サン・テグジュペリのレビュー一覧
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ネタバレ時代を思わせる夜間郵便配達の過酷な状態とそれに従事する人々の矜持と心理。
部下に危険を回避するのは臆病で懲罰ものだ、と鼓舞する指導は、現在における日本の雇用の考え方では、亡くなられた遺族の訴訟や再演防止策の策定などで仕事が確実に滞ることもあり、危険なことはさせない。それに対し、ありえないくらい危機管理が希薄だが、現代に置いても戦争をしている当事国なら今もこんな考え方に至ることもあるのかと考える。
後半、郵便配達パイロットのファビアンの消息について、緊迫した情景描写とともに描かれ、最後まではらはらさせる読ませ方は上手い。
郵便配達パイロットの目線での人々の営みを観察し、思いを馳せるところは、皆が -
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サンテグジュペリ 「戦う操縦士」
人気作家の不人気作品?(他と比較してあまり見ないけど)。ストーリーの展開は見られない。敗戦の中から 人間のあるべき姿を見出して、復興の力を感じさせる言葉の数々。終盤に出てくる「真人間」の定義がわかりにく以外は 良書だと思う
前半は 戦争の無益さや愚劣さを語りながら、飛行の追体験、仲間との連帯感、自己犠牲の物語。後半は 種子や絆、弟の死をキーワードとして 人間中心主義が独白される構成
真人間は、個人を超えた存在であり、神の下で平等であり、民族的アイデンティティなど共同体の絆を自覚した人間 と捉えた
16歳のときの弟の死の回想シーンの言葉「人間は絆の塊 -
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じわじわ来る
クローズアップされる人物が場面ごとに入れ替わって
それぞれの立場で考えさせられる
良い小説だと思います。
人類の自然に対する挑戦の物語なのかな。
そう言ってしまうと古くさくなってしまうけど。
それでもその挑戦する精神は色褪せないのだと思います。
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『大切なものを』子供目線で
児童文学ですが、大人になって初めて解釈出来る内容だなと感じました。子供の時に読むと、抽象的で何を伝えたいのか、理解出来無かっただろうなと思いました。しかし、抽象的だからこそ、自分自身の事に当てはめて考えることが出来、読み返すごとに理解が深まったり、その時の心情や境遇によって受け取り方も変わってくるのではないかと思います。初めて読みましたが、また異なる邦訳のものも挑戦してみたいです!
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この翻訳は好き
原文はフランス語なので、当然日本語で読むには、翻訳者を介することになる。こんなにも多くの人が翻訳し、出版されていることに驚いた。この本は、語尾がですます調で書かれてあり、全体にとても優しく透明感のある柔らかな雰囲気が漂う。原文の厳密な直訳ではない分、とてもわかりやすい。何度も読んだ話で内容は知っているが、手元に置いておきたくて買い求めた。1つ残念なことは、葉祥明の絵をもっと堪能できるかと思ったが、電子版だからなのか編集の仕方が悪く期待外れだった。
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1940年ドイツに侵略され敗北しつつあるフランス軍の偵察機に乗り、もたらした情報を有効に使う友軍がいない中を、帰還がほぼ絶望的な命令に従って出撃して生還した飛行を振り返るサン・テグジュベリの小説。この物語がフランスが降伏した後、亡命したアメリカで執筆されたことを差し引いたとしても、自由や平等について記された言葉は重い。「私は信じる。<人間>の優越こそが唯一意味ある<平等>を、唯一意味ある<自由>を築き上げるものだと。…<平等>とは<同一性>ではない。<自由>とは個人を<人間>よりも賞揚することではない。したがって私が戦うのは、それが誰であれ、<人間>の自由をある個人にーあるいは個人からなる群れ
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共同通信「本の世界へようこそ」が好きです。
担当の田村文さんのレビューが気になって
再読しました。
「無人島に持っていく本」
そんなタイトルが目を引きました。
偶然(?)にも文藝春秋BOOKSにて
小川糸さんも…
「私が無人島にこの本を持っていく理由」
とあります。
田村文さんは2019年の9/16。
小川糸さんは2019年の6/4。
おっと、まさかのニアミス(?)ですか。
★
私の初読は学生のとき。
おそらく23~24歳だと記憶しています。
それなりに純粋なつもりで
本当のことを見つける視点を
手に入れるために
読んでいたんじゃないでしょうか。
大人の威張りくさってる
世の中はど -
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ネタバレ「人間の土地」や「夜間飛行」と同じスタンスで
読み進めていましたが、本作は負けると分かっている
戦争での不可能であろうと思われる任務である
偵察飛行を遂行し、帰還するまでが描かれており
その中で著者が思い巡らしたことが
書かれてるのか?と思っていたものの途中から
違和感を覚え…
「結局のところ、なぜ我々はいまだに戦って
いるのだろうか?《民主主義》のため?(中略)
ならば《民主主義陣営》のほかの連中も一緒に
戦ってくれればいいじゃないか!」(P179)と
他国を攻める姿勢になり、名指しはしないものの
アメリカを非難します。
すでにアメリカではベストセラー作家であった
著者のこの作品の目的は