榎田ユウリのレビュー一覧
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ネタバレちょっと気になってる場面は、瑛徳正妃に巻きついていた銀の蛇のこと。(p211)
天青は自分の気を銀の蛇にぶつけて正妃様から離そうとしたけど一度目は失敗。自分の気を跳ね返されて胸を負傷する。失敗の原因は蛇の目が少し寂しそうに見えて、ちょっとためらったせい。(天青ったら優しい♡)
この寂しそうという点と、鶏冠が銀の蛇が逃げる方角を確認したら朧月斎へと吸い込まれたという点。銀の蛇を放ったのはたぶんあの方かな?続きに希望が持てるのは、蛇の目が寂しそうにみえたという天青の言葉。相手の心に揺らぎがありそう。天青の慧眼児としての成長と、心の成長が目まぐるしい。今回一番頼もしいのは天青だろう。
なぜ譜馬国の話 -
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読書録「妖キ庵夜話空蝉の少年」4
著者 榎田ユウリ
出版 角川ホラー文庫
p207より引用
“ ー人生を変えるのは占いではありません。
占いは手助けをするだけ。相談窓口のひとつ
と考えて下さい。あるいは靴です。あなたの
人生を歩くのはあなた。あなたの前にはたく
さんの靴が並んでいます。私はある靴をご紹
介します。でもそれを……。
「履くかどうかはあなたの自由です。もっと
いい靴を見つけたって、もちろんいいんです
……」”
人間と妖人を見分ける能力を持つ茶道家を
主人公とした、長編ミステリ小説。同社過去
刊行作、加筆修正文庫版。
いっぱいに詰まったお菓子入りのコンビニ
袋を両手に下げて -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはツライ。読後は心がどんより( ノД`)…
今回、マメくんがリンちゃんと関わることがなかったから良かった。マメくんには笑っていてほしい。あまり登場しなかったのは残念だけど。
印象的な場面はマメくんが先生のいる茶室へ、手作りの水無月を届けるところ。(襖が)スパーン、と予想以上の音がした。と書いてある。実際に音が聞こえたような感じ。
それから、先生と青目の嵐の場面も印象的だった。中村明日美子先生の絵でみたい。
最後に皆集まって素麺をたべるけど、読者の私は喉に小骨が刺さってる感じで楽しめない。初回特典のショートコミックペーパーがあって良かった。かなり元気になれるので(^-^)