あらすじ
子供の誘拐事件が起こった。犯人は「山姥」だという。妖人茶道家の伊織はそれを否定するが、一方で、妖人女性の連続自殺事件が起こり……。風邪で弱っている伊織も必見!
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Posted by ブクログ
着々と進んでますよー!
妖琦庵4巻です!
あら、表紙の先生が洋服!!
しかもちょっと幼い感じですね( ´ ▽ ` )キャワ
そんな今回は
母と娘の話でした
こういう話がテーマのものを読むといつも感じますが、本当に母と娘って難しいです。
私は自分の母親とあまり折り合いがよくないんですが、
作中でのセリフにあった
母親の言ったことに反発しながらも徐々に影響されていく話にとても共感しました
私も母親の言うことを全部受け入れて言うことを聞くような娘ではなく、反抗、反発しまくってましたが
言われた言葉は結構些細なことでも覚えていて
その後じわじわと影響を受けるんですよね
それをちゃんと言語化してくれた感じがして
うんうんと頷きながら読んでました
その後色々あって、私は結局地元を離れて暮らすことにしたんですが
距離が出来たことでだいぶストレス軽減になりました。
自分だけ親と折り合い悪いのかなと思ってましたが、母と娘の関係がそもそも難しいものなんだと思うとちょっとホッとする自分もいます。
そして今度は娘との関係も気になってきます、、いい関係でずっと過ごせたらいいのだけど(*_*)
作中の母と娘はまた違った関係の親子で
これまた読んでいて苦しくなります。
母と息子ならば
やっぱ息子はよくわからないわと
いい距離感で付き合えるけど
それが娘になると
娘のことはすべてわかるし
私の言うこともすべてわかるわよね?
と当然のように支配してしまう、、、
ここまで極端ではないにしろ
こういうのあるよなと思ってしまうところも怖かったです、、、
また息子は母の愛をいい意味で忘れられる
そして忘れて自分の妻を愛する
でも娘はあっさり忘れられない
それは自分も母親になるから、なるかもしれないから、、
母と娘は同姓であるがゆえの、独特な繋がり方をしてる
というところもすごく納得してしまったなぁ
さて毎回おなじみの構成で
ところどころに誰の話なのかわからないものが混ざってますが
最近、何の話かわからないところが
だんだん輪郭を帯びてくる感じがすきになってます
そして全部読み終わってから
読み返して反芻したりしてます(´∀`)
全体的に暗い今回ですが半人前ですらない
0.03人前の脇坂さんが、空気を和ませてくれますね(´∀`)
しかし終盤の展開は、、、:(;゙゚'ω゚'):
思わず叫びましたよ、、、
そして怖くてちょっと泣きました、、、
伊織の心情を思うと辛い、、
どこかで壊れてしまいそうです
風邪引いたり怪我したこともあって
脆い印象をうけました、、
平和な妖琦庵の様子は
もう読めないのかな( ; ; )
Posted by ブクログ
母と娘の関係について、考えさせられる内容だった。娘は自分だったものであるというのは理解できたが、だから娘は私自身であるという論理は確かに息子ではできないなと感じた。
途中で脇坂が言っていた娘が成長するにつれて競争相手として見るようになるというのにハッとした。
年を取って全盛期から落ちていく時期に、若く瑞々しく成長していく娘を育てるというのは嫉妬のような感情を抱いてもおかしくないなと思った。
Posted by ブクログ
青目…青目よ…。なんてこったい…。その後、何があったんだい…。
4作目突入の今回は、今までで1番辛かった巻でした。色々辛い、色々泣ける、人間が怖い。
今回は駅近のタワーマンションで自殺が発生。
しかも同日に2人の女性が。1人は飛び降り、1人はリストカット。
しかし鱗田はどうも腑に落ちない。2人は『オバリヨン』と『どうもこうも』と言う珍しい妖人申請をしている。リストカットはまだしも、飛び降りの方に不信感を抱く鱗田。今回もY対の出番です。
