榎田ユウリのレビュー一覧

  • 猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言

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    軽快に進む物語と登場人物たちの会話のテンポの良さが読みやすい。
    神鳴と幾ツ谷の掛け合いが絶妙。
    幾ツ谷さんの希望は叶わなかったけど、気持ちよく終わってくれて良かった。
    他の住人も個性があって面白い!
    きっとこれからも色んな問題を喧嘩しながらも解決していくんだろうなと思える終わり方。

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    2024年01月15日
  • ところで死神は何処から来たのでしょう?(新潮文庫nex)

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    3冊目はどんな展開かと思いきや…今まで謎だったことが解き明かされていく展開でした
    天堂さんも最後の方に登場してきます
    このシリーズ、どうなつことかと思っていましたが最後は大団円なのですね

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    2023年10月08日
  • 宮廷神官物語 七(角川文庫版)

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    曹鉄が王家の血筋を引くことがはっきりしたことにより、藍晶王子と曹鉄は、心ならずも「いずれがより王位継承者として相応しいか」を争う立場に置かれ、自由に会うこともままならなくなってしまう。
    藍晶王子の立太子を支持する側の鶏冠、様々な手段で惑わされ孤立する曹鉄、そして慧眼児として迂闊に動けなくなってしまった天青。
    旅を共にしあった仲間たちの絆が試される。


    うんうん、安心の面白さ。
    ラストも…まぁ、そんなことがあるんじゃないかと予測はしてたけど…だからこそ、『麗虎国物語』『慧眼児物語』ではなく、『神官物語』なのね。
    素直にやきもきハラハラ楽しませてもらおう。

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    2023年10月06日
  • 妖奇庵夜話 ラスト・シーン

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    何人もの人を殺害してきた青目が何よりも欲していた人。
    既巻に散りばめられていた幼い頃の思い出が集約され、全てが1つの流れとなっていく。
    青目を切り捨てられない伊織、その伊織を守ろうとする人々。
    青目の生い立ちに関しても、母の子供を守りたいという思いが強すぎたあまりなのかと、納得。

    タイトルの「ラスト・シーン」は本シリーズのラストでもあり、最後に見た景色という意味でもあったのか。

    鵺の正体は、その名の通り、はっきりしないままだった。人間なのか、妖人なのかもわからない。

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    2023年10月05日
  • 過敏症 魚住くんシリーズIV

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    ネタバレ

    ついに、ついに…!思わず「良かったねえ」と2人の肩をポンポンしたくなるような。
    どんどん人間らしく(人間なんだけど)なっていく魚住に優しい気持ちになる。やはり肩をポンポンしたくなるな。

    今回も色々と考えさせられた。複雑なセクシュアリティに悩む薫を見て、難しいな、と思う。正解なんかないんだけど。

    マリの過去について色々知れた巻。やっぱりかっこいい女だ。好き。
    そして濱田氏も私の中でぐいぐいきている。

    一気に読んでいたらあっという間に次で最終巻だ。早く読みたいような、少し寂しいような。

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    2023年10月01日
  • メッセージ 魚住くんシリーズIII

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    ネタバレ

    悲しくて切なくて、でもその分暖かく愛おしい光に気付けた、そんな一冊だった。

    悲しい場面や暖かい場面で何度も涙が込み上げてきたのだけど、さちのに心を開いた魚住の、人間らしい一面を見た時が1番グッときた。

    サリームやマリ達との日常もとっても好きだ。
    4人の団欒の場面はずっとみていたいし、サリームの変わり種餃子食べたい!
    大学の研究チームでのやりとりの場面も良い。
    どうか魚住がこのまま笑顔で過ごせますように、と願ってやまない。
    最後の章もとても良かったなぁ。

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    2023年09月29日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

    匿名

    購入済み

    完結???

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    2023年09月28日
  • 宮廷神官物語 一(角川文庫版)

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    ネタバレ

    優れた知性と美貌を持ちながら、無欲で自己犠牲を厭わぬ若き神官・鶏冠が、次の大神官を決めるために王命を受けてたずねあてた『奇蹟の慧眼児』は、ど田舎のやんちゃな悪ガキ・天青だった。
    悪しき心を見抜くという慧眼児など邪魔と考える宮中の神官や貴族たちに命を狙われながら、天青が兄のように慕う青年・曹鉄を伴い、三人は王都を目指す。


    読みたい読みたいと思いながら、手に取る機会がなかった、韓国を思わせるアジアン・ファンタジー。榎田ユウリさん作品も初めて。
    鶏冠と天青のコンビに加え、次々と登場するキャラが軽やかで、あっという間に読める。
    こりゃ人気出るわー。
    角川ビーンズのアジアン・ファンタジーは「彩雲国物

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    2023年09月21日
  • 宮廷神官物語 六(角川文庫版)

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    ネタバレ

    立太子礼のために必要な承影剣が行方知れずになったため、藍晶王子の立太子は認められないと主張する反王子派の大臣らを納得させるため、危険をおかして聖なる島に渡り、王の世継ぎたるしるしを持ち帰るべく旅立った藍晶王子と、天青らお馴染みの一行。
    探索の旅は、まぁ大雑把には予想通り…苦難の末に良い終わりを迎えたのだが。

