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Posted by ブクログ
どんどんと物語を深く濃く読み続けたこれまでの8巻があり、
8巻の最後ではこれからのさらなる波乱・クライマックスを思わせる内容と、その前の静けさを感じて、
そして読んだ9巻!!
まさかの外伝!短編集!
と少しずっこけたのですが、あえてここで短編集を持ってくるのは一呼吸おけていい塩梅かも。
ハラハラが続くお腹いっぱいよりも、箸休めの1巻があると、クライマックスも際立つというものです。
この外伝集は、時系列に短編が構成されていて、
1巻の頃の天青から、8巻の天青まで。
天青が全ての短編で主人公というわけではないけど、どの話もマイナス要素がなく、ほのぼのと前向きに語られています。
いろんな苦難があったり、不穏な空気を感じてきたけど、
同時に、8巻までの1年間の間には、合間合間に、この短編で描かれているような平和な日々もあったんだなぁと、保護者目線のような感覚で嬉しく思いました。
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ちょっと中休み的な短編集。
結構重めな噺の展開のなかでの、心休まる一冊でした。
休みがおおかったから一気に読んでしまったが、ここまで作品を仕上げるのって大変なんだろうなぁ。もっと味わって読まないと。って思うんだけど面白いととまんない。
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今回は番外編集。
本編が今めちゃくちゃにシリアスで心が休まらない分、とても癒されました笑
本編の方でも感じていたけど、改めて登場人物の心の綺麗さ、温かさが半端ない。番外編は特に感じました。
読んでで温かい気持ちになれるし、個々の人を想う優しさに涙が出てきました。
短編集なので1つ1つのエピソードはさくっと読めますが、読後感がとてつもなく気持ちいい。
天青のような人間になりたいなと思わせてくれる1巻です。
また、おうらんや紀希といったキャラクター達の魅力も一層上がりました。
えいとくには何度も泣かされました。
宮廷神官物語の(特に登場人物面)魅力が詰まった最高の番外編でした!
頼むから本編の方も最後はこんな平和な日々が訪れますように…笑
Posted by ブクログ
宮廷神官その9。
短編集。
ちょっと遡って、天青が宮廷に来た直後、
神官書生たちと仲良くやっている様子や、
金欲しさに王の前で競い舞をする鶏冠、
賢く必死に学ぼうとしている隷民の子が登場する。
男装の姫、櫻嵐に恋する貴族の娘が嫁入りをする前に。
櫻嵐に歌声をほめられる話が、
ちょっと悲しいといか、
心温まる話だった。
Posted by ブクログ
宮廷神官物語のスピンオフ短編集。、
天青が神官書生となるための試しとひとつの出会い。
紀希が失くしてしまったノリゲを、紀希に淡い想いを寄せる天青ら書生たちが探しだす。
そして再会。
天青の素直さに、心洗われるようで。
名のとおり、空の青さのままの純粋。
本編のつづきも、ますます読みたくなりました。
Posted by ブクログ
九巻は外伝集。短編6話収録。タイトルがおしゃれ。サブタイトルつきなのも粋。
5話「少年たちはノリゲをさがす-忘られぬ恋唄の譚-」冒頭の詩歌と神官書生である天青たちのノリゲさがしがつながらなくて「?」と思いながら読んでいた。「?」が「!」になって終わる。素晴らしいのひとこと。
6話の「ケナリの精は舞う-春爛漫 再会の譚-」ここで1話で登場した燕篤が再登場。まとまりのある外伝集になっている。そして私はだまされた。途中でおや?とは思ったけど、天青にご立腹の櫻嵐様が出てくるまで気づかなかった。でもまぁ…だまされたほうが面白いと思う(負け惜しみ)
表紙は可憐。登場人物紹介ページが好きでたまらない。紀希ちゃんがいることで優しい雰囲気が出たように思う。また外伝を書いて欲しい!面白かったです(*^^*)