違うだけで同じ人間なんだよってことなのかなと。先生も甲藤くんも、マメだけじゃなくトウのこともちゃんと慈しんでくれてるのが、泣けるよね。そして、マメが甲藤のスパイ行為を許す代わりに提案した条件が「一緒に学校通おう」なの可愛すぎる!
青目と先生のやりとりも、賛否ありそうだし、夷さんあたりは怒ってそうだけど、でも、よかったのではないかな。青目もけっきょく可哀想な人だったわけで。先生も青目のことは憎みきれなかったんだろうしね。
で、最後の妖琦庵でのシーンもすごく好きですね。実際には何回かお茶席を経験したからってお茶って点てられるものでもないとも思うけど、まあ、実際失敗しまくりだし。で、先生、なんだかんだ言って優しいし礼儀正しいし懐が深い!しゅき!
脇坂くんが「青目が生きているか」どうかよりも「もう、誰も殺さないのですね」と言ったことが、とっても優しいなあと。先生もただ、微笑む。素敵な時間ですね。
脇坂くんがひろむさんと結ばれたのも嬉しいな。きっと今後も夫婦で妖琦庵を訪れるんだろうし、甲藤くんも遊びに来るんだろうな。
Posted by ブクログ
青目と伊織の決着は鵺がいてもいなくてもこうなるしかなかったんだろうなと感じた。
あくまで《サトリ》としてではなく人として生きるという姿にこの物語の核があるんだろうなと感じた。
Posted by ブクログ
脇坂ー!「知らない、天井だ」って言わないから心配したじゃないか!(前回から引きずるエヴァ)
もう、本当に心配したよ!!脇坂を心配する皆の様子を見てうるっとしてしまって、ラスボス鵺との対決の前に心が折れそうになったよ!
遂に迎えたラストの巻です。まさにラスト・シーン。
どこが読み手にとってのラストシーンになるのか、委ねられたような思いです。
青目に「俺は百回負けたっていいんだよ」とまで言わせる彼の願いかも知れないし、青目から見た洗足かも知れないし、洗足が最後に見た青目かも知れない。
はたまた脇坂が見届けた洗足の出した答えだったかもしれない。
私にとってのラストシーンは…
暫し余韻に浸ってしまった最終巻でした。
鵺とのラストバトルは実質、洗足vs青目の争いとなりました。洗足の大事な者の大事な者…つまり脇坂の愛する小鳩さんが盛大に巻き込まれます。
青目が小鳩さんを攫ったら青目の勝ち。それを防げば洗足の勝ち。オフェンスとディフェンスです。青目相手では圧倒的に不利なのはディフェンスの洗足達。
夷もボロボロですが休んでいられない。怪我をおして護衛の任に当たります。無理すんなよ…
もちろん、マメちゃんも秘めた力を使って参戦するし、甲藤は言わずもがな。
今回は最終巻にして甲藤の成長が見られた回でしたが、特に小鳩の護衛の際に彼女と交わした会話が印象的でした。
自分はバカだから、自分の決めたことなんかぜんぜん信用できない。だから、誰かに決めてもらったほうがラクだと言う甲藤に、小鳩は「自分を省みることがないと、人はなかなか変われないので・・私の場合、それでは困るんです。あまり自分のことが好きではないので、少しずつでも変わっていきたくて・・・」と答える小鳩。
この真剣な答えが、甲藤にとある決心をさせたのではないかと思います。
いや甲藤…びっくりしたわ!!
何も言えないけど、そうなん?!とでかい声が出たわ、夜中の24時に。(防音性が高い部屋なのでできる技)
そんな甲藤が護衛をしている最中に、いよいよ青目のオフェンスが始まる!
青目は一体、洗足に何を求めるのか。洗足は青目と鵺を止められるのか。
終わってしまう、本当にこれで決着がついてしまう!
