榎田ユウリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレp91心が疲れているとき、人は水を求める。飲むための水というよりも、水の存在そのものを求めるのだ。
賢母の住む紫苑宮の庭奥の場面。鶏冠が小川のほとりに立ったときの内面描写。心が疲弊している彼は苑遊に会う前に足先を小川に入れる。
そして思い出すのは死んだ弟の葉寧のこと。その死んだはずの弟が現れて突如鶏冠に殺意を向ける。
p124また時期は異なるが同じ小川で今度は葉寧と天青が出会う。饅頭を分け合って食べたりお互いの境遇を話したり穏やかなひとときを過ごす。二人とも鶏冠と繋がりのあることを知らない。
この対照的な場面が印象に残った。
曹鉄が王子なのか否か。まだはっきりはしない。p175……赤子である王子の、ある身体的な特徴。
突飛な考えが頭をよぎった。赤子の赤の字でひらめいた。赤と言えば鶏冠の髪の毛。いや、まさかね……。私は承影剣のことがあるので曹鉄が王子だろうと思っている。
しおりを挟むならp216!
やっぱり曹鉄好きだなぁ(´- `*)
ラスト鶏冠がまたピンチに。もう鶏冠に痛い目を見せるのはお止めください。とユウリ先生に言いたくなった(ToT)
続きの11巻はすでに購入してるのですぐに読める。楽しみ(*^^*)♫
表紙のイラストは小さな頃の鶏冠と葉寧。しゃがんでる姿がなんとも可愛い♡ -
Posted by ブクログ
このシリーズももう10巻までいったけど、ほんと失速せずにおもしろいのがすごい。
毎回続きがどうなるんだって気になってしょうがない。だけど、鶏冠がどんどん辛くなっていって読んでいるこっちも辛い…。
こんだけ人の欲や醜さが渦巻く宮廷で、これだけ心が綺麗でいられる登場人物たちがすごすぎる。みんな本当に強い人間だ。
新キャラもまた独特だけどかなり良い人そうで、なんとか物語がいい方向にいかないか願うばかり。
最近はおもしろいと同時に辛いことが多すぎる…。
人の強さとは、他人を許すことであり自分を許すことである。今回の巻で印象に残ったのはここでした -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
シリーズ2作目の感想を書いた時に、
1作目は序章と書いたのだけど、
3作目を読むと、1作目も2作目も序章でした。
非常にまとまっていて、読みやすく
納得ができて、小説として綺麗にまとまって
読み手が納得する話になってた。
1作目2作目で、死神の人物としての振る舞いに
ブレというか、ブレてはいないんだけど、
「あぁ、そう行動させちゃったか、残念」と
読んでて思った瞬間が何度かあったのですが、
3作目はそれがなかったのが、私的には満足でした。
3作目は1作目2作目の短編が重なっているのではなく、1冊で1つの流れになってます。
ある事件(文字通り事件)から始まり。
それの犯人探しのような、推理ミステリー然として進む本作。
推理小説で言えば、不味いです。
明らかに、犯人が登場したその時に、
「こいつが犯人か」と分かる人物設定です。
目眩しの人物として準備されてるのも、
もう、そのために準備されたと分かりますから。
しかし、これは推理小説ではないのです。
死神の話です。
なので、推理小説として不味くても問題ありません。
ここからネタバレです。
その事件の犯人が判明して、事件そのものは推理小説としてなら終了した後からが面白い。
伏線の回収が怒涛に始まってきて、そして予想外に死神の素性が明らかになります。
なんか、すごく嬉しくなりますね。
5歳の息子と妻と、突然別れることになった男。
その記憶を蘇らせた死神。
生前の死神の孫との関係と、これまでのストーリーでの関わり。
3作目なので、死神に対して情が湧いてきてる時に、このラスト。
最高です。
そして、もとの摂理に戻らなかった死神の選択は、生前の記憶が戻ったから、人間的な気持ちにより、「ただ摂理に戻す死神の役目を全うするだけの死神」から、
「死神てしての役目に楽しさを実感してそれを理由にして摂理に戻らなかった死神」
になったのでしょうか。
