モンゴメリのレビュー一覧
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とにかくおしゃべりなアン。
妄想がすごくて、でもその妄想はとてもHappyなもので、
そして彼女は自然のすばらしさと周りの人達を愛する優しい心を持っている。
この物語は、アンのおしゃべり以外にも会話が多い。
マリラがアンを怒るときの「アン・シャーリイ!」って叫びや、
リンド婦人のつぶやき、なかでも
「ところが、マシュウがそれに気づくとは、まあ!
あの男も、六十年以上眠ってたあげく、めざめかけたんだよ」ってところが私は好きだな。
多分こんな言い方なんだろうな、っていうのが勝手に私の中で決まっているから。
私も妄想家じゃ(笑)
物語はアンが思春期を迎えた頃から大きく動く。
マシュウが死んでしまった時から、私は涙が止まらなかった。
最後、アンとマシュウとマリラは本物の「家族」になった。
涙は止まらずとも、私の涙は悲しいだけのものから、幸せでいっぱいな涙に変わった。 -
Posted by ブクログ
6人の子供の母となり、忙しい医師ギルバートを支え、大きな炉辺荘を女中のスーザンと共に切り盛りするアン。ここでは主役はアンの子供たちだ。様々な冒険や悩み事を乗り越え成長していく子供たちを見守るアンとギルバート。ちょっと不思議なのは5番目のシャーリーのエピソードが全くないこと。だからこの子のキャラクターが伝わってこない。この巻ではアンの意外な一面がうかがえる。けっこうカカア殿下ではないか?6人の子供たち全員に自分の実家にちなんだ名前をつけ、ブライス家よりクスバート家のほうを優先しているような気が・・・ギルバートはそんなアンにひたすら尽くす。そしてそんな夫に対して「近頃夫の態度が物足りないわ」なんて不満も抱くが、結局ギルバートが自分に対してどれだけ愛情を注いでいるかに気がつき一件落着。ラスト、美人独身キャリアウーマンとの対決でアンは「子供がいなくておかわいそうに。うちは大家族だわ」と勝ち誇ったようにつぶやく。「勝ち誇ったように」です。まるで一頃はやった勝ち組、負け組みたい。このキャリアウーマンは子供がいないことを指摘されてひるむのだ。ホントは辛いに違いない。アンにもちょっと小意地の悪いところがあるの発見して、完全無欠の優等生より人間味があってリアリティを感じた。
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アンの新婚時代。ここフォアウィンズが、アボンリーに代わってこれからの2人のホームタウンになる。新しい人生のスタートをきったアンとギルバートは、何人かの腹心の友を得る。特に大きな影響を与えたのが、ジム船長とミス・コーネリアだろうか。ジム船長はやがて亡くなるが、この人の人生哲学や人柄は実に魅力的だ。甘い甘い新婚生活を送るなかで、初めてのわが子を亡くすという幸福の絶頂から不幸のどん底に突き落とされるような試練も味あう。新しい友人レスリーは辛い生活を送っているが、それほど同情できないなぁ。自分で選んだことだ。拒絶しようと思えばできたそうだから、ギルバートの見方が正しいと思う。しかし、ここでもあり得ない奇跡が起き、レスリーは白馬に乗った美しい王子に救われ幸福になる。この辺もちょっと白けるが、ここでレスリーとオーエン(白馬の王子)が結婚しなければ将来アンの娘リラの恋人となるケネスが生まれないわけだから、まぁいいか・・・
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「青い城」に続き、モンゴメリのマイナー作品(?)の文庫化です。
篠崎書林という今はもうなくなってしまった出版社からしか出ていなかった作品なので文庫化されて嬉しくて買ってしまいました♪(もちろん篠崎書林版も持ってます☆)
すごく久し振りに読んだんですが、やっぱり面白かった!
ダーク家とペンハロウ家の一族に伝わる水差しをめぐる様々な人々の物語なのですが、さすが一族というだけあって、登場人物が多い多い!(笑)
さぞや読んでいてこんがらかるだろうな~・・と思って覚悟して読んだんですが、それぞれのエピソードや登場人物たちが、何とも言えず魅力的でリアルで面白いんです。
なので、全くこんがらかることもなくスムーズに読めました♪
本の最初の方に推理小説のように登場人物紹介が載ってるんですが、それに頼ることを全くせずに済みました☆
本当に沢山の人が出てくるんですが、みんなそれぞれ個性的なのに、その行動がとってもリアルに描かれているのですごく感情移入しやすくて、どんどんお話に引き込まれます☆
最後の終わり方もみんなそれぞれ収まるところに収まって、すごく気持ちの良い読後感なのでそんなところも好きです♪ -
Posted by ブクログ
ネタバレ題通り、主人公はアンの末娘であるリラ。
みんなが子供扱いするとむくれていく幼少期から、第一次世界大戦に巻き込まれて成熟し、恋愛もしながら大人になる、またアンとは違った成長。
導入から、もはやアンではなくブライス夫人として定着した呼び方なのがなんだか寂しい。しかし、後半でたまにアン表記もあり、その時はなんだか過去に戻ったようで嬉しい。
マリラもリラが小さい時に亡くなったという文章くらいで、呆気ない。
マリラという名前を古臭いと感じながらも、合言葉のように「リラ・マイ・リラ」と呼ばれるのがなんともロマンチック。
ウォルターが亡くなり、リラはあんなにウォルターのことを思ってたはずなのに涙すら見せない薄情者〜と軽口をたたくアイリーン。p397
リラは自分の義務を果たす立派な人だと言い返すベティ。
アイリーンの言葉の一部がリラの耳にも入ったが、もとのように気持を傷つけられなかった。そんなことはどうでもいい。それだけだった。人生は大きいから、そんなつまらないことには構っていられない。あたしには守らねばならぬ約束と、果たさねばならぬ仕事がある。みじめな秋の長い辛い日々を、リラは自分の仕事に忠実にすごしていった。戦争のニュースは絶えず悪かった。敷れなルーマニアにドイツ軍が次から次へと勝利をおさめていったからである。p400 -
Posted by ブクログ
ネタバレ29歳でまだ未婚・オールドミスなんて…と、あらゆる親戚ら身内からそろそろ結婚しないのか?と言われてうんざりしている主人公・ヴァランシー。
使っている私室もパッとしないインテリア。
ヴァランシーという名は長いからドスと呼ばれて不愉快など、赤毛のアンみを感じる。
ヴァランシーは青い城という別の世界を持っており、そこでは豪華な家具や小物、イケメンの婚約者もおり、その時々のヴァランシーの好みで姿が変わり、ヴァランシー自身は永遠の25歳。
そこから余命宣告により、ロマンスに繋がっていくが…金持ちと知るや持ち上げる親戚など、どうも好きになれず。しかし、ラストはハッピーエンドで締めるのは著者らしくて良き。