【感想・ネタバレ】カブキブ! 3のレビュー

歌舞伎が大好きな主人公が、入学した高校で歌舞伎の部活動を始めようと奮闘するところから物語は始まります。もちろんその過程は山あり谷あり。部ってどうやって作るの? 部員は? 顧問の先生は? 誰が教えてくれるの?っていうかそもそも歌舞伎って、高校生になってから誰でも突然始められるようなものだっけ?でも、まったくあきらめない主人公は元気な子犬のようでとにかくカワイイ!そして、主人公を取り巻く人々も、のっぽで無口なデジタルオタクの親友、音痴のビジュアル系バンドボーカル、学内にファンクラブまである演劇部のプリンス(?)、格闘家にしか見えない元日本舞踊の名取、そしてホンモノの梨園の御曹司…と、ひとくせもふたくせもある個性的な面々ばかり。歌舞伎の知識があればより楽しめますが、古典芸能としての歌舞伎を全然知らなくても、ストーリーの中で自然に解説してもらえて、どんどん歌舞伎の世界に引き込まれていきます。高校生の部活とその周辺を描きながら、ときどきホロっともさせてくれる、そんな青春小説です。2017年4月にはアニメ化も。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年05月07日

部員の出生の秘密というかなんというか、背景が少しずつ浮き彫りになってきました。
黒悟が「お母さん」と呼ばない理由。トンボの好感度がストップ高に。


新入生歓迎会&部活紹介で、カブキ同好会は「白浪五人男」を演じることに決めました。前回、舞台直前で「次巻へ続く!!」ってされちゃったので、戦々恐々と読み...続きを読む進めましたが、今回はちゃんと演じきってくれて重畳。

白銀屋の御曹司、蛯原には蛯原で葛藤があるよねー。
今後、黒悟をはじめとするカブキ同好会と化学反応が起きることを期待します。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年10月31日

すったもんだありつつも、文化祭での公演「三人吉三」は大盛況!
歌舞伎に馴染みのない人々にも楽しんでもらえたと手応えを感じたクロ。
3巻では文化祭の成功、阿久津と白銀屋との関係、蛯原の苦悩、クロの家族について、そして次なる舞台、新入生歓迎会へ向けて…と盛りだくさんな内容が描かれています。

誇りをもっ...続きを読むて黒衣の仕事をやっているクロ、かっこいいなぁ!改めて、一番大人なのはクロだなぁとか思ったり…

蛯原を知らないうちにがんじがらめにしているもの。
そんなことはおかまいなしに、持ち前の巻き込み力でクロは蛯原を「白浪五人男」の代役に引っ張り込みます!
蛯原がなんだかんだで真摯に、そして実は楽しそうに参加しちゃってるのではないかと…(笑)
クロと蛯原との会話のシーンもほほえましい一場面です。
蛯原のプロとしてのカブキブへの反感は理解できるけど、クロや阿久津たちと歌舞伎をやることで気付けることもあるのではないかなぁと思います。カブキブと蛯原、これからどう絡んでいくのだろう…

ともあれ、「白浪五人男」!戦隊モノのようでかっこいい演目だ…!(泥棒だけど…)
4巻は新入生、新しい風が入ってくるようで、楽しみなような不安なような…早く続きが読みたいです!

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Posted by ブクログ 2014年11月11日

いやぁ、今回も面白かったなぁ。

どんどんカブキブに絡んでくる人物増えてきたねぇ。
数馬も梨里もすっかりカブキ同好会の一員として
馴染んでた。

演劇部の部長は引退しちゃったから、演劇部との
絡みは前ほどじゃなくなるのかな?
その分、新キャラも出て来て話が膨らみ
全く飽きさせない。 しっかり青春して...続きを読むるわw
あの二人の関係にも注目だ。

後半もついに来たかっ!て感じ。
この後の関係がどうなって行くのか楽しみ。
カブキ同好会の舞台始まると、読んでてワクワク
しちゃうんだよね。 頭の中でイメージして、
「うぉぉ、これ絶対カッコイイだろ」って。
そして、歌舞伎を一度観てみたくなる。

今回もとても続きが気になる終わり方してるので、
早く次が読みたい。 ・・・続き出るよね?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月29日

あー面白かった!!
漸く手に入れれて、読めて満足♪

初めてそれなりに切りのいいとこで終わったね
また新入生歓迎会の前で終わったら焦らしプレイもいいとこだ!って思ったけど、無事そこまで入れてくれて嬉しかったなー
現代語訳の表現方法が面白かったし
想像でも十分楽しいけど、ぜひ映像で観てみたい
てか歌舞...続きを読む伎が観たい!!

