【感想・ネタバレ】青い城のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月22日

ヴァランシーの青い城の世界観が大好きで何度も読み返しています。彼女はずっと現実と想像の世界を行き来しながらネガティブに過ごしていたが、本当の自分や自分の「好き」を見つけていくストーリーで、心地よい幸せな気持ちにさせてくれます。

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Posted by ブクログ 2023年08月03日

モンゴメリの赤毛のアン以外の作品があるなんて、それもこんな面白いなんて!
ヴァランシーが身内のくだらない因習を蹴散らして、本当に自分が気持ち良い生き方を見つけたのが我が事のように嬉しかった。そして意地悪なだけかと思っていたお母さんにも、娘を思う母親らしい心があるのが垣間見えてほっとしました。
自分の...続きを読む青い城は何かな、と考えさせられました。

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Posted by ブクログ 2023年04月12日

赤毛のアンの作者モンゴメリの後期の作品。
29歳独身で一族から虐げられているヒロイン、ヴァランシーは余命一年と宣告された事をきっかけに自由に生きる事を決意。
ユーモアたっぷりに一族への反抗をし、言いなりだった自分を変えて心のままに行動する事で幸せをつかみにいく。
現代にもあるあるな独身女の葛藤と、毒...続きを読む母との訣別は気持ちいい。

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購入済み

2023年01月28日

自分を軽んじる母をはじめとした親戚一同に怯えながら生きてきたオールドミスの主人公、ヴァランシー。そんな彼女が「心臓病で長くは生きられない」と宣告された所から物語が始まる。

かなり絶望的な展開だが、そこから彼女の開き直りにも似た今までの人生への反撃がとても痛快。
残りの人生をより良く生きようと...続きを読む覚醒するヴァランシーはどんどん魅力的になる。
特にユーモアのセンスは抜群で「おとうさんがそれを聞いたらお墓の中でひっくり返るでしょうよ」と言う母に対して「たまには向きを変えるのもいいと思うわ」
このあたりの言い回しにある独特のユーモア、これは本当にモンゴメリにしか書けないと思う。

巧みな人間観察、後半の美しい自然描写、待ち受ける意外な展開など赤毛のアンシリーズに通じる見所がいくつもあるので、赤毛のアンしか知らないという人にもぜひ読んでほしい。

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購入済み

胸のすく展開

2022年09月21日

一気に読んでしまいました、
主人公の言葉に胸のすく思いで、
幸せな気持ちになれました。

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Posted by ブクログ 2022年04月30日

この物語はおそらく最も痛快な喜劇であり最もロマンティックな恋愛小説だと思います。
あまりに硬直した超保守的なスターリング一族に対する皮肉めいたユーモアには思わず笑ってしまうし、ミスタウィスの自然についての描写は、文章それ自体が極めて美しく、青い城の幻想的な魅力に読者を没入させる。
そして本書のあらす...続きを読むじにも書かれているように、究極のハッピーエンディングが待ち受けています。さながらディズニー映画のような、きれいで爽やかなハッピーエンドで、今の世の中に必要なのはこれだ!と私なんかは思ってしまいます。
何か今のSNS社会って、他人の迷惑とか己の品性とかを顧みずに、自己顕示欲の塊みたいな生き方をしている人が利を得ちゃうので、そんなこと歯牙にもかけないヴァランシーやバーニィのような生き様が私にはとても素晴らしく映るんですよね…。
読んでよかったです。

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Posted by ブクログ 2021年09月09日

\何を守るためにこんなに我慢しているんだろう/

余命1年と告げられて、自分のために生きることを決めたヴァランシー。今までヴァランシーを虐げてきた家族はアタフタ。前半はなかなかに暗いのですが、そこで読むのをやめたらもったいない。ぜひ彼女が自分の力で人生を変えていく姿を最後まで見届けてあげてください。...続きを読む

何しろ好きな人に初めてもらったキャンディをなかなか食べられなかったり、ほめ言葉を何週間もうれしく思い出したりするヴァランシーがかわいい。

美しい自然の描写はさすが。10代の時にハマった赤毛のアンとはまた違う煌めきのある物語。日本語訳担当の谷口由美子さんの解説で紹介されていた「もつれた蜘蛛の糸」も読んでみたいと思った。

