サン・テグジュペリのレビュー一覧

  • 星の王子さま
    狐のみんな忘れてるけどっていうところがいいなと思いました。これは忘れて欲しくないという意も込めているのかな。ベタだけど、やはり狐の言葉が気に入りました
  • 星の王子さま
    いくつか新訳の物を読んでみたが、やはりこれが一番。美しい日本語。
    読みにくい、訳が悪い、と言う人は自分の語彙力が無いのを棚に上げてるだけ。
    王子様の不思議ちゃんな感じを嫌味無く表現してる。

    時々何かを確認するように読みたくなる本。
    そう、たくさんのバラと、'僕の'バラは違う。
  • 人間の大地
    1930年代の飛行機はエンジンの不調でリビア砂漠やアンデスの山の中に不時着することもしばしばある。サハラ砂漠に不時着するとムーア人に襲われることもある。アンデスの標高4000mの高台に不時着した盟友メルモーズは滑走スペースがないので飛行機を奈落に向かって走らせる。断崖の縁から真っ逆さまに落下する途中...続きを読む
  • 星の王子さま
    想像していた王子と大分イメージが違った。王子は、無邪気で素直な子供。大人と違い色々なものが見えている。大人にもその柔軟性って必要なんだと思う。
  • 星の王子さま
    『愛する相手との、どうすることもできない離別を経験したことのあるすべての人に、この翻訳をささげます。2011年、東日本大震災の40日後に。訳者』
    (訳者あとがきより)

    必要に迫られやっと手にした一冊ですが。
    初めての【星の王子様】なんですが。
    一番新しい訳書ですかね…あわわ。
    しかし!
    ちび王子と...続きを読む
  • 夜間飛行
    【本の内容】
    南米大陸で、夜間郵便飛行という新事業に挑む男たちがいた。

    ある夜、パタゴニア便を激しい嵐が襲う。

    生死の狭間で懸命に飛び続けるパイロットと、地上で司令に当たる冷徹にして不屈の社長。

    命を賭して任務を遂行しようとする者の孤高の姿と美しい風景を詩情豊かに描く。

    [ 目次 ]


    ...続きを読む
  • 夜間飛行
    たまたま読書会の課題だったのだが、
    いまこの年齢で、こういう仕事をしていて、この本と出合えて良かったと思う。

    『序』の中に、

      「ここで描かれたのは、人間の幸福が、自由の中にあるのではなく、
     責務を引き受ける中にあるという逆説である。」

    とあるが、僕が感じ入ったのはまさにこの点だ。

    ちょ...続きを読む
  • ちいさな王子
    表紙と挿絵が可愛いから読み始めた。
    挿絵はどこかで見たことがある可愛らしい絵。
    平仮名が多いからかスッと読めた。
    すぐ読める中にもどこか深い。
    小さな王子が自分の星で1輪の花に出会うが、嫌気が差し地球に来る。
    地球が来るまでに様々な個性がある星の人に会うが、その人たちも何処か孤独。
    見えない物の大切...続きを読む
  • 夜間飛行
     若かりし頃。

     大学生活を送る街から、故郷へバイクで帰る時。
     時間はあるが、お金のなかった学生の私は、
     高速道路を使わずに、国道を延々と走り続けて帰ったものだ。

     約500kmの単独行。
     ヘルメットのシールド越しに世界と隔絶された時間。
     一番最初のそれが、日差しの強い昼だったため、火傷...続きを読む
  • 星の王子さま
    砂漠に不時着した王子のお話。
    子供向けですが、すごく頭に残ります。独特の言い回しやわかりやすい主題が忘れられないのです。
    きみたちはきれいさ、でもからっぽだ。という王子の言葉が一番好きです。
  • 星の王子さま
    ちび王子。翻訳者・管啓次郎氏は星の王子さまをそう訳した。

    ちび王子。王子の子供っぽさ、生意気さがその四文字によってくっきりした。

    語り手のぼくは、より大人らしい身勝手さと分別臭さを際立たせ、ちび王子の生意気さに手をやき、辟易しながらも、誰もいない砂漠で言葉を交わす相手となってくれたちび王子にどれ...続きを読む
  • 星の王子さま
    読み終わって、強く心に残るものがある。でも一回では理解できない奥深い本だと思った。
     これからも何度も読み返して行きたいと思わせる貴重な一冊。前々から気になる一冊だっただけに、購入して良かった。

     
  • ちいさな王子
    「『...もしきみがぼくをなつかせてくれるなら、ぼくらはお互いが必要になる。きみはぼくにとって、この世でたった一人のひとになるし、きみにとってぼくは、この世でたった一匹のキツネになるんだよ……』」 「『さよなら。じゃあ、秘密を教えてあげよう。とてもかんたんだよ。心で見なくちゃ、ものはよく見えない。大...続きを読む
  • 星の王子さま
    日本語新訳はこれで7冊目になりますが、いい感じの翻訳でした。ただ、薔薇と王子さまの間にあるものが「恋心」だとはっきり言葉にしているのは今のところこの方だけかも。王子の年齢は明確ではありませんが、そのあたり私自身が旧訳に縛られすぎているのかもしれないけれど、なんとなく違和感がありました。でも丁寧な訳で...続きを読む
  • 星の王子さま
    いつか自分が大切にしてきた物は自分にとってかけがえのない物になるんだって。素朴で誰でも知ってそうだけど、大切な事のように感じました。
    像を飲み込んだウワバミの絵は印象的でした。
  • ちいさな王子
    別名「星の王子さま」でお馴染みの名作。

    いま、出会いと別れに至極敏感な時期だからなのか、
    やけに感動した。

    そぎ落とされ、洗練された文章で紡がれた物語が、
    却って愛らしさと切なさを同時に謳う。

    人は出会う。そして成長して別れる。
    そこら辺に転がっているありきたりの日常が
    実は奇蹟だったと気づか...続きを読む
  • ちいさな王子
    大学の授業で必要になったので購入しました。

    中学の時一回挫折して、高校の時に読みきったきりご無沙汰でした。

    昔読むのが苦痛だったのは、訳が古いものだったからかもしれません。この本はとても読みやすかったです。

    大学生になってから読み返して、高校時に読んだ時よりもこの本の良さを感じることが出来たと...続きを読む
  • ちいさな王子
    新訳「星の王子さま」。一連の新訳では好きなほう。訳者は、「ムッシュー」などJ.P.トゥーサンの作品の翻訳でお馴染。光文社古典新訳文庫はホント良い作品を揃えてるなー。
  • 星の王子さま
     数年前に翻訳権が切れたことでわっと新しい訳が出版されましたね。そのいくつかの本を読んでみて、いちばん好きな訳だなぁと思ったのが小島さんの訳でした。言葉選びが美しいし、柔らかい。元あった訳があんまり好きじゃなかった私としては本当に小島さんが訳してくれてよかったなぁと思います。
  • ちいさな王子
    「星の王子さま」新訳読み比べをしている。子供に対するさっぱりして温かい文体だと思った。「王子と語り合い、その笑い声を聞くことが許されるのは、飛行機が飛ばないことと引き換え」