モンゴメリのレビュー一覧
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ネタバレ再読。
のんびり読み進めたため、またまた物語の初めの方の記憶があやふやですが・・・。
ついにギルバートと結婚して二人の新居に越してきたアン。その新居こそが「夢の家」です。
プリンス・エドワード島の全容を把握できていないうえに、ポロポロと読み落としているようで、アヴォンリーからどのくらい離れているのか、よくわからないまま読み終えてしまいました。
新婚で幸せ絶頂期といったアンとギルバートがこの家で出会い、語り合う友人たちがとても魅力的なお話でした。
灯台でひとりで暮らすジム船長、「男のやりそうなことじゃないですか」が口癖のミス・コーネリア、そしてなんといってもレスリー。
幸せ溢れるアンよりも影があるレスリーに多くの人がなんとなく惹きつけられるのではないかと思うほど、本書では大きな存在でした。
もし、自分がレスリーの立場だったら、こんなにキラキラしたアンと友達になれるだろうか、と思わず考えてしまいます。レスリーの中にあったであろうたくさんの嫉妬やどうしようもなく黒い気持ちに思いをはせればはせるほど、全てをさらけ出してアンと親しくなったレスリーが尊く思えます。
幸せいっぱいのアンにも苦難が訪れます。ここについては、意外とページを割いていない気がしましたが、アンの悲しみが底知れず、レスリーやジム船長という貴重な友人たちなしには乗り越えられなかっただろうと想像できました。
運命に束縛されたままかと思われたレスリーに、想像だにしない幸せが訪れ、ジム船長も幸福な最期を迎え、アンとギルバートが夢の家を離れるところで本書は終わります。
アンが愛した夢の家はどんな様子だったのでしょう。再現されたものを見たいような、想像にとどめておきたいような・・・
アンシリーズはまだ続きます。 -
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この『アンの青春』はアン・シリーズの第二弾。
16歳で少し大人になり、新任教師として働くアンだけど、やっぱり夢見がちで、美しい想像力が豊かなアンはそのまま。
こういう少女が主人公の本は読んでいてとても清々しい気持ちになってちょっと自分の心がきれいになった気さえするから、好き。
いろんな子どもが登場するが、子どもの純粋さが本当に微笑ましく描かれている。
デイビーは手に負えないいたずら好きで、子育ては大変そうだな、なんて思わせられるけど、それを埋めてあまりある可愛さがしっかり描かれている。
子どもならではの質問や理屈は絶品。
メープルシロップを欲しがるのに、「アン姉ちゃん、そのおさじは去年より、ちっとも大きくなってないけど、ぼくのほうはずうっと大きくなってるんだよ」
って!
「朝ごとに、ものみなあらたにはじまり、
朝ごとに、世界はあたらしくなる。」
「失敗がわるいのではない。目標の低さこそは罪悪だ。」
アンのように、いつまでも理想を持って生きれたら。 -
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アンの青春に引き続いて読んだ。ややはまり気味。
今回は、紆余曲折を経て幼少のころからの親友であったギルバートへの愛情に気づくお話。
当初は、ギルバートの愛情を拒絶し、大学で知り合ったアンの理想通りのロイと付き合うアンには読みながらやきもき・・・。
ありきたりの展開でも、こういうのがやっぱり楽しい(笑)。
それでも、やはり名作。隋書に箴言が。
そして、アンの友達でお金持ちで贅沢な暮しをしていたフィルも本当の愛を得て、質素な暮しが余儀なくされる牧師との結婚を選ぶ。
その彼女の言葉も頼もしい。
「お金持ちだった時とおなじく、朗らかに貧乏になってみせるから!」
そう、卑屈な貧乏は苦しいからね・・!
