あらすじ
メガネ男子が共同生活!? でも〈蔦屋敷〉には秘密が――
順風満帆な人生を送っていた会計士の幾ツ谷理(いくつや・さとる)は、
突然、妻から離婚を切り出され、シェアハウス〈蔦屋敷〉に流れ着く。
離島からやって来た純朴な弓削洋(ゆげ・ひろ)や、
毒舌イケメン准教授の神鳴シズカ(かんなり・しずか)など、
風変わりな住人と賑やかに暮らしながら、妻との復縁を目指す幾ツ谷だが、
ある夜、神鳴の怪しい行動を目撃してしまい……。
不器用な心の交流が愛おしい〈ひとつ屋根の下〉ストーリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
みんみんさんがおすすめされており、どんぐりさんが読まれていた本です(*´꒳`*)
インテリイケメンメガネの40歳、幾ツ谷理(いくつや さとる)。
それまでは成績も良く、難関資格も取得し、結婚と順風満帆な生活を送っていたのだが、ある日妻から離婚を切り出されてしまう。
自宅マンションの鍵も変えられ、家にも帰れなくなってしまう。
身も心もボロボロな時、子猫を拾ってしまう。
家もないのに、子猫とこの先どうするのだ??
そんな時にシェアハウス 蔦屋敷 に流れ着く。
そこには離島育ちで訛りが強い弓削洋、幾ツ谷と同じくイケメンメガネの神鳴シズカ等、個性の強いメンバーが住んでいた。
妖奇庵夜話は一門の間でも流行りましたよね♪
この本もかなり個性的なキャラ多めです。この先がめっちゃ楽しみになってきました。
イケメンメガネもいいのですが、私は賢い人がとにかく好きで(*´꒳`*)
自分がバカなので、頭いい人には尊敬しかないんです(^^)
多分皆さんが嫌いそうな理論武装しているような人、何故か好きなんですよねー(^_^;)
まぁ、そんな人と付き合ったら、何でも論破されて面白くないのでしょうけど(^^;;
そんなわけで、理屈っぽい幾ツ谷理さん、めっちゃ好きです(*´∇`*)
読んでいるうちにどんどん可愛く見えてきて、口角が緩んできてしまいました(*´∇`*)
家事やらないから、この人と結婚しても、私が全ての家事やらされるんだろうなぁ。。。ってわかるのに、何か気になるのです。
私は結局、そういう人が好きなのだ。
生まれ変わっても、家事は私がする運命なんだろうなぁ。。。(笑)
Posted by ブクログ
40間近のメガネイケおじ×2と子猫。
そして愉快で個性豊かななシェアハウスメンバー。
明るい話かと思いきや、なかなか地に足着いたというかハードな背景というか現実的というか。榎田ユウリ作品だなぁ。
人間関係、人生上手くいくばかりじゃないよってのが多く描かれるよね。でもそんな時にどう立ち直るのか。乗り越えるのか。考えを改めるのか。そこまで描かれているから安心する。
行動心理学やらなんやらウンチクが好きなので「へぇ!」感心しながら読んだ。ディベートもっとしてくれてもいいんだよ。会話がテンポよく、ダラダラせず一気に読んでしまった。
ラストは予想と違ったが、今後が楽しみな終わり方。
むぎちゃがとにかくかわいい。
あと出てくる食べ物無性に食べたくなる。
あとあと
私もB〇Sを仏間に飾りたい(笑)
おばあちゃんがアミで吹いてしまった。
名前を覚えた4人は誰だろうとかどうでもいいこと考えてしまった。
シリーズ化するんだろうか?
是非して欲しい。
なんならドラマ化とかできそう。
お互い支えあって生きてくれ。
Posted by ブクログ
中年…初老のおっさん(40)の成長物語であり、野郎ども(女性も約1名)の群像劇でもある
主人公がさー、びっくりするくらい共感力が低くて想像力も欠如してるんだけど、自分がどん底に落ちて、猫ちゃんに救われて、仲間たちに揉まれて、少しずつ人間になっていくさまがいいわー。好き。
Posted by ブクログ
タイトルに「猫」とついているが、猫が主役なわけでもストーリー的にキモになっているわけではない
でも猫がとても和みにはなっている!
とても癖のある主人公が、とても癖のある住人とシェアハウスで暮らす物語
真剣にストーリーは進んでいくのに、クスりと笑えるシーンも多くてこういう作品はとても好き
「取らぬ狸」の表現方法にはツボった!
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幾ツ谷さん杏樹さんのこと大好きだし本気だったから許してくれそうだなーって期待してたけど、結局ダメだったのが残念…!でも私も同じ立場だったら同じこと考えたと思うし、逆にリアルで面白かったな~
榎田ユウリさんの作品初めて読んだけど文章が綺麗で読みやすい。メガネコンビのやりとりも面白かった。続きが読みたいです!
Posted by ブクログ
猫と美系アラフォーメガネ×2
これだけでも最高なのに榎田先生と中村先生の最強コンビ。
表紙も文章も素晴らしかった。
りっちゃんと神鳴先生の似たもの同士、同族嫌悪の舌戦は必見!
