【感想・ネタバレ】妖奇庵夜話 花闇の来訪者のレビュー

あらすじ

妖怪のDNAを持つ「妖人」茶道家、洗足伊織。その「家族」で、「小豆とぎ」の妖人であるマメが、「ひまわり食堂」でボランティアとして働き始めた。しかし、小豆が現場に遺された殺人事件が起きて……

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Posted by ブクログ

妖琦庵6巻です



前回の終わり方で
これからマメちゃんがどうなるのか心配でしたが、
元気そうな姿が見えて一安心


ひまわり食堂で働き始め
少し成長した様子が見られます(o^^o)



全然関係ないけど
昔行きつけだったお店がひまわり食堂って名前で、また行きたくなりました(´∀`)

なんでもおいしいけどゴーヤチャンプルが最高だったな(°▽°)

作中にもあったけど
人が作ったご飯って美味いよな、、、(*´-`)



と、どうでもいい話は置いといて
今回はクズ男の回とでもいいましょうか。


もう本当にイライラさせられる男たちがわんさかおりました。


女性が虐げられる話は本当にイライラします!
どいつもこいつもやな奴ばっかです
でもそういう人たちが次々と狙われていきます


ちょっと清々してる自分もいますが
殺されていい人間なんていませんよね
わかってます、わかってます

だけどやっぱりムカつく( ̄^ ̄)



今回は全体的に落ち着いた印象


伊織も
青目にしてはの脚本のできがよくない
と言っていて
それに沿った流れが続いていくんですが



どう青目が関与しているのかを知ると
ゾッとします




そこまで考えてんのかと、
その執着というか、なんというか、、、
怖くなります


ホントどうしたらいいのよ、青目、、
少しまた過去も明らかになりました



最後どうなっちゃったのよ!?
早く次の巻きて!!




芋掘りの季節ですね(´∀`)

今年は不作といいますが
子どもたちも芋を収穫してきました!


そして近所のおばあちゃんからも
めちゃくちゃ大きい芋ふたつももらって
我が家芋だらけです笑

息子の顔よりデカいんですよ( ̄∇ ̄)ハハハ


すでに
芋天ぷら
干し芋
さつまいもチップ
さつまいもごはん
芋けんぴ

と芋が続いております、、、笑


美味しいけどちょっと休憩かな(´∀`)


オススメの食べ方あったら教えて下さい\(//∇//)\

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

脇坂さんのナンパから始まるこの巻。
え!?脇坂さんが?何で??(笑)

甲藤さんのストーカーのおかげで助けられた麗花。元彼に妖人口裂け女だと言われ脅される。

ひまわり食堂で働くマメちゃん。うーん、何かとっても成長を感じられるー(*´꒳`*)
子供は百円。大人は三百円で日替わり定食を提供している食堂だ。

その食堂に通う美亜ちゃん。父親から酷い扱いを受けていた。それを目の前で目撃してしまうマメ。

マメの気持ちを察して、両手を包んでくれる五百木という耳が遠く口がきけないお婆さん。

そしてひまわり食堂で働く晴香は、旦那の様子が変わってしまい、自分は妖人河女ではないかと疑う。

今回も悲しい事件が起きました。。。

でも、死んだヤツら、死んでええやろ!と思ってしまった私。


献身的な奥様に感謝もない奴らなんて死んでしまえ!!

おっと、言い過ぎました(笑)

榎田ユウリ先生、色々なポイントポイントで女性の気持ち突いてきますね!

何か凄くわかるーーーー
という点が何度も、何度も。。。

そして、いつもいつも青目がーーーー!!!
お前何やねーん!!
何したいねーーーん!!!

と大阪弁になってしまう(笑)




昨日、娘が東京吉本の∞ホールへ友達と行く予定が、友達が急遽コロナになり、
お母さんお願いm(_ _)m
一緒に行って!!
と頼まれ、ちょうど旦那がゴルフで暇だったので、いいよーっと二つ返事でOK。

以前大阪にも娘と吉本を見に行っていた私。
娘から、
東京は大阪ほど面白くないんだよね。ごめんね、母ちゃんm(_ _)m
と言われていたから、全然期待していなかったのだが、これがめっちゃ面白かったー!!!

体調不良が続く中、めっちゃ笑いまくっていい気分で帰ってきました。
そろそろ体調不良も治るかなぁ?