どうせなら朗らかに暮らそうというのが、私のモットー。
「電気火花のごとく輝けずとも、ローソクのごとく輝け」 -
Posted by ブクログ
モンゴメリらしい。最初はパットが5歳くらいなので、アンというよりリラのイメージで、最後までリラっぽいなと思った。主人公を取り巻く日常を上手く切り取って描写していて、これぞモンゴメリの真骨頂という感じ。
変化は私も嫌いだ。美しい家と自然はここにはないから、いつも羨ましいを通り越して妬んでしまう。
モンゴメリあるあるだけど、基本ハッピーエンドなのに時折ビックリする悲劇が待ち受けていた。
面白いんだけど、自然描写や称賛はちょっと私にはくどかったかな。モンゴメリが書くのは続きが気になる本ではないので、次はもう少し刺激が欲しいかも。続きは、またオールドミスや結婚についてらしいのでまだ読む気にはならない。 -
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ネタバレ再読だからと、隙間時間にチビチビ読んでいたら、トータルすごい長い時間をかけて読み終わることになってしまいました。
こういう読み方はレビューを書くにはよくないですね、初めの方の記憶が曖昧で・・・(汗)
サマーサイド高校の校長として赴任したアンの3年間の日々が描かれるのがアンシリーズ5の本書。アンがサマーサイドでのあれこれを、レドモンドで研究を続けているギルバート宛に手紙で綴るといった形式が本書の多くを占めています。このような特徴で思い出すのはジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」ですが、それとも少し違う形式でした。
本書でのアンの家は2人の未亡人と家事全般を取り仕切るレベッカ・デュー、そして猫のダスティ・ミラーが住む柳風荘。ウィンディ・ウィローズと読むようで、レドモンドでのパティの家に続き、またまた素敵なお屋敷が目に浮かぶようでした。
この町の有力者であるプリングル一家のアンへの嫌がらせ(新人校長へのいじめですね)はすごい。自分に置き換えると耐えられずに逃げ出すこと確実ですが、「あぁ、あのアンもこんなことに耐えてるんだ、私もがんばろう。」と勇気をもらえました。アンはそのような状況でも、アンたる芯は失わず、アヴォンリーを心から愛し、美しいものを愛で、ギルバートへはアンらしい手紙をつづり、大家とその家政婦の三人からは好かれ、有意義な日々を送っていきます。
ギブソン夫人など、一癖も二癖もある人とうまくやり取りしていくのはさすがといったところで、結果的には、持ち前のユーモアと忍耐でプリングル一家からの信頼を勝ち得ます。
プリングル一家の他にもアンを悩ませたのが、同僚のキャサリン。固い殻に閉じこもり、卑屈な性格でアンを言葉や態度で攻撃さえしますが、それでもキャサリンを放っておけないアンは、休暇をグリーンゲイブルズで一緒に過ごそうと招待します。そこからのキャサリンの変わりようはすごかったですが、これもアンの魅力的な人柄が他人に良い影響を与えたという好例でしょう。
最後に、小さなエリザベスに「明日」が訪れて良かった。アンはこの小さなエリザベスを放って、サマーサイドを去ることなど、絶対にできなかったでしょう。
本書を通じて、アンの良き理解者であり、良いキャラクターであったレベッカ・デューの、アンとの別れを心の底から悲しんでいる様子が、とても感動的な終わり方でした。 -
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ネタバレなんとあろうことか11巻の文庫本の裏で盛大すぎる一番のネタバレをされてしまったのでもうどうしようもない。悔しすぎる。ウォルターが戦死したって、せめてもう少しぼかせ。
そして序盤だったので忘れそうになったけど、たった1文でマリラが死んでたと書くなんて!マリラの筆跡に手の震えを感じる記述があってから、マリラが死んだらアンがどうなるかと心配してきたのに呆気ないにも程があった。
ウォルター大好きだ。そりゃあんな美しい自然があったらそうなりますよ。一緒に語る妄想をした。忠犬マンディも素晴らしい。スーザンが炸裂しているという感想をどこかで見た気がしたけどよくわかった!笑えるし良いキャラをしている。当時のカナダでは家政婦が当たり前にいて羨ましい。
