中原淳のレビュー一覧
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ネタバレリフレクション(内省)をキーワードにした書籍です。
著者の主な指摘等は、以下のとおりです。
・リフレクションを生かすには、
①アクションとつながっていること
②節目に大きく深く考えて、対話の相手を持ちながら議論の中で行うこと
・仕事と学びを分けて考えないこと
・上司がなすべきこと
①人が育つ職場をつくること、職場のメンバーが成長するような社会的環境や職場の風土をデザインすること
②上司自らが学び続ける存在として、成長を目指すこと
・会社の理念が本当に「浸透した」と言えるのは、社員が自分の仕事と自分の仕事のやり方と組織の在り方に適合を見出し、自分の仕事のやり方を「変えた」とき。 -
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法人(組織)勤務者で,学習者である,というのが私の文脈とすると,これはそのど真ん中の問題を扱った本.非常に啓発的な内容で,読んでいて楽しかった.
・ダイアローグと組み合わさったリフレクションが今ほど、求められている時代はないのでは。
・Hidden curriculum:教えたい内容とは別に学習者に伝わってしまう価値観、行動様式
・マネージャーの仕事の断片化。そこにつながりを見いだすのが一流。
・問題には個人の力で乗り越えられるものと、そうでないものがる。往々にして、組織は「組織が組織として取り組まなければならない課題」を「個人が乗り越えなければならない課題」にすり替えがちである。
・三つの -
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コミュニケーションの在り方としての対話。伝える・伝わるとは何か、真の情報共有とは何か、コミュニケーションの本質をつく秀逸の一冊。
コミュニケーションの本質を一方通行の客観的事実(知識・情報・データなど)の伝達ではなく、客観的事実に対する意味を創造・共有していくことと説く。そして対話とは相互の意味づけを相互に確認するプロセス。対話の効果は真の理解を得ることから変容すること(これを筆者は学習と言っている)へつながるという。
「物事の意味とは客観的事実ではなく、社会的な構成物である」という社会構成主義の主帳を一つのアカデミックな視座として持ち、認知科学などの知見からもサポートするこの本は非常に納 -
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久しぶりにビジネス書を読んでみた。とはいえ、学的根拠がちりばめてあり、他の類書とは奥行きが違う。
書かれていることには、ほとんどの部分で共感できた。意味付け・共有、ストーリーモード、サードプレイス等の考え方は、まさに我が意を得たりだ。
でも、実際問題、そもそも「対話」ができる、通じる相手は自組織に何人いるだろうか。相手を問わず対話を積み重ねれば、組織変革が起きて、望ましい方向に向かうのだろうか。そこにはやはり、ある種の壁があるのは受忍しなければならないだろう。
また、実践の際には、「対話」や「サードプレイス」を設定する上での金銭的・時間的コストと効果を比較考量が必要だと思う。個人的には、各 -
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新任マネージャー向けの部下のマネジメントの本で、特にフィードバックの重要性・やり方について手厚く書かれています。
フィードバックは怠りがちになり回数も減っていってしまうこともしばしばだと思うので、気をつけたいですね。新任マネージャーに限らず、ベテランマネージャーの方にも有用な本かと思います。
なお、『おわりに』に書かれてますが、マネージャー自身はその職位の高さからフィードバックを受ける機会が減っていくリスクがあります。そうすると、「気づけば『うちの会社で管理職ができます』としか、自分の長所やキャリアを説明できない人材になっていってしまう」ということは、気をつけないといけないですね。
そうな -
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教育の専門家ということで、教育論をロジカルに説明されている。耳が痛いことを部下に伝えるというタイトルだが、読み進めると伝える管理者側の方が覚悟を持って伝えなければならず、辛くなってくる。ただやはりそのマインドは必須なのだろうと思う。参考になったこととしては部下をよく観察すること。いつ、どこで、何をして、どうなったか。改善してほしい点に限らず、良い点もメモすることが重要。また家族構成や家庭の状況なども記録して伝え方を考えたりする必要もある。私はこれから管理職となるが、とにかく覚悟を持って接すること、部下をよく観察して対話して情報収集をすることを心がけたい。
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高尚なテクニックや小難しい理論が書かれているというよりも、まさに「作法」について分かりやすく書かれた本である。
紹介されている作法そのものについては納得できる点が多く、ぜひ実践に活かしたいと思った。しかし問題は、この作法、あるいはそれに近い考え方を知っている人が世の中にはまだ少ないのではないかということだ。話し合いに参加するメンバー全員に本書を読ませてから実践する、というのは現実的ではない。
自分が主導権を握れる話し合いであれば、ファシリテーターとして作法に沿うよう誘導することもできるだろう。しかし、そうでない場合はなかなか難しい。
食事の作法で例えてみよう。誰もがマナーを心得ていれば、