医者に行って胸の音を聞いてもらうも、
うん、いいですね!
と。
喉を診てもらうも、
うん、全く問題ない!全然悪くないですね!
と。

なのにまだ咳が続いている。。。
明日は治るかなぁ?

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2024年09月08日

Posted by ブクログ

花闇の中を来訪して来ましたね、悲しみが…。
本作は敢えてトーンを落としているのが感じられます。
染み入る静かな悲しみ。それが美しい桜に誘われてじわじわと洗足に這い寄って来ている。

前巻とは打って変わって青目がなりを潜めています。マメちゃんの闇堕ちが失敗したので少しお休み?と思ったら…
また君は私の涙腺を壊しにかかってくるのか…

今回は突然の強引なナンパから物語がスタート。まさか?!と思っていたら脇坂が美女をナンパしとる!!結構上手い!(これ何人かにやってたら1人は引っかかるんじゃ?)
いや、明日使えるナンパ術は置いておいて。

このナンパされていた女性、麗花が今回の事件の発端です。どことなく洗足に似ている麗花。彼女はろくでもない元彼に脅されて金の無心をされています。
『口裂け女』の妖人の癖に!と大声で喚く男。相変わらず妖人にとって生き辛い世の中が続いています。
ところがこのクズ男が何者かによって殺害されます。口の中には小豆が…

小豆と言えば我らがマメくん。前巻から成長してNPO団体が経営する『ひまわり食堂』で働いています。
和菓子は苦手なのにマメくんが作る和菓子はどうしてこうも美味しそうなのか!
うっかり今日も回転焼きを買いそうになりましたが、ここでも悲しい出来事を目にしてしまいます。

ここは三百円あれば美味しい定食が食べられます。(近所に欲しい、マジで)地域の方の貴重な交流の場にもなっているのですが、色々と事情を抱えている人達がやって来ます。
この美味しい料理を主に調理しているのがボランティアの主婦、晴香。
いつもやってくる耳の遠い五百木さんの事を気にかけています。
そしてマメくんに宿題を見てもらっている美亜ちゃん。引っ込み思案だけどひまわり食堂が救いの場所。

事件は突然に起こります。美亜ちゃんの義理の父親が登場。食堂内で怒鳴り散らして無理やり連れて帰ってしまいます。
察しの良い方ならお気付きでしょう。このクズ父も殺害されます。やはり口には小豆。

今回は被害者に全員、同情の余地がありません。1人だけ例外がいるのですが、グレイヴディッガー様(高野さんの小説)のようなダークヒーローが裏で動いているのか?!

犯人の正体が今回は分かりやすく、恐らく気付かれた方も多いでしょう。
でも肝心なのはそこではありません。全ては最後の章への布石。
青目よ…涙

本作のマメくんは成長を見せてくれますが、夷が意外な嫉妬心に自分自身で悩む場面が一瞬あります。ここがなんとも言えぬ耽美さで美しく好きなシーンでしたが、このくだりで益々、青目と洗足の行く末に悲しい影が漂って来ます。

今回は表紙にも描かれていますが桜が印象的に使われており、実は元から桜を見ると切なくなってしまう私はより一層、物悲しさに浸ってしまいました。
桜が人を覆ってくる。そんな風に思ってしまう心理的状況とはどれほど辛いことか。

どんどん物語がクライマックスに近付いているのが分かります。
青目の執着を「いやだ」と思いながらも気付けばそちらへ行ってしまいそうな危うさの洗足先生。
少し思うんですが、青目は単純に洗足しか信じられなくて、なのに洗足は新しい家族という居場所を見つけてしまっている。
本当は一緒に居たいだけなのに『鬼』の特性と歪んだ生き方のせいで『食らいたい』になっているのではないかと。

この辺もこれからどんどん明らかになって行くでしょうし、どうなるのかドキドキしますね。
あれ…??
気付けば私…青目に持って行かれてないかい?!
青目…恐ろしい子!!

だって、あんな最終章読まされたら!辛いじゃないの!なんでなん!誰か青目も助けてあげて!!本人はうぜぇとか思うかも知れないけども!

でも私の最推しは相変わらず脇坂です。みんみんさんの本棚で脇坂が表紙の巻があるのを拝見したので活躍が楽しみ!

