サン・テグジュペリのレビュー一覧

  • 戦う操縦士
    偵察機パイロットの話。作者の小説の中で総合的にいちばん好きです。昨今の情勢を見るに、この本の平和の定義が染みます。ラストの締め方には賛否あるみたいですが、個人的には秀逸だと思います。
  • 星の王子さま

    大人になって読み返す癒し本

    忙殺された時、ふと本棚から開いて好きな部分をよんで、マインドをリセットするのに重宝しています。文学史におけるそのシグニフィケンスについてはもはや語る必要はないし、つきなみな表現しかできませんが、開くたびに心の奥に忘れていた大切なものを思い出させてくれます。
  • 夜間飛行
    郵便空輸の黎明期に夜間飛行を切り拓いたパイオニア達を、行間で語るような静謐で美しい自然描写とともに描く。

    個人の自由が重視されすぎている今、
    生きることと仕事との関係性を考えさせる。

    美しい小説だった。なんども読み返しそう。
  • 星の王子さま
     この本を読むのは10回目ほどなのに読む度に新しい価値観を与えてくれる大好きな作品です。たいせつなものは目に見えないけど1つだけ目に見えるものを見つけました。それは「星の王子さま」という作品。これは世界中の大人、いや、子供たちにも読んで欲しい。
  • 人間の大地
    「ぼくたちは何世紀もの間道に騙され続けてきた」
    「自分の中のモーツァルトを虐殺しない」など、美しく簡潔ではっとさせられる文章と、サン=テグジュペリのパイロットとしての経験などを基にしたルポルタージュやエッセイを寄せ集めた作品。
  • 夜間飛行
    圧倒的だった。読み終わるまで息をつく間がなかった。厳格で、容赦ない指示と処罰を科すリヴィエールが抱える苦悩と義務、人間的な苦しみ(老いや自分の行っていることが個人の幸福よりするべきことなのだろうかという問い)。若い操縦士ファビアンが死の前にみた美しい情景。
    この作品が、夜間飛行の黎明期だったことで、...続きを読む
  • 星の王子さま
    泣ける。
    王子様の純粋な心が良い。
    「大人ってやつは」が出てくる度に、胸が締め付けられる様な気持ちになる。
  • 星の王子さま
    小学生の時に、完全に読み切ることができなかった星の王子さま。でも、20歳過ぎてから読んだ星の王子さまは、色々考えさせられるストーリーだなと感じさせられた。子供の頃の気持ちは、大人になるにつれて忘れてしまう。それを、ちび王子は思い出させてくれる。これから、自然と星を見上げてしまいそう。
  • 星の王子さま
    子供の頃、大人になった頃に読みたい。
    実際に読んでみました!
    子供の頃。
    読書感想文で課題図書だったのかな?
    「書く」ことが大好きで、楽しく読んで書いた記憶。そして、読書感想文の賞もらって、校内放送で読みました。あと、それがきっかけでアルジェリアについて調べて、発表した記憶もあります。
    その頃どんな...続きを読む
  • ちいさな王子
    大人になってから読んでみると、王子やキツネの言葉にハッとさせられる。どこかに不時着してみてわかることもあるのだな。
  • 星の王子さま
    記憶にないくらい昔に1度読んだ以来、久しぶりに読んだ。初めて読んだと思うくらいに感動した。
    成人して社会の中で生きている私たち大人が路頭に迷ったとき、救ってくれるのは子どもの強さ。子どもの時の強さを再び取り戻そうという思いが込められた物語だと思う。大人は間違いなくハッとするのではないだろうか。大人に...続きを読む
  • 星の王子さま
    一生大切にしなければならないことが明確に書かれていて、何を言ってるか分からない複雑な本より断然心に響きました。

    以下私が大切にしようと思ったフレーズです

     だけれど、ぼくたちには、ものそのもの、ことそのことが、たいせつですから、もちろん、番号なんて、どうでもいいのです。

     ずるそうなふるまいは...続きを読む
  • 夜間飛行
    いやー、面白かった!普通小説というのは、語り手は主人公やナレーター一人によるものが一般的だと思う。多くても主人公と準主人公から見た視点などの2、3人であろう。しかし、夜間飛行ではナレーター、社長、複数の操縦士、妻など様々な視点からその人目線で多く書かれている。この手法を成し得たのも、サン=テグジュペ...続きを読む
  • ちいさな王子
    心の内を分かち合う相手のいない人びとが孤立したまま宇宙にちらばり、あるいは砂漠を彷徨っている。
    可愛らしい王子さまの冒険だけど孤独なお話。
    だからこそ、なついた薔薇やきつねは特別な存在。
    だらかにとっての特別ってだれかにとってのなんでもない存在。

    ボアが猛獣をのみこもうとしている絵。
    ボアが象を消...続きを読む
  • 戦う操縦士
    星の王子さまで有名な著者の体験をもとにした戦記。舞台はWW2、フランス。敗色が濃厚なフランス軍の偵察機に乗り込み、敵国ナチスドイツ陣地を偵察する決死のミッション。飛行機乗りならではの俯瞰視点、空戦、地上戦などの戦闘シーン。高度を下げて危険な偵察で砲撃されるシーンは迫力もあるけど、なんともファンタジッ...続きを読む
  • 星の王子さま

    優しい言葉づかいです

    他の人の訳を読んだことがあります。この本はそれぞれのキャラクターに合った言葉づかいでした。あたたかく、切ない気持ちになりました。
    訳者あとがきも良かったです。
  • 戦う操縦士
    サンテグジュペリの最後の作品。
    出された当初は戦争真只中といふこともあり、民主主義からの返答と呼ばれてゐたやうだが、本人はそうした思想やらイデオロギーやらをもつてものを書いてゐたとは到底思へぬ。
    ただひたすらに空を求め、彼にできること、さうせずにはゐられぬことを粛々とこなしてゐたにすぎない。それがば...続きを読む
  • 星の王子さま
    歳を重ねてたまに読み返す。
    読む度に印象感想が変わる
    違う作品みたいだなってくらい

    面白いね。また数年経ったら読もうかな
    なんとなく手に取って読み返す
    そのくらいの気持ちがいい

    思いがけずってのが、楽しさ
  • 星の王子さま
    大切なことって目には見えない、心で探すしかない
    大人になると忘れてしまいがちなことを考えさせられた。
  • 星の王子さま

    読んでおかないと

    「君の膵臓をたべたい」で出てくる本書。やっぱりおさえておかないとダメでしょう。主人公がヒロイン桜良(映画だと浜辺美波さん)から借りる本ですから。と、いってもこれのどこが良いのかは私にも未だにわかりませんがね。分かったような感じで最後まで読みましょう。マンガを文字化したと思えばとっつき易いかもしれませ...続きを読む