あらすじ
サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と、「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名作。初版本に基づき挿絵を改めた新しいエディション。
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“かんじんなことは、目に見えないんだよ”
キツネが星の王子さまに語った言葉。
それは、
友情、愛情、親切、優しさといった、
目には見えないけど
確かに存在する価値のように思います。
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読んだことあったけど久しぶりに読んだら泣けた。
読むたびに感想が変わる作品の一つだと思う。
砂漠が輝いているのは井戸を隠しているからだという考え方をしたことがなかったのでその辺りの会話が心に響いた。
童話ではあるけどとても大切なメッセージが込められてる気がする
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(ネタバレあり)言わずと知れた、児童文学の皮を被った哲学書です。とにかく考えさせられる台詞が多いのが特徴と思います。
王子さまの目は非常にプリミティブであり、純粋であり、子どもっぽさがあります。だからこそ見えるものもあるのではないでしょうか。
「かんじんなことは、目に見えないんだよ」
作中の言葉を引用すれば、この一文(一言?)だけでも読むに値すると思います。
ただ、感情移入をする小説ではないため、そういう読み方をすると苦労すると思いますし、またたくさんの訳者さんがいるため、合う訳合わない訳があると思います。
全体を踏まえたうえで、星5をつけたいと思います。よかった。
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子どもからしたら大人って難しい言葉を並べるし意味もなさそうなことでふんぞり返ってるから不思議で面白くて変な生き物。大人からしたら子どもは可愛いけど何するか分からない、何を見て何を考えて何を訴えているのか分からないから不思議で面白くて変な生き物。でもそのかわり、子どもと大人の切り替えっていつの間にかなってるから、大人は子どもの時の素朴な疑問を忘れているから子どもの些細な疑問、子どもにとっては大事なことでも「そんなことより…」って言えちゃう。
王子さまと“僕”の会話は「大人たち」と「大人になりたい」って思ってる人達に本当に大切なことを教えてくれてる。
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この本を読むのは10回目ほどなのに読む度に新しい価値観を与えてくれる大好きな作品です。たいせつなものは目に見えないけど1つだけ目に見えるものを見つけました。それは「星の王子さま」という作品。これは世界中の大人、いや、子供たちにも読んで欲しい。
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子供の頃、大人になった頃に読みたい。
実際に読んでみました!
子供の頃。
読書感想文で課題図書だったのかな?
「書く」ことが大好きで、楽しく読んで書いた記憶。そして、読書感想文の賞もらって、校内放送で読みました。あと、それがきっかけでアルジェリアについて調べて、発表した記憶もあります。
その頃どんなことを感じたかまでは覚えてないけど、これが全て。1度しか読んでないけど、アルジェリアについて調べるくらい、子供の心に残ってた。
大人になってからの出会いは、君の膵臓を食べたい。本を適当になおしたほうが、宝探しみたいで楽しい。そんな大好きなシーンに出てきた本でした。
それがきっかけで改めて星の王子さまが気になり、箱根のミュージアムに行ってきました!ちなみに、めちゃくちゃ素敵なミュージアムなのでおすすめです。作品について以上に、作者サン=テグジュペリについて理解できる良い展示。
実際に読んでみると、絵本であり、聖書みたい。子供でも読める絵本のような作品にも関わらず、人間の根本を描いている聖書。子供の心に残り、大人の心に刺さる作品。
大事なものは目に見えない
やっぱり、残るのはこの言葉です。
私の大好きな知世ちゃんの「思いは言葉にしなければ伝わりませんわ」を思い出す。
なつく、絆を結ぶ。
王子さまにとって、たった一輪のバラだった。
誰にでも、一輪のバラがある。何歳になっても、そのバラを大切にできる人でいたいなぁ。
星を見て思い出して。
空飛ぶ広報室の「空を見ても何も思い出さなくなったら」が浮かぶ。
空って、本当に雄大。旅行好きで色んなところに行くけど、実は地元の空が1番きれいかもしれないですよね!