登場人物が全員魅力的なので他のメンバーのビジュアルも気になる。
続編熱烈希望です!!
Posted by ブクログ
榎田ユウリ×中村明日美子
もう最強タッグですよψ(`∇´)ψ
インテリメガネ、理屈屋、毒舌、猫にメロメロ…
二人は似たもの同士だが仲が悪い!
この二人の会話も凄いが脳内思考も凄い笑
文章が立板に水の如くである!
榎田ユウリのセンス抜群の言葉がこれでもかってくらい続きます_φ(・_・
もう読んでるこちらも息つぎ無しです笑
頭の良いドSの長ゼリフ最高!
続きが読みたい!是非出してください!
そして明日美子先生!
残りのメンバーの絵を描いてください!
twitterにあげてくださいm(__)m
Posted by ブクログ
ひとつ屋根の下、シェアハウスの元で住んでいる住人が個性的すぎる。
猫あり、イケメン要素ありで女性受けバッチリ。
テンポ感もよく、サクサク読める。軽いだけではなく重い要素も扱いながら、楽しませてくれる本
Posted by ブクログ
榎田ユウリさん、最近ご縁があります。
この作品もいいキャラがたくさんで面白かったです。
この方の作品、芯にジェンダー問題やら親子関係やらの問題が潜んでいて、それらの問題に自然に過度の意識をせず考えるきっかけもらえるのが好きです
2024.9.22
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Posted by ブクログ
大きな事件がない日常を綴った物語が読みたいなーと思っていたときに見つけた作品。こちらの作者は初めてでしたが、とても読みやすくするすると読み終えました。
求めていた日常系の面白い作品で、続きもすぐ手に入れようと思います。
が、冒頭主人公のりっちゃんのモラハラ夫具合、そして弁が立ちかつ自分の頭の良さを自覚(過信)しているため、妻側の主張が全て感情論として処理され彼に何も響かない。(りっちゃんこそジェンダーのステレオタイプに雁字搦めになり感情論を押し付けてるくせに)ところを読んだとき、自分の夫がこんなこと言ってきたら、完膚なきまでに叩き潰す、と思いました。最終的には完膚なきまでに叩き潰されることができていてホッとしました。
蔦屋敷のクセ強住人たちとのやりとりがすごく良いので、各人に焦点を当ててずっとシリーズを続けていただきたい。
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猫のタイトルに釣られて読んでみたが、当たりだった。幾谷の曲がった性格が周りに影響されていいキャラを出している。ストーリーもスピード感があってさらっと読めた
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りっちゃん腹立つ男!なのに何かいいところ探してしまう。。。悪気なくこれは恐ろしい人なのに
私も先生のように人に納得してもらえるお話をできるといいな。。。
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最初は性格悪い人が天罰食らう話かと思って、表紙と題名だけ見て買い物失敗したなと思ってました。しかし、終盤に向けての話の展開が面白く、読んで良かったです。私もそうならないように反面教師にしていきます。心理学に興味が湧きました。
Posted by ブクログ
軽快に進む物語と登場人物たちの会話のテンポの良さが読みやすい。
神鳴と幾ツ谷の掛け合いが絶妙。
幾ツ谷さんの希望は叶わなかったけど、気持ちよく終わってくれて良かった。
他の住人も個性があって面白い!
きっとこれからも色んな問題を喧嘩しながらも解決していくんだろうなと思える終わり方。
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なんとなくジャケ読み、気分転換にすごく面白かった!
理屈屋同士の会話テンポ、どのキャラもそれぞれ魅力的で楽しい。単巻なのでちょっと物足りない。
そして猫はかわいい。
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高学歴で公認会計士として順風満帆な人生を送っていた幾ツ谷だったが、突然妻から離婚を突きつけられ途方に暮れた。そんな時、父方の伯母が亡くなり両親が他界している幾ツ谷に法定相続人としての権利がある事を知る。高収入だが育ててくれた祖父母の高級老人ホームの支払いと、住んでいたマンションが妻の名義の為ビジホ暮らしだった幾ツ谷は藁にもすがる思いでその伯母の暮らしていた家に行く事に…
妻の杏樹が12下で、可愛くて性格も良くて出来た妻だったのに、歩み寄ろうとせず胡座をかいていた結果離婚を言い渡されてしまったのは自業自得なんでしょうが、その妻と復縁したくて幾ツ谷なりに頑張ってはいたけれど、屁理屈ばかりこねる幾ツ谷は変わる事はないのでしょうね。ラスト大泣きしてまで引き留めたけれどダメだったのは、ちょっと可哀想な気もしました。
蔦屋敷の大家の洋が、離島育ちでとても良い人で、蔦屋敷メンバーが可愛がるのも納得でした。
そして、その洋の保護者的存在の伯母の結婚相手であるイケメン准教授・神鳴も、幾ツ谷と同い年なのに伯母と結婚していたのには何かあると思っていましたが、まさかあそこまでヘビーな理由だったとは…
みんな不器用だけど、その不器用さが愛しいそんな一冊でした。
Posted by ブクログ
再読3回目。
久々にタイトルと表紙だけ見て買っちゃった本。自分で思ってた以上に物語に引き込まれて、ほぼ一気読みしてしまった。自分に似たところがあるので、幾ツ谷くんにはやたらと共感した。拗らせてる人は、拗らせてることに自分ではなかなか気付けないんだよね。それに気付けたとしても、それを受け入れるのにまたまた時間がかかるしね。でも、幾ツ谷くんはちゃんといいヤツだった。よかった。
Posted by ブクログ
ひとりひとりのキャラクターの個性が光ってて、登場人物同士の絡みが面白くてクスッと笑ってしまうシーンも多かった。会話のテンポも凄くいい!
