榎田ユウリのレビュー一覧

  • この春、とうに死んでるあなたを探して

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    タイトルに惹かれて購入。サブタイトルたちも良かった。ちょっと期待値高すぎたかも。ミステリに振れるには甘いし、純文学に振れるには文章がライト。わたしがもし10代だったならもっと楽しめたかも。あと初版ゆえか誤植が多い。

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    2018年04月21日
  • カブキブ! 6

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    高校生部活動,文化祭,少し変わった歌舞伎部ながら,王道の高校生もの.なんだかんだと揉めながらも友情を育み支え合ってとうとう発表会の舞台.やっとここまで来たかと思ったらまさかのクロの不在.ここへ来てのアクシデント.遠見先生も胃が痛くなるわけだ.早く7巻目を読みたい.

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    2018年02月15日
  • カブキブ! 5

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    ネタバレ

    一年生達が合宿を経て,クロのアイデアもあって,彼らが苦手を克服していくところが,青春だなと思える.毛抜きもなんだか面白そうだ.

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    2018年02月08日
  • カブキブ! 6

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    ネタバレ

    やっぱりカブキブの公演はハプニング!?

    文化祭に向けて、協力してくれる人も増えつつ、仁とも束の間いい時間が過ごせても、やっぱり大事件は起こった。演劇部部長・舜は悪い人ではないようで、でも利用されるタイプだな、と。特に女子には。演劇部との関係がうまくいくかと思いきや、トンボとクロの仲が微妙に。それが解決して、さあ、文化祭公演となればいいものの、直前にクロが行方不明。これはもしかして渡子がキーパーソンになるのだろうか。

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    2018年01月07日
  • カブキブ! 5

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    夏だよ! 合宿編!

    4巻での事件を若干引きずりつつ、一年生が本格的に参加して合宿。唐臼の秘密も出てきつつ、仁も少し光が見えてきたのか。一方、演劇部絡みで不穏な流れも見えてきて。

    悪意にさらされるって辛いから、逃げたくなる。でも、好きなことを一生懸命やって、何がいけないのか。

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    2018年01月04日
  • カブキブ! 4

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    ネタバレ

    強烈な新人来たりて、どうなっちゃうの、カブキブ!

    読むのがしんどい第4巻。ここまでクロを否定した者は、今までいなかった。蛯原はなんだかんだ言って、違う手段を取るだけで、歌舞伎が好きなことは一緒だったのだ。「好きなことを、やりたいから、やる」という姿勢を否定することはしなかった、というか、できなかった。田中渡子は、歌舞伎どころか、クロ自体を否定する。こんなキャラクターありなのか。いや、どこかで折れるんだろうと思っているけど。

    指導員のヒゲモジャ・生島に関しては、もっと大人になってくれよ、と。花粉症でしんどいからって、必要以上に不機嫌だったのかよ、と思うと、ちょっとおかしい。一年生たちのキャラ

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    2017年12月31日
  • カブキブ! 3

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    ネタバレ

    好きなんだから、楽しくやろうよ、やりたいよ。

    文化祭公演の成功を、時間つぶしに来たマーチングバンド部の保護者の視点で描くところからこの巻は始まる。文化祭の後から次の年の新入生歓迎会まで。阿久津はまったく、と笑いたくなるエピソードに、演劇部のスター芳先輩とトンボのふんわりエピソード、見え隠れするクロの家庭事情、そしてとうとう阿久津の背景が明らかに。同時に仁の苦悩もより深く描かれて、とにかく盛りだくさん。

    祖父の白銀屋さんも言っているけど、仁の背負っているものはたくさんありすぎる。せめて阿久津のような軽やかさがあれば、と思うけど、彼にも荷物はあるのだ。クロにだって、トンボにだって、何かしらある