星の王子さま読むと、その作品に対して思うこともあるし。人間の根本を示しているから、自分のこれまでの人生を振り返るというか…蘇ってくるものがたくさんある。これは大人にしかできない読み方かも。あと20年経ったら、また読みたい。
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一生大切にしなければならないことが明確に書かれていて、何を言ってるか分からない複雑な本より断然心に響きました。
以下私が大切にしようと思ったフレーズです
だけれど、ぼくたちには、ものそのもの、ことそのことが、たいせつですから、もちろん、番号なんて、どうでもいいのです。
ずるそうなふるまいはしているけど、根は、やさしいんだということをくみとらなけりゃいけなかったんだ。花のすることったら、ほんとにとんちんかんなんだから。だけど、ぼくは、あんまり小さかったから、あの花を愛するってことが、わからなかったんだ
だけど、あんたのその金色の髪は美しいなあ。あんたがおれと仲よくしてくれたら、おれにゃ、そいつが、すばらしいものに見えるだろう。金色の麦をみると、あんたを思い出すだろうな。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ
子どもたちだけが、なにがほしいか、わかってるんだね。きれでできた人形なんかで、ひまつぶしして、その人形を、とてもたいせつにしてるんだ。もし、その人形をとりあげられたら、子どもたちは、泣くんだ......
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読むタイミングによって理解が深まっていくような作品だと思います。何かをずっと考えている人には、答えのような作品になると思います。大好きなお話しです。
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時間がたくさんあるはずなのに余計なことして忙しいと錯覚する。
抽象度をあげればほとんどの作業が必要ない。
持ち物の少ない場所へ行ってゆっくりしたいなぁ
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悲しみの物語だった。愚かに思える大人も結局は寂しがりで、子どもみたいな虚勢を張る。どんな立派な人間も本当はちっぽけな存在だ。けれど、それでも誰かを愛したり、傷つけたりする。でもそれでいいじゃないか。王子様は子どもで、純粋で、物事のほんの一部しか見えていない。絵の中の象が見えていないのは王子様も同じで、彼が軽蔑する大人たちは決してつまらない生き物ではなく、小さな星で足掻く尊い命なのだ。だからこそ、大人になることを諦めてしまった王子様のことが、悲しくて仕方ない。
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いわずと知れた古典的作品というか。
砂漠で遭難した飛行士と、謎の小さな王子さまの、心の交流を描いた物語。
飛行士は、子どもと大人の境界のような心を持つ。
王子さまは、愛らしく純粋で、それゆえにちょっとめんどくさい(笑)。
10代の頃は、あまりピンとこなかったのだが、あらためて読んでみて、表面的なものばかりにとらわれてしまうことの危うさと、この世のどこかに愛するものが存在することの心強さが、すこしだけ伝わったような気がした。
また時間を置いて読んだら、印象が変わるだろうか。
Posted by ブクログ
心で見なけりゃものごとはよくみえない。かんじんなことは目では見えない。言葉で表現することは簡単な事だけど、本当はどうすればいいんだろうかと思う。それを思う心?愛着?難しい
『大切なものを』子供目線で
児童文学ですが、大人になって初めて解釈出来る内容だなと感じました。子供の時に読むと、抽象的で何を伝えたいのか、理解出来無かっただろうなと思いました。しかし、抽象的だからこそ、自分自身の事に当てはめて考えることが出来、読み返すごとに理解が深まったり、その時の心情や境遇によって受け取り方も変わってくるのではないかと思います。初めて読みましたが、また異なる邦訳のものも挑戦してみたいです!