今回から表紙を担当されている中村さんの書き下ろしペーパーが付いていて嬉しかったです!皆が動いてるー!
洗足が皆のためにカレーを作るお話で、本編でやられたのでほっこり出来ました。
夷のイケメンっぷりよ…。脇坂も可愛くて良かった!
中村さんの絵って本当に繊細で美しいですね。表紙も毎回、何度も見入ってしまっています。
『同級生』以外の別の漫画も読んでみたいな。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

季節は春
桜舞い散る表紙…桜餅に金鍔
一見繋がりがない事件関係者達が複雑に絡み合いながら真相に近づいていく。

ラストの十代だった青目の過去が出たところで
  続く…気になりすぎて待てない_| ̄|○

今回の表紙が美しすぎる(〃ω〃)

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2021年09月15日

Posted by ブクログ

佳境に入っている感じが、ビシビシ伝わってくる。人間・妖人関係も少しずつ変化していく様、心の動く様が細やかでとても惹き付けられます。

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2019年05月17日

Posted by ブクログ

伊織さんに飲み込まれ体の一部になるであろう桜に対して初めて暗い妬みの感情もつ夷さん、伊織さんに対して悪意以外の感情で執着する青目さん
萌えが詰まってしんどい

今回は青目さんが主犯ではないけれどやっぱり関わっていたし、それは青目さんなりの捻じ曲がった恩返しのような感じだからなんとなくタチが悪い

目さん子供いたのか・・しかも僅かながら愛情らしきものもあったのか・・・
母親はきっと彼がカッとなって殺してしまったのだと勝手に推測する
子供の首を絞める母親を自分の母に、締められている子供を自分に重ね合わせてしまったのかな

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2021年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ6作目。ネグレクト、パワハラ、老々介護など、今の世の中では他人事と済まされない社会問題が大テーマとなっていて、重みのある内容でした…
そんな中、救いは食堂でボランティアの仕事をして前向きに頑張るマメの成長ぶりでした。眩しい、かわいい。

麗花、春香、美亜とひとつひとつのエピソードと事件が、話が進むにしたがって繋がっていき最終的にはっとさせる結末になっていくところとかやっぱりすごいと思ってしまいます。
そして今回も伊織の鋭い推理力と洞察力があますところなく発揮されていて、事件解決には爽快感が。
…でも、犯罪そのものはやるせない気持ちにさせられました。傷つき傷つけられ、追い詰められた人間の弱さが辛かったです。

でも、伊織と脇坂のやりとりがまたまたパワーアップしててすごく面白かったです。伊織も脇坂に心を許しているからあそこまで言えるんですよね~?そして負けていない脇坂。ブルジュ・ハリファか洗足家ってところと、きびだんごってところで爆笑。
どんどん鍛えられてるw

青目が出てこないな…と思ってたら、最後でまた伊織への執着をしっかり見せてました…
ラストの青目の一言に、ここからまた何かが始まっているのかと大いにドキドキさせられます。

描き下ろしペーパー、すごく楽しかったです。

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2017年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

楽しみにしていただけあって一気読み。
これは途中で止められないな……
異様に和菓子が食べたくなるのと、春に満開の桜を感じながら読みたかったなぁというのと。
マメが高校生化してきたのは伊織さん的にどうなのかなそれでもやっぱり可愛いんだろうな
夷さんとの花見のシーンの色気よ……綺麗すぎる……さすが榎田さん。あのシーンだけ中村明日美子さんに挿絵描いていただきたい……

毎回のことながら主語のない(隠された)モノローグ、とでもいうのか、回想というのか、それを主語を推理しながら読んだり、読み返すのが楽しい。
最後までチョコたっぷり!な書き方も一気に勢いで読める理由なのだろう。
チョコというかたっぷりなのは青目だけどね!!!
切なくなるラスト……そして青目に感情移入させる文章のせいで憎めなくなってきている……どうしてくれる……救ってあげたいけど無理だろうなぁ……伊織が青目を殺してしまう(意図せずorやむを得ず)エンドかなー辛いなーどうにかハッピーエンド……とまでいかなくとも、うまくまとまってほしいなぁ……

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2017年07月30日

Posted by ブクログ

表紙が美しい〜♡
さあシリーズもいよいよ折り返しに。

前巻では見えない闇の部分が明らかになって心配しだったマメちゃんだったけど、なんと子供食堂で働くようになって なんだか少し成長した感じに!
とにかく元気なマメちゃんにまた会えて良かった〜

さて今回の妖人(妖怪)は 口裂け女と河女(かわおなご)。
男女の揉め事絡みの事件でした。
でもわりと犯人は途中で想像ついたし 事件としては今回 青目の恐ろしさが薄くて、あれ?って感じだった。
でもやっぱり徐々に伊織を追い詰めてきている感はあって、、これって嵐の前の静けさなのかな〜??

