榎田ユウリのレビュー一覧
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妖怪のDNAを持つ存在の「妖人」が登場するシリーズ第二弾
本作の新たな妖人は、、、
甘やかすとすぐにつけあがり、ガラス引き戸にぺたりと張りつき、恨めしそうな顔で見てくる妖人《まどべったり》
(おっと!これは妖人でなく人間で別名、脇坂だった)
大量の食べ物を摂取しないと、脳が不安を感じる物質を分泌してしまう体質の《二口女》
(うん、この妖人はまぁいいや!スルー!)
予言ができる妖人《件》
(この妖人は本作ではキーパーソンならぬキーヨージンだが、まぁスルーでいいや!)
やっぱり、前作から登場している《管狐》の夷や《小豆とぎ》のマメ、そして青目がいいな!
で、判明しました
青目の -
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高校生の夏
合宿の夏
文化祭の演目は 「毛抜」に決定
小野小町の子孫の名家小野家のお宝紛失お家騒動
詳しくは 歌舞伎HPで
ですが、これ本当にあの毛を抜く毛抜が踊り出す
のです
登場人物が多いので新入生の活躍が期待されます
しかし 新入生にはそれぞれ弱点があり
部長のクロはじめ先輩達は一緒に舞台に立てるよう克服のお手伝い
高校生青春小説の方に重点が移ってきたかな
巻末おまけに歌舞伎観覧マメ知識あり
歌舞伎って、どこが面白いのかわからないって思いますよね
そうなんです わかっている雰囲気で乗り切ればいいんです
イヤホンガイドは 節約しないで借りましょう -
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文化祭の「三人吉三巴白浪」も無事終了
やっぱり誰かが具合悪くなったりの多少のトラブルは、お約束
現代語訳との二本立てとか、とっても良い
阿久津君の母方の祖父が歌舞伎役者だった事がわかり、その才能から歌舞伎界に誘われるも あっさりカブキブ同好会を選択
白銀屋の御曹司、仁君は重圧と自分の歌舞伎の方向性に苦悩する
今回の演目は新入生歓迎会で「白浪五人男」
日本駄右衛門を頭に5人の盗賊の物語
今回は稲瀬川で五人勢揃いの場面
体操部に「からみ」の捕手を協力願う
ここでもトラブル発生でついに白銀屋の御曹司が壇上に登場
こうなっって欲しいって感じに進展するから安心
若手歌舞伎役者が集められる「からみ」 -
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1巻ラスト歌舞伎同好会のお披露目会「三人吉三」
の続きから
部長のクロが熱中症
和尚吉三は、幼児期歌舞伎経験者阿久津が代役に
評価は上々
次の目標は文化祭
演劇部とのステージをかけて「外郎売」
外郎売は薬屋が薬の効能を早口言葉で魅せる演目
早口だけでなく伴う演技を評価さた歌舞伎同好会が地下ステージを死守
文化祭演目は、「三人吉三白波」を バージョンアップ
母親との歌舞伎に絡んだ確執を封印した阿久津も復活
これに本物梨園の御曹司も触発されつつある
と2巻も意味深なところで終了
歌舞伎というとほぼ世襲制
そして男子のみ
コミック「ぴんとこな」とか「かげきしょうじょ」
等でも何処かのお宅の隠し子的 -
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カブキブ!全7巻 開演の第一巻
高校1年男子クロは、歌舞伎が大好
進学した高校で歌舞伎部を創ろう!と友人の男子トンボと活動を始める
とりあえず同好会創設を目指しメンバー5人を勧誘
演劇部のヅカ的スター女子
日本舞踊の名取の女子力高め男子
コスプレ衣装の女神
まずは三人を口説き同好会設立
ここに本物の梨園の子息と梨園の隠し子が加わわるかな
期待していた歌舞伎豆知識もあり
今回の演目は「三人吉三」
お嬢吉三、お坊吉三、和尚吉三の三つ巴
三人とも事情を抱えた盗賊
お嬢吉三は女装男子でお坊吉三との恋もあり
大金と宝刀をめぐって、最後は三人差し違え
書下ろしとのことだけど、いかにも途中な感じで1巻 -
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榎田ユウリさん初読みです。2000年に本作でデビュー、主にライトノベルで活躍、榎田尤利名義でも活動、BL作品多数などと紹介されています。本書を手にしたのは、BLよりタイトルに惹かれてです、連日猛暑だけに‥。
榎田さんには人気シリーズが多くあり、本作は「魚住くん」シリーズ(現在5作品)の第1作です。かつて「耽美」などと呼ばれ、BLの呼称がなかった時代の作品で、伝説的な価値があるとのことです。
物語は、不思議な美貌の魅力により、男女問わず虜にしてしまう魚住と、その周辺人物たちの群像劇です。魚住には重い過去の背景があり、味覚障害や栄養失調などの他、感情表現が上手くできず、何事にも無頓着な態