モンゴメリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんと言葉選びの気持ちいいこと
翻訳のおかげでこんな昔の話がすごく面白く読める
アン「ああ、でもね、その点ではわたしたちみんなが試験されることになるのよ。だからわたしたちはかしこく考えぶかくふるまって、自分も暮らし、人も暮らさせてあげなくてはならないわ。」
デイビー「すばらしいなあ。ぼく、おとなになったら教会になんかちっともいかないんだ。天国には自分だけでいけると思うもん。」
私もそう思う
そうか、天国に行くためによいおこないをすることは、自身の人生の最高の理想を追うことなのか
だから神様を信仰してるのか、そうゆう理屈なのか、ウン十年生きてきて初めて知った
結構読み応えあるな…赤毛のアンシリーズってこうゆうものだったのか
フィル最初はまあまあ…と思ってたけど芯食ったことを茶目っ気込みでベラベラ喋るからすごい可愛く見えてきたわ
旧友にそんな子はいなかったものね〜
いや面白すぎる
「目つきには出ているのよ。それはみとめるわ。でも、目つきだけではナプキンにししゅうをしたり、テーブルかけのふちかがりをして新家庭の準備をするはっきりとした理由にはならないわ。」
シリーズ的にはこの辺りが1番勢いがあって面白いのかもな〜と後々娘が出てきたりすることを考えると思う
「ユーモアは人生において、もっともだいじなものだ。自分の失敗を笑い、そしてそこから学べ。自分の苦労を笑い草にしながら、それから勇気をかきあつめよ。困難を笑いとばしながら、それにうちかて。」
解説もめちゃくちゃよかった
名前がなかったけど村岡花子さんが書いたのかな?
「文字に書いてない規則=不文律」
「この『アンの愛情』のなかから、アンの心の旅、愛情の旅を読みとっていただきたいと思います。そして、自分のまわりにある、楽しいこと、値打のあることに注意していただきたいと思います」
値打ちのあることか…歳行った私のやるべきことって何?!ウワーッ -
Posted by ブクログ
私の人生を一冊の本にするならば、その第一章の終わりにこの本との出逢いを書きたい。そう思うくらい大切な一冊です。当時の私は挿絵の少ない本を読む経験があまりなく、また古典ものの海外文学を読むのもはじめてのことでした。少ない情報、馴染みのない世界観のなか、足りないところはその都度空想して補って読んでいきました。マシュウとアンが話しこみながら馬車に乗って行く帰り道に広がる濃い紺と銀砂をまぶしたような星星の空。舌に触れるとあまりの甘さに痺れるようなルビー色のいちご水。私とアンの二人で作った、私達だけの「赤毛のアン」です。アニメやドラマが幅広い世代で親しまれている作品ですが、文字や小さな挿絵たちをもとに自分で想像して創り上げていく。そんな読み方の楽しさを、これからこの物語に出会うこどもたちにも経験してほしいと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレとてもよかったです!
アンとギルバートがようやく2人の家を持ち、一緒に暮らし始めたところから物語が始まります。
ご近所の方ともすぐに仲良くなり、幸せな毎日。
しかし、一番近い家との交流はなくアンは不安と好奇心を抱きました。その家には、金色の髪をもった青い目の美しい女性 、レスリー が暮らしていました。若いレスリーは人一倍の苦労を1人で背負い続け、心は無愛想に冷たくなっていました。最初は誰に対しても心は見せず、刃を振るっていました。
しかし、アンとの出会いで変わっていく姿に読んでいて感動しました。
そんな中、アンとギルバートとに子どもが産まれます。しかし、難産で一時はアンの命も危なくなり…
アンの命は助かりましたが、第1子は産まれてまもなく亡くなりました。いつも明るいアンが、嘆き悲しむ声は読んでいて涙が出ました。
月日は流れ、レスリーの身にも自由がきました。夫だと思っていた人が、実は夫の兄弟だとはびっくりしました。レスリーの人生は大きく変わり、愛する人と結ばれます。
そして、アンたちにも春がきました。赤ちゃんができたのです!第2子は無事に産まれ、元気に成長しました。アンも母になり大きく成長していきました。
今作品もとても素敵で読んでいて元気をもらえました。アンシリーズは永遠不滅ですね -
Posted by ブクログ
何度目かの再読。
アン・シリーズ3の読みどころは何といってもクライマックスで、アンが本当の自分の気持ち、というと陳腐な表現になるので、ここは思いきって言葉にしよう、「真実の愛」に気づくところでしょう。そうでしょう。
そのクライマックスまでの、アンの華やかな大学生活は、時代が違う今でも羨ましいものがあり、自分のかつての大学生活との充実ぶりの違いに今更ながらガックリくる・・・