本作を読んでいて、あまりにもきつくて感想を書けなかった『母と言う呪縛 娘と言う牢獄』がずっと頭を過ぎっておりました。
特に専業主婦のカオリのエピソードを読んでいると、実際にあったんだよな、こういうの…と背筋が凍るようでした。榎田さんがもし『母と言う呪縛~』を読んでいらっしゃったら、驚かれたかも。
母と娘、行き過ぎた愛情が依存と過度な期待と嫉妬に変わる。母と息子という関係性とは大いに違う。
今回の一人称視点はどれも胸に刺さる内容でした。
衝撃の事実が明らかになった前回ですが、今回はその辺りがいよいよ深掘りされて行きます。
洗足先生はずっと体調を壊して、ふらふらの状態でY対に協力。
しかし脇坂も言っていましたが美男子が風邪で伏せっていると何でこうも色気があるのか。
私なんか風邪を引いたら目も当てられない汚物になるのに。
そんな先生を心配して生姜の蜂蜜漬けを自作しちゃう犬神の妖人の甲藤。まだ登場して2回目ですがやっぱり憎めないし、なんならキャラの中で1番成長が期待出来る。暴力的な性格が治らない彼ですが、洗足のお陰でこれからどんどん成長していきそうで期待大です。
この辺りもキャラクターの動かし方が相変わらずうまい!!
そしてマメくんにまた感動。まだ甲藤は苦手だけれど、洗足に懲りずに弟子にしてくれと頼んでは追い返され、いつの間にか姿を消す甲藤に
「少し可哀想に思える。彼にはちゃんと帰る家があるだろうか。そこに彼を待っていてくれる人がいて、今の自分たちのように笑いあったりできるといいのだけれど・・・・・・。」
と、心配してしまう。なんて、なんて良い子なんだ!この世の善意を全て集めたような子!!(中身は大人だけど)
そんなマメくんの過去も今回は明らかに。よしよし、と撫でてあげたくなる…。そのうち甲藤にもスポットが当たりそうかな?
しかしですね、そんなマメくんの過去も吹っ飛ばす壮絶な過去をお持ちの方がいましてですね…。
しかもこれでもまだ全容が明らかになっていないんですよね。
これが本作の事件とかなり符号していて、じわじわと悲しみが押し寄せて来ます。
最後の愉快そうな姿ですら、色々想像して切なくなってしまう。
さて肝心の事件ですが、冒頭の方で割と確信に迫る事を書いてしまっているのでこれ以上は何も言えないのですが、洗足、夷、マメくん3人の血の繋がらない家族との対比が凄かったように思います。
1巻からここまでずっと、丁寧に洗足たちの家族としての絆を描いてきた理由が分かりました。
なるほど、これがひまわりめろん師匠の仰る溶かす作業か。(詳しくはひまわりめろんさんのレビューをご覧下さい)
今回の洗足家族の平和なシーンに、話の構成のせいなんでしょうけど何故か泣けてきて、一旦天を仰ぎました。
全体的に悲しい事件でしたが、唯一の救いはカオリと娘の美湖ちゃんとの絆でした。
美湖ちゃん…かわいい!!特殊な趣味のお兄さんが見たら堪らんかわいさ!!
どうか2人はいつまでも幸せに…。
今回は紙の本ならではの仕掛けが1箇所ありました。ひまめろ師匠が次の巻に紙の本の弱点を逆手にとった仕掛けがあると仰っていましたが、本作のは分かりやすく、且つ非常に効果的でした。
深い深い闇に落ちて行きそうな感覚になり、少し寒気がした程。(クーラーが異常な程に効いていた、という事実は置いておいて)
遂に一線を超えてしまった青目。
いよいよ覚悟を決める洗足。
私は1巻から面白く読んで来ましたが、確かにどんどん中毒性が増して来ます。
おっと、脇坂の話をするのを忘れてました。
最後の方で前回に劣らぬ大活躍を見せてくれたので次巻も楽しみなのですが、白雪姫はネクロフィリアの話だ、とのたまう彼がやっぱり大好きです。
そんな視点で考えた事無かった…笑
そして青目のエロさの理由が分かってきた…(きっとみんみんさんなら同意して下さるはず)
Posted by ブクログ
第4弾!
