サン・テグジュペリのレビュー一覧
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ネタバレ(ネタバレあり)言わずと知れた、児童文学の皮を被った哲学書です。とにかく考えさせられる台詞が多いのが特徴と思います。
王子さまの目は非常にプリミティブであり、純粋であり、子どもっぽさがあります。だからこそ見えるものもあるのではないでしょうか。
「かんじんなことは、目に見えないんだよ」
作中の言葉を引用すれば、この一文(一言?)だけでも読むに値すると思います。
ただ、感情移入をする小説ではないため、そういう読み方をすると苦労すると思いますし、またたくさんの訳者さんがいるため、合う訳合わない訳があると思います。
全体を踏まえたうえで、星5をつけたいと思います。よかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもからしたら大人って難しい言葉を並べるし意味もなさそうなことでふんぞり返ってるから不思議で面白くて変な生き物。大人からしたら子どもは可愛いけど何するか分からない、何を見て何を考えて何を訴えているのか分からないから不思議で面白くて変な生き物。でもそのかわり、子どもと大人の切り替えっていつの間にかなってるから、大人は子どもの時の素朴な疑問を忘れているから子どもの些細な疑問、子どもにとっては大事なことでも「そんなことより…」って言えちゃう。
王子さまと“僕”の会話は「大人たち」と「大人になりたい」って思ってる人達に本当に大切なことを教えてくれてる。 -
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ネタバレ「星の王子さま」で有名なサン=テグジュペリによる小説。飛行機乗りの経験を活かしたリアリズムにあふれる作品。
夜間の飛行がまだ非常に危険だった時代。新事業に命をかける男たちの、尊厳と勇気の物語。事業の責任者であるリヴィエール社長の、あまりにも厳格なやり方は、強い信念によるものだった、というお話。個人の幸不幸に心を揺らしつつも、あくまで全体の進歩のために意志を貫く。ここに深いテーマ性があり、その勇気に感動を覚えた。
作者自身が飛行機乗りだっただけに、飛行にまつわる描写は詳しい。嵐におそわれたパタゴニア便の、燃料が切れるまでのタイムリミットによる緊張感は、テレビ番組の飛行機事故再現映像を見ているかのような迫力があった。そして、「これラピュタ?」と思わせるような場面があり、実際この小説は参考にされているのではないかと思った。
リアリティあふれる本作は、飛行機というものが世の中に現れて間もない時代の、貴重な記録であり、その時代を生きた人々の勇気を感じられる偉大な作品だ。「星の王子さま」を読んで育った子どもたちが、大人になって次に手にとれるよう、いつまでも読みつがれることを願う。 -
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「たくさんの笑った星を所有する」
大好きな言葉です。この本が教えてくれました。
星の王子さまといえば大切なものは目に見えない
という言葉が有名ですが…それよりもキツネが
懐くとはどういう事なのかと教える場面が
私は大好きです。「懐く」とは、例えば秋の日に
収穫間際の小麦畑を見て、その黄金色を見て
王子さまの髪の色を思い出すことだと…。
主人公の「ぼく」は星の王子さまと出会う前、
星を見上げてもそこには綺麗な星がある
だけだった。
しかしこんど夜空を見た時に沢山ある星の中に、王子さまの住んでいる星がきっとある。たくさんの笑うスズが輝いている。それを見て暖かく特別な気持ちになる。「懐く」は大切な人が今、自分のとなりに居なくても自分の心の一部、自分の世界の一部となる事だと
私は読んでいて感じました。 -
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子供の頃、大人になった頃に読みたい。
実際に読んでみました!
子供の頃。
読書感想文で課題図書だったのかな?
「書く」ことが大好きで、楽しく読んで書いた記憶。そして、読書感想文の賞もらって、校内放送で読みました。あと、それがきっかけでアルジェリアについて調べて、発表した記憶もあります。
その頃どんなことを感じたかまでは覚えてないけど、これが全て。1度しか読んでないけど、アルジェリアについて調べるくらい、子供の心に残ってた。
大人になってからの出会いは、君の膵臓を食べたい。本を適当になおしたほうが、宝探しみたいで楽しい。そんな大好きなシーンに出てきた本でした。
それがきっかけで改めて星の王子さまが気になり、箱根のミュージアムに行ってきました!ちなみに、めちゃくちゃ素敵なミュージアムなのでおすすめです。作品について以上に、作者サン=テグジュペリについて理解できる良い展示。
実際に読んでみると、絵本であり、聖書みたい。子供でも読める絵本のような作品にも関わらず、人間の根本を描いている聖書。子供の心に残り、大人の心に刺さる作品。
大事なものは目に見えない
やっぱり、残るのはこの言葉です。
私の大好きな知世ちゃんの「思いは言葉にしなければ伝わりませんわ」を思い出す。
なつく、絆を結ぶ。
王子さまにとって、たった一輪のバラだった。
誰にでも、一輪のバラがある。何歳になっても、そのバラを大切にできる人でいたいなぁ。
星を見て思い出して。
空飛ぶ広報室の「空を見ても何も思い出さなくなったら」が浮かぶ。
空って、本当に雄大。旅行好きで色んなところに行くけど、実は地元の空が1番きれいかもしれないですよね!
