サン・テグジュペリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長く読み継がれている『星の王子さま』。
この本が出版されたのは1943年、第2次世界大戦の真っ只中でした。
著者サン=テグジュペリは、何を願ってこの本を書いたのかと問われると、やはりそれは、「平和への願い」だったのかもしれません。
サン=テグジュペリは、パイロットであり小説家でもある稀有な存在。 空の上から、人間の暮らしをずっと見つめてきた彼だからこそ、 暮らしの中にともる灯りが、星のように見えた時もあったのではないでしょうか。すべての星に、誰かの暮らしがある。
それを簡単に壊してはいけないというメッセージも強く感じます。
物語の中では、面白い星の住人がたくさん出てきますが、特に印象に残っ -
Posted by ブクログ
この物語は一人一人解釈が違うと思う。
『星の王子さま』は『ぼく』のイマジナリーフレンドだったのではないか。もう一人の『ぼく』。なぜ大人は理解してくれないんだという思いが、作り出しだ唯一理解してくれる、ちょっと不思議な王子さま。
大切にしているバラもたくさんあれば価値が下がる。それは星も同じ。
けどそんな事はない。
本当は一つ一つにもの凄く価値がある。
私達がたくさん見てる星も、本当は一人一人の笑顔で輝いている。
星の王子さまはみんなの心の中にいるもう一人の自分ではないのかと思いました。
自分の事を否定しないで大切にしよう!という作者からのメッセージではないかと思いました。
(※あくまで個人 -
Posted by ブクログ
ネタバレほぼ死の宣告と同じような無謀な飛行機偵察任務を命じられ、何のために死ぬのかも分からぬままに飛び立った主人公が死という犠牲の意味、人間とは何かなどを死線をくぐることで悟っていく物語。
敵の集中砲火の中をぎりぎりでくぐり抜ける偵察任務はサン・テグジュペリの実体験をもとに描かれているだけあって非常に生々しく緊迫度が高いが、この話は任務より任務中の主人公の内省、そしてその思考が哲学的に高まっていく様子が主な内容になっている。
難しいところもあって読んで全部理解できたとは到底言い難いのだが、人間は「さまざまな関係の結び目」であり、戦友、軍、祖国という「自分が結ばれているもの」のためにこそ戦い、死ぬのであ -
Posted by ブクログ
愛するとは互いに見つめあうことではない。一緒に同じ方向を見つめることだ。
はい、サン=テグジュペリの『人間の大地』です
新潮文庫版では『人間の土地』ですが、我らが光文社では『人間の大地』です
非常に柔らかい訳文だったような気がします
そのへんがタイトルにも現れてる気がします
読んだことないですが、どうせ大學の訳文なんてカッチカチに決まってます
鍛え上げられた上腕二頭筋
うん、飛行家たるサン=テグジュペリのエッセイ集ということなんですが、「大地」なんですよねタイトルは
そこがまず面白いな〜って思いました
『人間の大地』人間の支配が及んでいる範囲みたいな意味なんかな〜
サン=テグジュペリが -
Posted by ブクログ
郵便パイロットての経験を通じて人間のあり様については解くエッセイ。
やや難解な文章なので少々読んでいて注意散漫になることが多かった。当時の飛行機乗りはかなりの危険が伴った職業だったようで、故に人間の生き方についての考えが研ぎ澄まされていったように思える。また、当時の読者達は飛行体験を記した本書により未知の世界に想いを馳せたのだろうし、文学的価値以上に読者達を楽しませたのではないかとも思う。印象的なのは、リビアの砂漠に不時着して死の間際まで追い詰められた過酷な体験を綴った「Ⅶ砂漠の中心で」でのサバイバル。
死ぬことと向き合うことになった時にまた読みたくなるような、人生の哲学を丁寧に描く作品です。 -
Posted by ブクログ
砂漠に不時着した飛行士の「ぼく」は、小さな星からやってきた王子と友達になる……。
いわゆる『星の王子様』です。原題はこちらのタイトルの方が近いそう。
児童文学というカテゴリではありますが、どちらかと言うと「かつて子供だったすべての大人へ」というメッセージが強い気がします。
小さい時も読んだことがあるのですが、その時は正直よく分からなかった。
優しく柔らかい語り口なのに、孤独を感じる不思議な話。
私は幼少期、子供同士で遊ぶというよりは大人に囲まれて育ったので、言葉は伝わっているはずなのに意図が通じない、子供だけが感じ取れるような半空想の世界を伝えられないもどかしさと常に隣り合わせにいたのです