中原淳のレビュー一覧
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購入済み
人材育成の教科書
カリスマ店長の成功体験をもとにしたものとはちがう、膨大なデータをもとに書かれた、店長のための教科書です。
学生、主婦、フリーターによる、職場に求めている価値の違いなど、店長なら押さえておきたい肝の部分が書いてあります。各章の最初に書いてある、店長と従業員の会話がリアルすぎて、それだけを集めてほしいです笑
店長の仕事とは、育成だと言い切ってくれています。
著者の本を読んだのは2冊目ですが、わかりやすく内容もよい。ハズレがないので、もっと買ってみようと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレリフレクション(内省)をキーワードにした書籍です。
著者の主な指摘等は、以下のとおりです。
・リフレクションを生かすには、
①アクションとつながっていること
②節目に大きく深く考えて、対話の相手を持ちながら議論の中で行うこと
・仕事と学びを分けて考えないこと
・上司がなすべきこと
①人が育つ職場をつくること、職場のメンバーが成長するような社会的環境や職場の風土をデザインすること
②上司自らが学び続ける存在として、成長を目指すこと
・会社の理念が本当に「浸透した」と言えるのは、社員が自分の仕事と自分の仕事のやり方と組織の在り方に適合を見出し、自分の仕事のやり方を「変えた」とき。 -
Posted by ブクログ
法人(組織)勤務者で,学習者である,というのが私の文脈とすると,これはそのど真ん中の問題を扱った本.非常に啓発的な内容で,読んでいて楽しかった.
・ダイアローグと組み合わさったリフレクションが今ほど、求められている時代はないのでは。
・Hidden curriculum:教えたい内容とは別に学習者に伝わってしまう価値観、行動様式
・マネージャーの仕事の断片化。そこにつながりを見いだすのが一流。
・問題には個人の力で乗り越えられるものと、そうでないものがる。往々にして、組織は「組織が組織として取り組まなければならない課題」を「個人が乗り越えなければならない課題」にすり替えがちである。
・三つの支援(業務、内省、精神)は職場全体でもたらされている。
・他者からの内省支援を受け入れていればいるほど成長感が高くなる傾向がある。
・同じ職場+社外が成長感、モラル向上へのベストマッチ。
・業務についてのダイアログ、将来についてのダイアログが重要。
・マネージャーがプレイングの状態は、「部下育成」の良い契機になる。
・非対称の関係の中で注意すること。1.タイミング 2.失敗経験を語る 3.プロセスをつまびらかにする 4.吟味や反論の可能性を認める
・二重ループ学習
・デューイの経験の質:1.連続性の原理 2.相互作用の原理
・社会人は英語にない概念。
・企業は理念を浸透ではなく注入すべきでは?
・緊密な組織ほど、根回しが必要になる。重い組織。
・一斉講義の学習効果。五ヶ月後、内容は2.1%、キーワードは29.1%しか思い出せない。
・年をとるごとに学びが体を動かすことではなく、頭を動かすことになっていく。
・ゆるいコミュニティの方が、そこにいる人のキャリア確立に寄与する。
・金井さんのキャリーバッグのエピソード! -
Posted by ブクログ
コミュニケーションの在り方としての対話。伝える・伝わるとは何か、真の情報共有とは何か、コミュニケーションの本質をつく秀逸の一冊。
コミュニケーションの本質を一方通行の客観的事実(知識・情報・データなど)の伝達ではなく、客観的事実に対する意味を創造・共有していくことと説く。そして対話とは相互の意味づけを相互に確認するプロセス。対話の効果は真の理解を得ることから変容すること(これを筆者は学習と言っている)へつながるという。
「物事の意味とは客観的事実ではなく、社会的な構成物である」という社会構成主義の主帳を一つのアカデミックな視座として持ち、認知科学などの知見からもサポートするこの本は非常に納得感がある。また例えが身近であり入りやすい内容となっている。
とにかく多くの人に読んでもらいたい。そして対話を大切にする世の中になればいいと思う。 -
Posted by ブクログ
久しぶりにビジネス書を読んでみた。とはいえ、学的根拠がちりばめてあり、他の類書とは奥行きが違う。
書かれていることには、ほとんどの部分で共感できた。意味付け・共有、ストーリーモード、サードプレイス等の考え方は、まさに我が意を得たりだ。
でも、実際問題、そもそも「対話」ができる、通じる相手は自組織に何人いるだろうか。相手を問わず対話を積み重ねれば、組織変革が起きて、望ましい方向に向かうのだろうか。そこにはやはり、ある種の壁があるのは受忍しなければならないだろう。
また、実践の際には、「対話」や「サードプレイス」を設定する上での金銭的・時間的コストと効果を比較考量が必要だと思う。個人的には、各人が、本書206頁の図におけるサードプレイス中における、数多の「場」を種別化し、選択して集中することにより、次のフェーズに移行することができると考える。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジェンダーを皮切りにしつつ、「これからの職場環境や働き方は如何にあるべきか」を実際のデータに基づきながら考察する書籍です。
女性には、日本の職場で最もメジャーなマイノリティとしての側面があると考え、D&I推進の最初のアプローチとして「ジェンダー」「女性の活躍推進」に焦点を当てています。
「女性を変えようとするのではなく、女性たちが働いている職場を変える」という視点は本質的で常に忘れてはならない考え方であると感じました。
また、興味深いデータが複数示された非常に示唆に富んでいます。以下は一例です
・7割以上の女性はロールモデルがいると自覚している
・「職場では男性の方が優遇されている」と相対的に女性の方が感じている(45%の女性)
・「今の会社で仕事を続けたい」と思っているワーママは、それ以外の女性や男性よりも圧倒的に多い
経営者や管理職はもちろん、多くのビジネスパーソンにお勧めしたい一冊です。