モンゴメリのレビュー一覧
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ネタバレ題通り、主人公はアンの末娘であるリラ。
みんなが子供扱いするとむくれていく幼少期から、第一次世界大戦に巻き込まれて成熟し、恋愛もしながら大人になる、またアンとは違った成長。
導入から、もはやアンではなくブライス夫人として定着した呼び方なのがなんだか寂しい。しかし、後半でたまにアン表記もあり、その時はなんだか過去に戻ったようで嬉しい。
マリラもリラが小さい時に亡くなったという文章くらいで、呆気ない。
マリラという名前を古臭いと感じながらも、合言葉のように「リラ・マイ・リラ」と呼ばれるのがなんともロマンチック。
ウォルターが亡くなり、リラはあんなにウォルターのことを思ってたはずなのに涙すら見せ -
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ネタバレ29歳でまだ未婚・オールドミスなんて…と、あらゆる親戚ら身内からそろそろ結婚しないのか?と言われてうんざりしている主人公・ヴァランシー。
使っている私室もパッとしないインテリア。
ヴァランシーという名は長いからドスと呼ばれて不愉快など、赤毛のアンみを感じる。
ヴァランシーは青い城という別の世界を持っており、そこでは豪華な家具や小物、イケメンの婚約者もおり、その時々のヴァランシーの好みで姿が変わり、ヴァランシー自身は永遠の25歳。
そこから余命宣告により、ロマンスに繋がっていくが…金持ちと知るや持ち上げる親戚など、どうも好きになれず。しかし、ラストはハッピーエンドで締めるのは著者らしくて良き -
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ネタバレ冒頭からミス・コーネリアが登場するのは嬉しい反面、マリラは元気ではあるけどもう85歳という台詞に、少し切なくなる。
今作では新しくやってきたメレディス牧師とその子供達、アンの子供たちらがメイン。
孤児のメアリー・ヴァンスは酒で両親が自殺し、その後引き取られた先では虐待され、たまらず逃げ出して隠れていたところを牧師の子供たちに助けてもらい、最終的にまさかのミス・コーネリアの養女に。p123
内気な性格のユナが交渉しに行ったが、さすがに急に言われて一度断るミス・コーネリアに対し、ショックで泣きつつも、なおも交渉をするユナが凄いのと、その台詞の中に自身の母親の思い出の話もあって泣ける。
「あた -
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ネタバレ『アンの友達』に次ぐ短編集で、『アンの友達』は著者が良作を選んで出版したけれど、今作は著者が没にした作品を手直しして勝手に出版し、裁判になったらしい。
「偶然の一致」や「失敗した男」は特に分かりやすくて面白かった。前者はそんなことあるかいな笑と突っ込みつつも、ロマンチック。
後者は、他の兄弟たちが順調な人生をおくっており素直に喜んでいる反面、自分(長男・ロバート)だけはパッとしない現状。ある時、イザベル叔母さんがロバートは失敗者であると話しているのを耳にし、落ち込む。
その叔母さんの発言を聞いていた妹・エディスは内心怒っていたが、ロバートもそれを聞いてしまってショックを受けて立ち去るのを見て -
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ネタバレギルバートは医師になるために後3年ほど大学に通わねばならず、それを待つ形でアンはサマーサイド高校の校長として3年間過ごすことになった。
あしながおじさんのように、ギルバート宛の手紙という形で、アンの周りの人間模様が綴られていく〜
さっそく今作でも仲間を発見し、
あたしたちのいわゆる「同類の精神」のひらめきがあるではありませんか!p64
と興奮する展開が面白い。エリザベスはたくさんの名前を持っていて、”今日”とは別の”明日”に夢を抱いていた。
ペン先ののりが良いとラブレターを書き出すが、その内容は本文では伏せられている笑
ミス・バレンタインは話好きとはいえ、一人で喋りすぎており、いつまで喋って -
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ネタバレギルバートといつくっつくのかと思えば、恋愛や結婚をほのめかされると嫌がるアン。しかし、最後の最後に、ギルバートが腸チフスで大分弱っていると知るや、ようやく自分の気持ちに気づき、本作の最後で改めてギルバートからプロポーズされ、遂に接吻し結ばれる二人。
その間に何人かに結婚を申し込まれたりとアンも人気者だが、これだけ断られてもめげないギルバートも凄い。
前作からのマリラとリンドの共同生活具合も気になるところだったが、描写としてはささやか。
あくまでも主体はアンの大学生活で、大学で知り合った友人含め、各キャラの個性、友情、恋愛、日常。
ルビー・ギリスがアンに打ち明け話をした夜から、翌朝には結核で亡く -
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もはや、アンシリーズの第5弾に突入。
ギルバートとの婚約時代で、アンが校長として赴任した町での生活が描かれている。
だんだんと大人になったアンが伺えるが、やはり彼女の魅力的な人間性は変わることなく、人々に幸せをもたらす。
皮肉な態度しかとれないキャザリンの心を溶かし、愛されずに育つ小さなエリザベスに笑顔を与える。
この「小さなエリザベス」として描かれる少女もまた、とても可愛い。
モンゴメリは、幼い子どもを愛らしく描くことにかけては私がこれまで読んだ中でも一番印象に残る。
そして、これは第5弾に限ったことではないが、自然の美しさの描写力とそこに生きる人間の生活の美しさ。
月夜の散歩の楽し -
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これはもう、完全に「婦人」になったアンの話だ。
六人のまだ幼い子どもを慈しみ育児をしている様子が伺える。それは、それでアンらしい育児方針や子どもたちの可愛らしいエピソードがあって楽しいのだが、なんだかもう少女の面影のあるアンはなかなか出てくることはなく、少し寂しい。
ダイアナと久しぶりに会う場面があるが、ほんの一時、グリンゲイブルス時代の少女時代を懐かしみ、愛しく思い出すものの、やはり、二人とも現在の家庭や子どもを思い出し、そしてその現実に戻るのをむしろ楽しく思いながら休暇を終えるのだ。
なんとなく夢見がちだった少女時代の話が好きだったが、その夢見る頃を過ぎてもなお魅力的に生きるアンを見て、 -
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安心のハッピーエンド。文庫本の裏に「周到な伏線とどんでん返し」とあるが、モンゴメリにそれはない。
全てが最後に幸せになるので安心して読める。裏を返せば予想しやすいということになるけれど。落ち着いて多幸感を得たい気分にはモンゴメリ。逆に刺激が欲しいときには不適切。
ちなみに伏線だったあの違いには気づいたけど、ただの誤字だと思ってた。あと、バーニィの正体も読んでいると自然とわかる。
ただ、序盤のヴァランシーのつらい日々が長すぎる⋯。中盤にならないと楽しめないような読書は嫌だな。
私も誰の人目も気にせずに、好きな時間に好きな場所で食事をするとか、好きな時に帰って来るとか、ヴァランシーが求めた