同じマンション同じ日、自殺!
しかし、その裏には…
娘と母親の関係って、微妙な関係なんやな。
知らんけど、娘ちゃうから。
そう言えば、従兄弟の姉ちゃんも言ってたな。娘の話。
同性だからこそある色んな事。
相槌しか打てんかったけど。
自殺とは考えてなかったけど、更にどんでん返しあり。
裏で糸を引くのは…
う〜ん…
怒り心頭やな。
青目の旦那に!
でも、それすらも想定してるやろうし…
その為に、起こしてるんやろうし…
伊織さんを怒らせる!
気を引く為に…
とうとう、一線を超えてしまった!
伊織さんの身内に!
マメちゃん!!!!!
自分が、やられてる訳やないけど( *`ω´)
(犬神のヤツ、そのうち仲間になるの?)
しかし、後半に盛り上げてくるな〜!
次読まんと仕方ない展開や〜!(^_^)v
***************
金曜日に、
『デッドプール&ウルヴァリン』
観に行って来た〜
おい!ウルヴァリン死んだんとちゃうんか!
TVA (時間変異取締局)とか出て来て、時間軸監視とか、マルチバースとかなると…
最近、これ多い…
何でもあり感タップリで、ちょっと引く…
悪童2人が暴れるという意味ではスキッとする。グロいけど。
あとは、X-MAN、ファンタスティック・フォーとか、マーベルのヒーローもんの知識要!
で、みんな見返して、マーベルが儲かるという図式(−_−;)
Posted by ブクログ
こわっ!こ〜わっ!
あるのよね〜
こういう読書体験
あるのよ不思議と
これの前に読んだ三宅香帆さんの『娘が母を殺すには?』と主題が全く一緒
まじ、ひびりました
もう『娘が母を殺すには?』に書かれてたことを小説にするとこれになります!ってくらいの丸かぶり
母親の束縛から逃れようとする娘が…の物語なのよ
そして、それもそのはず参考文献が全く一緒w
方や評論、方や小説
いやー連続で読むかねしかし
ちなみにその参考文献とは『母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか』斎藤環(NHKブックス)です
物語のほうはいよいよ面白くなってきましたよ!
そしてシリーズ第四巻で溶かす作業に入ってきましたね〜
ん?溶かす作業ってなんやねん!て?
えっとね
第三巻までは固める作業をしてたと思うんよね
キャラクターね
キャラを固めて、読者にこの人はこういう人なんだよって思ってもらう作業ね
で、一旦固めといて、今度は少しづつ過去を語らせたり、意外な人間関係を明らかにしたりして溶かし始めるわけ
で一旦確定したと思わせたキャラの真実の姿を少しづつ見せて行くってやつよ
そしてそれが凄い上手い!上手いっていうか繊細なのよ
溶かす量や場所がものすごくいい感じなんよね
で溶けてることに気付いてる自分にまた( ̄ー ̄)ニヤリなのよ
うーん、たぶん榎田ユウリさんにうまく乗せられてるw
Posted by ブクログ
いわゆる毒親の話。正直読んでいて辛い内容だった。
青目がとうとう伊識の家族・マメを攫おうとしたり、徐々に行動が過激になってきてしまった。
青目の幼少期も毒親に虐げられ、そこに
対しては罪はないし、同情と呼べる感情も 沸くが、逆手に取って同じ?境遇にいる人を貶めるのはいただけない。
出てくる毒親が本当に醜く感じるし、物語として咀嚼するのに業を煮やした。 今作はシリーズの中でも苦手な作品だろうなと思う。
その点、とても際立っていたのが伊織の肝の座りっぷり。
甲藤を嗜めるために、甲藤の悪業が伊織の為を思ったものだとしても、回り回って、伊織を害なす物として返ってくる…そんな事を言おうとし、焼けた火針を自分の手に押しつけるあたり、強い。
伊織の家族想いな面がまた強く感じる話。
Posted by ブクログ
母親との関係に悩んでいる私には心抉る内容
母親の愛情も心配も分かってるでもそれが重い
妖人女性の自殺事件・・・この2人の女性の属性を考えた青目は自分の母親を考えていたのだろうか。
彼もまた暗くて重い過去を持っていたという事実。