星の王子さま読むと、その作品に対して思うこともあるし。人間の根本を示しているから、自分のこれまでの人生を振り返るというか…蘇ってくるものがたくさんある。これは大人にしかできない読み方かも。あと20年経ったら、また読みたい。 -
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一生大切にしなければならないことが明確に書かれていて、何を言ってるか分からない複雑な本より断然心に響きました。
以下私が大切にしようと思ったフレーズです
だけれど、ぼくたちには、ものそのもの、ことそのことが、たいせつですから、もちろん、番号なんて、どうでもいいのです。
ずるそうなふるまいはしているけど、根は、やさしいんだということをくみとらなけりゃいけなかったんだ。花のすることったら、ほんとにとんちんかんなんだから。だけど、ぼくは、あんまり小さかったから、あの花を愛するってことが、わからなかったんだ
だけど、あんたのその金色の髪は美しいなあ。あんたがおれと仲よくしてくれたら、おれにゃ、そいつが、すばらしいものに見えるだろう。金色の麦をみると、あんたを思い出すだろうな。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ
子どもたちだけが、なにがほしいか、わかってるんだね。きれでできた人形なんかで、ひまつぶしして、その人形を、とてもたいせつにしてるんだ。もし、その人形をとりあげられたら、子どもたちは、泣くんだ...... -
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いやー、面白かった!普通小説というのは、語り手は主人公やナレーター一人によるものが一般的だと思う。多くても主人公と準主人公から見た視点などの2、3人であろう。しかし、夜間飛行ではナレーター、社長、複数の操縦士、妻など様々な視点からその人目線で多く書かれている。この手法を成し得たのも、サン=テグジュペリの多様な経験、またそれぞれの立ち場に近しい人との交流のおかげであろう。ぜひ、他の訳者である堀口大学さんの本も読んでみたい。文体がより堅い気がして好みではあるけれどまだ読み切れていない。この訳者の本の巻末にはあとがきや解説、背景などが十分すぎるほど載っており、背景などは読む前に読んでおくべきだったかな、と思いつつも、先に読んでいたら今回受けたほどの感情は湧き出なかったかもと思う。堀ク\口さんの本の方が若干厚いのだけれど、より解説が盛沢山なのかしら。ファビアンと無線技士の遺体の発見の描写は私たち読者に委ねられているのだよね。どんな詩的な表現で表されたか気になるな。むしろ、奇跡的な生還を自身も2度行い、僚友の奇跡的な生還も目の当たりにしている人だから、一抹の希望をここに含ませているのかもしれないね。とにかく満足。
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ネタバレ心の内を分かち合う相手のいない人びとが孤立したまま宇宙にちらばり、あるいは砂漠を彷徨っている。
可愛らしい王子さまの冒険だけど孤独なお話。
だからこそ、なついた薔薇やきつねは特別な存在。
だらかにとっての特別ってだれかにとってのなんでもない存在。
ボアが猛獣をのみこもうとしている絵。
ボアが象を消化している絵。
想像力って生きるうえで糧になるなぁ。
大切なことは目に見えない。
有名すぎる本の光文社古典新訳ちいさな王子。
知ってるようで知らない忘れてるおはなし。
人生に大切なことがつまってる。
わたしたち大人は、赤ら顔さんというおじさんだなぁ。いつもやってるのは足し算ばっかり。目の前のことばっかりで反省。
今読んだきっかけは、この作品を題材にした哲学対話に参加するためです。発言はむずかしいけど世界観には浸れれば嬉しいなぁ。 -
Posted by ブクログ
星の王子さまで有名な著者の体験をもとにした戦記。舞台はWW2、フランス。敗色が濃厚なフランス軍の偵察機に乗り込み、敵国ナチスドイツ陣地を偵察する決死のミッション。飛行機乗りならではの俯瞰視点、空戦、地上戦などの戦闘シーン。高度を下げて危険な偵察で砲撃されるシーンは迫力もあるけど、なんともファンタジックな表現が印象的。
FPSゲームのバトルフィールド5のキャンペーンが短かかったから欲求不満だったけど、この本で臨場感ある戦場の爆音、爆風などを追体験。
実際の戦場を見た著者の死生観、戦争観なども興味深い。
いっそゲーム化してもイイぐらいのボリューム。