モンゴメリのレビュー一覧

  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    〝けっきょく、一番、幸福な日というのは、すばらしいことや、驚くようなこと、胸の湧きたつようなできごとがおこる日ではなくて、真珠が一つずつ、そっと糸からすべりおちるように、単純な、小さな喜びを次々にもってくる一日一日のことだと思うわ〟(276p)

    アンの物語に流れている幸福感が凝縮されている言葉だなと思った。
    何気ない日々の幸せを十二分に受け取り、味わえるアンが大好き。

    アヴォンリーで小学校の先生になったアン、ポールをはじめとする児童たちや双子のドーラとデイビーとの奮闘ぶりが面白く。特にデイビーの奇想天外で先が読めない行動発言に笑った。
    アンがポロポロ泣いてしまうシーンにハッとしたり。怒るよ

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    2020年09月14日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

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    ネタバレ

    レドモンドでの大学生活のお話。
    引き込まれて毎晩どっぷりアンの世界で暮らしてた!
    新たな登場人物フィルはかなりパンチの効いた友達で、最初クラッとしたけどどんどん魅力的になってよかった。
    パティの家で自分も暮らしてる気分が味わえた(o^^o)
    ギルバートから「えっ、そんな言葉を⁈」というような悪口出たり、ダイアナが大胆なことしてアンと共に目をチカチカさせたりと、これまでの登場人物たちのまた違った一面も見られてよかったな。

    愛ってなあに?がテーマと思われるこの作品、肝心なアンだけがギルバートへの気持ちに全く気づいてなくて、だけど他の人の話の要はだいたいギルバートに繋がることだらけで、「ちょっとア

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    2020年09月14日
  • 青い城

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    『赤毛のアン』と同様、読んでいると、こんな恋がしたい!と叫ばざるをえないくらい素敵な恋愛小説。世界一愛する人と、こんなふうに人里離れた森でふたりぼっちになれたら、短い一生でも悔いはないのかもしれない、そう思ってしまう。野いちごのような甘酸っぱい初々しさに満ちている。モンゴメリは、決して美しくはないが魅力ある個性的な女性を描くのがお得意だ。日常の片隅に、くだらない家の掟に、埋もれてしまったフェアリーであるヴァランシー。物語の主人公に、思わず、末永くしあわせであらんことを、と願ってしまった。

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    2020年09月02日
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―

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    ネタバレ

    まず『Anne of Green Gables』を生み出してくださったルーシー・モード・モンゴメリ女子に感謝を。
    『赤毛のアン』として日本で初めて出版しシリーズ10冊を私たち読者に届けてくださった村岡花子さま、関係者の皆様に心から感謝を。

    第一次世界大戦下のアンと周囲の人々の生活をアンの末娘リラを女主人ヒロインに据え描かれる。
    『リラはあまり突然に、そして完全に、この新しい世界へ移し植えられてしまったので、自分でわからないほど当惑してしまった。』(作中引用)

    全くその通り。
    現実では新型コロナで生活は一変してしまった。
    戦争と比べるべきではない。
    しかし、こういう現実だからこそ、今こそ今作

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    2020年06月29日
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―

    購入済み

    アンシリーズは中だるみする箇所もありましたが、これはラストなだけあって、面白い展開でした。
    喜怒哀楽あったけど、ラストの一行が面白くもジーンとする内容です。
    さすがモンゴメリです。

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    2020年06月17日
  • 青い城

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    赤毛のアンシリーズとエミリーシリーズしか知らなかったわたし
    村岡花子さんの訳のほかにはもう作品はないものと思っていた

    ところが、モンゴメリーにはそのほかにもたくさん
    10冊以上の作品があったことを知る

    偶然、本屋で『青い城』の文庫本を見つけて「えっ?」とびっくりした
    まさか「モンゴメリーもどき作品」ではなかろうね
    と、あとがきを見るとまさしくお作品
    本好きのとしてはうかつである

    『青い城』『もつれた蜘蛛の糸』『ストーリーガール』『黄金の道』『銀の森のパット』

    そんなわけで読む読む

    *****

    モンゴメリの作品で『青い城』が一番好きかもしれなくなった
    『赤毛のアン』の1巻も素晴

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    2020年06月13日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

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    ネタバレ

    旧版の「虹の谷のアン」は子供の頃に何度も
    読んでおり、大人になってからも1度ぐらいは
    読んではいると思う。
    ただ私の中で、他のアンシリーズの作品に比べて
    あまり重要視されていない位置づけであった。
    今回こちらの改訂版を読んでまず驚いたのが
    旧版の3倍ぐらいの厚みがあったこと。
    それゆえに旧版ではだいぶ端折られてる部分が
    あるということが分かり、新たに読める部分に
    楽しみを見出すことが出来た。
    文字が大きいことも嬉しい。

    今回読んでみて、全体的にどこをとっても大変面白く、
    モンゴメリらしいユーモアに溢れた著作であることを
    改めて実感した。
    牧師館の子供たちをはじめとする登場人物は、
    それぞれ存