母親がまともだったら鬼にならなかったのか、どのみち鬼になったのか・・。益々2人の父親が気になる所。
マメが襲われ伊織さんもそろそろ本格的に青目対策をしなくてはならなくなってしまった模様
Posted by ブクログ
特にするつもりはなかったのに一気読み。
先がきになるので止めどころがわからない。
この作者のすごいところは、いろんなキャラクターの視点での語りを細かく挟む(しかも最初のうちは語り手が誰か明記されていない)中で話が進んでいくのだが、混乱しないし、飽きない。
よくこういう構成で私が陥るのは、『まだ意味がわからないから飛ばそう』と主役キャラが動く本編のみ読んでしまうパターンなのだが(安心してください、あとで読み返しています)結構イライラしてしまう。あとで伏線で驚かせよう!というのも分かるのだが、行き過ぎると作者の自己満感がある。
でもこの作者はうまい。『誰視点か』それすらも解読するのが楽しいし、誰視点であってもすんなり感情移入できてしまう。『次は誰視点のパートだろうか』とワクワクしてしまう
そして探偵役(この場合伊織やウロさん)があとからクドクド加害者や被害者の心情を解説しない。読者は読んできてわかっているから二重の説明は不要なのだ。スパッと事件後がおわり気持ちいい(メインがそこじゃないからだとも思うが)
いろいろ明るみに出た今巻。犬が裏切るか!?とも思っていたけどあの感じだと大丈夫そうね……つくづく犬だ……
次の巻で伊織と青目がガチで対峙するのだろうか。
青目にも平和なエンドを……と思ってしまうけど無理かな……でも生い立ちがね……
どうでもいい話ですが、表紙、読み始めるまでマメだと思ってました。片目隠れてるのにね
ちなみに空蝉~も読み終わるまでマメだと(ry
あとほんとどうでもいいし他作品出すのはどうかと思うけど脳内の伊織さんが完全に鬼灯の○徹の閻魔大王補佐になっている……助けて……
Posted by ブクログ
介護問題は母娘の方が統計的には多いだろうけど、男でも同じ問題抱えている人はいますよって事はひとまず置いといて、今回は簡単に言うと介護問題から来る事件ですね。
親が子に、特に母親が娘に当たり前のように期待している事と娘との認識のギャップで凄惨な事件が。
親のしつけ、家族の在り方、子供の親への信頼と束縛感などが複雑に絡み合っていて、それを狡猾に利用して暗躍する奴が・・・
脇坂がまた少し刑事として成長した姿を見せています。
マメくんの成長も感じられて何より。
一体夷さんの実年齢はいくつなのか。
とりあえず、甲藤については今回の件が仲間の端っこに加えてもらう通過儀礼のようになったような。
そんなこんなで介護はしてる側が大変だと思いました。
Posted by ブクログ
表紙の美少年に惹かれて買ってしまった。ホラー小説ははじめて読む。買ってからシリーズ4作目と気づき、そのまま読み始めた。とくにもんだいなく話を読むことができた。ホラーということで、妖人とよばれる妖怪の特性をもつひとと似たちがうものが物語の中心となっている。だがほんとうにこわいものは生きているひとであるということをこの小説では強く感じさせられた。母親とか女とかしがらみが多い。きたないものをきたなく書いて せつなく悲しい美しいものとして読ませてくれる。榎田せんせいの文章はひんやりしていて好きだ。
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾です!
audibleにて。再読。
なぜかこの話が1番覚えていました。
あるタワーマンションで同日に2人の中年女性が自殺を図った。
2人は妖人で、その属性は「オバリオン」「どうもこうも」という聴き慣れないものだった。
この自殺を不審に思い、Y対が動く。
今回は母と娘の問題。それを扱った小説も多数ありますよね。
自分も女で、娘もいてって立場ですが、わかるとは思うもののあんまり共感はしないんですよね〜。
母娘でも一対一じゃないとなりにくいのかなあ?
