榎田ユウリのレビュー一覧
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一般。
中学時代に住んでいた街に戻ってきた主人公が思いがけなく当時の同級生達と再会し、ずるずると当時の担任が亡くなった理由を謎解きしようとして自分も過去から浮上する話。
コメディ要素強し、という序盤からの担任が亡くなっていた事を知り引きずられるようにそれが事故でなく自殺ではないのか?を調べようとするところで、ミステリー?となり、しかし結構あっさり真相が分かってめでたしめでたしか?と なったらそこからもうひと事件あって主人公の抱えてるもの、ぐいぐい来るKYな元同級生の過去、などが明らかになって、終盤に突入。
読後感はそれなりに良かったので“面白い”部類には入ると思う。なにより文章が上手いし、飽きさせずに最後まで読ませる力はさすが榎田さんでした。
でも今ひとつインパクトに欠けるかなぁ。 -
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ネタバレやっぱり歌舞伎って楽しい!
前回クロが行方不明になったところで終わりました。最終巻は様々な登場人物が心情を語っていくかたちで進む。成長が見られて涙。ラストシーンのWe Will Rock Youはアツイと思った。Rockって歌舞伎ですね。あと、青春。ピンチに手を貸してくれる蛯原、究極のツンデレ。きっと蛯原は、クロたちみたいな楽しいがいっぱいの道は歩けないけれど、割り切れない気持ちを抱えながら、カブキブに関わった日が、彼の大切なものになって、大きな力に変わる日が来る。気軽に読めて、歌舞伎のことも色々と知ることが出来て、なかなか面白いシリーズでした。 -
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ネタバレ強烈な新人来たりて、どうなっちゃうの、カブキブ!
読むのがしんどい第4巻。ここまでクロを否定した者は、今までいなかった。蛯原はなんだかんだ言って、違う手段を取るだけで、歌舞伎が好きなことは一緒だったのだ。「好きなことを、やりたいから、やる」という姿勢を否定することはしなかった、というか、できなかった。田中渡子は、歌舞伎どころか、クロ自体を否定する。こんなキャラクターありなのか。いや、どこかで折れるんだろうと思っているけど。
指導員のヒゲモジャ・生島に関しては、もっと大人になってくれよ、と。花粉症でしんどいからって、必要以上に不機嫌だったのかよ、と思うと、ちょっとおかしい。一年生たちのキャラクターも濃い。逃げた過去の反省から逃げない方針の水帆、英国と日本の間に立って自分がまだ分からない刀真、刀真の付き合いで参加したがやる以上は向き合おうとする猛。猛の過去はバレエだろうか、なんとなく。
渡子のつけた傷は深いけど、まだ前を向くクロと共に、次の巻はきっと合宿編。 -
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ネタバレ好きなんだから、楽しくやろうよ、やりたいよ。
文化祭公演の成功を、時間つぶしに来たマーチングバンド部の保護者の視点で描くところからこの巻は始まる。文化祭の後から次の年の新入生歓迎会まで。阿久津はまったく、と笑いたくなるエピソードに、演劇部のスター芳先輩とトンボのふんわりエピソード、見え隠れするクロの家庭事情、そしてとうとう阿久津の背景が明らかに。同時に仁の苦悩もより深く描かれて、とにかく盛りだくさん。
祖父の白銀屋さんも言っているけど、仁の背負っているものはたくさんありすぎる。せめて阿久津のような軽やかさがあれば、と思うけど、彼にも荷物はあるのだ。クロにだって、トンボにだって、何かしらあるように。好きだから、という気持ちだけで、楽しくできるのはいつまでなんだろう。 -
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ネタバレこの「好き」をみんなに伝えたい。
お披露目の舞台でぶっ倒れたクロ。ピンチを救ったのは阿久津。彼の才能はどこに由来するのか。文化祭の舞台は、演劇部との対決に勝たないと場所がない。対決種目は、あの外郎売。ますますキャラクターに個性が出てきて、色々と楽しい第二巻。それぞれにそれぞれの事情がある。
阿久津がかき回す。でもいい奴だよね、バカだけど。そして、遠見先生の父・正蔵さんがカブキ同好会にアドバイス。この江戸っ子のおじさん、粋な人。蛯原仁サイドも描かれて、御曹司の悩みが伝わる。これはクロのやっていること、イライラするよな。演劇部部長のキリコさんも、演劇がただただ好きな人。またまたの大ピンチも脱して、さて、クロのアイデアは上手くいくのか。
歌舞伎のセリフが聞き取れなくて、もしくは聞き取れても理解できなくて、だから筋もわからない、というのは、観たことないけど想像できる。音声ガイドとかあるらしいけど、字幕とかそういうのって、集中しづらくなるしな、とも。クロのアイデア、翻訳する、というは面白い。確かに日本語で一通り読んだ小説は、少々単語の意味が分からなくても英語で読める。