中原淳のレビュー一覧

  • ダイアローグ対話する組織

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    久しぶりにビジネス書を読んでみた。とはいえ、学的根拠がちりばめてあり、他の類書とは奥行きが違う。
    書かれていることには、ほとんどの部分で共感できた。意味付け・共有、ストーリーモード、サードプレイス等の考え方は、まさに我が意を得たりだ。

    でも、実際問題、そもそも「対話」ができる、通じる相手は自組織に何人いるだろうか。相手を問わず対話を積み重ねれば、組織変革が起きて、望ましい方向に向かうのだろうか。そこにはやはり、ある種の壁があるのは受忍しなければならないだろう。

    また、実践の際には、「対話」や「サードプレイス」を設定する上での金銭的・時間的コストと効果を比較考量が必要だと思う。個人的には、各

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    2011年10月22日
  • ダイアローグ対話する組織

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    個人的に著者のファンでもあるのでひいき目ではあるが、人材育成、組織マネジメントに携わる人は読んでほしい一冊。

    僕が今までマネジメントした組織には上手くいったものも、そうでないものもあるが、上手くいったチームの時は必ず充実した部下との対話があった。と、言うことを改めて振り返ることができた本。

    著者はサードプレイスの場を提供しているが、人気があって入れないのが玉に瑕。

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    2010年07月07日
  • 働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは

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    転職を検討している自分にとってはとても参考になる本だった。YouTubeでは転職のハウツーみたいなものしか情報発信されてないので、データに基づく転職の本質的なものを学べたと思う。
    自分にとって最適を探すマッチング思考ではなく自分が転職先で学び適応していくというラーニング思考という考え方は印象に残った。
    また、転職先に採用されることがゴールではなく、転職先で活躍するまでがゴールだという部分には自分の軸をしっかりと決めるにあたり大切な考え方だと感じた。

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    2025年12月13日
  • 増補改訂版 フィードバック入門 部下が成果を出すための最も効果が高い育成の技術

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    ネガティブフィードバックはどんなマネジャーでも嫌なもの。自分の役割と信じてやるしかないが、その準備と心得を書いてくれている。
    最近、配置転換という外科手術をせざるを得ないことがあったが、ある程度本人にフィードバックをした上だったから仕方ないと思う。
    マネジャーの仕事は、他者を通じて物事を成し遂げることである、という言葉があるとのこと。そのためにフィードバックが手段となる。
    管理職に必要な本。

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    2025年11月16日
  • はじめてのリーダーのための 実践! フィードバック 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す「全技術」

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    今の職場では人について悩むことも多いので、読みたい本のストックから優先的に手に取ってみた。
    例によって大学教授の書いた本にアレルギーのある私だが、本書は自分の実体験と照らし合わせても実践的な内容で、役に立ちそう。活用してみたい。

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    2025年11月14日
  • 学びをやめない生き方入門

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    学びに対して、一味違った切り口で分析されていて、面白かったです。

    日本人は、「学び」を学校でやってるような机に座って「ガッツリ勉強する」と思っていて、そこから、「学ぶまで行動が至ってない」→「学べない」という人が多いという。
    阻害するバイアスもハッキリしていて、7つに分類されてました。
    これに納得しました。

    本書でいう学びは、もう少しライトなことなので、すでに学んでいることに気づこうというのが、学びの第一歩。
    これが結びにありました。

    他にも、興味深い分析があり、
    学べない状況は、過去に受けた学校教育だけでなく、職場の環境・風土も強く影響していて、長時間労働や異動の多さなどが、モチベーシ

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    2025年11月10日
  • 残業学~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~

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    ネタバレ

    本書は日本企業の「残業」について多くのデータをもとにその歴史、現状、未来に向けた施策を述べた本である。おそらくここまで徹底的に日本企業の残業に関するデータを分析した本は他には無いのではなかろうか。
    本書を通読して印象深かったのは、長時間労働を是正していくうえで個人でできることの有効性は極めて限定的だという事実である。そこで、本書では会社のトップや上司(これらも「個人」ではあるが一般従業員に比べて長時間労働是正に貢献できることは比較的多いと思われる)のマネジメントの仕方や組織ぐるみの外科的施策、根本的施策をデータに基づいて提案している。個人的には、政治や社会全体としてどうすれば良いのかにも触れて

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    2025年11月03日
  • 学びをやめない生き方入門

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    自分には、地頭バイアスが少しあるのではないかと思った。知能の多寡でどれだけ深く学べるかが決まってくるという感覚がある。学びの成果は「地頭の良さ」よりも「習慣」に左右されることが科学的に証明されているらしい。自分らしい学びの習慣を作ることがとても大切。

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    2025年10月26日
  • 学びをやめない生き方入門

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    なぜ学びが起きないのか、という現状への理解を、「学ぶとは何か」、「学べない要因は何か」といった観点から深めていく本。これは個人の状況だけでなく、組織的な状況、文化への理解に役立つ。
    著者が研究の中で収集したデータに基づきつつも、時間がない人でも簡単にわかりやすく読める構成、言葉遣いをしてくれている。

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    2025年10月21日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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     企業内人材育成の著作が多い中原 淳(*東京大学准教授)とリーダーシップ論の金井壽宏(*神戸大学教授)の対談により、ミドルマネジャーによる部下育成を背景に、特定のテーマ・キーワードに対し、それぞれがアカデミア実績の中から理論を紹介していく形式。教育学あるいは経営学の代表的理論を垣間見て、それを現代論点に繋げる思考過程は有用性が高い。さらに、ワークショップや取材で彼等自身が使用する方法あるいは情報収集が散りばめられ、実践的な香りもする。2021年の今でも研修に関わる人は、ここまで立ち返って現代を見つめても良いのではないか。
    *執筆時点