    巻末にきて、虞恩賢母のまさかの暴露で立太子礼は中断。
    曹鉄が実は王の最初の正妃の忘れ形見であり、世嗣となるべき長子である。そして曹鉄が持つ奇跡の光を放つ木剣こそが承影剣であると。


    やぁ、びっくり。
    前の巻から、虞恩賢母が異様に曹鉄を重用するのが胡散臭いとは思っていたけど…天青を抱き込

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    2023年09月21日
  • 過敏症 魚住くんシリーズIV

    匿名

    購入済み

    やっと本当の恋人同士って感じになってきて
    2人のやり取りに困惑とドキドキ感が同時にきます。
    男性同士のやり取りってこんなんなんだと恥ずかしくなりますが、好きなんだし普通の事だよな
    と、2人のラブラブいいなって思います。

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    2023年09月20日
  • メッセージ 魚住くんシリーズIII

    匿名

    購入済み

    悲しい話しで、ただただ寂しくなったけど
    魚住の最後の養母がとても優しい人達でよかった。

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    2023年09月18日
  • プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII

    匿名

    購入済み

    男とか女だとか性別じゃなくて、人としてどうあるべきかが大事だと思いました。

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    2023年09月17日
  • 妖奇庵夜話 グッドナイトベイビー

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    マメの話でもあるが、また伊織と青目の過去にも通じていた。
    トゥの存在がなければ、マメは伊織とも出会うことが出来なかったはず。マメを守ってきたトゥも含めた展開が良かった。

    甲藤が前回の活躍が認められ、登場人物紹介に載るようになってた(笑)

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    2023年09月14日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    10年くらい前、書店でバイトしていたころに買った文庫本。一度シリーズ全巻を読んだはずで、とにかく良い本だったということは漠然と覚えているのだけど内容までは記憶しておらず。読む本を探していたところだったので再度。持っている文庫本は初版だった。

    久留米と魚住よりも歳下だった10年前、この作品を読んで自分が何をどう考えていたか分からないけれど、彼らよりも少しだけ歳上になった今、あらためて読んだら魚住の無機質さや久留米の鈍さやマリの人となり、どのキャラクターも(語弊を恐れずに言えば)身近に感じられた。

    平たく言うと結構ありえない出来事が重なっているお話だけど、でもどこかありえなくない、「分かる気が

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    2023年09月04日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    あー本当に終わってしまった。
    この独特な世界観が好きなんだよなぁ。
    洗足の厳しさの中の優しさも、話し方もマメも脇坂も夷さんもみんな大好きだなぁと思える大好きなシリーズ。

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    2023年08月16日
  • 猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言

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    なんとなくジャケ読み、気分転換にすごく面白かった!
    理屈屋同士の会話テンポ、どのキャラもそれぞれ魅力的で楽しい。単巻なのでちょっと物足りない。
    そして猫はかわいい。

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    2023年08月13日
  • 宮廷神官物語 四(角川文庫版)

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    人気のアジアンファンタジー「宮廷神官物語」シリーズ4作目。
    舞台は、麗虎国。

    優秀だが欲もやる気もあまりなかった若き神官・瑛鶏冠と、鶏冠が見出した奇跡の眼を持つ少年・天青。
    それに、辺地の村にいた頃から天青の兄貴分だった曹鉄。
    友情で結ばれた3人だが、それぞれに試練が降りかかります。

    真実を見抜く力を持った慧眼児については公表されていなかったが、奇跡を起こしたという評判は広まり、慧眼児を名乗るものが相次いで街なかに現れる。
    藍晶王子は騒動を収めようと、その者らを試すことにした。
    中でも、真実の慧眼児ではないかと評判になった少年・羽汀と、天青は競うことになってしまう。
    羽汀は、知るはずのない

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    2025年08月18日
  • 妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず

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    人と違う妖人がいる世界。
    まぁ、実際は、人とあまり変わらず、たまに、人より能力発揮する者あり。
     水泳凄い!=河童の妖人
    みたいな。

    基本はミステリー、少しホラー味って感じ。
    実際、今の世界も良く調べたら、金メダル取ってる人とかあり得るかも?
    有力は、メジャーの二刀流か?(^◇^;)

    能力が抜きん出ている人がいると、人はどうしても嫉妬とかして…
    それが人以外やと更に…
    全部、押し付けてくる…
    何かやるせない気もするけど、私も一般庶民なんで気持ちが分からない訳ではない。
    でも、そういうのは出さないように努力していきたい。

    この作品は、妖人を出して、今の人間社会を風刺してるようにも思う。

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    2023年08月07日
  • 妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか

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    妖怪のDNAを持つ者を妖人として認めている世界の7冊目

    妖人差別発言をしていた男の死体が見つかる
    体には刃物で刻み込まれた文字が

    人の弱い所に付け入る方法を淡々とと述べられるのはじわりと怖い

    伊織と青目の互いへの感情も複雑で興味深い

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    2023年07月23日
  • 妖奇庵夜話 顔のない鵺

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    [鬼指][シンシ][天邪鬼]と名乗る妖人が伊織の周りに現れる
    彼等の目的とは?

    前回からはより密接に話が繋がっていて今回もものすごく気になる所で終わってしまった

    [鵺]の本当の目的が分からないので不気味

    ラストに向かって行く感じで次も楽しみ

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    2023年07月23日