そして最後は若かりし頃の青目の話へ。
赤ちゃんを助けようとしていた青目。
この頃は悪人ではなかったのか??
それよりその赤ちゃんは青目の子??
謎の驚きのエピソードは明かされないまま次の巻へ。
え〜〜気になる〜〜





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2025年10月30日

Posted by ブクログ

シリーズ第6弾です!
audibleにて。
5巻までは再読でしたが、ここからは初読みだと思います。
今回は脇坂くんのらしからぬナンパから始まります。
人が良過ぎるというか馬鹿すぎるというか‥。

全体的に静かな感じで話しは進みます。
マメはボランティアで食堂で働き出し、周りで妖人が絡む連続殺人事件が起こるもどんよりとした感じで派手さはない。
青目が関わってるとしてもなんだかシナリオが出来が悪い感じ。

桜と闇の綺麗だけど、怖い感じが物語を包む巻でした。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

第6弾

マメちゃ〜ん!


は、無いので安心して^^;


今回のは、青目の旦那の濃厚な気配があんまりしないなぁ…
結構、おとなしめ。
でも、ヤル事はやってたな。

殺されて当然の人はいないにしても、もう少し相手のこと考えなさいよ!
青目の旦那が手を下さずとも、いずれ地獄行きやで!
お前らは!
んなお互いを敬って生きろ!

しかし、こういう殺されても仕方ないみたいなので、伊織さんを落とそうとする青目の旦那…
どっちが、正しかった?
お前は正しいのか?
みたいな、剛柔併せ持った攻撃で、ジワジワと伊織さんを攻める。
う〜ん。
ヤバそう。

何か、翻弄されてるやん!
ヤバい!
ヤバい!

「先生〜!」

で、終幕って…
早よ次読まな!!!!!

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2024年08月21日

Posted by ブクログ

いやー斬り込んでます
ずばぁっと

社会にはびこる闇に斬り込んでおります
ずばぁっと!
とても解決できてるとは言い難いんだけどね
この社会の闇を表現するのにちょっとだけ「妖人」が都合がいいんだろうね
ごめんちょっと嫌な言い方だね

でもね
やっぱりまず始めは闇を闇と認識することがスタートなんよ
闇を詳らかにすることがスタートなんよ

もしかするとそれは悲劇の始りになりうるのかもしれない
だけどやっぱり信じたいじゃない
人の善意こそが幸せな結末への第一歩だって

そしてそして、クライマックスに近付いているような気がすーる
盛り上がってまいりました!

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2024年07月26日

Posted by ブクログ

妖奇庵夜話シリーズの感想は10巻目の「妖奇庵夜話 千の波 万の波 (角川ホラー文庫)」のレビュー欄に記載

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2024年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作よりも胸糞悪いことは少なく、すんなり読めた。
女性を虐げる男たちには辟易するが、、、。

今回は脇坂も鱗田も大人し目。
捜査一課の玖島が活躍、、、ではないがお茶会に参加するのは新しい展開で新鮮だった。

事件の発端となるきっかけを作ってしまったのは伊織だが、やはり罪はないと思う。
犯罪を犯してしまう2人を引き合わせたのは伊織だが、犯罪を犯そうと思ったのはその本人。こんなことは多々ある。
殺人だけでなく、不倫や詐欺、窃盗なんかはきっとこんな風な巡り合わせがあるけど、当人たちの倫理や正義で未然に防がれているものが多いんだろう。
トリガーを引いたのはやはり青目。
悲しい思い、辛い経験、優しくされた記憶があるのに罪という概念が欠落している。
どんな方法をとれば青目は救われるのだろう。

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2022年07月05日

Posted by ブクログ

面白いです
今回は桜が背景を彩っています
そして、伊織と青目との距離がどんどん縮まっています
目が離せないですね

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2021年01月29日

Posted by ブクログ

桜の、美しくそして儚い風景をバックに、何とも物悲しい物語。人の小さな弱さ。絶望。そこから自分を守る術と、その選択。…難しい。
助けてって言えること。そして聞こえたら手を差し伸べること。
人の弱さを知る人でありたい。


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2019年08月04日

Posted by ブクログ

ほとんど出てこないのに青目の存在感がすごい。
伊織がどんどん傾いていってる気がするので次巻を…!早く…!!きになるー!!

