サン・テグジュペリのレビュー一覧
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空を飛ぶことのロマンというより、それぞれが抱える孤独や責任、そして誇りがじわじわと伝わってくる。
サン=テグジュペリ自身が、本物の航空郵便の夜間飛行士だったからこそ、ここに描かれる人間模様が美しく、かつ重たくのしかかる。
リヴィエールは社長として、常に感情に振り回されてはいけない立場であり、時には冷徹な男に見えてしまう。
しかし、彼の抱える立場や使命や、そして心が、本作の中で最も人間らしく輝く。超人的なようで、私たちに最も近い存在なのかもしれない。
『星の王子さま』大好き男なので、同作家の代表作である本作を読むことで、少しではあるが、『星の王子さま』の解像度が上がったように思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学生の頃にこの本を読み、当時は理由も分からないまま、とてつもない寂しさと切なさだけが心に残った作品だったことをよく覚えている。
大人になった今、改めて読み返してみると、当時と同じ感情を抱くと同時に、この作品が生まれた背景にも思いを馳せられるようになり、非常に感慨深かった。
この作品の中で筆者が何を伝えたかったのかを完全に汲み取ることはできない。
しかし、少し疲れてしまったけれど、まだ心に余裕を残している大人にこそ読んでほしい作品だと思う。
「星の王子さま」の結末は、最後まで読者の解釈に委ねられている。その曖昧さには、物事をストレートに語ることが難しかった時代背景や、作者自身の精神状態も影響し -
Posted by ブクログ
ネタバレこの平仮名の多い、読みにくさが寝る前に素晴らしく良い。スッと寝れるから寝る前に読む本として重宝してます。
有名だけど内容知らずに開いて、こんな話だったのか!と思いました。
大切なことは目に見えない、素敵な名言。
ただ、大人になりすぎたのかもしれない。あまり刺さりませんでした。
あとがきがすごく面白い。あとがきを読んで、作者を知り、意図が分かったところでやっと納得できた。
あとがきでは『大人に童心を取り戻させてこの世をもっと息苦しくなくしようとした』との文章があり、なるほど、と。
また、『子供とおとなが肩を並べて同じ息づかいをしながら読むべき特殊な物語』とも書かれていて、これを感じなが -
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長く読み継がれている『星の王子さま』。
この本が出版されたのは1943年、第2次世界大戦の真っ只中でした。
著者サン=テグジュペリは、何を願ってこの本を書いたのかと問われると、やはりそれは、「平和への願い」だったのかもしれません。
サン=テグジュペリは、パイロットであり小説家でもある稀有な存在。 空の上から、人間の暮らしをずっと見つめてきた彼だからこそ、 暮らしの中にともる灯りが、星のように見えた時もあったのではないでしょうか。すべての星に、誰かの暮らしがある。
それを簡単に壊してはいけないというメッセージも強く感じます。
物語の中では、面白い星の住人がたくさん出てきますが、特に印象に残っ