サン・テグジュペリのレビュー一覧

  • 夜間飛行

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代を思わせる夜間郵便配達の過酷な状態とそれに従事する人々の矜持と心理。
    部下に危険を回避するのは臆病で懲罰ものだ、と鼓舞する指導は、現在における日本の雇用の考え方では、亡くなられた遺族の訴訟や再演防止策の策定などで仕事が確実に滞ることもあり、危険なことはさせない。それに対し、ありえないくらい危機管理が希薄だが、現代に置いても戦争をしている当事国なら今もこんな考え方に至ることもあるのかと考える。
    後半、郵便配達パイロットのファビアンの消息について、緊迫した情景描写とともに描かれ、最後まではらはらさせる読ませ方は上手い。
    郵便配達パイロットの目線での人々の営みを観察し、思いを馳せるところは、皆が

    0
    2021年10月23日
  • 戦う操縦士

    Posted by ブクログ

    サンテグジュペリ 「戦う操縦士」

    人気作家の不人気作品?(他と比較してあまり見ないけど)。ストーリーの展開は見られない。敗戦の中から 人間のあるべき姿を見出して、復興の力を感じさせる言葉の数々。終盤に出てくる「真人間」の定義がわかりにく以外は 良書だと思う

    前半は 戦争の無益さや愚劣さを語りながら、飛行の追体験、仲間との連帯感、自己犠牲の物語。後半は 種子や絆、弟の死をキーワードとして 人間中心主義が独白される構成


    真人間は、個人を超えた存在であり、神の下で平等であり、民族的アイデンティティなど共同体の絆を自覚した人間 と捉えた


    16歳のときの弟の死の回想シーンの言葉「人間は絆の塊

    0
    2021年10月23日
  • 夜間飛行

    A

    購入済み

    じわじわ来る

    クローズアップされる人物が場面ごとに入れ替わって
    それぞれの立場で考えさせられる
    良い小説だと思います。
    人類の自然に対する挑戦の物語なのかな。
    そう言ってしまうと古くさくなってしまうけど。
    それでもその挑戦する精神は色褪せないのだと思います。

    0
    2021年07月31日
  • 戦う操縦士

    Posted by ブクログ

    戦争への怒りを表しながらも、
    祖国のために行動することが重要と説く。
    そして、行動を起こすためには、
    人としてどうあるべきかを、
    自身の戦闘経験を踏まえて表現した作品。

    先に「最終飛行」を読んでいたので、
    時代背景が理解しやすかった。
    最終部で「神」についての言及が増えるのは、
    キリスト教を文化とするアメリカに
    参戦を呼びかけるためと思われる。

    0
    2021年07月03日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お花の気持ちなどは考えた事がなかったので、素敵な視点で物語が進んでいて良かった!
    また何年後かに読むと、新たな発見がありそう。

    0
    2021年03月23日
  • 人間の大地

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく面白いという感じでは無いですが、全体的にキレイな文章でかつ心に残るフレーズもたくさんありますので、読んでおいて損は無い本だと思いました。とりあえず、この本を読んでから「星の王子さま(ちいさな王子)」を読むのがオススメ♪

    0
    2021年03月21日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    初めてちゃんと読んだ。すごく分かる、って思うところと、ほぼ掴めないところと、半々くらい。何度も読めば、読むたびに違うことを感じるのかも。

    0
    2021年02月27日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    この王子様の一人称は『おれ』。攻めてる訳に好き嫌いはあるけれど、3冊読み比べてみて一番ズキューンとなった。

    0
    2021年02月20日
  • 人間の大地

    Posted by ブクログ

    サンテグジュペリのエッセイ。これまで読んできた本は飛行機から見た風景や人間関係が主だったが、今作は様々な人々にスポットを当てた人間観察のエッセイ。

    少々小難しいが、上品で知的な表現が心地よい。大体の作品で解説は飛ばすけど、今作は解説もしっかり読んだ。貴族出身で飛行士で、詩的な作家ときたら、モテないわけがない。著者のことをもっと知りたい。

    iPhoneから送信

    0
    2021年01月26日
  • 夜間飛行

    Posted by ブクログ

    航空郵便の黎明期。夜間飛行するにはまだ装備、施設は貧弱で観測所と無線や電信でやりとりする程度。今ほど管制塔のようなものもない時代。

    暗闇の中を飛び立ち、夜間飛行で安全に郵便を届けることは飛行士にとって危険な旅路…

    ストーリーが時系列になっていないため、混乱。解説で理解。それを踏まえて再読したい本。

    表現が綺麗で飛行機に乗っているかのような景色が目に浮かぶ文体が好き。



    0
    2021年01月19日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    心で見なけりゃものごとはよくみえない。かんじんなことは目では見えない。言葉で表現することは簡単な事だけど、本当はどうすればいいんだろうかと思う。それを思う心?愛着?難しい

    0
    2020年11月18日
  • 星の王子さま

    購入済み

    『大切なものを』子供目線で

    児童文学ですが、大人になって初めて解釈出来る内容だなと感じました。子供の時に読むと、抽象的で何を伝えたいのか、理解出来無かっただろうなと思いました。しかし、抽象的だからこそ、自分自身の事に当てはめて考えることが出来、読み返すごとに理解が深まったり、その時の心情や境遇によって受け取り方も変わってくるのではないかと思います。初めて読みましたが、また異なる邦訳のものも挑戦してみたいです!