全ては自分次第!と勇気をもらえる一冊です。

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Posted by ブクログ 2021年09月07日

モンゴメリと言えば『赤毛のアン』を思い浮かべる人も多いだろう。
でも私の中で『青い城』は重要な一冊だ。

周りの人にとっての幸せが自分の価値観と合わないと苦しむ。束縛や干渉から逃れ、自分にとっての幸せを見つける力強い女性の物語。

与えられるのではなく掴むことが大切だよ。

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Posted by ブクログ 2021年04月01日

文章中の表現が綺麗
読書をするきっかけになった本
2回読んだ
受験の小論文と面接で使った思い出の1冊

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Posted by ブクログ 2021年01月13日

英国貴族の古い慣習から自由になりたい主人公の話。英国の恋愛物語はこうしたストーリー展開が多いように思う。
情景描写が綺麗で、主人公の性格の描写もクスッと笑えるところが多くて、楽しく読めた。おすすめ。

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Posted by ブクログ 2020年12月25日

主人公が自分の殻を破って、サナギからチョウになるような変化が読んでいて爽快でした。先入観や思いこみを打ち破る強い心、好奇心や冒険心を持って臨む勇気、見習いたい。
モンゴメリと言えば、「赤毛のアン」ですが、こちらも素敵です。

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Posted by ブクログ 2020年09月02日

『赤毛のアン』と同様、読んでいると、こんな恋がしたい!と叫ばざるをえないくらい素敵な恋愛小説。世界一愛する人と、こんなふうに人里離れた森でふたりぼっちになれたら、短い一生でも悔いはないのかもしれない、そう思ってしまう。野いちごのような甘酸っぱい初々しさに満ちている。モンゴメリは、決して美しくはないが...続きを読む魅力ある個性的な女性を描くのがお得意だ。日常の片隅に、くだらない家の掟に、埋もれてしまったフェアリーであるヴァランシー。物語の主人公に、思わず、末永くしあわせであらんことを、と願ってしまった。

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Posted by ブクログ 2020年06月13日

赤毛のアンシリーズとエミリーシリーズしか知らなかったわたし
村岡花子さんの訳のほかにはもう作品はないものと思っていた

ところが、モンゴメリーにはそのほかにもたくさん
10冊以上の作品があったことを知る

偶然、本屋で『青い城』の文庫本を見つけて「えっ?」とびっくりした
まさか「モンゴメリーもどき...続きを読む作品」ではなかろうね
と、あとがきを見るとまさしくお作品
本好きのとしてはうかつである

『青い城』『もつれた蜘蛛の糸』『ストーリーガール』『黄金の道』『銀の森のパット』

そんなわけで読む読む

*****

モンゴメリの作品で『青い城』が一番好きかもしれなくなった
『赤毛のアン』の1巻も素晴らしいが
いまではどっちとも言えないほど気に入った

乙女は(昔の 笑)『美しい城』に呼ばれたいと夢見る
それを思うさま味わわせてくれるものがたり

とくに打ちひしがれたような孤独を感じているときに...

ヒロインは内気なぱっとしない独身女性ヴァランシー・スターリング
あろうことかお医者様から余命を宣告された
(と、ありがちな展開から始まる 笑)
では悔いのない人生を送ろうと...
(これもありがち)

もちろんハッピーエンド、シンデレラストーリ、むむむ

ありがちなのだけれどもそんなことは吹っ飛ぶ筆力
秘密めいた、ゴシックロマンの物語だ
よくできている、なぜこれがもっと早く世に出なかった
(わたしが知らなかった 笑)のだろうね

モンゴメリの小説は何気ない日常が題材となっている
つまり少女の成長や恋愛を夢多く語りながら、人生の機微を垣間見せる

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Posted by ブクログ 2018年01月03日

ハードカバーで出ていた時は触手が伸びなかった29歳のオールドミスが主人公の物語。結婚していないというだけで半人前扱いをされつまらないジョークのネタにされ不機嫌を振りまく実母や親戚の言うなりに生きているヒロインが、あるきっかけから他人のためではなく自分のために生きようとする一年間の出来事。
ロマンス小...続きを読む説を読み慣れたスレた読者としては最後のたたみ方にもうちょっと情緒があってもと思わないでもないが、ヒロインが自分のために生きる日々の描写が素晴らしいので欠点を補って余りある。

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Posted by ブクログ 2014年09月16日

最高です。 物語が進むにつれ、主人公のヴァランシーのことが本当に好きになっていきます。 彼女にすんなりと好感をもてました。 彼女の生き生きとした姿は、読んでいる者すら自由にしてくれます。

そして、自然の描写のなんと美しいこと。 心が洗われました。 まるで詩を読んでいるようです。翻訳者の方に本当に...続きを読む感謝します。

読み終わった後、私も自分の青い城がとても欲しくなりました。 探しに行こうと思います。

出会えて良かったです。

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Posted by ブクログ 2014年06月11日

美しい自然の中で、物語が穏やかに進んでいく。ゆったりした気持ちで読み進めていたら、最後にいろんなことが明らかになって、思った以上のハッピーな展開にうれしくなった。
モンゴメリの自然描写はホントに素敵で、読みながら美しい写真を見ているような感覚になる。

