サン・テグジュペリのレビュー一覧

  • ちいさな王子
    もちろん、映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』を観たために再読しようと思って買い求めた本です。

    王子の語るエピソードの1つひとつが何かの象徴のように感じられるし、また読者にとっては気付きを得るような内容になっています。

    ただ、これがあまりにも、明示的で不条理だという印象を受けました。つまり、...続きを読む
  • 星の王子さま
    11月-6。3.0点。
    映画を見に行く前に、原作読書。
    哲学的な問答かな。名作には違いないが、
    子供向けかは、はてなマーク。
  • 夜間飛行
    私が読んだのは正確には山崎庸一郎訳のほう。一文一文が短く、ところどころで抽象論を入れつつも、端的にまとめられた物語という印象。物事に動じずただひたすらに前へ進むことをテーマとしていると感じた。
  • 夜間飛行
    肌合いあわなかった。夜間飛行をする話かと思いきや、むしろその業界を開拓するために大きな苦痛をも甘受せねばならない社長リヴィエールの営業日誌というか、まあ企業小説のようなものなのか。リヴィエールの鋼のような意志と部下たちに対する圧倒的な厳しさ、そして優しさには父性が感じられて好きだし、その信条も好感も...続きを読む
  • ちいさな王子
    難しい。色々な読み方があるんじゃないかな。楽しいとき、幸せなときに読むのと、悲しいとき、つらいときに読むのと違うと思う。
  • ちいさな王子
    どんなおとなだって、最初はこどもだった(それを覚えているおとなは、ほとんどいないけれど)

    なにしろおとなには、いつだって説明が必要なんだから。

    「まっすぐに歩いても、そんなに遠くまでは行けないんだよ……」

    でも残念ながら、ぼくには箱のなかのヒツジを見てとる力はない。きっと、少しばかりおとなたち...続きを読む
  • 星の王子さま
    子どもの頃に読んだ時には、
    面白くないなあと思ったのを覚えています。
    だって出てきた人はすぐ何処かに行っちゃうし、
    ほわほわしてて盛り上がりがないですからね。

    でも、大人になって、夜間飛行や人間の土地を読んで、
    その後に読むとああいいなあと思うんですよ。
    象徴めいた話やちぐはぐな会話を、
    ほんわか...続きを読む
  • ちいさな王子
    恥ずかしながら、この年になって初めて読みました。
    洋書はもともと日本語で書かれているものと違って、伝えたいことのニュアンスを読み取りづらいなと感じました。
    もっといろいろ読んでみたいと思います。
    次はグレートギャッツビーに挑戦してみようかな。。
  • 星の王子さま
    はじめて読んだ「星の王子さま」は英語だった。
    そのせいもあってイマイチ理解できんかったのかと思い電子書籍ストアで見つけて日本語版初挑戦。
    んー、英語とあまり理解度がかわらない^^;
  • 戦う操縦士
    面白くない訳では無いのだが、
    堀口大学氏の訳が格調高すぎて、
    自分には辛かった。
    新訳版に期待している。
  • まんがで蘇る 星の王子さま
    「星の王子さま」の漫画化。新訳コレクションのひとつとして購入。正直、絵がもう個人的にはゴメンナサイと言わざるを得ない。ほぼ忠実に原作をなぞっているが、最初と最後の独白の部分は漫画にし難いということもあってか、かなりのアレンジが施されており、賛否が分かれるところだ。
  • ちいさな王子
    肩の力を抜いて、王子と一緒に星々をゆく。さまざまな性質を持った人間がいる、ということ。それはもちろん、現実社会の反映だろう。一人一人違う星のうえに生きていて、各々違う宇宙をみているものかもしれない。それが本書で端的に表現されているようだ。…もう前に読んだので記憶もぼんやりだが、ラストの描写は日本語と...続きを読む
  • 戦う操縦士
    最初は骨折りました。延々と敗戦を語り、この書の向かう先はどこだ…と思っていたのに、やはり彼…。構成が素晴らしい。夜間飛行にも匹敵する優れた書だと思う。人間の人間たる意義をここまで明確にして見せてくれる作家は彼をおいて他にいない 「お前は絶望に価するのか?」