と、ハラハラしながら見守った先には…
驚愕と儚さと悲しみ…。
物語というものは読み手によって印象も変わりますが、私は桜の散り際の時のような切ない気持ちになりました。
脇坂がここまで成長してくれたのは応援していた身としてはとても嬉しかったのですが、最後になって明らかになる青目の実の母親の真実や、前作で出て来た青目の洗足に対する執着心が分かるエピソードの続き、洗足が青目を止めるために行き着いた答え等がどっと押し寄せて来て、幸せそうな脇坂と小鳩のくだりがポーンと頭から抜けてしまった…。
唯一のほっこりシーンだったのに…。
走馬灯のように駆け巡る洗足と青目の攻防の数々。
なんという…なんという結末!!
次の外伝でいよいよ本当の最終巻です。
いつもシリーズものが終わる時は淋しいですが、外伝はどのようなお話が待っているのか楽しみでもあります。
クライマックスの3巻は今までのお話が集約されるので本当に書けない事だらけで困りましたが、本作は特に何も書けないので珍しく短い感想となりました。ですが、読み終えた後しばらく走馬灯と共に、なんとも説明し難い余韻に浸ってしまい、表紙をじーっと見つめる奇行に走ってしまいました(なんか前にもやった事ある気もするな)
今回も数々の心に響く文章があったのですが、1番頭から離れない言葉があります。
青目の語りを聞いて小鳩が思った事です。
人を壊すのは、いつだって孤独だ。
Posted by ブクログ
脇坂さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
伊織さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
ひろむさ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
号泣オンパレード…
これで終わりなの?
外伝っぽいのはあるけど…
まぁ、しかし、壮大な計画やな…
「鵺」の…
成功失敗はともかくとして、
洗脳にしても、
ゲームにしても、
何か…
「鵺」としては、好きなことして生きて、楽しんだんか( *`ω´)
その代償は、周りの人、妻、子供にってか…
サイコパスぶりが、半端ないな…
みんな道具代わり…
子供…
伊織、青目…
う〜ん…
何かなぁ…
青目のブラコンも凄いけど、それを満足させる為に…
伊織さん…
それでも、周りはともかく、自分自身を納得させる為には、これしかないんかな…
伊織さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
これで、更に、読みたくなるの加速〜!w
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映画館行くほどのもんもなく、
得意のネトフリで、映画2位
「渇水」
何か予告観てて、調べてみたら、
「凶悪」、「孤狼の血」の監督やったんで。
水道止めるって、最後の手段って聞いた事あるけど。
電気、ガスより最後って…
水道料金滞納の家行って、催促して、ダメなら止水。
たいへんやなぁ…こんな仕事。
訳あり家庭多いし、まぁ、当の本人も訳ありみたいやけど…
最後は、ほんの少しだけ明かりが…
生田斗真さん、こういう訳ありの役合ってるかも?
Posted by ブクログ
Σ(゚Д゚)
終わってもうたやないかーい(# ゚Д゚)
そうなのね
そうなるのね
うん、でもそれで良かったのかーも
いや、良かった
とにかくワッキーがね
やっぱりワッキーがキーマンだったのよ
当たり前よ
そして、良かった!
こっちも色々良かった!
しっかーし!
これで終わりじゃないのよ
え?外伝がある?
違うわ!そういうこと言ってるんじゃないわ!
考え続けなさいってことよ
榎田ユウリさんが物語に託したことを考え続けなさいってことよ
色々ね
色々あったよね
あえてここでは言いませんけどね(忘れた疑惑)
大事なテーマがたくさんあったでしょ!
それがなにかはそれぞれで考えて下さい(忘れた疑惑濃厚)
よっし、続けて外伝も読んじゃお!
