サン・テグジュペリのレビュー一覧

  • ちいさな王子
    別のバージョンで読んでいますので、
    実質再読となります。

    大人になれば、なるほど
    心はだんだんとすさんでいったり、
    知りたくもなかったものを知ってしまうもの。

    だけれども、本には、そんな素敵な時期を
    思い出させてくれる、不思議な力があります。
    そう、ちいさな王子のような、ほんとうに
    穢れのない目...続きを読む
  • 星の王子さま
    この本を読んで、中学時代に自殺した親友のことを考えずにはおれなかった。
    彼もまた、訳者さんのいうところの”死を通じての帰還”を選んだ一人なのかもしれない。

    そう考えると、彼の自殺についての長年の謎が自ずから解消されたようにも感じる。
  • ちいさな王子
    この訳者は『星の王子さま』の題名の反対派。タイトルの”petit”、つまり「小さい」という形容詞を重要視しているからだ。確かに、小さな星からやっていた、小さな王子の、小さな物語かもしれない。
    また、訳者は、この話の中で語り手が「おとぎ話みたいにはじめてみたかった。」とあるように、この話は、おとぎ話調...続きを読む
  • 星の王子さま
    ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。本当に大切なことは目に見えないんだ。きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみがバラのために費やした時間なんだよ。誰かと絆が結ばれると、泣きたくなってしまうこともある。
    お金や数字に現れない特別な関係が愛なのかもしれない。費やした時間が愛っていうことだな...続きを読む
  • 星の王子さま
    『本当に大切なものは目に見えない』

    『物事の本質は目に見えない』とも訳されてい名セリフ。

    わたしは、本心を伝えられなかった、薔薇の気持ちがすごくわかります。

    旅をして、成長していく少年。
    優しい、純粋な心。

    お別れの日の言葉。

    大人になって読んでも、泣けてきちゃう。

    この本は大切な宝物の...続きを読む
  • 夜間飛行
    厳しく時には断固たる手段をとるリヴィエールが、内面では常に自問自答しながら己の職務を遂行してゆく姿に、上に立つ者の苦悩と仕事に取り組む本質を見た。彼のやり方には反発もあるだろうが、それでも部下が従っていくのは使命感や厳しさの先の労働の強い喜びを知っているからなんだな。
    楽な方へ流れやすい自分の甘さが...続きを読む
  • 星の王子さま
    何回も読み直す唯一の本。
    毎回違う解釈だったり、はっと気付かされる。
    大切なものは目に見えない。の一文は私の永遠のテーマである。
    絆を繋ぐ意味をいつも考えさせられ
    る。
    悩んだり迷ったりしていると手にとってしまってます。
    自分軸はこの本にある感じです。
  • 星の王子さま
    今までに何度も読んでいる作品であるし、今後も読み続けたいと思う作品の一つです。
    とても不思議な本です。実際、知名度は高いけれど、まわりであまり読んでいる人がいない。僕もその一人で、機会があって読んでみたのだけれども、読んだあとと印象が大きく変わる作品だと個人的に思います。
    是非読んでほしい。童話のよ...続きを読む
  • ちいさな王子
    愛読書は?と聞かれて自信を持って答えられるほど読んではいないが、確実に私の中で特別だと言い切れる作品だ。何度も何度も、小さな王子の言葉にはっとする。
  • ちいさな王子
    KiKi の子供時代、とあるコマーシャルで「大きなことはいいことだ」というフレーズが使われたことがありました。  でもその後の価値観の変動の中で「大きけりゃいいってもんじゃない」という風潮が生まれてきて、今はその延長線上にあるように感じます。  でも、一度は大きい方に舵をとったこの社会はこの「大きい...続きを読む
  • 星の王子さま
    「子供の頃に読んだ本を再読する」のがマイブームだったこの冬。その一環としてこちらも再読。
    ラストは会社帰りの地下鉄車内にも関わらず泣けてしまい大変でした。
  • ちいさな王子
    『星の王子さま』として有名な本の新訳。
    登録する際検索したら他にも色々引っかかってきたので、見比べるのも面白そう。
    本書に関して言えば、原題である『LE PETIT PRINCE』を素直に『ちいさな王子』と訳しているところからも原文に忠実なところがうかがえる。
    訳者あとがきに、作中で語り手自身が「で...続きを読む
  • 星の王子さま
    2015.11.24
    星の王子さまのその後が映画になったとのことで観てきました。
    何回も泣いてしまった。
    キツネがかわいすぎて!(*ノωノ)
    ネコを飼っているので、そのネコとキツネを当てはめてしまって泣けた。
    原作のセリフがたくさん出てきて、それらはとても素敵で。
    自宅に帰ってから、またこの本を開い...続きを読む
  • 星の王子さま
    外国人作家の本を初めて読みました。言い回しなどが最初は分かりにくかったですが、読んでいくにつれて星の王子さまの言葉が胸に響き、人として大切なことを学びました!!
  • 星の王子さま
    金沢旅行の際に、二十一世紀美術館で購入し、名作なので読もうと思いつつ積読していた本をやっと読み終わる事ができた。

    なぜか最初は読見進められずに何度も離脱して、王子様が地球にいくシーンで頓挫していたのが、ある日なぜか最初からすっと読む事ができたので、人生で必要な時が今だったのかもと捉えています。

    ...続きを読む
  • 星の王子さま
    今回の小説は主人公と王子さまが出会うことで本当に大切なことやものは目に見えないということを様々な出来事を通じて知っていくお話である。いつも当たり前にあることは当たり前ではないという本来容易とも言えるかもしれないことを痛感させられた。
  • 星の王子さま
    2024.05.01 『星の王子さま』サン=テグジュペリ

    良い本というのは読んだあとの余韻が凄いなと思うのですが、『星の王子さま』は、まさに余韻のすごい本でした。

    なんでもっと早く読まなかったんだろうと思うほど、1-2時間で摂取できる本にも関わらず、読後は人生通して寄り添ってくれる名作。
    そりゃ...続きを読む
  • 星の王子さま
    悲しみの物語だった。愚かに思える大人も結局は寂しがりで、子どもみたいな虚勢を張る。どんな立派な人間も本当はちっぽけな存在だ。けれど、それでも誰かを愛したり、傷つけたりする。でもそれでいいじゃないか。王子様は子どもで、純粋で、物事のほんの一部しか見えていない。絵の中の象が見えていないのは王子様も同じで...続きを読む
  • 星の王子さま
    この話を読み取ろうとすると、難しくて子どもにはできない…
    ただ、一つ一つの言葉がなぜか胸に刺さる気がして、、。
  • 星の王子さま
    幼少期に読んだ気がするが、王子様が旅をしてキツネと友達になる緩い話の印象だったものの、もっとややこしい話だったのだなと驚き。
    でもやはり、キツネと知り合って仲良くなるところが一番好きだ。
    そして王子さまの笑い声を聞いておくことで、王子さまが星に帰った後、地球から空を見上げるとたくさんの星のうち一つで...続きを読む