サン・テグジュペリのレビュー一覧

  • 星の王子さま
    私たちは愚か者の中の1人に過ぎないが、積み重ねた時間や関係によって他者が特別な存在になるようになんの取り柄のない自分も誰かにとっては世界を変えるほどの存在であるのかもしれないと感じた。
  • 星の王子さま
    大切なものは目に見えない

    同じ花でも自分が水をやった一輪が輝いて見える

    他人からどう見えようと関係ない

  • 星の王子さま
    「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」というキツネの言葉が印象に残った。
    ストーリー自体はあっさりしていて読みやすいが、ところどころに作者の当時の人間社会に対しての主張のような表現があった。
    王子さまが地球上に10万匹もキツネがいる中で1匹のキツネと絆を作り、飼い慣らし、愛着が湧くようになる...続きを読む
  • 人間の大地
    人間の生きる意味を考えることができる詩的な美しさに溢れた本でした。哲学的な問いかけもあり。

    サン=テグジュペリ自身が飛行機に乗っているのでアンデスの山地やアフリカの砂漠を俯瞰しているのは当然といえば当然ですが、より高い層から生きるとは?というテーマも俯瞰しているのですよね。すばらしいなあ。
  • 星の王子さま
    主人公が、幼少期は絵画が好きであったが、親の反対によって勉強を熱心にするようになった。そして、良い高校に行き良い大学に行き、お金を稼げるパイロットになった。そんな中、砂漠に不時着して星の王子さまと出会う。星の王子さまの言葉から、大人は大切なものが何か見失っているということが伝えられている。

    仕事に...続きを読む
  • 星の王子さま
    読もうと思ってずっと読んでなかった本。
    他人からの評価や売上の数字なんかは本当は取るに足らないことで、自分にとって愛すべき何かより大事なものが他にあるだろうかと実感させてくれた。ひとつひとつの言葉が深くて、一回読んだけでは味わいきれてないと思う。
    完全な個人的実感ですが、肉体がなくなってもその人はい...続きを読む
  • 星の王子さま
    子供の頃に知り合いがプレゼントしてくれて読んだときには全く理解できなかった。大人になって改めて読んだらよーく理解できた。

    自分の中で「お守り本」に認定。
  • 星の王子さま
    最初は少し難しいなぁと思っけど読んでいくうちに、たいせつなことを教えてくれているなという気持ちになった。いちばんたいせつなことは、目に見えない。本当に、そうだなと思った。
  • 星の王子さま
    3年の積読をやっと消化した。

    2005年、『Le Petit Prince』の著作権が切れて翻訳ラッシュが起きた。本書もその一環で刊行された。よって390円+税と大変お求めやすい。邦訳は10数種類あるけど「星の王子さま」と冠しているのが1番多い。直訳すれば、ホントは「小さな王子さま」とのことだが、...続きを読む
  • 星の王子さま
    物語であるが、詩のようにも感じた。作品を読み終えた後に、サン=テグジュペリの生涯について書かれたページを読み、この作品は作者自身の経験や考えとリンクしていることを知った。年を重ねるにつれ、色々なことを経験するにつれ、この本の言葉の重みも増すんだろうな、と感じた。
  • 夜間飛行
    <その夜を、越えられるか>

    サン=テグジュペリの名を世に知らしめた作。1931年原著初版刊行。アンドレ・ジッドの序文が添えられている。

    南米大陸で、新事業である夜間郵便飛行に挑む男たちの物語。
    南米各地からブエノスアイレスへと荷物を運び、それを各地へ、また欧州へと運ぶ。
    黎明期の事業の存続は綱渡...続きを読む
  • 大切なことを教えてくれる 星の王子さまのことば
    年始から災害や事故が
    相次ぎましたが、

    あらためまして今年が
    良い年になりますよう
    ・・・

    あれこれを始める前に
    まず心の煤を払うべく、

    中条あやみさんの翻訳
    による『星の王子さま』
    です。

    以下、本文から抜粋─

    「自分のような花は
     この世にひとつしかない」
     とあのバラは言っていたけど...続きを読む
  • 星の王子さま
    15年前、中学生の頃に読んだけど記憶に残っていなかったので、読み直してみた。
    正直、前半はあまり頭に入ってこないくらい退屈だった。けど、後半、キツネが登場して以降は心に染みる言葉が並んでいた。

    誰かに「飼い慣らされる」と、それは自分にとって唯一無二のかけがえのない存在となる。それのことを思うと幸せ...続きを読む
  • 星の王子さま
    毎晩2ページずつ、やっと読み聞かせが終わって振り返ると、ずいぶんと難しいお話だったように思う。大人でも考えさせられる。まるで謎かけだ。
    ここから何をすくって、何を自分たちの血肉にしてくれるのだろう。

    星の王子さまは、すこし物悲しくてどこか寂しい。
    そしてぼくの当たり前の中に、いくつかの示唆だけを残...続きを読む
  • 星の王子さま
    星の王子さまと一緒に世界を旅した気分になった。「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」というキツネの言葉は名言だと思う。
  • 戦う操縦士
    著者の実体験に基づく小説。フランス軍の偵察機パイロットとして戦争に参加する。海外文学の翻訳本としては読みやすいと思います。「光文社新訳文庫」。
    「人が死ぬことができるのは唯一、それなしでは自分が生きられないもののためにだけだ」
    印象に残った言葉です。
    「ちいさな王子」が表の名作ならこちらは影の名作と...続きを読む
  • 星の王子さま
    心で見ないと、ものごとはよく見えない。肝心なことは目に見えない。きみはごちゃ混ぜにしている。大事なことも、そうでないことも。『星の王子さま』

    生きることは徐々に生まれること。

    愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめること。『人間の土地』

    本当の愛は何一つ見返りを望まないとこ...続きを読む
  • 星の王子さま
    疲れていたので読みやすいものを探していたのですが、大人になると忘れてしまうような、素直でまっすぐな言葉が詰まっていて、ドロドロの社会で疲れた心が洗われました
  • 星の王子さま
    「砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく...続きを読む
  • 星の王子さま
    「サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と,「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名作.」