Posted by ブクログ
この結末以外はありえない、というくらい最高の物語の仕舞いかた。
表題の「ラストシーン」といい、それまでの物語の繋がり方、全てが計算し尽くされているかのように、綺麗にピースにはまるさまには心が震えた。
とてつもなく、家族愛について考えさせられる物語だった。
血よりも固い絆、血による濃い想い。
私自身も少しだけ入り組んだ家族関係のため、伊織と夷・マメの関係や青目との因縁は人ごとと思えず、感慨深かった。
次作が真の完結巻、と言うことだが本当に待ち遠しい。
Posted by ブクログ
ラストシーンの意味。
ずっと青目と洗足の決着だと思っていた。何なら青目の死に際だと思って、そのつもりで読み進めていた。
けれど決着は決着でも、決着のさらに向こう側だった。
そういう意味か。
洗足が最後に見るもの。今生で、目に焼きつける最後のもの。そういう意味なのか。はぁ…エモい。
初回封入特典のリーフレットの話題が《最後に食べたいもの》なのも、そういう事…だよなぁ…。エモい。
あと、洗足は今後は夷やマメに世話をかけると言っているけど、本当にそうかな。
夷に関しては、むしろ……。
そりゃあ最初は怒りもするし、悲しみもする。命に背いてでも探さなかった自分を責めるし、悔いもする。でも一通り怒って後悔した後はむしろ…。
夷は青目に負けず劣らず、洗足に執着してる。脇坂や甲藤のような《憧れ》からの子どもじみた独占欲ではなく、自分の命そのものだと言って憚らないほどの偏執的な執着。主のためなら、捨て駒にされることすら厭わない、そんな重たい執着心。
洗足の目が見えなくなったことで、洗足が今後生きていくためには、生活のほぼ全てにおいて自分を頼らなければならない。自分の命より大切な主が、自分に依存して生きていく。
夷にとってこの状況は、作中に出てきた《縛り上げて監禁したい(未遂)》と近いのでは…?執着心が満たされる以外の何物でもないのでは…?エモすぎか?
ただ青目も青目で、そんな夷のことを分かってそう。
2人が互いに殺したいほど嫌いあってるのは、同族嫌悪かつ同担拒否だからだもの。
だからこその青い義眼。
伊織の目が見えないからって、これでお前だけの主になったと思うなよ。伊織の顔を見る度、伊織の1番は俺だと思い知れ、みたいな。青目からの牽制。
その牽制(マーキング?)を分かっていながら、呆れつつも受け入れたのであろう洗足。義眼の色を知った時、きっと困ったように微笑んだんでしょうよ。仕方の無い子だね、と。
はぁ…エモすぎて情緒がおかしくなる。
【本編完結】だから、外伝的な続編が出ることを期待したい。
甲藤の主問題とか、マメとトウの今後とか、脇坂とひろむの新婚生活とか、夷の甲斐甲斐しい世話焼きとか、色々見たいのあるのよ。
お願いしますよ本当に。
Posted by ブクログ
鵺、青目どっちの死に方も納得。
青目は望む形での最期だったから幸せだったのでしょうか。
青目の死体が見つからなかったということは生きてるのかも、そのうちなにかヒントがくるかも、生きてるような気もするし…どうなんでしょうか。
青目に心を寄せる時がくるとは思いませんでした。
愛に飢えてた、兄が大好きだった。
ただ求める愛の形が歪だった。
伊織の着物の柄を脇坂に答えさせてるとき、ん?と思ったけどほんとに目が見えなくなってたとは。
だからお茶も脇坂に…そうやって伊織が視力を失っていることが徐々に分かってくるの辛かったです。
伊織が死ぬことでしか青目を止めることはできないと思ったけど、目を差し出すとは…胸が痛いです。
義眼になった青い目になった伊織は壮絶に美しいのではないだろうか。伊織が視力を失ったのはかなしいけど、不謹慎にもそう思ってしまいます。
脇坂くん好きだったので結婚がショックでしたが、その後の展開がそれも吹っ飛ぶほどで忘れかけてました。でも子供産まれたりしたらまた胸が痛むと思う。みんなの脇坂くんでいてほしかったなぁ。コツメカワウソも思い出すので見たくないです笑。可愛いからよけいに。
読み終えて表紙のイラスト見ると、あのシーンだよね、青目の手なんだ…って
副題のラストシーンって、そういう意味なんだ…って切ない。
次の展開が楽しみです。
Posted by ブクログ
雰囲気としては徹頭徹尾まるごとエピローグのような、推理小説の解答編だけを読んでいるような雰囲気だった。
そんななか、鵺への決定的な一撃を洗足に担わせず"警察官"脇坂の手によって決着をつけられたというのは、考えてもみれば平家物語に於ける源頼政による鵺退治に準えられているのだろうな、と勝手に腑に落としている。
シリーズ通して幕間に洗足と青目の幼い日のやりとりが挿入されてきたが、全て集約されたうえでの左目の話で結びとした優しさがある
Posted by ブクログ
ああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!!!!!