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    2017年12月31日
  • カブキブ! 2

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    ネタバレ

    この「好き」をみんなに伝えたい。

    お披露目の舞台でぶっ倒れたクロ。ピンチを救ったのは阿久津。彼の才能はどこに由来するのか。文化祭の舞台は、演劇部との対決に勝たないと場所がない。対決種目は、あの外郎売。ますますキャラクターに個性が出てきて、色々と楽しい第二巻。それぞれにそれぞれの事情がある。

    阿久津がかき回す。でもいい奴だよね、バカだけど。そして、遠見先生の父・正蔵さんがカブキ同好会にアドバイス。この江戸っ子のおじさん、粋な人。蛯原仁サイドも描かれて、御曹司の悩みが伝わる。これはクロのやっていること、イライラするよな。演劇部部長のキリコさんも、演劇がただただ好きな人。またまたの大ピンチも脱し

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    2017年12月31日
  • カブキブ! 1

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    ネタバレ

    好きなんだから、カブキやろうよ!

    来栖黒悟、通称クロは歌舞伎が大好きな高校一年生。歌舞伎を部活でやりたい一心で、仲間を集め、まずは同好会、そして初めての公演!

    まっすぐな青春小説。キャラの立ち方も面白く、題材が歌舞伎というのもいい。歌舞伎のなんたるかは全然わからない。そういう読者が多いと思うけれど、それでもいい。だって、好きなのだ、というクロの声が聞こえてくるようで、それだけで読む理由になる。ライバル(?)の蛯原の動向も気になる。もちろん御曹司の彼が簡単にカブキ同好会になれ合ったら、それはショックなので、ぜひこの冷たい態度を崩さないでもらいたい。

    それにしても、すごいところで終わるね。ピ

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    2017年12月31日
  • カブキブ! 6

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    「世の中に、誰かひとりだけの責任で起きていることなんかない。いろんなことが関係し合い、影響し合っている。最初に生じたほんの小さなズレが、いつの間にか大きなズレになってるなんてよくあることだ。」
    トンボ、なんでそんなに早く大人になっちゃったかな?だからこそ黒悟といいコンビなのですが…もっとわがまま言ってもいいのにな…

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    2017年12月22日
  • カブキブ! 5

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    TVの「水戸黄門」のよう。
    何かあっても必ず上手く治る安心感。
    これに惹かれて読んでいたのかしら…
    でも「大丈夫。自分を信じて行ってこい。まだ自分を信じられないなら、一緒いる仲間を信じればいい。」なんてキラッとする言葉もあったりして、ちょっといい!

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    2017年12月09日
  • カブキブ! 2

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    同好会の設立にしても、初舞台にしても、そして文化祭もなかなか一筋縄には行きませんねぇ。
    阿久津くんも何やら理由ありみたいで気になりますが、取り敢えず文化祭の舞台、二部制とはなかなか考えたようですが、どうなることやら…?
    すぐ3巻読まなくちゃ!

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    2017年12月05日
  • 妖奇庵夜話 花闇の来訪者

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    今回の青目の係わり方は控えめで許容範囲だったし,洗足家での相変わらずのやりとりも安定していて,ホームドラマを見るような安定感があった.そして,マメちゃんの成長が嬉しい.

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    2017年10月29日
  • 妖奇庵夜話 空蝉の少年

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    ネタバレ

    うーん?妖奇庵の住民の内面にあまり触れられておらず、事件のみに焦点が当てられてる感じ。
    青目さんは早くもその素性が表れだしたみたいですが…ただ人を操り傍観して悦に入るタイプの狡猾な悪役と思ってたのに自ら犯罪おかしちゃうとは…。
    にゃあさんかわいい。小豆あらいのシーンが見たかった。

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    2017年10月12日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    魚住くんと,その周囲。切なくも痛い,生きること。

    なんというか,ボーイズラブですね。よくよく考えたら商業作品で,最初からボーイズラブと銘打たれた(読者の解釈じゃなくて)小説って初めて読んだかもしれない。描写が踏みこんでいるような,さくっとしているような。いやでもインターネットで投稿小説がそんなに身近じゃなかった2000年を考えれば,これくらいの描写でも刺激的なんだろうか。いや,直接的に描かないから官能的なのかな。

