サン・テグジュペリのレビュー一覧
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ネタバレ人には人の世界があってそれぞれ大切なものがある。そしてそれは特定の人やものでは無くてその間の関係性や年月のことで目に見えないのだと思った。
王さまは権威、大物気どりは自分への称賛、酒浸りの男は自分自身への恥、実業家は所有と有能さ、点灯人は指示を守ることと、前半の大人達は自分への興味や気持ちといった、アイデンティティへの固執とそれによる目的や意義の喪失が描かれているように感じた。
後半、地球に来てからの話の中で感じたのは、他者とのやり取りの中で生まれる愛着だった。
「きずな」には責任があり、その他大勢の名前が同じものとは違う、特別な存在になる。その分別れは辛いけれど、その人や物に関することやその -
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「肝心なものは目に見えない」
この本の大きなメッセージの一つ。
何かに対する愛情や情熱、想いというのはいつも目に見えるものじゃない。
それを可視化するのに数値を使ったりするわけだけれども、そんなのではわからない価値や感情があるものだとわかった。
冒頭、どんな屋根のどんな見た目の家なのかを言葉を尽くしても大人にはなかなか伝わらないけれど、10ポンドの家だと伝えたらすぐに大人は納得するというのを読んで、なんだか残念な気持ちになった。確かに数字や金というのはわかりやすくて便利なものだけれど、それだけではわからない美しさやよさがあるわけで、数字だけで言い表せてしまうのはなんとなく言葉が貧乏な気がして -
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郵便飛行士だったサン・テグジュペリが、自身や僚友たちの飛行体験を通して、「人間とは何か」「使命とは何か」「愛とは何か」を問いかける一冊のように思いました。
サン・テグジュペリやギヨメの遭難のくだりを読み、思い出したのがフランクルの『夜と霧』でした。フランクルは、収容所で生き延びたのは愛する人と再会したい、成し遂げたいことがあると思い描いた人だと書いています。
サン・テグジュペリも僚友のギヨメも同じで、極限状況で人を支えるのは体力だけでなく、愛する人への思いや使命感なのだと感じました。何かが起きてからではなく、人との関わりや使命感を日頃から大切にすること。その積み重ねが人を支える力になるのだと -
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10歳ごろに一度、15歳ごろに一度読んだことがありましたが、いずれも内容が理解できず...
20歳になってふと再読してみると、するすると頭に入ってきた。
王子様が「大切なものは目に見えないのだから」という言葉を繰り返し繰り返し呟いていて、子供から大人になる過程で見えなくなってしまうものは沢山あるなと考えさせられた。
とくに普段、わたしたちが「なんとなくさびしい」「なんとなくうれしい」と、言葉にすることを諦めてしまう感情を、ひとつひとつ拾って話す“きつね”が特に好きだった。
相手の評価軸にせよ、人生における見失ってはいけないものにせよ、私たちの普段感じている感情にせよ、「大切なものは目に見 -
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タイトルがひとり歩きしちゃって読んでないけど知ってるムーミンみたいなイメージで、この度初めて読んだ。
末尾の池澤先生の「訳者として」を読んでほぼ同じ感覚だったので、あながち見当外れな読み方ではなかったかなと思うけど、読む人のタイミングや年齢で解釈も捉え方も違うので、人それぞれでいいと思う。
ただ、一読はしておいて確かによかったなと思う。身近な人が老衰とは言え生きる最後が近いなら、掻き消える最後を想像して、泣きながら卒倒したらどうしようと、その後、なにもできなくなったらどうしようと心配していたが、それはあんまり心配しなくていいのかもと自分なりに落としどころを見つけられた気がする。
心臓が止