…と本当に叫びそうになりました。
ラスト・シーン
最後の景色。
なんだこの感情は。
エモいってやつか。
榎田ユウリ作品はこう、ぎゅううううっと胸を締め付けられるけど不快じゃない
笑顔のはずなのに涙が溢れそうになる
そんな終わりが印象的。
そして耽美なラストが中村明日美子さんのイラストで脳内再生される……
描かれていないところが妄…想像をかきたてる……
ああああああああぁぁぁ!!!!!
これ、本編完結ってところに期待をしていいんですよね!?!?
なにかが始まるんですよね!?
中村明日美子による青目先生のイラストも見たい…絶対美しいな……
楽しみにしてます!!!!!
Posted by ブクログ
ひとから見てどうであれ、勿論それも真実なうえで
あくまで伊織の芯がずっと強いままなところ、すごくすき。
とても大好きなキャラクター。
Posted by ブクログ
終わってしまった(/ _ ; )
よかった…ホントよかった…
もうラストのシーンが明日美子先生の美しい絵で脳内駆け巡りました\(//∇//)\
青目がどうなったか…読者の思うようにどうぞな終わりかた?
番外編?後日談?なんでもいい楽しみです♪
もう☆5つしかないのが残念です笑
Posted by ブクログ
シリーズ9作目。前作で脇坂さんと夷さんが負傷し、緊迫した状況のまま始まった今作。
2人とも命に別状はないものの、重苦しい雰囲気が漂うなか、鵺から伊織にある“ゲーム”が持ち掛けられる。
シリーズ開始から10年余りでついに完結。
兄伊織に執着する青目が、兄の気を引きたいがために事件を引き起こす、という構図が定番となっていたけれど、作を追うごとに、青目の過去を知るごとに、青目をただ悪と思えなくなってきていた。その思いは、鵺の登場によって、ますます顕著になる。
やっぱり最後まで伊織は真っ直ぐで優しくて強い人だった。”家族”である夷さんやマメのことはもちろん、たくさんの人を傷つけ殺してきた青目のことも、弟として放ってはおけなくて、自分一人で背負ってしまうところが、痛々しくて哀しい。
ここ数作、重い話が多かったので、“本編完結”という言葉を信じて、次はほのぼのとした妖奇庵の面々の話に期待したい。
Posted by ブクログ
終わってしまった!
なんて壮絶な物語だったのだろう。
読んでいて結構痛いし、グロい部分もあるんだけど伊織の柔らかいはんなりとした口調と、脇坂のキャラのおかけで、それを感じさせない。
登場人物がみな、それぞれ魅力を持っていて何度も読んでも飽きない。
あれだけ恐ろしい青目でさえ、鵺と比べると可愛く思えるほどだ。
青目にはバックグラウンドもあるし、伊織への執着もなんだか切ないんだけど、鵺は根っからの怪物だった。
ハッピーエンドで良かった。
Posted by ブクログ
あ〜終わってしまった〜〜(;;)
やっぱり闘いは避けられないのか〜( > < )
だけどこんな第三者の意図が絡んだ物だとは思ってなかった(;;)
ずっと残虐で悪いやつだと思ってきた青目だけど、こんなの憎めない。。
そして脇坂〜〜!!