予測出来そうで読んでるうちに途中から予想出来なくなってきて気が付いたら滅茶苦茶夢中になって最後まで読み切ってしまった!とにかく面白い作品だった。
気楽に何か1冊読みたい方におすすめ!
Posted by ブクログ
あー、そうよね。そうなんだよね。わかるわかるという共感の気持ちと、きちんと言語化されると、なるほどという納得の気持ちで読んでいて忙しい(笑)
洋は優しいし、強いなぁ。
神鳴の過去とラストが恐ろしかった。
明るいある意味デトックスな小説なのに、一瞬だけホラーになった。
個性ある面々が住んでいるシェアハウス、是非続編も読みたい。
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妻から離婚を言い渡され、家を追い出された幾ツ谷は「蔦屋敷」に流れ着く。
幾ツ谷が叔母の遺産相続を考えて、頭の中でトラタヌポンポコしていたのが笑えた。
蔦屋敷の同居人たちも癖が強くて面白い。
幾ツ谷と神鳴のやり取りも。
ラストの展開はちょっと怖かったが、次巻の展開はどうなるのだろうか。
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40歳。公認会計士。理性的。高圧的。
全然良いところがない、はずなのにどうしてか嫌いになれない。たぶん、杏樹のことを一途にただ好きだったのが感じられたからだと思う。子供のまま大人になった不器用な人間。可哀想な人。
最後に杏樹と対面するシーンが苦しくて仕方なかった。
「好きという気持ちが曇ってしまった」というやるせなさに胸が痛くて、涙が止まらなかった。
全体を通じてりっちゃんがようやく大人になろうとしていく姿が見られたけれど、遺言や貸金庫、神鳴の日記のあたりのストーリーもちゃんと面白くて好きだった。
信じられないほど読みやすくするする入ってくる文章に驚き。
Posted by ブクログ
はじめての榎田ユウリさん作品。ずっと読みたかった作家さん。
1冊目は大好きな中村明日美子さんのイラストに惹かれてこちらを。
偏屈不器用黒髪メガネが大好きな私歓喜。
美形辛辣毒舌メガネ(しかも一人称が僕!)が大好きな私歓喜。
頭でっかちな理の駄目っぷりがとても可愛く、そして不憫で笑ってしまう。
蔦屋敷の面々も個性的でとても面白い。
続刊では他のキャラクターについても色々分かってきたりするんだろうか。わくわく。
会話のテンポが良くてつい笑ってしまう。仲良くしろや。
あまりラノベタッチな文章が得意じゃないので心配だったけど、そんなことも無く楽しめた。
榎田さんの他の作品を読むのも楽しみだなあ。
Posted by ブクログ
「でも人は、正しいか間違ってるかなんてそんな気にして生きてない」
「だいたいは損得と快・不快じゃない?」
今の世の中ってコレが如実に可視化されてるよな。
職業年齢立場、登場人物の抱えている問題の大なり小なりが、自分の何処かに引っかかって痛かったり深く頷いたり。私も猫を連れて蔦屋敷で暮らしたい。
Posted by ブクログ
初 榎田ユウリ作品です。
旅先で読むのにいいかと思い ライトな表紙の文庫本を手に取ってみました。
「人は他人を理解できない」合理的で相手の気持ちを想像するのが苦手な主人公
幾ッ谷(いくつや)は、妻に離婚を言い渡されマンションを追い出されてしまう。
そこに遠い親戚の伯母からの相続の話しが舞い込む。
蔦屋敷と呼ばれるシェアハウスの大家だった伯母、そこにはイケメンメガネの若い夫と風変わりな入居者たちがいた。
出だしの「知識を並べ、理屈やうんちくを言い争う」ディベートのような主人公たちの描写は(おお~どこかで見た風景だ~)と頭のいい近しい人を思い浮かべて、おもしろかった。
主人公がボロボロになって蔦屋敷に転がり込んでからの展開も 軽いテンポで、時折グサッと日常の辛さを衝いてきて、引き込まれていくのに時間はかからなかった。
この作家さんの本 ちょっと探そうと思う。
おすすめです。
Posted by ブクログ
まさに、〝本人に自覚は全くないのだが、他人を傷つける(思い遣れないor想像力がない)発言をする人〟がいるので、周りのツッコミに頷きながら読んだ。
気付いて、変化するだけ素晴らしいと思う!現実では気づいた時には手遅れパターンが殆どだと思うので…
猫と洋くんに癒された。
不器用でも、変わっていくこと、受け入れることで関係性を築いていけるんだよね…と自分自身に再確認した1冊。