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    2020年05月06日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    アンがすこし成長した後の物語。
    最初は1巻の『赤毛のアン』の主人公である子どものアンがいなくなってしまって、後日談のような、少し寂しいなあという感じで読んでたけど、読み進めてくにつれてそれとはまた違った魅力がこの本にはあると思う。
    アンが大人と子どものはざまで生きてて、読んでるじぶん達と同じようなことを悩んだり、考えたりしていて、アンや他の登場人物達が、そのひとつの答えを見せてくれているような。
    おとなも子どもも読むべきだね。

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    2020年03月20日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

    購入済み

    8巻が周りの人たちの短編なので、実質7巻の続きです。
    7巻が単調で一番つまらなかったので期待していなかったのですが、ここに来て息を吹き返した感じがあります。
    アンの子どもたちは真っすぐでいい子ばかりで、ある意味面白みがないので、この9巻は牧師館の個性的な子どもたちの話を主にしたのが成功したかなと思います。

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    2020年02月14日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

    購入済み

    シリーズの中で一番の名作だと思います。作者のユーモアや愛がつまった、アン以外のプリンスエドワード島の人たちの話です。

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    2020年02月07日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

    購入済み

    今も昔も、大学時代が一番青春だなと思えます。アンの一番輝かしい時期の希望や友情がいっぱいで、特に面白いです。

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    2020年02月07日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

    購入済み

    子供の頃から絵本や映画でストーリーは知っていましたが、大人になってから文字にして読むと、こんなにも素晴らしい本だったのかと感激しました。作者の、人を見る審美眼や繊細な表現力は、大人だからこそ味わい深いものだと思います。

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    2020年01月19日
  • パットの夢

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    「銀の森のパット」の続編。赤毛のアンの設定をなぞれば、パットの幸せがどういう形で結ばれるか想像がつく。けれども、そこにたどり着くまでの長いこと!結末がわかっているのに紆余曲折しすぎ。アンだってギルバートともっと簡単に早く決着つけたと思うのだがな。いやそういえば3冊目くらいまでお友達関係に終始したのだったか…

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    2019年04月24日
  • もつれた蜘蛛の巣

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    登場人物が多くてややこしいが、オールドミスの女性への励まし、一度は失われた愛や友情の復活、憎悪から愛への反転、といったモンゴメリの得意なテーマが盛りだくさんで、期待を裏切らない展開。そういえば赤毛のアンも、後半になってくればアンが主役から外れて、子供や周囲の人々の色恋沙汰が散りばめられていたなあ。そういう、村を主人公とする群像劇が得意であり、それだけ人間観察が得意だったのだろうな。

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    2019年04月24日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

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    鼻がつんとしてる。涙が出そうになる。あぁアン・シャーリー、良かったね。ギルバートと幸せになるのよアン・シャーリーって気持ちでいっぱいになる。
    大学生のアンが楽しいことや悲しいことをたくさん経験して本当に愛しているずーっとそばにいた人をちゃんと見つけた。幸せのお裾分けをもらったみたいです。
    次は『アンの友達』を読む!!

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    2019年04月08日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    アン・シャーリーは美しいという人もいればそうでもないと思う人もいる。そこがアンの魅力的なところだと思う。誰もにみんな同じでなくて、個性的で面白くていつも一生懸命なところ。
    2巻ははじめて読んだけれど、年をとってから読んでもアンのことが大好きになれる。物事は詩的に見るとロマンチックで散文的にしか見れないのはそうではないとか、面白い表現やなぁと思う。でも詩についてまた考えたくなった。ありがとうモンゴメリ!さて『アンの愛情』も買ってきたので読みます!

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    2019年04月04日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

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    アンの大学時代のお話。
    友達の死だったり結婚だったり子供が生まれたり。
    若くして死ぬということ・・は悲しかったなあ・・・
    アンが真実の愛に気づくまでが長すぎて!
    個人的にはフィルがとても好きです。

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    2019年04月02日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

    購入済み

    シリーズだけど1巻だけ好き

    10巻までシリーズがありますけど、2巻は微妙で3巻の途中で挫折してしまった。
    しかし、1巻の内容は少女が主役の青春小説として最高の作品だと思います。
    アンの口からあふれだす妄想の数々は非常に色鮮やかな印象を与えてくれ、こんな少女と10代の時に出会っていたら、恋に落ちずにはいられなかったでしょう。

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    2018年10月27日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    約40年前の高校生の時から持っている、黄ばんでしまって多分虫もついている・・・新潮文庫を久々に読んだ。アンシリーズはみんな好き。その世界に浸ると、沈んでいた心に、じわじわと優しさが湧いてくる。

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    2018年02月01日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

    購入済み

    年代を越えて楽しめる小説

    もう何十年も前に夢中で読んだ赤毛のアン。実家の戸棚に古くなった文庫を見つけました。懐かしくなり、電子版を購入しました。再度シリーズ全巻読み直すつもりです。マリラと同年代になった私が読むとどんな感じかと思いましたが、一気に読み進めました。まるで自分がアンの年代に戻れたような気分になりました。年代に関係なく楽しめる事を確認できました。続巻も続けて読むつもりです。

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    2023年01月24日