あと、今回いろいろとまさかな展開と過去が多かったなぁ
クロと新の過去にはビックリしたし
芳とトンボ・・・?って感じだし
まさかの蛯原の参加にちょっとテンション上がったし
これが切欠で蛯原も何か掴めて変われるといいねぇ
あと名前の由来が意味深すぎて気になる

そしてラスト!
結構早い段階で外人だなって分かったけど、この新入生がこれからどんな感じになっていくのか
他にどんな新入生が入ってくれて、歌舞伎同好会がどう変わっていく、っていうかグレードアップしてくのか、すごく楽しみ!!
次はいつ出るのかなぁ


それにしても表紙の左側はやっぱり新なの・・・?
何か前の表紙と顔の感じ違って誰か分からなかったんだけど
あと何回読んでもトンボがHQの月島のイメージ・・・

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Posted by ブクログ 2014年09月09日

歌舞伎をこよなく愛すクロ。歌舞伎部を作ろうと模索します。
部員が集まらない、指導者が見つからない、と困難続きですが、なんとか同好会を開くまでこぎつけます。

文化祭で公演するまでの、苦難の道は涙ぐましい。それでも、歌舞伎をみんなに観せたい!という思いだけで、こんなに素敵な舞台を作り上げるなんて、スゴ...続きを読むイ。とにかくメンバーが少数精鋭なのです。
そして、素人にはわかりにくい歌舞伎を、斬新な切り口で、面白い舞台にしちゃいます。

現在3巻まで出てますが、早く4巻を読みたい。

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Posted by ブクログ 2014年09月08日

いよいよ話が展開し、阿久津くんの謎もわかり、なんと御曹司が…という驚きもあり。今回も楽しく読めました。
個人的には、クロが言う舞台を見たときに感じるストレートななにかって、一回見た歌舞伎でまさに感じたことだったので、すっごく納得AND嬉しかったです!

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Posted by ブクログ 2014年09月07日

発売当初に読み終わっていたのだが、もう一回1巻から読み直していたので・・・。いやはやホントにいろいろ忘れっぽい。読んだ端から忘れていく。流石にクロとかとんぼとか阿久津のことはそれなりに覚えていたが、他の人の設定の細かい部分を綺麗に忘れていた。・・・ので何度でも同じ本を前回と同じように楽しめる訳で!
...続きを読む今回も面白かった。歌舞伎観てみたくなるくらいに面白かった。頑張ってもなんともならないこともあるけど何とかなる時もあるんだから、今しか出来ないことやってみようって気になってくる。

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Posted by ブクログ 2014年08月29日

文化祭、大盛況でよかったです。舞台に立っている彼らの歌舞伎に対する気持ちの変化が伝わってきたし、舞台を見守る周囲の人達の反応も心温まるののがあって感動。
だんだん、カブキ同好会のメンバーたちの家庭環境なんかも見えてきて興味深くなってきました。
主人公のわりに黒衣の立場そのままにストーリーでも裏方に徹...続きを読むしているクロだったけど、今回はサイコさんのおかげ?で家族関係がいろいろわかりました。サイコさん、イイ人です。丸ちゃんとのやりとりに爆笑。
阿久津の母親もすごかったけど、サイコさんも個性的。

でも、話のカナメはやっぱり阿久津と蛯原かな。イオフィエル、相変わらずおバカで面白いです。でもとても人をひきつける魅力があって、天才肌。
対照的に蛯原は正統派で努力家ですよね。互いに相手には無いものを持ってる感じ。
「三人吉三」もいいけど「白波五人男」もいいですね~
だけど、毎度のことですがやっぱりトラブルが起きてしまってどうなることかとハラハラさせられることに。
梨園の、プロの役者として、さまざまなプレッシャーを背負っている蛯原の葛藤が痛いほどでした…
日本の誇る伝統文化を担っているというプライドが蛯原にはあります。
ここでクロの機転のきかせ方が素晴らしかったです!「お前が持ってた菌だ!」にはウけました。ウイルスとトンボに訂正されてたけどww