Posted by ブクログ
共同通信「本の世界へようこそ」が好きです。
担当の田村文さんのレビューが気になって
再読しました。
「無人島に持っていく本」
そんなタイトルが目を引きました。
偶然(?)にも文藝春秋BOOKSにて
小川糸さんも…
「私が無人島にこの本を持っていく理由」
とあります。
田村文さんは2019年の9/16。
小川糸さんは2019年の6/4。
おっと、まさかのニアミス(?)ですか。
★
私の初読は学生のとき。
おそらく23~24歳だと記憶しています。
それなりに純粋なつもりで
本当のことを見つける視点を
手に入れるために
読んでいたんじゃないでしょうか。
大人の威張りくさってる
世の中はどうなっとんねん
おれは審美眼を磨いて
友人や恋人と友愛を育んで
そこから周囲を幸せにしてやる
そうだ、そもそも、
おれが要領悪いのは本物志向が強くて
いちいち意義や価値を定めて
大人の事情を慮らないからだ!
おお、恥ずかしい!
今ではそう思いますが
それくらいの心の声を持っていました。
読書は自分に引きつけて行うと
おもしろいものですね。
☆
それなりに世間に揉まれて
それなりには空気も読むようになり
それでも直情的な性向を変えられず
素直というより幼児性を残しながら
妻子と暮らす会社員をしています。
友情や愛情を意識こそしましたが
今回は世の中のしくみ、
生命の存在や価値
死ぬことばかり考えました。
生きることってどうしてこんなに
めんどうくさいのだろう
思うようにならなさずる
この足かせを楽しめる余裕なんてないって
でもこの子は真っ当に育てたい
でもおれは死んじゃうしなあ
その価値づけをどうしてもらうのか
それは今のおれの生き方次第だなあ。
そんな関係ないことばかり考えました。
★
初めて読んだのは大学生のときだから
仮に2005年としておきます
Posted by ブクログ
みんなが好きな本を読めない程度に心が捻れていて、本棚で埃をかぶっていた 2003 年新版 5 刷を取り出したのは安冨先生の功徳です。ナムナム。安冨先生の読みを途中まで進めてからだったので「そうとしか読めない」のはいいんだか悪いんだか。性悪女のバラに心を縛られた王子さま。なるほど。自分は「羊」の機能が面白いと思いました。「帽子」と同じ構造の絵なんだよね。羊が主役では(2019-08-20)
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昨年最後に読み終えた本。
と言っても、ずっと娘の寝る前の読み聞かせに読んでいて、大みそか、発熱してしまった娘に読んで読み終わった。
年長の娘にはまだちょっと難しかったと思うが、一応寝る前には、「『星の王子さま』読んで」と言ってくれていた。
何度も読み直さないとわからないかな、大人も。
Posted by ブクログ
難しかった。
でもこの本は正解がなくて、人それぞれに感じ方が違うから好きに読めばいいのが醍醐味なのかなって思った。
どのジャンルにも属さない、良い意味で風変わりな素敵な作品。
そして子どもの頃の純粋な気持ちとか潜在する気持ちを思い出させてくれる本。また歳を重ねた時に読みたい。
Posted by ブクログ
いくつか新訳の物を読んでみたが、やはりこれが一番。美しい日本語。
読みにくい、訳が悪い、と言う人は自分の語彙力が無いのを棚に上げてるだけ。
王子様の不思議ちゃんな感じを嫌味無く表現してる。
時々何かを確認するように読みたくなる本。
そう、たくさんのバラと、'僕の'バラは違う。
Posted by ブクログ
だいじなものはいつだって目に見えない。心でさがさないと。
抽象度の高い童話で、本作の素晴らしいところもまた、心でさがさないと見えないのかもしれない、などとポエムじみた感想が浮かんだ。
子どもの頃に読めばきっと星の王子様と飛行士や生き物たちのやり取りを純粋に楽しみ、その良さを心で感じていただろう。
大人になって読むと頭で読もうとしてしまうからか抽象的な表現で頭がフリーズしてしまった。
少し時間を空けてまた読んでもいいかもしれない。
Posted by ブクログ
この物語は一人一人解釈が違うと思う。
『星の王子さま』は『ぼく』のイマジナリーフレンドだったのではないか。もう一人の『ぼく』。なぜ大人は理解してくれないんだという思いが、作り出しだ唯一理解してくれる、ちょっと不思議な王子さま。
大切にしているバラもたくさんあれば価値が下がる。それは星も同じ。
けどそんな事はない。
本当は一つ一つにもの凄く価値がある。
私達がたくさん見てる星も、本当は一人一人の笑顔で輝いている。
星の王子さまはみんなの心の中にいるもう一人の自分ではないのかと思いました。
自分の事を否定しないで大切にしよう!という作者からのメッセージではないかと思いました。
(※あくまで個人の感想です。)
Posted by ブクログ
作者の言いたいことが分かったかと言うと、正直分かっていないと思うが
ゾウをこなしているウワバミ
挿し絵
ねちゃったヒツジ
箱の中のヒツジを見る目がない
バオバブの種
見たいと思うたびごとに見られる夕やけの空
かんじんなことは、目に見えない
きっと、ぼく、長いこと苦しまなくていいんだね?