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Posted by ブクログ 2014年03月31日

自分がもうすぐ死ぬのなら、色んなことができるのに かねてからそう思っていたので、この本を読んだときには驚いた。 主人公の抑圧された感じ、自分で自分の可能性を阻む様が自分と似ていて、 まるで自分が登場人物になったような気持ちで読んでいた。 いつでも、なんだってしたいことをしていい、そういう気持ちになれ...続きを読むる本。 最後のラブロマンスは蛇足と感じ無くはないけれど、何度でも読み返したい。

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Posted by ブクログ 2014年03月19日

いや~面白かった。
ぐいぐい読ませる展開はもちろん、美しい景色や情景の描写もさすがのモンゴメリ。
最後のどんでんがえしには驚いた。
とても素晴らしいエンターテインメント作品。

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Posted by ブクログ 2014年02月23日

モンゴメリの世界観が大好き。その中でも本書はかなり好きになりました。読み終わったあとも余韻に浸りながら、何度も好きなシーンをパラパラ見直してしまいました。時間をおいてまた読みたい作品です。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

「赤毛のアン」だけじゃない!
私は何度も読んでるモンゴメリの名作。
久々読んだら、29歳でオールドミスって設定に違和感ありまくりだけど、
シンデレラストーリーです。

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Posted by ブクログ 2024年01月02日

最初、普段使わないようなひどい言葉が多くて読むのが辛かったけど主人公が自分の道を歩むと決めてからは面白かった。ハッピーエンディングストーリーが好き!

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Posted by ブクログ 2022年12月26日

抑圧されて育ったオールドミスが余命一年を宣告されて自由に生きるお話。
青い城とは主人公が心の中にずっともっていた自由の象徴のようなもの。

話の流れは割と読めてしまうんだけど、それでも生き生きした描写と魅力的な登場人物で楽しく読めた!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月17日

読み始めて、うわぁ暗いしカサカサしてて読みづらいって思ったけど、余命がわかって吹っ切れてぶちかましていく所から爽快だった!自分の意思で自然の中で愛しい人と生きていく幸せな日々が生き生きしてた!かなり最高な日々だなぁ、最後のオチはそりゃやっぱわずらわしい、形ばかりの家族的にもめでたしだったかもだけど、...続きを読む一番グッと来たのはその前の踊るような島での日々だな。

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Posted by ブクログ 2022年02月07日

『赤毛のアン』を夢中で読んだあの頃を思い出した。瑞々しい表現にワクワクした。内容は大人になってからのほうが理解できる。抑圧感、同調圧力への抵抗(抵抗をスタートするときが最も難しいのだ、その通り!)そしてロマンスへの憧れ。ロマンスや人生の展開が物語特有のご都合主義と言われようと、モンゴメリはこれでいい...続きを読むのだ。とても良かった。

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Posted by ブクログ 2021年03月23日

モンゴメリというと『赤毛のアン』しか知らず、そのモンゴメリが書いたこの作品はどんなものなのか読むのが楽しみでした。
ミステリー作品以外でのどんでん返しを読んだことがなかったので、どんでん返しでスッキリしつつ幸せな気持ちにもなれました。
主人公の自分のために生きようという行動力に驚きました。実際に行動...続きを読むして幸せをつかむ姿が素敵だなと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年10月05日

赤毛のアンシリーズはかつて夢中になって読んだ。モンゴメリの小説は人物や風景の描写が細部まで綺麗な言葉で描かれていて、どれも心地よく感情移入できて大好きな作品が沢山あった。この「青い城」は最近になって存在を知り読むに至った。登場する人物の描写、風景の美しい言葉の表現、ユーモア、物語の伏線の鮮やかな回収...続きを読む、ラストの大団円、存分に楽しみました。ストーリーは、中高生で読むより大人になって読む方が面白さが余計に理解できる内容だと思います。出会えて良かったと思えた一冊です。

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購入済み

2020年02月26日

人間、もうすぐ死ぬと思えば何でも出来るものだなと思いました。
主人公のように、人生は限られたものだと割り切って、今までやらなかったことをやれれば良いですね。
共感して勇気をもらえる女性が多そうな、良い内容だと思いました。

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Posted by ブクログ 2016年04月26日

余命1年を宣告された主人公。自分を押さえつけてすごした29年間から華麗に脱却。
また読みたい。
NDC990

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Posted by ブクログ 2015年09月17日

恋愛ものは普段読まないが、アン以外のモンゴメリ作品に興味を持ち読み始めたらすぐにのめり込み一気に読んでしまった。
余命宣告を受けたことにより、今までのしがらみだらけの人生から吹っ切れ自由に生きることを決めたオールドミス・ヴァランシー。彼女の一つ一つの言動が痛快。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年08月05日

