モンゴメリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アンシリーズは全部大好きですが、最も読み返してるのがこの本です。
"アンの友達"の「隔離された家」も大好きなんですけど、ここに入っている「偶然の一致」「ジェーンの母性愛」「失敗した男」「ひとり息子」「ベティの教育」「没我の精神」が大好きで大好きで。
モンゴメリは短編が本当に上手い。短い話の中でキャラ立てと背景と心情とがしっかり表現されていてとても感情移入出来る。
特に「没我の精神」は本当に良い話。これはハッピーエンドでもなく、かと言ってアンハッピーでもない、今で言うメリバなんでしょうけど、理不尽さや家族愛やなんとも言えない不平等の中に成り立つ、もどかしい話なんですが、凄く好きです。あと、当時どれ程天然痘が猛威を奮っていたかよく分かる。
アンシリーズの中でこれだけは電子版でも買って何度も読んでます、
これらが一旦ボツにされた話とは思えないクオリティです。色々曰く付きの本ですが、個人的にはこれを世に出して貰って良かったと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語を読み終え、訳者あとがきを読んだとき「これを読んだとき、私の魂はまさに喜びうちふるえました」とあり、まさに!と思って訳者と語り合いたい気分になりました。本当にロマンス!ロマンスでした!29歳の女性が余命宣告とともに自由を得たのです、それはもう水を得た魚のように!風評は悪いけれど素敵でロマンチックな男に恋をし、結婚を申し込み、島で2人きりの同居生活!誰にも縛られることなく心のまま言葉を出せる、その相手が愛する夫である幸せ。同情でいい、自分を好きにならなくてもいい、それでも好きな人の傍にいたいという小さなわがままを通す主人公を応援せずにはいられません。そして、余命宣告が間違いだったとわかり身を引いた主人公があの嫌な実家に戻ってからの男の熱烈な告白!美人ではないと誰からも揶揄われ、オールド・ミスと独身なことを皮肉られ、家で母の世話だけをさせられてきた主人公が堂々と幸せになる優しいときめく物語でした。末永くお幸せに!
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Posted by ブクログ
なんと言葉選びの気持ちいいこと
翻訳のおかげでこんな昔の話がすごく面白く読める
アン「ああ、でもね、その点ではわたしたちみんなが試験されることになるのよ。だからわたしたちはかしこく考えぶかくふるまって、自分も暮らし、人も暮らさせてあげなくてはならないわ。」
デイビー「すばらしいなあ。ぼく、おとなになったら教会になんかちっともいかないんだ。天国には自分だけでいけると思うもん。」
私もそう思う
そうか、天国に行くためによいおこないをすることは、自身の人生の最高の理想を追うことなのか
だから神様を信仰してるのか、そうゆう理屈なのか、ウン十年生きてきて初めて知った
結構読み応えあるな…赤毛のアンシリーズってこうゆうものだったのか
フィル最初はまあまあ…と思ってたけど芯食ったことを茶目っ気込みでベラベラ喋るからすごい可愛く見えてきたわ
旧友にそんな子はいなかったものね〜
いや面白すぎる
「目つきには出ているのよ。それはみとめるわ。でも、目つきだけではナプキンにししゅうをしたり、テーブルかけのふちかがりをして新家庭の準備をするはっきりとした理由にはならないわ。」
シリーズ的にはこの辺りが1番勢いがあって面白いのかもな〜と後々娘が出てきたりすることを考えると思う
「ユーモアは人生において、もっともだいじなものだ。自分の失敗を笑い、そしてそこから学べ。自分の苦労を笑い草にしながら、それから勇気をかきあつめよ。困難を笑いとばしながら、それにうちかて。」
解説もめちゃくちゃよかった
名前がなかったけど村岡花子さんが書いたのかな?
「文字に書いてない規則=不文律」
「この『アンの愛情』のなかから、アンの心の旅、愛情の旅を読みとっていただきたいと思います。そして、自分のまわりにある、楽しいこと、値打のあることに注意していただきたいと思います」
値打ちのあることか…歳行った私のやるべきことって何?!ウワーッ -
Posted by ブクログ
私の人生を一冊の本にするならば、その第一章の終わりにこの本との出逢いを書きたい。そう思うくらい大切な一冊です。当時の私は挿絵の少ない本を読む経験があまりなく、また古典ものの海外文学を読むのもはじめてのことでした。少ない情報、馴染みのない世界観のなか、足りないところはその都度空想して補って読んでいきました。マシュウとアンが話しこみながら馬車に乗って行く帰り道に広がる濃い紺と銀砂をまぶしたような星星の空。舌に触れるとあまりの甘さに痺れるようなルビー色のいちご水。私とアンの二人で作った、私達だけの「赤毛のアン」です。アニメやドラマが幅広い世代で親しまれている作品ですが、文字や小さな挿絵たちをもとに自分で想像して創り上げていく。そんな読み方の楽しさを、これからこの物語に出会うこどもたちにも経験してほしいと思います。