前回までは全く注目していなかった、ボーリングブロークの生家を訪れるシーンは、なかなかに感動した。そして、もっと感動したのが、それに続くアヴォンリーへの帰郷で、マリラの「自制を失い、わが娘をひきよせ・・・」という喜びように胸がつまった。なんという深い愛情。「マリラは来しかたを振り返っていた」とあるとおり、今のマリラはアンの存在あってのもの。逆も然りで、今のアンはマリラ(とマシュー)があってのもの。血より濃いものをここに見ることができた。
さて、次はアン・シリーズ4。実は初めて読むので、楽しみ! -
購入済み
自分を軽んじる母をはじめとした親戚一同に怯えながら生きてきたオールドミスの主人公、ヴァランシー。そんな彼女が「心臓病で長くは生きられない」と宣告された所から物語が始まる。
かなり絶望的な展開だが、そこから彼女の開き直りにも似た今までの人生への反撃がとても痛快。
残りの人生をより良く生きようと覚醒するヴァランシーはどんどん魅力的になる。
特にユーモアのセンスは抜群で「おとうさんがそれを聞いたらお墓の中でひっくり返るでしょうよ」と言う母に対して「たまには向きを変えるのもいいと思うわ」
このあたりの言い回しにある独特のユーモア、これは本当にモンゴメリにしか書けないと思う。
巧みな人間観察、後半の美しい自然描写、待ち受ける意外な展開など赤毛のアンシリーズに通じる見所がいくつもあるので、赤毛のアンしか知らないという人にもぜひ読んでほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現在、アン・シリーズ全てを再読しようと試みているところ。しっかり読み進めるメインの読書ではなく、サブ的に(なんだ、それ)読み進めているので、一冊読み終わるのに相当時間がかかるけれど、あぁ、やっぱりアンはいいな~と思う。
なんというか、自分にとって良質な、しっくりくる読書になるというか。
この「アンの青春」を読むのは、4~5回目だと思うけれど、まだ新鮮な気持ちで読めた。というより、自分でも驚くほど詳細を忘れていた。
双子をひきとること、レイチェルがグリーン・ゲイブルスに越してくること、アンがアヴォンリーの学校で教師として奮闘し、大学への進学が決まることなどは覚えていたのだけれど、ミス・ラヴェンダーがアンの友達となり、彼女にロマンスが訪れるのは、アン・シリーズでもこんなに早い段階だったのか・・・・!
それにしても、相変わらず人名がたくさん出てきて、カタカナに弱い私は相関図が頭の中でごっちゃごちゃ。ただ、意外と一度きりしか出てこない人や、通りすがりの人もいるように感じた。
ラスト、ミス・ラヴェンダーが出発していった石の家から家路へ向かうアンとギルバートの描写が美しかった。これからの希望ある若者の明るい未来を示唆する文章に、読んでいるこちらもキラキラとした何かをもらった気がする。 -
Posted by ブクログ
この物語はおそらく最も痛快な喜劇であり最もロマンティックな恋愛小説だと思います。
あまりに硬直した超保守的なスターリング一族に対する皮肉めいたユーモアには思わず笑ってしまうし、ミスタウィスの自然についての描写は、文章それ自体が極めて美しく、青い城の幻想的な魅力に読者を没入させる。
そして本書のあらすじにも書かれているように、究極のハッピーエンディングが待ち受けています。さながらディズニー映画のような、きれいで爽やかなハッピーエンドで、今の世の中に必要なのはこれだ!と私なんかは思ってしまいます。
何か今のSNS社会って、他人の迷惑とか己の品性とかを顧みずに、自己顕示欲の塊みたいな生き方をしている人が利を得ちゃうので、そんなこと歯牙にもかけないヴァランシーやバーニィのような生き様が私にはとても素晴らしく映るんですよね…。
読んでよかったです。 -
Posted by ブクログ
いよいよアンシリーズの最後。アンを取り巻く人たちのお話でまだ読んでいないものはあるようだけれど、私の中ではいったん、最後と位置付けたので、ついに、という感じで読み進めた。
アンとギルバートの末っ子、リラの視点で物語は進む。アンシリーズではこれまでになかった戦争(第一次世界大戦)が物語に大きく影を落とす。
アンの息子も3人とも戦地に赴くことになり、辛く苦しい時期が続く。そんな中でも、戦場と化していない場所では生活は続くのだと改めて認識した。女性は女性なりにできることをし、戦況に一喜一憂しながら、日々は続いていく。本作の一番の見どころは、リラの成長だと思う。本来なら若く楽しく美しいばかりのはずの10代を、こんなはずではなかったと思いながらも戦争という時代とともに生き、素晴らしいひとりの女性へと成長していく。特に戦争孤児のジムスの存在は大きかったのだろうと思う。
物語の序盤では、さらっと、すでにマリラが亡くなっていることが描かれていて、当然だけど、もうアンもいい歳なんだなーと感慨深かった。
リラのお相手、ケンが帰還し、「リラ・マイ・リラ」と呼びかけるエンディングは、アンの想像力に負けず劣らずロマンチックだったような気がする。