格式高い伝統芸能である歌舞伎だけど、クロのつくる歌舞伎の舞台は、楽しくて面白い大衆芸能という本来の姿で、これは意義深いです。歌舞伎にまるで馴染みのなかった人達まで巻き込んでどんどん広がる、高校生ならではのパワーが素晴らしくてとっても眩しいです!
そして、気がつけばあちこちで恋の花も咲いていて、こっちの展開も気になります。

3巻もとても意味ありげな終わり方で、めちゃくちゃ気になります。まさかの金髪碧眼ww
楽しみすぎる…!

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Posted by ブクログ 2014年08月27日

いやぁ~オモロかった!!

ついに白銀屋が・・・ふふ。

次巻には金髪碧眼が入部するらしい。
ワクワク!!!

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Posted by ブクログ 2021年02月22日

倒れた梨里先輩に変わって舞台にたつのは...!?

面白くてすらすら読んでしまった
歌舞伎何にも知らなかったけれど、すごい面白そうで興味でてきた

最後の新入生がすごい興味深い

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購入済み

最後は新キャラ登場

2019年11月24日

今までの刊のように
え!ここで終わり?
とはならず、ちゃんと舞台が終わりました
アニメはこの刊までの話だったんですね
この続きは知らないので楽しみです
そして、最後に新キャラが!

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Posted by ブクログ 2019年10月27日

おおっ、御曹司を説き伏せた!
楽しい輪が広がってく感じ、ワクワクする。
なんだか有川先生のキケン思い出した。

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Posted by ブクログ 2018年07月02日

それぞれのキャラのバックグラウンドも少しずつ深く見えてきて、さらに魅力が増してきた!
そして、ちらほらと恋の影も!!
楽しみすぎる。



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Posted by ブクログ 2018年05月04日

やっぱり続きが気になって…結局読むことに。

阿久津の生い立ちの謎、かたくなな梨園の御曹司、蛯原仁がなぜ心を閉ざしているのか、そして黒悟の家族のこと、次々と明らかになったこの巻。

お約束のように、歌舞伎同好会の舞台は、直前に大波乱が起き、今回はいよいよ御曹司との共演が実現する―か?

といったとこ...続きを読むろだけれど。

やっぱり、江戸言葉ってかっこいいなあ。
それをよく通るいい声で聞くって、胸のすくことだろう。
なんか、『昭和元禄落語心中』を思い出した。
お嬢吉三、お坊吉三のBL的な色気にあてられたせいかな?

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Posted by ブクログ 2017年12月06日

黒悟達がカブキ同好会で頑張っている姿、面白いです。
そこに歌舞伎役者の仁がどう絡んでくるのか期待していましたが、やっと出て来ましたね。
さて、どうなることやら…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年10月29日

2017/10/28
御曹司も救って。
芸のためにも楽しんで欲しい。
いくつか歌舞伎役者の出てくる小説を読んだけど、みんなこぞって歌舞伎にとりつかれてる。
歌舞伎って不思議。
歌舞伎また見たいな。
そしてやっぱり私はトンボが好き。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年07月04日

‹内容紹介より›
文化祭での講演を大盛況のうちに終えた、カブキ同好会の面々。裏方を務める部長の来栖黒悟(クロ)は、歌舞伎に馴染みのない人々にも楽しんでもらえたと手ごたえを感じる。それには歌舞伎の英才教育を受けながらも、その道を断たれた同級生・阿久津の力も大きかった。しかし、人間国宝の歌舞伎役者・三代...続きを読む目白銀屋が、阿久津の才能に気づき、彼に会いたいと言い出して…。白銀屋の美形御曹司・蛯原仁の苦悩も描かれる、待望の第三弾‼

ーーー
文化祭のシーンなど、歌舞伎の舞台が描かれる部分は読みごたえもあり、わくわくしながら読み進めることができました。
今作では、阿久津や蛯原、クロのそれぞれが抱える「過去」についても次第に明らかになりますが、すこし「説明」感が強く、今までの2作に比べると中だるみしている感じも否めません。
ただ、決して「つまらない」わけではなく、文化祭の後の「新入生歓迎会」にむけたバタバタは相変わらず楽しく読むことができました。
次回には新入生という新たなメンバーも加わりそうで、期待が高まります。

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Posted by ブクログ 2016年09月30日

文化祭から、翌年の新入生歓迎会まで。
(主人公たち1年生は2年に、2年の先輩たちは3年生に進級します!)