前巻の終わり方がショッキングで、え〜どうなるの?と心配してたけど(T^T)
あなたがいなければ この事態は終わらなかったよね。
1巻目ではまさかこんな重要人物だとは思ってなかったのに笑
まさに最終巻の鍵となる存在でした。
甲藤の事にも驚いたし いろいろ回収された最終巻。
最後の妖琦庵のシーンはうるうるでした
なんでそんなことになっちゃってるんだ??
嬉しいけど、なんともせつなくて、、
賑やかな1巻の頃に戻りたい。。
私にはとてもとても悲しいラストでした。
外伝が残ってるけど、これでシリーズ終わり。
それぞれのキャラが最高で 面白かった〜!
みなさまのおかげで読めて良かったです(*´︶`*)♡Thanks!
Posted by ブクログ
皆さんの言いつけを守り、シラフで読み終わりました。
読み始めから脇坂さんが心配なわけじゃないですか。
最初から心配で、心配で、、、
そしたらいきなり初っ端からピンピンしてて、え!?何??って思ったら時間軸が違っていて、あーまた心配しなくちゃいけないのー!?
って(;´д`)
今までは、青目〜!!( *`ω´)
って思っていたけど、今はもう鵺〜!!( *`ω´)
書きたいことはたくさんあるけど、何をどう書いても私の場合ネタバレになっちゃうのでこの辺にしておきます(⌒-⌒; )
こんなラスト嫌だけど、想像してたより悲しくなくて良かった(*´꒳`*)
Posted by ブクログ
最終巻。何も捨てられなかった弱くて優しい男と、それを取り巻く強さと優しさを兼ね備えた者たちのひとつの終わり。物語全体を通して、希望や前向きさがあるストーリーだったが、節々に垣間見える仄暗さが作風としてあった。後半は一気に話が進み、先へ先へとページを捲りたくなる。文章も読みやすく、謎解き部分も丁寧に解説しながら物語は展開する。気負わずに読める作品だった。
Posted by ブクログ
何人もの人を殺害してきた青目が何よりも欲していた人。
既巻に散りばめられていた幼い頃の思い出が集約され、全てが1つの流れとなっていく。
青目を切り捨てられない伊織、その伊織を守ろうとする人々。
青目の生い立ちに関しても、母の子供を守りたいという思いが強すぎたあまりなのかと、納得。
タイトルの「ラスト・シーン」は本シリーズのラストでもあり、最後に見た景色という意味でもあったのか。
鵺の正体は、その名の通り、はっきりしないままだった。人間なのか、妖人なのかもわからない。
Posted by ブクログ
ズルい。
本編ラスト作を読んで真っ先に思う。
何がって、青目が。
散々好き勝手やって、沢山の人を傷つけて、極悪そのものだったのに。
後半からは同情誘うような身の上話展開させられたらさ。
究極の駄々っ子ブラコンめ。
諸悪の根源は父親なんだが。
伊織の最後の選択はらしいなと。
亡くなった人を忘れないために、ほんの一欠片の肉を食す。
作品の中で風習として語られているが、
故人を忘れないために遺骨を食べました、というSNSでのコメントを相当数見かけて驚いたのが割と最近の事。
実際あるんだよなーと。
色んな意味でしみじみ読んだ。
ラストシーン。良かったです。
Posted by ブクログ
長い長い青目との戦いに決着がつく。鵺である父親の異常な性格に操られた人生を思うと青目の歪んだ性格が哀しくなった。騙し騙されて行きついた先に納得しつつも、少し残念な結果になった。
Posted by ブクログ
美しい結末でした。こう終わるのか…伊織の決断が強くて優しい。でもちょっとグロいのと、今までの物語の終着点がここなのかと思うと伊織の自己犠牲が大き過ぎて悲しくなって読み返せてません…今後ほっこり話とか後日談とかが出てもう少し気持ちが落ち着いたらじっくり読みたいです。。