あらすじ
孤児院からきた空想好きな少女アン。アンが学校の友達や家庭の中でくりひろげる、楽しく、美しいアヴォンリーの生活を描く。
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Posted by ブクログ
やっぱり名作。
アンが決して素直ないい子ではなくて、頑固だし思い込みが激しいし、友達を選んでいたり失礼だったり要領が良過ぎて不気味だったりするけど、それも含めて面白い。
最後の最後に大人になるのがまた感動。
マシュウの台詞がいつ思い出しても泣ける。
「そうさな、わしには12人の男の子よりもおまえひとりのほうがいいよ」
ところでマシュウが亡くなってからギルバートと和解したと気づく。甘える男性も厳選するタイプだったりして。
Posted by ブクログ
なんて瑞々しくて、生き生きとした物語なんだろうか!
書かれてから100年以上経ってるなんて思えない。
今でもアンやダイアナ、マリラ、マシュウ、アヴァンリーのみんなやミス•バーリーが物語の中で幸せに生きているような、心が沸き立つ気持ち。
この世界の美しさ、自然の豊かさ鮮やかさが惜しみなく贅沢に散りばめられていて、読んでいるだけでこの地球に生まれたことに、感謝でいっぱいになる。
赤毛のアンと出会えて良かった。
一生の宝物になる物語です。
Posted by ブクログ
私の人生を一冊の本にするならば、その第一章の終わりにこの本との出逢いを書きたい。そう思うくらい大切な一冊です。当時の私は挿絵の少ない本を読む経験があまりなく、また古典ものの海外文学を読むのもはじめてのことでした。少ない情報、馴染みのない世界観のなか、足りないところはその都度空想して補って読んでいきました。マシュウとアンが話しこみながら馬車に乗って行く帰り道に広がる濃い紺と銀砂をまぶしたような星星の空。舌に触れるとあまりの甘さに痺れるようなルビー色のいちご水。私とアンの二人で作った、私達だけの「赤毛のアン」です。アニメやドラマが幅広い世代で親しまれている作品ですが、文字や小さな挿絵たちをもとに自分で想像して創り上げていく。そんな読み方の楽しさを、これからこの物語に出会うこどもたちにも経験してほしいと思います。
Posted by ブクログ
児童文学を読もうと手に取った、赤毛のアン。主人公のアンは孤児院で辛い思いも沢山してきた。それでもマリラとマシュウに引き取られ、ダイアナと親友になり、真っ直ぐに育っていく。アンの想像力の豊かさと持ち前の明るさは人を引き付ける魅力がある。それはマリラやマシュウがアンを見守り受け入れたからアンは安心してのびのびと居られたのだと思う。アンのおしゃべりの言葉の表現力は読んでいて明るい気持ちにさせてくれた。大人になって読むとアンももちろん魅力的だけど、マリラとマシュウの愛情の深さに感慨深い気持ちになった。
Posted by ブクログ
不朽の名作。今回は少女向けの文庫で読んだ。日本語訳がかなり古いものなので、多少の違和感あるものの、やはり名作。健気なアンを取り巻く物語は、いつの時代でも愛されるべきものだと思う。
Posted by ブクログ
とおらなかった児童文学をよんでみるシリーズ。カナダの観光ガイドでは必ずでてくるプリンスエドワード島。憧れるような風景や古典的でノスタルジックな生活、アンのまっすぐで、かわいらしい性格が楽しめる。
風景も性格もど真ん中にきらきらし過ぎて、秘密の花園のようなミステリアスさは感じられず、大人には物足りない印象。
子供は、シリーズ読破すると言ってました。