【感想・ネタバレ】青い城のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めて、うわぁ暗いしカサカサしてて読みづらいって思ったけど、余命がわかって吹っ切れてぶちかましていく所から爽快だった!自分の意思で自然の中で愛しい人と生きていく幸せな日々が生き生きしてた!かなり最高な日々だなぁ、最後のオチはそりゃやっぱわずらわしい、形ばかりの家族的にもめでたしだったかもだけど、一番グッと来たのはその前の踊るような島での日々だな。

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2022年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

29歳。
無職。
資格なし。
彼氏なし歴=年齢。
未婚。
実家住まいで過干渉の毒親あり。

……笑い事じゃないこの境遇。
あ、周り中親戚で未婚なことを馬鹿にされたり、美人で要領のいいとこと比べられたりもしている。
内気な彼女は誰からも必要とされない自分を憐れみ、いとこを羨み、おじやおばのセクハラパワハラ発言に心中では反発しながら、卑屈に笑ってみせたりしている。
ああ、笑えない笑えない。
岡の家のジェーンも似た感じだが、まだ彼女は祖母に反抗していたがヴァレンシーはまったくそんなタイプではない。
しかし、彼女がほんの少しの反発心で調子の悪い心臓を一族のかかりつけの医者ではなく心臓の権威の別の医者に診てもらったことから人生は一変する。
『余命一年』
29歳の女の人生がけっぷちだけではなく、命までがけっぷち。
彼女は生き方を変えようと努力する。

29歳。→それがなにか? どうせあと一年。
無職。→仕事をみつけるわ
資格なし。→こきつかわれたから家事のノウハウはばっちり!
彼氏なし歴=年齢。→好きな人を作ればそれでいい
未婚。→好きな人ができたらとびこんでいく
実家住まいで過干渉の毒親あり。→仕事を探す

むしろやけっぱちとも思える行動力で進んでいく彼女。
モンゴメリなので結末はわりと単純にハッピーエンド。
正直、誇り高いジェーンの方が好みですが、だめっこの彼女が自尊心を取戻し、幸せをつかんでいく姿は好感をもてます。
たぶん、作者自身をかなり投影していてなりたかった理想像なんでしょう。
歴代主人公の中でどう考えても不美人…。
これといって優れた特技もないし、うじうじして世間知らず。
そんな普通の女の子が女性として一人前になっていく。
描写はいろいろ物足りないし、アンクロニクルの一人にいて短編で展開したほうがテンポがよかったような気もしますが、すらすら読めるしおすすめです。

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2014年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

西尾維新「傾物語」の新聞広告から。モンゴメリ作品初読書。「赤毛のアン」より先に他の作品を読むのには若干抵抗があったけど。読み終わって、読みたいと思った本はすぐに読んだほうがいいと思った。
 物語の舞台がカナダのある地域ということが分かるまでだいぶかかってしまい冒頭は風景が頭に浮かばなかった。ミスタウィス湖周辺のの美しい描写が印象的だったので写真や映像を見てみたい(完全に想像で思い描いていたから実際の風景を見たら全然違うもののはず)。
 余命一年なんて最近、日本のドラマで使いまわされる設定だけどこの作品はハッピーエンドで読後感が良い。また主人公が29歳というのもよくあるラブコメと違うところ。ヴァランシーが余命一年と知ってから家族、親戚の前で思う存分振る舞うのも爽快。親戚が多すぎて最後まで顔と名前が一致しなかったんだけど(ベンジャミンおじは最後に心変わりした、ということなのか?)。
 ミスタウィス湖でのヴァランシーとバーニィの生活が羨ましい。久しぶりに小説らしい小説を読んだ。
 

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2014年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「本の雑誌」か「おすすめ文庫王国」のレビューを読んで買ったことまでは覚えている。
アニメ「赤毛のアン」に出てくるような人たちが登場する世界。自分がどうしてこの本を読もうと思ったのか不思議に感じていたところ、ヒロインが突如豹変!見事なはじけっぷりを見せる。おお、こういうことでしたか。
どなたかは存じませぬが、レビューを書いた方に感謝。なかなか心地よい読書ができました。

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2014年09月23日

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