榎田ユウリのレビュー一覧
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せっかくのシリーズもんなので、間をあけずに読もう! ・・・と、思っていたのに、前作を読んでから3か月くらい経っているという恐ろしさ・・・。
・・・。しかし・・・。
これ、やばいよね。ほんまやばい展開というかフラグが立ちすぎやろう。
エピローグでどう見ても黒幕気味なのは苑遊・・・やんね、これはどう見ても・・・。
えーーー、もう、これ以上鶏冠を追い込むのやめてあげて!!
ほんまにかわいそうやから!!
でも、著者はどうも、天青みたいなまっすぐな子は打たれ強く、鶏冠のようなマジメな人はどんどん追い込んで苛める、みたいなところがあるよね!?
しかも苛め方が本気やねん・・・。
大丈夫かな・・・。私、これ以上鶏冠が追い込まれていくのを読めるかな・・・。
若い子向けの本なんやし、そんなに闇を深くしなくてもエエやん・・・! ややご都合主義なまとめ方でも大丈夫よ、特に著者の場合は!!!
怖い怖いもう~・・・。
ほんで、次に追い込まれるのを見たくないのが、曹鉄な・・・。この人も、かなり打たれ弱そう・・・。
苑遊(たぶん)と黒い会話をしてるのは誰なんやろう。
胆某っていう大神官か!? わー、どっちにしろ、鶏冠を追い込むのはやめてあげて・・・!
万が一虞恩賢母やったら・・・。これはこれで曹鉄が・・・。
そこばっかり気にしてるけど(笑)、ストーリーは相変わらず面白いです。
今回は天青が修行に出るということで、ハシバミの村へ戻ったため、前作、前々作のような、政治的ドロドロ話ではなかったのもよかった。
鶏冠と曹鉄のコンビがナナメに読めるのはわかりかけてきたけれど、藍晶王子と赤烏もよいです・・・。
って、藍晶王子って女性やっけ、男性やっけ・・・?
藍晶王子といい櫻嵐といい、ややこしいねん(笑)。
(2017.05.16) -
Posted by ブクログ
登場人物ほとんどはワケアリなのだが、単純に子供(じゃないけど)だと思っていた彼が…。
実は、っていうあたりは、定番といえば定番だし、そのあともステレオだといえばステレオなのだけど、なんなんだろうな。ワケアリが、肩よせあってひっそりとがんばっていたのに、それを土足で踏み荒らすというか、用意周到に大雨で地盤を緩めておいてそれから重機もってきてぐちゃぐちゃにした、感じに怒った。
あら、すっかり妖琦庵サイドに入れあげているわね、と我ながらびっくり。
だからこそ、満を持してのマメくんの話だったか…。
やられた。
妖人の話は、ようするに<差別>と<区別>の問題になっていくのだろうな。
そもそも、他者を自分は違う。
それだけでいいのにね。そこに自分が入るカテゴリーを作り、他者を入れるカテゴリーを作るから、面倒になる。
秩序は必要だけど、並べなければならないそれは、本当の意味では間違っているのだろう。 -
Posted by ブクログ
まぁ、一番恐ろしいのは、人間なのだ。
というか、人間の恐ろしさは、底がない。
でもって、妖という異質を通してなお、底が見えない。
というのを、描こうとしているのかと思う。
<見えない底>に手をのばそうとしているように、感じる。
だからこそ、妖という、それこそチートに手を伸ばすことができそうな存在を必要とした?
母娘の共依存の窒息しそうな感じは、鬼気迫っていた。
多かれ少なかれ、母娘というのは、こういう窒息感をもっているよなと思う。
それによって、くるっていくのも人間だからこそ、であり、それから逃げられないのはある種のやさしさなのだ。
だからこそ、青目につけこまれるんだけどね。
青目の絶対悪な存在感がいいんだけど、彼の所以がなんかうかがいしれてちょっと、なぁ。
キレキレのサイコパスでぶっとばしてくれた方が素敵だと思う私は、ちょっとどうかしているww -
Posted by ブクログ
人魚をめぐる物語。
人魚というか、<血>か。
どうして、日本の人魚はえぐいというか、…えぐいよな。
って、本質が妖怪だからか。西洋のものは、妖精かなんかで、その辺の差なのかもしれない。
依頼されたからというだけでなく、どんどん巻き込まれていく伊織は危険な目にあうのだが、それをどこか容認している雰囲気がある。
で、最後にその理由が明らかになるのだが、その出し方が上手い。
うむ。
ちょいちょいポエミーな表現が気になるときもあるのだが、ここでシメ、というか、暗転するというか、そういう一言を投げ込むのが上手い。
で、気が付くと、奈落にいるような感覚になる。
で、宿敵ともいえる青目のことが多少つまびらやかになってくるわけだが…。
いやなヤツなんだけど、恰好いいのよね。
困ったことに。
にしてもやっぱり愛は歪むと怖い。