榎田ユウリのレビュー一覧
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死神から残念なお知らせ〜の第二弾。
一作目の続きとしてあの作品の主人公の梶先生を読みたかったけど、今作は今作の主人公が居ます。
人生にも出来事そのものにも終着してない男。バスの事故で居合わせた3人と共にすでに死んでるのに、つい今までの習慣で生活してしまってる。
他のみんなは執着したり、今までの自分の生活を考え直したりしてるのに、この主人公・高梨=ゾンは仕方ないと思っている。死人じゃないのに関わることになってしまった医師・天堂はそんな主人公や他のメンバーの見届け人のようで。
こういう作品を読むと生きるとは?死ぬとは?というのを否応に考えさせられる。
一作目より衝撃は少なくって、今作の方が私 -
Posted by ブクログ
待ちに待った休みの日に、友人の家に遊びに行く。
だけのはずが、誘拐されて違う場所に。
怪しげに画策する、別の妃登場な上に
正体不明の手先も登場。
とはいえ、考えるに…という感じではありますが。
しかし、周囲敵ばかり、というこの現実に
彼らはどう対応していけばいいのか。
最後には、身分高き人っぽいのも出てきています。
これは…もしもあちらだったら
驚きを通り越してすごい、になりますが。
一番上がいないうちに! と思うのは
神官も王宮も同じ事。
利害一致の人達がせっせと頑張っています。
これをどうかわして、どう潰して行くのか。
まったくもって、油断ならない日常です。 -
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王都にとどまる事になった少年の身分は、神官見習い。
しかしそこにいたのは、身分に凝り固まった少年達。
素晴らしいほどに選民思考にあふれています。
分かりやす過ぎです…。
最後の方に母親に甘やかされてな背景が語られますが
これもまた分かりやすく反発心。
年頃ですから、で終わりそうな話ではあります。
とはいえ、はたき倒しても罪悪感がでなさそうな
有難い(?)悪役ではありますw
さくっと昔の話が出て、そこの重要事物も登場。
レギュラーがふえるのか、次に何かしてくれるのか。
男装の麗人、無駄に女官がきゃ~きゃ~言っても
大丈夫な存在!
今回は、心が不安定だと無理、という
出てくるヒントが出てきま -
Posted by ブクログ
以前からおすすめされていた作品。
歌舞伎について、日本の伝統芸能について、少しずつでも知っていきたいと思っていたので、良いとっかかりとなった。
登場人物もよくある個性的タイプ。
とくに浅葱先輩は設定が鹿島君な感じだったので(もうちょっとライトだが)そのまま鹿島君の顔と声が浮かんでいた。
終わりに、「彼」が出てくるのだが、名前が出てこないのがちょっと可哀想。
書かれなくても分かっていたけれど、最後にポンと出してあげるくらい良いのでは?と。
いいところで次巻に続いてしまうので、二巻がまだ出ていない時に読んだ方はやきもきしただろうなぁ。
四巻発売、おめでとうございます。
今後、きっと皆と仲良く