今回は、主人公クロとその母親の秘密が明かされます。御曹司の苦悩も見どころ。

そして、次回……新入部員加入フラグ!?
海外からきた金髪碧眼の新入生っていったい??

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Posted by ブクログ 2015年03月07日

歌舞伎好きのクロに熱く語られるとどんど歌舞伎に興味が湧いてきます!
高校生で部活動だからこそ出来る新しい歌舞伎のスタイルが面白い~
阿久津やクロの家庭環境の謎も明らかになり、白銀屋の御曹司蛯原も一歩変わり始めた一冊。
4巻が楽しみです♪

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年08月25日

相変わらず面白い。今回は同じ高校の同級生だけど梨園の御曹司という次元の違う環境にいる蛯原の悩みに徐々にクローズアップ。素人のカブキ同好会と蛯原がぶつかることで、伝統芸能でありながら娯楽でもある歌舞伎のありよう、演じように対しての模索がより深くなっていく。しかしカラッと悩みのない答えをすでに持ってる阿...続きを読む久津カッコいいよ阿久津。次巻は新キャラ2名の登場で新展開となりそうだけど、さらりと暴露された黒悟の両親話、芳の女役やりたそうな感じなんかはどう話に関わってくるのか気になる。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

人間国宝が昔英才教育、今後ろ盾なしな阿久津の才能に興味を持ち、そこで台詞だけ合わせたことにより仁の頑なさが少し吹き飛ぶ。一保護者や新入生のお客に、公演後体調不良な芳と助け出すとんぼ、採寸する丸子の幕間の多彩な目線、黒悟が信頼する安定の寡黙さなとんぼが良い。黒悟の家族事情等。劇中劇はどうにも流れる。。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月31日

好きなんだから、楽しくやろうよ、やりたいよ。

文化祭公演の成功を、時間つぶしに来たマーチングバンド部の保護者の視点で描くところからこの巻は始まる。文化祭の後から次の年の新入生歓迎会まで。阿久津はまったく、と笑いたくなるエピソードに、演劇部のスター芳先輩とトンボのふんわりエピソード、見え隠れするクロ...続きを読むの家庭事情、そしてとうとう阿久津の背景が明らかに。同時に仁の苦悩もより深く描かれて、とにかく盛りだくさん。

祖父の白銀屋さんも言っているけど、仁の背負っているものはたくさんありすぎる。せめて阿久津のような軽やかさがあれば、と思うけど、彼にも荷物はあるのだ。クロにだって、トンボにだって、何かしらあるように。好きだから、という気持ちだけで、楽しくできるのはいつまでなんだろう。

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Posted by ブクログ 2017年03月10日

分かりやすい歌舞伎を、と2部構成にした舞台は大成功。
そしてようやく見つかった指導員。
けれどその代わりに、人間国宝の家に行かねばならぬ事に。

次は新入生歓迎の…というのに、何と成績やばい人物が。
知られていないが、の前置きがあるという事は
そもそも3回もやってしまう人がいないわけで?w

一応と...続きを読むいうかなんというか、かまってちゃんのなぜに
こっそり稽古をしていたのか、が分かりました。
ついでにさらっと主人公の過去も。
そして事件も(笑)

お願い、ではなく、責任を取る、のは
当然と言えば当然です。
これはきれいに己の位置を使いました。
切磋琢磨する事も大事ですが、ふれあう事も大事。
こうして色々自分の経験になっていくのだな~と。
平穏が一番、といえば確かですがw

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Posted by ブクログ 2016年03月15日

やっと蛯原と黒悟が近づき始める3巻。
自分を見つめなおし、カブキブに助力することに決めた蛯原が今後どうなっていくのか気になります。そして少しずつ、それぞれの過去が明らかに。
新たな新入生の予感に続きが楽しみ!!

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