うちは子としても母としても娘が複数人いましたからね。
今回の脇坂くんの察しの悪さは酷かったですね〜。
ワザとかよ!ってツッコミ入れたいくらい。
まぁ、最後名誉の負傷をしながらもカオリさんを救ったのでまぁ、良しとします。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目♪
とあるタワーマンションで、2人の女性が同じ日に自殺を図った。
2人は共に自称妖人で、その属性はそれぞれ「オバリオン」と「どうもこうも」という聞き慣れない物だった。←このネーミングセンス好き〜笑♡
この自殺の件に違和感を覚えたY隊と伊織たちがその裏に潜む真相を探る。
✎︎____________
今回は親子関係の愛憎がテーマ。
母親から支配される娘と、母親に依存される娘。
ほんと母と娘の関係って、絶妙に難しかったりするよな〜。
母親と息子だとこうはならないのに、娘となるとついつい求めすぎたり、口出す事が多くなったりしがち。
これ不思議だけど、あるあるだな〜、度が過ぎると怖いな〜と思いながら読んだ。
もう4巻目ともなるとすっかりメンバーにも愛着湧きまくり◎
読み始めからスーッとこの世界に馴染んでしまう。
お馴染みのメンバーと、そして事件の影にはやはり青目!
青目の行動もだいぶエスカレートしているではないか〣( ºΔº )〣
そして今作では、謎だった伊織と青目の過去にも触れられ、2人の関係性も少しずつ見え始めてきたところで、これからどんどん面白くなりそうな感じ!
ところで3巻から登場してきたウザウザキャラの甲藤は、今後も妖琦庵に集うメンバーとして定着しちゃうのかな?
マメくんの恩人!
う〜ん、だけどなんか嫌かも〜ー笑笑
Posted by ブクログ
『妖奇庵夜話』シリーズ4作目。
母と娘の歪んだ関係性にスポットがあたった今作。相変わらず暗躍する青目存在が不気味である。
そして今回から初登場の甲藤。なかなか鬱陶しいキャラだけどこれからの伊織との関係が気になるところ。
伊織がますます、心やさしいキャラになっている。毒舌とのギャップが好き。
Posted by ブクログ
母から娘への呪縛の話。
スミレちゃんのセリフがすごく印象的だった。
青目は虐待された子どもで、確かに歪む理由はあるけれど…(タリと伊織でも更生できなかったほどだし)
だからといって反社会的な行動をしていいわけでも、伊織を苦しめていいわけでもないよなぁ。
洗脳系のサイコパスな悪役は気持ち悪くて胸糞悪い。
事件としてはミステリーによくあるトリックでわかりやすかった。
Posted by ブクログ
今回の作品というかテーマが、目の付け所が違うというのか、個人的にはカルチャーショックもあり、素晴らしい作品だと思います
ミステリーとしては直ぐにトリックは想像できてしまいましたが、読み応えはあると思います
Posted by ブクログ
2019/8/26
面白くなって参りました~
妖人設定にも慣れてきたし、脇坂クンかわいいしウロさん大人の魅力やし洗足も夷もマメもみんな好きになってきたぞ。
そこへ全面戦争開始みたいになってきてワクワクすっぞ。
交換殺人に気づかない脇坂クンには少々イラっとしたけど。
そこまで説明しなくても読者の私、わかります。大丈夫っす。
続き読もう。
あ、今回のテーマである母と娘の関係性はむっちゃ重くて身につまされる。
そこまで酷くないけどもうちょっと離れて~って思うもんね。やっぱり。
Posted by ブクログ
母娘の濃密な呪いに絡め取られた二人の女性と自殺を図った母親二人の事件。風邪をひいた伊織の色気、伊織と青目の初対面からの素直だった幼少期、強い意思表示の為に手に取った火箸がマメに同調してつらく行方は激しく、青目の一線越え等要所要所で苦しくなるくらい魅力あるキレ。おまけ漫画のお見舞いを喜ぶ伊織も可愛い。
Posted by ブクログ
4冊目。そろそろ展開が読めるようになってきたので、次の段階へ進んでほしい。脇坂くんが成長しているような、していないような。いいキャラだ。
2017/9/29
Posted by ブクログ
まぁ、一番恐ろしいのは、人間なのだ。
というか、人間の恐ろしさは、底がない。
でもって、妖という異質を通してなお、底が見えない。
というのを、描こうとしているのかと思う。
<見えない底>に手をのばそうとしているように、感じる。
だからこそ、妖という、それこそチートに手を伸ばすことができそうな存在を必要とした?