29歳。
無職。
資格なし。
彼氏なし歴=年齢。
未婚。
実家住まいで過干渉の毒親あり。

……笑い事じゃないこの境遇。
あ、周り中親戚で未婚なことを馬鹿にされたり、美人で要領のいいとこと比べられたりもしている。
内気な彼女は誰からも必要とされない自分を憐れみ、いとこを羨み、おじやおばのセクハラパワ...続きを読むハラ発言に心中では反発しながら、卑屈に笑ってみせたりしている。
ああ、笑えない笑えない。
岡の家のジェーンも似た感じだが、まだ彼女は祖母に反抗していたがヴァレンシーはまったくそんなタイプではない。
しかし、彼女がほんの少しの反発心で調子の悪い心臓を一族のかかりつけの医者ではなく心臓の権威の別の医者に診てもらったことから人生は一変する。
『余命一年』
29歳の女の人生がけっぷちだけではなく、命までがけっぷち。
彼女は生き方を変えようと努力する。

29歳。→それがなにか? どうせあと一年。
無職。→仕事をみつけるわ
資格なし。→こきつかわれたから家事のノウハウはばっちり!
彼氏なし歴=年齢。→好きな人を作ればそれでいい
未婚。→好きな人ができたらとびこんでいく
実家住まいで過干渉の毒親あり。→仕事を探す

むしろやけっぱちとも思える行動力で進んでいく彼女。
モンゴメリなので結末はわりと単純にハッピーエンド。
正直、誇り高いジェーンの方が好みですが、だめっこの彼女が自尊心を取戻し、幸せをつかんでいく姿は好感をもてます。
たぶん、作者自身をかなり投影していてなりたかった理想像なんでしょう。
歴代主人公の中でどう考えても不美人…。
これといって優れた特技もないし、うじうじして世間知らず。
そんな普通の女の子が女性として一人前になっていく。
描写はいろいろ物足りないし、アンクロニクルの一人にいて短編で展開したほうがテンポがよかったような気もしますが、すらすら読めるしおすすめです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年01月13日

西尾維新「傾物語」の新聞広告から。モンゴメリ作品初読書。「赤毛のアン」より先に他の作品を読むのには若干抵抗があったけど。読み終わって、読みたいと思った本はすぐに読んだほうがいいと思った。
 物語の舞台がカナダのある地域ということが分かるまでだいぶかかってしまい冒頭は風景が頭に浮かばなかった。ミスタウ...続きを読むィス湖周辺のの美しい描写が印象的だったので写真や映像を見てみたい(完全に想像で思い描いていたから実際の風景を見たら全然違うもののはず)。
 余命一年なんて最近、日本のドラマで使いまわされる設定だけどこの作品はハッピーエンドで読後感が良い。また主人公が29歳というのもよくあるラブコメと違うところ。ヴァランシーが余命一年と知ってから家族、親戚の前で思う存分振る舞うのも爽快。親戚が多すぎて最後まで顔と名前が一致しなかったんだけど(ベンジャミンおじは最後に心変わりした、ということなのか?)。
 ミスタウィス湖でのヴァランシーとバーニィの生活が羨ましい。久しぶりに小説らしい小説を読んだ。
 

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Posted by ブクログ 2018年12月27日

序盤は耐えてください、そこからの展開の大切な大切な礎になります。
最初は正直根を上げてしまうかと思うほどの、考察考察考察の繰り返し。そのくせ何を言うわけでもわるわけでもない。そんな主人公。
モンゴメリらしくないのでは、とまで思いかけたときにやってくる転機。
そこからの変貌ぶりには驚くどころではない。...続きを読むそれ以上の言葉が必要だ。
読者が感じている伏線への答えがなかなか返ってこないけれど、返し方にもまた一興があるなぁ、と。
それはそのときにそう使ってくるとは!!!
やられた〜!!!!となること間違いなし。
読み切った後、晴れやかな気持ちになるでしょう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月23日

「本の雑誌」か「おすすめ文庫王国」のレビューを読んで買ったことまでは覚えている。
アニメ「赤毛のアン」に出てくるような人たちが登場する世界。自分がどうしてこの本を読もうと思ったのか不思議に感じていたところ、ヒロインが突如豹変!見事なはじけっぷりを見せる。おお、こういうことでしたか。
どなたかは存じま...続きを読むせぬが、レビューを書いた方に感謝。なかなか心地よい読書ができました。

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