    男女問わず惹きつけて惑わせる魚住くん。その面倒をみることになってしまった久留米。研究室の先輩濱田,久留米の元カノのマリ,アパートの隣人サリーム,魚住の元恋人であり研究室の先輩響子

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    2017年08月17日
  • カブキブ! 5

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    文化祭に向けて、の出し物を決定した。
    が、またそこにいくまでのドタバタが。

    前回のフラグたる、新入生の『黙っていてほしければ』の
    内容が明らかになりました。
    こうなった気持ちも、葛藤も納得しました。
    こうなってくると、あの新入生のした事は
    ものすごくえげつないな、と。

    他の部員も、自分の欠点をきっちり理解して
    どうにかしよう、という方向に。
    本当に、最初のメンバーの出来がすごくて
    これが普通なんだよな、と。

    しかしあの新入生、まだ諦めてないというのがすごい。
    あの手この手を考えてますが、最期の3人組も
    もしや…? と思ってしまいました。
    さすがにこの安い手は使わなさそうですけど…?

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    2017年07月04日
  • カブキブ! 4

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    紹介のおかげで、たくさんの見学者が。
    けれどそれは、現れた指導者のせいで大変な事に。

    憧れやら夢だけを持ってこられても
    現実を目の前にして挫折するものです。
    とはいえ、この放り投げは…早い気がする。
    舌が出来た事により、部長として! な主人公。
    なのにやたらに越えねばならない山ばかり。

    新入部員もすごい。
    しかし一番疑問なのは、英国と日本の間に生まれた彼。
    あちらでは、というわりに、決まった事に文句を言う。
    しかも訴えは自分でしない。
    そこまでいうなら、自分でしろ、と思うほどです。
    決められたのが嫌だから、というならば
    それこそ全員で直談判に行くべきでは?
    とかうっかり思ってしまう状態でし

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    2017年05月15日
  • カブキブ! 3

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    分かりやすい歌舞伎を、と2部構成にした舞台は大成功。
    そしてようやく見つかった指導員。
    けれどその代わりに、人間国宝の家に行かねばならぬ事に。

    次は新入生歓迎の…というのに、何と成績やばい人物が。
    知られていないが、の前置きがあるという事は
    そもそも3回もやってしまう人がいないわけで?w

    一応というかなんというか、かまってちゃんのなぜに
    こっそり稽古をしていたのか、が分かりました。
    ついでにさらっと主人公の過去も。
    そして事件も(笑)

    お願い、ではなく、責任を取る、のは
    当然と言えば当然です。
    これはきれいに己の位置を使いました。
    切磋琢磨する事も大事ですが、ふれあう事も大事。
    こうして

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    2017年03月10日
  • 妖奇庵夜話 人魚を喰らう者

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    ネタバレ

    人魚をめぐる事件。 人魚を食べると不老不死。アンチエイジングは興味ありますが、だからといって食べたくないな。
    脇坂と夷のお見合いパーティ潜入捜査。夷さん素敵。新キャラ甲籐はちょっと苦手やな。空気よめよ、おいってなる。
    そして、脇坂、今回大活躍です。
    最後は衝撃的な発言で終わって、きになるぅ。

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    2017年03月10日
  • カブキブ! 2

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    体調不良で倒れた部長の代わりに出たのは
    勧誘を諦めていた彼でした。

    衣裳係の言葉がさっくりと突き刺さります。
    かまってちゃん…確かに。
    三顧の礼でもないので、そこまで普通こないかと。

    そして次々と出てくる問題。
    ファンは当然ですが、話がどう伝わるのか。
    真面目なのかプライドが高いのか、それとも見下す事で
    どうにかなっているのか、な御曹司もちらほら。
    最終決定のあれですが、確かにこうすれば
    話は理解できます。
    後は、続きだと思っていた人達を
    どう引きずりこむか?w

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    2017年03月08日