サン・テグジュペリのレビュー一覧

  • 夜間飛行
    航空郵便の黎明期。夜間飛行するにはまだ装備、施設は貧弱で観測所と無線や電信でやりとりする程度。今ほど管制塔のようなものもない時代。

    暗闇の中を飛び立ち、夜間飛行で安全に郵便を届けることは飛行士にとって危険な旅路…

    ストーリーが時系列になっていないため、混乱。解説で理解。それを踏まえて再読したい本...続きを読む
  • 星の王子さま
    心で見なけりゃものごとはよくみえない。かんじんなことは目では見えない。言葉で表現することは簡単な事だけど、本当はどうすればいいんだろうかと思う。それを思う心?愛着?難しい
  • 星の王子さま

    『大切なものを』子供目線で

    児童文学ですが、大人になって初めて解釈出来る内容だなと感じました。子供の時に読むと、抽象的で何を伝えたいのか、理解出来無かっただろうなと思いました。しかし、抽象的だからこそ、自分自身の事に当てはめて考えることが出来、読み返すごとに理解が深まったり、その時の心情や境遇によって受け取り方も変わってくるの...続きを読む
  • 星の王子さま

    この翻訳は好き

    原文はフランス語なので、当然日本語で読むには、翻訳者を介することになる。こんなにも多くの人が翻訳し、出版されていることに驚いた。この本は、語尾がですます調で書かれてあり、全体にとても優しく透明感のある柔らかな雰囲気が漂う。原文の厳密な直訳ではない分、とてもわかりやすい。何度も読んだ話で内容は知ってい...続きを読む
  • 夜間飛行
    新航路開拓と同様、航空便が主役に躍り出るには、スピードの優勢を生かさねばならず、そのためには夜間飛行が必須である。その目的のために犠牲があっても勇気を持って前に進む。そこに人間の尊厳と健気さを感じる。コンパクトに纏まった小編であるが、中身は濃い。2020.9.29
  • 星の王子さま
    訳者 菅啓次郎
    自分のことを「おれ」と言う王子もなんか良かった。

    愛する相手との、どうすることもできない離別を経験したことのあるすべての人に、この翻訳をささげます。
    とあり、刺さりました。
  • 人間の大地
    パイロットとして孤独と向き合い、地球や人間の歴史や根源的な存在意義に思いを馳せた究極のエッセイ。コロナ禍で味わう孤独などサン=テグジュペリが向き合った孤独に比べればピーナッツ程度ではないか。金言の連続。
  • 戦う操縦士
    1940年ドイツに侵略され敗北しつつあるフランス軍の偵察機に乗り、もたらした情報を有効に使う友軍がいない中を、帰還がほぼ絶望的な命令に従って出撃して生還した飛行を振り返るサン・テグジュベリの小説。この物語がフランスが降伏した後、亡命したアメリカで執筆されたことを差し引いたとしても、自由や平等について...続きを読む
  • 星の王子さま
    共同通信「本の世界へようこそ」が好きです。
    担当の田村文さんのレビューが気になって
    再読しました。
    「無人島に持っていく本」
    そんなタイトルが目を引きました。

    偶然(?)にも文藝春秋BOOKSにて
    小川糸さんも…
    「私が無人島にこの本を持っていく理由」
    とあります。

    田村文さんは2019年の9/...続きを読む
  • 戦う操縦士
    「人間の土地」や「夜間飛行」と同じスタンスで
    読み進めていましたが、本作は負けると分かっている
    戦争での不可能であろうと思われる任務である
    偵察飛行を遂行し、帰還するまでが描かれており
    その中で著者が思い巡らしたことが
    書かれてるのか?と思っていたものの途中から
    違和感を覚え…

    「結局のところ、な...続きを読む
  • 星の王子さま
    みんなが好きな本を読めない程度に心が捻れていて、本棚で埃をかぶっていた 2003 年新版 5 刷を取り出したのは安冨先生の功徳です。ナムナム。安冨先生の読みを途中まで進めてからだったので「そうとしか読めない」のはいいんだか悪いんだか。性悪女のバラに心を縛られた王子さま。なるほど。自分は「羊」の機能が...続きを読む
  • 戦う操縦士
    人は何のために生きて、何に命を賭けるのか。
    人間とは?個人とは?
    戦争体験から生まれた思考はとても哲学的で、はっとさせられる記述もあり、すぅっと読めます。
    やはりサンテグジュペリは面白い。
    ぜひ。
  • 夜間飛行
    こちらは南米へ向かう飛行機の中で読んだ(昼間だったけれど客室内は暗かったし)。

    とにかく直球勝負なのがよろしい。無駄をそぎ落としたような文体で、危険をおかしてでも目標に向けて働く気高さをうたっている。

    21世紀日本視点から、リヴィエール社長のマネジメントに「それ違うんじゃないか」と思ってみたり、...続きを読む
  • 星の王子さま
    昨年最後に読み終えた本。

    と言っても、ずっと娘の寝る前の読み聞かせに読んでいて、大みそか、発熱してしまった娘に読んで読み終わった。

    年長の娘にはまだちょっと難しかったと思うが、一応寝る前には、「『星の王子さま』読んで」と言ってくれていた。

    何度も読み直さないとわからないかな、大人も。
  • 星の王子さま
    小学生の頃初めて読んで、
    大学生の時に授業の課題で読んで、
    社会人になってからも、たまに読みたくなる。
    大事な一冊。
  • ちいさな王子

    深い

    ちいさな王子
    星の王子さま をファンタジーになりすぎず親しみやすく愛情をこめてあえて違う訳し方をした題名の本。とにかく深い…。最初は意味がわからなかったけど考えてみると一つ一つに意味がある。まず登場人物がみんな一人きりで過ごしていること。一人でいると自分だけのことを考えてしまいがちだけど誰かのため...続きを読む
  • 夜間飛行
    夜間に郵便物を運ぶ小型飛行機。
    まだ、始まったばかりの事業で、ほとんどの人はあまり肯定的でない。
    夜は暗闇でより危険だから。

    ある日の夜間飛行。
    パイロットは嵐に見舞われ、地上の社長は気持ちが揺らぐ。

    助かるのかと思っていたら違った。
    社長は落ち込むけど、でも、夜間飛行はやめない。

    判断をくだ...続きを読む
  • 星の王子さま
    小さな王子の旅からいろいろ学び取れる本。
    読むタイミングタイミングで感じ方が違うと思うから定期的に再読したい本。
  • 星の王子さま
    難しかった。
    でもこの本は正解がなくて、人それぞれに感じ方が違うから好きに読めばいいのが醍醐味なのかなって思った。
    どのジャンルにも属さない、良い意味で風変わりな素敵な作品。
    そして子どもの頃の純粋な気持ちとか潜在する気持ちを思い出させてくれる本。また歳を重ねた時に読みたい。
  • 星の王子さま
    星の王子さまのあり得ない物語や奇跡を、最初は主人公と同じく半信半疑で読んでいるが、主張に意外と筋が通っていて、読み進めるに従ってすっかり信じ込んでしまう、そんな本だった。ファンタジックでおとぎ話的なな世界観がとても心地よい。