モンゴメリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終わりました!
ああ、今回もいくつもの困難が待ち受けていましたが、アンは持ち前の辛抱強さと、愛情、公平な心と、ほんの少しの幸運とで、1つづつ問題を片づけて行きました。
この章ではアンはギルバートと婚約し、結婚前の3年間、校長先生になって努めるあげる物語なのですが、その間アンとギルバートは離ればなれに暮さなければならなかったので、その間ギルバートに向けた手紙形式で物語は進んでいきます。
正直、この『手紙形式』の小説が私は苦手ですので、最初はちょっと読みにくかったのですが、途中からアンの魔法にかかり、ドンドン読み進んでしまいました。
中でも嬉しかったのはキャサリンの変貌ぶりと、エリザベスの幸せ、この2つです。やはり女性は美しくなくては―そして最後にレベッカ・デューが手がちぎれんばかりに振ったタオルの白さが目に染みるようでした。 -
Posted by ブクログ
アンブックスのよさは「何気ない日常の中に含まれる人間たちの豊かなペーソス」だと思う。
起きる事件といえばせいぜい自分ちの牛がお隣のキャベツ畑を荒らしてしまったとか、ケーキを持って歩いているところを見られるのは恥ずかしいことだと思い込んで、思わずケーキを川に投げ込んでしまったとか、その程度のこと。
そんなささいな出来事に潜む小さなおかしみや悲しみなどの感情を豊かに描きだしているところが、アンブックスの一番の特色だと思う。
でもそんなアンブックスの中で、この『アンの娘リラ』だけは「世界大戦」という大きな史実が下敷きにあるので、他のアンブックスと比べて登場人物の喜びや悲しみの質がまるで違う。
作中でアン自身が言っている通り、同じ10代の頃のアンとリラの経験を比べると、なんという大きな差があるのかと愕然とする。 -
Posted by ブクログ
去年の母の日、息子にお母さん何が欲しい?と聞かれた。
特に欲しいものはなかったので、特にないよと答えたら、絶対に何か答えて。たとえば本とか。と言ってくれたので、私が大事にしているシリーズの本を頼んだ。
『赤毛のアン』シリーズの第6巻の『アンの夢の家』を買ってきて。とお願いしたら、すぐに買ってきてくれた。
母の日のプレゼントとしては最高のものでとても嬉しい。
『赤毛のアン』シリーズは大事に大事に読んでいるので、途中で結構間があいてもおかまいなし。
かなり久しぶりに手にした。
アンはギリバートと結婚して、新しい住まいへと引っ越していった。
ギルバートがアンのことを思って探してくれた新しい家を、アンは見るなり大好きになる。
新婚生活が始まり、近所の人たちとの付き合いも楽しく始まる。
人のことを大好きになるアンは、人からも愛される。夢の家での生活は、まさに夢の生活だった。
美しい隣人レスリー。ジム船長。楽しい人たちが登場する。
この巻は、かなり大人向け(?)の本で、ものすごくドラマチックな展開になる。
苦もあれば楽あり、アン自身にも、そしてレスリーにも。
あまりに面白すぎる展開に、ネタバレになってもいい?と職場の人に話しをするも、ハリー・ポッターやダヴィンチコードとかと違って、ネタバレの対象にもなりようのない本なので、思いっきりネタバレしていいよと言ってもらい、あまりに面白すぎる本の展開を話させてもらった。
次は、新しいアンの家での生活が始まる。これまた楽しみ。
なんだけど、ふとツンドクの本棚を見たら、きれいな状態で買ったはずなのに、100円の『アンの幸福』(シリーズ第5巻)を発見してしまって、ちょっぴりショック。
どうやら同じ本を買ってたみたい。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ月の男が良い味を醸し出している。この小説におけるジョーカーだ。
誰でも月を愛せるけれど、月は誰も愛さないから嫉妬しない。もしも愛し返されることを望みさえしなければ、愛したって少しも傷つきはしない、と。なるほど。人間以外を愛したい私にぴったりだ。
「わしらは皆、何かしら愛するものを持つべきだ。」
「良くないね─実に良くない。早く何か愛するものを見つけるんだ」
さて、私も探してみよう。マーガレットのように自分の家を持って愛したいな。自然を愛したい。毎回、なぜこんな肥溜めで生きてるんだろうと絶望感に襲われる。この現実から逃れようと本を読んでも、結局現実との差を見せつけられて更に嫌になる。
後半はハッピーエンドラッシュ。いつものモンゴメリなので安心して読める。西洋人特有の皮肉的表現にクスッと笑えた。 -
Posted by ブクログ
主人公のアン・シャーリーは、偶然の行き違いにより老兄妹のもとに孤児の貰い手として引き取られる。前半は、とにかく自由に空想しながらおしゃべりを続けるアンが、その明るさで周りの人たちとぶつかりながらも成長する姿が描かれる。このまま終わるのかと思いきや、次第に成長したアンの振る舞いも変わっていき、この変化に読者も親目線で嬉しくも淋しくもなる。
一番の面白さはマリラ小母さんとのやりとり。とりとめなく話すアンに対して、一見意地悪そうだが愛のあるツッコミを読者を代弁するように目線で入れてくれ、この2人の会話は掛け合い漫才のよう。名作と言われる通り、子供から大人まで楽しめる一作。 -
Posted by ブクログ
言わずと知れた、名作中の名作。
約120年前の小説なのに、全く色褪せる事なく子供から大人まで虜になるシリーズです。
改めて読むと、人情味が溢れる、優しい内容でした。少しずつ成長していくアンが可愛らしく、時に頼もしくもあります。
周囲を取り巻くマリラやマシュウも魅力的です。
アンはとにかく、よく喋る女の子で一緒にいると疲れるな‥と感じたものの、理解力があり前向きです。ただ、とても頑固で意地っ張り。そんな欠点を描く小説も、アン・シリーズの魅力の一つかも知れません。
ピクニックを待ち焦がれるアンが、「何かを楽しみに待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ」とマリラに言った場面が印象的!
改めてそんなワクワク感を噛み締めてつつ、生活してみようかなぁと前向きになります。
大人でも、子供心を忘れてはいけないね。