5億も泉をもつことになる
この体はおもくて、持ってけない
一つ一つが大切に心に持っていたい気がする。
私も、分からないおとなの一人になってしまっているのだろうな。
Posted by ブクログ
0 どんな本?
航空機の不調により砂漠に不時着した主人公と出
会った王子との物語。メッセージ性の強いお話だと
感じた。
1 何で読んだの?
読書本のお勧めに大体載ってるので読んでみた。
2 構 成
3章構成150頁。2時間有れば読めちゃう。出会い
から始まり、王子との別れた後の描写で終わる。
3 著者の問題提起
大事なものを大事に出来てない。分かってない。
4 命題に至った理由
不明。おそらく著者の人生経験による思索の末。
5 著者の解
絆が大事。
6 重要な語句・文
(1) 絆
(2) 懐かせてくれると特別になる。
(3) 皆自分のいる場所が気に入らない。
(4) 本当に大事なものは目には見えない。
7 感 想
読んでいてメッセージを読み取るのが大変に感じ
た。深く知りたい事は著者のメッセージ。刺さった
のは絆。挿絵で星の感じが伝わった。人に勧めるな
ら3桁の星々の件。星の王子様と言うタイトルはあ
らすじに沿っていると思う。
8 todo
絆を大事にする話を家族にする。そして大事にす
る。
次の名著の購入
Posted by ブクログ
すごく有名でいつか読もうと思ってようやく読みました。
私にはなんとなく伝えたいことが分かるような分からないような感じでした。
子供のころに大事にしていたことがなんか思い出されるような、大人になった今、周りの小さいことが大事に思えるような感覚でした。
でも王子様もう少し人の話聞こうかって思ってしまいましたね笑
また数年後読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
大人になっても意外と解釈が広がってて発見がありました。
作中の好きなフレーズ
キツネとの出会いから「なかよし」になるまで。
10万の人間、10万のキツネから唯一の存在になると、
会えるだけで嬉しくなり、離れると悲しくなる。
Posted by ブクログ
初読した感想。
まず思ってたよりも、自分の心にスッと入ってこなかった。元々の期待値が高過ぎたのかもしれないし、今の自分には難しい内容だったのかもしれない。また数年後に読むと、違った発見があるだろう。そして子供がこの本を読んだら、どう感じるのか凄く気になった。
「本当に大事なことは、目に見えない」というフレーズは心に残った。きっと他にも星のように、端々に素敵な言葉が散りばめられていると思うけど、それは2回目に読む時の新たな発見として楽しみにとっておこう。
2回目は読むときは、ゆっくり時間をかけて読みたい。
Posted by ブクログ
大人が読むと子供のようには読めない。大人っぽい社会にまつわるような内容が子供の文体で書かれている。そんな印象だった。作品の持つメッセージは悪くない。いいメッセージを受け取れる作品だと思う。
Posted by ブクログ
このはなしはそのまま読んでも深いのに、サン=デグジュベリの生きていた時代とかを考えるともっと深くて驚きます!
是非、「星の王子さまの世界」という本も合わせて読んでみてください!