所々感性がわからないという箇所もあった。自分の一番大切な猫を溺死させた完全にサイコパスのブルースにはドン引き。また、ご近所さんに問題があるのはどこも同じか。高地のサンディじいさんがスコットランドのハイランド出身だという意味が何人にわかるだろう。
戦時中には選挙に熱中し、世界の地理に詳しくなり、味方が勝てば喜び、負ければあんなに落ち込むのだろうか。第一次大戦だって終わって100年ちょっとなことにびっくりする。いつ終わるかわからない中生きるのは辛そうだった。ブライス家が貧困に陥らなかったのは良かったけど、ギルバートどんだけ稼ぎあるんだ。
飛行機や自動車がやってきた時のプリンス・エドワード島は元に戻らないという記述に共感し、切なくなった。だから昔の生活に惹かれるのだろう。
戦時中の辛さを表現した一冊だったので、次は平和を感じたい。辛い1冊のはずなのに面白く感じたのは自分の調子が良かったからだろうか。 -
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これまで、恋愛の萌芽のようなものはあったが、この『アンの愛情』に入って、ようやくそれらしい描写が見えるようになった。ギルバートやスローンがアンを好いていることが語られるし、ギルバートがアンの手に手を重ね、アンが軽く拒絶するという描写など。
アンが自分の恋心との向き合い方がわからなかったものの、最終的には小さい頃から築かれていた友情が愛情に変わる様子は素晴らしいものである。
独特ではありながら、学校という環境、勉強という生活態度によってアンは魅力的な女性に成長するわけだが、彼女がたくさんの人から告白されるというのは、当時の男性は知的な女性に惹かれていたことを示しているのか、作者のモンゴメリが知識人であるから、自分とアンを重ねて美しい希望を投影しているのかは気になった。
アンとロイとの噂があった頃のギルバートの心境を考えると、彼には労いの情と尊敬の念がわいてくる。 -
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ババアいてこますぞワレェ!!
と思いながら読む部分があり、アン・ブックスを初めて読み飛ばした。人生良いことばかりではないけど、いや私は良い気持ちになりたくて読書をしているのだと思い、飛ばした。今までにもギブソン夫人だったか、極悪なババアが出てきたのでこういうところは短いといいな。
公園で読書するのにアン・ブックスはもってこい。他の本も読んでみたけど何故かアンには敵わない。訳がダメでも世界的大ヒットは読めるのがすごい。
シャーリーの話だけ何故かなかったので彼のことも知りたいけど、次巻はまたアンの周りの人たちのことなので出てこないだろうか。
最後は「おいおいギルバート、でもモンゴメリだもの信じてるぞ」って感じで読んだ。 -
Posted by ブクログ
なんで登場人物全員ジム船長をいい人と言うのかわからなかった。私ならレスリーにしたことについて殺意を覚えるけどな。
明るいところを描くアン・ブックスだけど、今回はちょっとびっくり。アンが幸せすぎていいなと思ってたので、人にはこういうこともなければ公平ではないと思う自分もいた。
相変わらず性的描写がなくて良い。特に海外の本は急にエグいほどの描写を入れてくるときがあるから抵抗がある。アン・ブックスはその点安心。
腹心の友がほぼ出てこず、すっかり新しい家庭を持ったアンに淋しくなる。こうやって疎遠になっていくよね。
あんな風に誰の前でも自分として振る舞える人たちが羨ましい。景色も気候も自然も羨ましい。 -
Posted by ブクログ
さらに訳が酷くなっているのがもはやあっ晴れだがまあそれは置いておく。原作があるのに翻訳者が自分の解釈入れるなんておかしいとずっと思っている。
アンモテすぎやろ!あとパリピすぎ!という感想と、やはり何事もこれで終わりなのかとびっくりするほどあっさり進むので気持ちいい。3巻は思い切り恋愛付けだな。ルビー・ギリスにはびっくりだったな…。周りが自分を置いて大人になっていくと感じるアンには共感する。続きが気になる本よりこういう日常を追う本の方が公園で日光浴をしながら読むにはいい。
最後の最後をここでネタバレされて読んだのでそいつには適当なバチが当たれば良い。あと、裏表紙もしっかりネタバレなので次巻からは見ないよう気を付ける。本としてありえないだろどういう神経?