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2018年06月21日

Posted by ブクログ

 マメくんが、食堂でボランティアとして働き始めた。
 が、殺人事件がおこって、彼は容疑者とされてしまう。

 とはいえ、さくっと容疑ははれるんだけどね。
 今回は、とても日常的な話。
 日常的なのに、なんともいえない居心地の悪さがあって、事件がおこって解決に向かっていく間に、その居心地の悪さがほどけていく感触があって、上手いと思う。

 うん。
 今までの話は、閉塞感が常にあったのだけど、今回はなんか違ってる感で、きてる。
 上手く、ギアチェンジしたと思う。

 とはいえ、オチは弱いかな。
 まぁ、むしろ弱いからこそ、彼女たちの境遇が浮き彫りになるのだけど。

 …桜餅が猛烈に食べたくなりました。
 でも、私は関西風が好きですww

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2018年03月22日

Posted by ブクログ

どうでございと偉ぶるわけでもなく、さり気なく、さり気なく、茶の湯のマナーを知れるシリーズでもあるな、とまた思う回。
「人の為に」強く行動できる者は果たして「己の為」を思えるか?といった具合の印象を強く残した。事件に関わる者達だけでなく、同様の思いを基点に新しいことに挑戦し心体共に目覚ましく成長しつつある弟子丸マメの存在が、その陰影ゆえの悩ましさに光を差している。

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2018年01月07日

Posted by ブクログ

シリーズ第6弾。待ってました。
やっぱり人の心って怖いなーと実感。
職場で皆でイジメをするとか、心が麻痺してその痛みと恐怖をまた別な誰かにぶつけたてしまったりとキリがない。
青目の伊織への執着もまた怖い。
さらに怖いのは、飲み込まれそうになる伊織さんか。

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2017年08月03日

Posted by ブクログ

シリーズ第6弾。
相変わらず伊織にのみ執着する青目。
伊織を手に入れるため、他人を傷つけることに何の罪悪感を持たず、なぜ罪悪感を持つのかも理解できない。それが〈悪鬼〉の生まれながらの性なのか、育った環境のせいなのか。
いずれにしても、作を重ねるごとに、青目を単なる悪者として憎めなくなってきている。

次で7作目。そろそろ進展が欲しいところだけれど、根本的なところで相容れない2人に和解の道はあるのか、次作以降に期待。

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2017年07月31日

Posted by ブクログ

後味の悪さよのぉ

職場のいじめ、社畜の話は自分も社会人ゆえに敏感にならずにはいられない。
そこにある悪意が深くないのに誰かのことを深く傷つけることが可能なことが怖い

2024.9.23
148

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2024年09月23日

Posted by ブクログ

今回は青目が絡んでいるだろう事件としては緩い。
その理由もまた伊織に対する執着からなのだが。
青目との絡みが続き、伊織も心が揺さぶられていく。
なぜ青目がこうも伊織に執着するのか、ラストに綴られている10代の頃の青目に起こったことが絡んでくるのだろろうか。

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2023年09月19日

Posted by ブクログ

利益を求めない食堂で働き始めたマメの成長が微笑ましい。痛め付けられている食堂客と被害者になるその加害者の連続殺人事件は元々のルーチン風。伊織のもう在るだけで発揮されるような魅力が冒頭から眩しく、青目の執着と気だるくいやだと思う伊織のやり取りが艶っぽく、その際揺れるカンテラの映えも含め冴え渡っている。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

今回の青目の係わり方は控えめで許容範囲だったし,洗足家での相変わらずのやりとりも安定していて,ホームドラマを見るような安定感があった.そして,マメちゃんの成長が嬉しい.

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2017年10月29日

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