母娘の共依存の窒息しそうな感じは、鬼気迫っていた。
多かれ少なかれ、母娘というのは、こういう窒息感をもっているよなと思う。
それによって、くるっていくのも人間だからこそ、であり、それから逃げられないのはある種のやさしさなのだ。
だからこそ、青目につけこまれるんだけどね。
青目の絶対悪な存在感がいいんだけど、彼の所以がなんかうかがいしれてちょっと、なぁ。
キレキレのサイコパスでぶっとばしてくれた方が素敵だと思う私は、ちょっとどうかしているww
Posted by ブクログ
やっと読めた!
事件も、話も、過去の事もわかり
盛りだくさんでした。
個人的に
脇坂くんが犬神に
かみつくのが不思議。
テレビに出た先生、素敵。
青目、コワイ。
Posted by ブクログ
妖奇庵シリーズ、4巻。
今回もとても面白く読んだ中、ぼんやりとパターン化されてきたかなと感じてきたところに新たな展開が次巻は起りそうと期待を持たせるあたり上手いなーと。飽きさせないな。母と娘の関係は難しい。うちは幸いこんなドロっとしたものはないけど関係は密だと思う。逃げたいのに逃げられなく、憎めればどんなに楽なのだろう。それでも親子の絆は深く刻まれ負の鎖を断ち切ることは難しい。恐ろしいのは母に悪意はないということだ。そして青目の伊織への執着にぞっとする。
Posted by ブクログ
(15-45) DNA検査が出来るようになってから発見された妖人。検査しなければ分からないし、実は検査してもヒトとはちょっと違う遺伝子を持った(でもヒトとの間に子供は出来る)妖人だということしか分からない。という設定が私はとても気に入っているシリーズ。今回は母と娘のこじれた関係がテーマで、ものすごく暗くて重かった。ミステリとしては謎ともいえないほどありふれているので、作者も謎解きには重きを置いてないのだろう。母と娘に気を取られてたら、もっと粘っこい執着が待ってた。この先どうなるんだろう。
Posted by ブクログ
今回は母と娘の関係。
確かに父と娘、母と息子とは異なる同性ならではの何かがあるのかもしれない。父と息子はないのに、やはり実際に子供を産むという過程が大きいのだろうか。
メインとなる話の挟み込まれるように、洗足と青目との出会いが描かれている。
異母弟というが、二人の父親の存在が見えないが、今後描かれていくのだうか。
Posted by ブクログ
シリーズ四作目。今回は母娘の話。
足が不自由なことを言い訳に、娘に依存しまくる母親。娘を支配しようとする母親。そして、子供と自分を同一視する母親。心を殺されてきた娘たちが、行き着く先は……。
母娘の関係って、本当に難しい。
青目の行動もとうとう一線を越えてしまい、これからどうなってしまうのか、先を知るのが怖い。
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母と娘の依存関係を元に青目は事件を起こす。洗足伊織に挑むかのように。今回は洗足先生体調悪く、最後には妖琦庵に侵入される事態になる。守るべきもの、愛する物、洗足先生の戦いが始まるのかな?