ただそこで、人間的な気持ちが少し戻って、
さらに生前のことも忘れてない死神が、
死神として仕事をしてきたことに対しての罪悪感とか、後味の悪さのようなものを感じたりしないのか、思いを馳せてしまいました。
“天使”のような仕事をしていたなら、後味悪いことも罪悪感もないのかもしれませんが、
1作目2作目の死神ときたら、“死神”でしたからね。 -
購入済み
面白いです。
はじめの方は 長編によくある中だるみか?と思って読み進めましたが、いやいや、中盤からは面白くなってきました。
できるなら、早く次が読みたいです。 -
購入済み
非常に面白かったのだけど…
元々、榎田さんの榎田尤利のペンネームでのBL小説が面白いと思っていたのですが、榎田さんのユーモアもあり真理も鋭く突いている文章に魅せられ、一般商業に移られた榎田ユウリのペンネームでの小説も面白いだろうとほぼ確信していたのですが、神官物語のほうは書き方の為かいまいち興味をそそられませんでした。
対して、こちらのシリーズはあらすじを読むに設定からして、なるほど!と思わせるものがありさっそく買って読んでみたところ、気が付けばのめり込むように読み耽っていました。
展開は勿論読ませるものなのですが、キャラクターも魅力的です。
ただ、今回のテーマである若い女性たちの友人関係が歪過ぎて、妖人よりもそっちにゾッとさせられました。
最後のほうはいささか後味が悪かったです。やっぱり、一番怖いのは人間、それも陰湿な女なのかも…
ただシリーズの中心人物たちは心惹かれるキャラたちだったので、続巻も買おうと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ九巻は外伝集。短編6話収録。タイトルがおしゃれ。サブタイトルつきなのも粋。
5話「少年たちはノリゲをさがす-忘られぬ恋唄の譚-」冒頭の詩歌と神官書生である天青たちのノリゲさがしがつながらなくて「?」と思いながら読んでいた。「?」が「!」になって終わる。素晴らしいのひとこと。
6話の「ケナリの精は舞う-春爛漫 再会の譚-」ここで1話で登場した燕篤が再登場。まとまりのある外伝集になっている。そして私はだまされた。途中でおや?とは思ったけど、天青にご立腹の櫻嵐様が出てくるまで気づかなかった。でもまぁ…だまされたほうが面白いと思う(負け惜しみ)
表紙は可憐。登場人物紹介ページが好きでたまらない。紀希ちゃんがいることで優しい雰囲気が出たように思う。また外伝を書いて欲しい!面白かったです(*^^*) -
Posted by ブクログ
久々にしっかり慧眼児が登場しました。
ただ平時においても天青は、徐々にではありますが慧眼の力と同一となりつつあり、慧眼が開いていないときでも、物事の真理を見抜く力がついてきたようです。というよりは、知識を得たことにより、より多角的に物事を捉えられるようになったと言うべきでしょうか。
もともと、まっすぐな少年だったけどね。
藍晶王子と曹鉄の王位争いが本格化し、天青や鶏冠には辛い日々です。
愚恩賢母の行動理由も明らかになりました。同情はしますが、だからといっていたずらに国を混乱に陥れるのは、施政者としていかがなものか。だから女王はダメって言われちゃうのよ。感情が先走るから。
熾烈な王位争いも、慧眼児の登場で丸く収まりました。
ただ、まだ大団円とは言えません。天青も成長の途上だしね。
次巻では、どうやら鶏冠の出自にスポットライトが当たりそうです。 -
購入済み
ケンカも青春
学園祭に向けての稽古期間から本番直前までのお話です。
主人公の部長と親友の副部長がケンカします。
まあ、青春って感じですが(笑)
1巻2巻と同じくここで終わりかよ!
とツッコミたくなる終わりです。
舞台がどうなるのか気になる!
-
購入済み
夏合宿
夏合宿中の話です。
今回も一年生絡みのバタバタです。
やっと新入部員達の過去がみんなわかりました。
そして、やっとカブキ同好会からカブキ部になりました。
こんな部があったら楽しそうだなとは思いますが同時に入りたくないとも思えました。
次は学園祭に向けての稽古かな楽しみです。