    0
    2020年10月15日
  • 星の王子さま

    購入済み

    この翻訳は好き

    原文はフランス語なので、当然日本語で読むには、翻訳者を介することになる。こんなにも多くの人が翻訳し、出版されていることに驚いた。この本は、語尾がですます調で書かれてあり、全体にとても優しく透明感のある柔らかな雰囲気が漂う。原文の厳密な直訳ではない分、とてもわかりやすい。何度も読んだ話で内容は知っているが、手元に置いておきたくて買い求めた。1つ残念なことは、葉祥明の絵をもっと堪能できるかと思ったが、電子版だからなのか編集の仕方が悪く期待外れだった。

    0
    2020年10月06日
  • 夜間飛行

    Posted by ブクログ

    新航路開拓と同様、航空便が主役に躍り出るには、スピードの優勢を生かさねばならず、そのためには夜間飛行が必須である。その目的のために犠牲があっても勇気を持って前に進む。そこに人間の尊厳と健気さを感じる。コンパクトに纏まった小編であるが、中身は濃い。2020.9.29

    0
    2020年09月29日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    訳者 菅啓次郎
    自分のことを「おれ」と言う王子もなんか良かった。

    愛する相手との、どうすることもできない離別を経験したことのあるすべての人に、この翻訳をささげます。
    とあり、刺さりました。

    0
    2020年09月10日
  • 人間の大地

    Posted by ブクログ

    パイロットとして孤独と向き合い、地球や人間の歴史や根源的な存在意義に思いを馳せた究極のエッセイ。コロナ禍で味わう孤独などサン=テグジュペリが向き合った孤独に比べればピーナッツ程度ではないか。金言の連続。

    0
    2020年08月01日
  • 戦う操縦士

    Posted by ブクログ

    1940年ドイツに侵略され敗北しつつあるフランス軍の偵察機に乗り、もたらした情報を有効に使う友軍がいない中を、帰還がほぼ絶望的な命令に従って出撃して生還した飛行を振り返るサン・テグジュベリの小説。この物語がフランスが降伏した後、亡命したアメリカで執筆されたことを差し引いたとしても、自由や平等について記された言葉は重い。「私は信じる。<人間>の優越こそが唯一意味ある<平等>を、唯一意味ある<自由>を築き上げるものだと。…<平等>とは<同一性>ではない。<自由>とは個人を<人間>よりも賞揚することではない。したがって私が戦うのは、それが誰であれ、<人間>の自由をある個人にーあるいは個人からなる群れ

    0
    2020年05月24日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    共同通信「本の世界へようこそ」が好きです。
    担当の田村文さんのレビューが気になって
    再読しました。
    「無人島に持っていく本」
    そんなタイトルが目を引きました。

    偶然(?)にも文藝春秋BOOKSにて
    小川糸さんも…
    「私が無人島にこの本を持っていく理由」
    とあります。

    田村文さんは2019年の9/16。
    小川糸さんは2019年の6/4。
    おっと、まさかのニアミス(?)ですか。



    私の初読は学生のとき。
    おそらく23~24歳だと記憶しています。

    それなりに純粋なつもりで
    本当のことを見つける視点を
    手に入れるために
    読んでいたんじゃないでしょうか。

    大人の威張りくさってる
    世の中はど

    0
    2019年10月12日
  • 戦う操縦士

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「人間の土地」や「夜間飛行」と同じスタンスで
    読み進めていましたが、本作は負けると分かっている
    戦争での不可能であろうと思われる任務である
    偵察飛行を遂行し、帰還するまでが描かれており
    その中で著者が思い巡らしたことが
    書かれてるのか?と思っていたものの途中から
    違和感を覚え…

    「結局のところ、なぜ我々はいまだに戦って
    いるのだろうか?《民主主義》のため?(中略)
    ならば《民主主義陣営》のほかの連中も一緒に
    戦ってくれればいいじゃないか!」(P179)と
    他国を攻める姿勢になり、名指しはしないものの
    アメリカを非難します。

    すでにアメリカではベストセラー作家であった
    著者のこの作品の目的は

    0
    2019年08月26日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    みんなが好きな本を読めない程度に心が捻れていて、本棚で埃をかぶっていた 2003 年新版 5 刷を取り出したのは安冨先生の功徳です。ナムナム。安冨先生の読みを途中まで進めてからだったので「そうとしか読めない」のはいいんだか悪いんだか。性悪女のバラに心を縛られた王子さま。なるほど。自分は「羊」の機能が面白いと思いました。「帽子」と同じ構造の絵なんだよね。羊が主役では(2019-08-20)

    0
    2019年08月21日