モンゴメリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アンとギルバートの結婚式からはじまり、港町グレン・セント・メアリーでの新婚生活を描く。登場人物はそれほど多くない、独身の老いた船乗りジム船長・オールドミスのコーネリア・レスリー・オーウェンなど。とくに、記憶障害者の夫の世話に拘束され、人生に絶望しているレスリーとの関係では、アンは嫉妬というものを初めて向き合うことになる。アンの流産を通して、レスリーとの間に友情が芽生え、思いがけない方法で、レスリーが夫から解放され、小説家のオーウェンと結ばれていく過程は、爽快感があります。この辺りの展開は小説としてもよくできています。男ぎらいのコーネリアはちょっと戯画化されすぎており、しかも、最後に結婚するのはできすぎだろう。アン・シリーズは家を中心に話が展開し、グリン・ゲイブルズ、パットの家、ウィンディ・ウィロウズと住み、そして、この「夢の家」で、アンとギルバートははじめて自分たちの家をもったわけである。これまで、どの家にも婚礼・誕生・死などにまつわる物語が描かれ、そして、アンによる隣人の魂の「復活」が描かれている。こうした、家にまつわる物語は現代では書けなくなっているのではないかと思う。つまり、何か大事なものをなくしているのかもしれない。アンシリーズは家をめぐる日常が描かれていながら、魂の復活を描く宗教的な内容である。「夢の家」でも、人生の問題につきあたったアンたちは、隣人たちと信仰の問題を語っています。
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Posted by ブクログ
高校の校長となったアン・シャーリーの生活を書いている。有力者との確執とその解消、隣人である少女との心の交流、ウィンディ・ウィロウズの生活などが美しい言葉で綴られる。印象ぶかいのは、副校長キャサリン・ブルックスとの交流で、皮肉をいうことでしか人に印象を残すことができない彼女が、アンと出会い人生の扉を開き、変わっていく様子は感慨ぶかいものである。また、際限のない心配性の老女や、病的に気むずかしい老人や、不可解な行動をする恋人たちがむずばれる様子や、アンの生徒たちの様子など、どこにでもいる(実際に似たような人が日本の片田舎にもいる)人々とのままならぬ関係など、とても面白くよんだ。多少面白おかしく戯画めいているが、愚痴にならないところがいいのであろう。書簡体と三人称で語られるスタイルの混交だが、それがまたいい。ギルバートへの手紙は睦言を省略して書かれており、これはアン・シャーリーの魅力を損なわない工夫ではないだろうか。
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Posted by ブクログ
筆者は田舎プリンス・ネスビット島で育った自身の少女時代も作品に投影した。筆者を理解するために、紹介分を読んだ。孤児でありアンさんは11歳で外を出て、クィーン学院を卒業するまでの少女時代 5年間を描いた『赤毛のアン』は人気作となり、モンゴメリーはアンを主人公とする続編や周辺人物にまつわる作品を多数著しているって。モンゴメリーはイウリン・ネスビットの写真を雑誌から切り取り、書き物机の上に貼り、主人公アン・シャーリーのモデルにした。その本を読んだきっかけはタイトルだった。人としてタイトルでいいが、どうして赤毛もポイントなの?本を読むと、それは自分もわかった。アンさんは孤児だからこそ、友達の大事さがわかるからと考えた。本の通りに学生は一番いい時で、友達も一番大事なこともわかった。
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購入済み
正直「赤毛のアン」は前作までかな、という気がします。ここからは子どもメインなので、蛇足もありますね。
あまり面白いストーリーではありませんでした。
モンゴメリが出版社から続編を期待されて、実生活は苦労の連続だったのに書き上げた、という背景がよく分かるような気がしました。