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    2025年10月08日
  • シン・人事の大研究 人事パーソンの学びとキャリアを科学する

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    ・定性的な目標の立て方「ターゲットとなる社員を決めて、その人からこんなセリフを引き出せたらOK」というセリフメソッド
    ・人事は最強の黒子であれ
    ・人事の専門馬鹿にならないこと。会社の中ばかり目が行って内向き志向になりがち。
    ・人事パーソンにとって現場から学ぶことが最も重要
    ・目標を明確に言語化できないと成果も曖昧になってしまう
    ・人事の一番エッセンシャルな役割と価値って何だろう?(エッセンシャル=絶対不可欠な)
    ・どの問を解けばもっと事業や組織が成長するのかという「問いの見定め」が大事
    ・視座を高く保つには、「誰と関わるのか」「誰から学ぶのか」を考えることが大事。自分と同じような知識や経験しか

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    2025年09月29日
  • リーダーシップ・シフト 全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ

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    ネタバレ

    リーダーシップを「集団の共通目標達成に向けた影響力のプロセス」と定義し、その内容を説明しています。
    役職に就いていない個人が示す優れたリーダーシップの特徴として、理想の明確化、課題解決への探求、信頼の構築、そして組織内外での連携開拓を挙げています。特に、リーダーシップは一人の人間に限定されるものではなく、「シェアドリーダーシップ」の重要性を強調しています。
    マネージャーは、担当チームの事業・仕事のビジョン、メンバーの活躍のさせ方、そして自分自身のあるべき姿を内省し、少し未来まで想像することが重要です。
    特にメンバーの活躍については、事業目標と個々の成長を連携させて考え、マネージャー自身がどこを

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    2025年09月27日
  • 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法

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    話合いとは、対話とは
    対話は会話していればオッケーではない。
    そこには、はっきりと相手の考え、自分の考えが浮かび上がりイメージできる状態になっていること。
    本当に、同じ話をしているつもりでも、なかなか考えまでは交換できてないってことがある。
    そして、自分の考えてることを的確に表すって難しい。

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    2025年09月10日
  • 学びをやめない生き方入門

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    働く人たちの「学び離れ」が加速している

    なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    そんな話にもつながってきますね

    第3章にあるように
    実はすでに学んでいることって色々あるように思います
    そんなことに気づき、習慣化できるといいですね

    学んでいる大人のほうが幸せというデータもでているそうです

    バイアスや行動の違いを知り
    すでに学んでいる自分を発見できるか?

    学び続ける生き方に一歩踏み出せる本ですね

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    2025年08月22日
  • リーダーシップ・シフト 全員活躍チームをつくるシェアド・リーダーシップ

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    感想
    読みやすい。過去のリーダーシップ研究も入ってて、わかりやすい。

    評価
    リーダーシップのやれそうでやれないところを、
    マネージャー目線でうまくまとめていて、
    かつシェアドリーダーシップの要諦をかいつまんで、
    伝わりやすくしててすごい。

    内容

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    2025年08月15日
  • マンガでやさしくわかる部下の育て方

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    部下育成の考え方がマンガで具体的に描かれていて、イメージがしやすかったし、実際の職場ですぐ使えそうなヒントも多め。ありがちな失敗パターンとその改善策がわかりやすくて、初心者にも優しい内容でした。

    管理職になったばかりの人や、指導に悩んでる人にはおすすめできる一冊です。

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    2025年07月07日
  • 人材開発・組織開発コンサルティング―――人と組織の「課題解決」入門

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    第1章 企業における人材開発・組織開発の役割
     人材開発は、個人に対して、知識やスキルを学んでもらう、マインドに変化をもたらすなど、「人が学ぶというメカニズム」を「手段」として利用して、経営・現場にインパクトを残すべく課題解決を行います。
     一方、組織開発は、「人と人との関係を変える」ことを「手段」として用いることで、組織がしっかりとワークするように働きかけ、企業の戦略実現に寄与する、ということになります。

    【第1章のまとめ】
    第1章では、本書のテーマである「人材開発・組織開発コンサルティング」の定義を確認したうえで、企業やその経営活動において、人材開発・ 組織開発はどのような意味を持つのか

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    2025年07月07日
  • フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術

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    フィードバックとは
    ①【情報通知】
     たとえ耳の痛いことであっても,部下のパフォーマンス等に対して情報や結果をちゃんと通知すること(現状を把握し,向き合うことの支援)
    ②【立て直し】
     部下が自己のパフォーマンス等を認識し,自らの業務や行動を振り返り,今後の行動計画をたてる支援を行うこと(振り返りと,アクションプランづくりの支援)

    経験軸とピープル軸
    SBI情報
    トライアンギュレーション(三点測量)
    鏡のように=It seems
    What, So What, Now What

    理論的かつ実践的。同じことの繰り返しが意味ある形で活用されている。さらに章ごとのまとめも簡潔で理解が深めやすい。構

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    2025年06月09日
  • 働く大人のための「学び」の教科書

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    書かれている内容はいろいろな自己啓発本やビジネス書で見るものと大きく変わらない。最終章で書かれる実際の7Caseは実際に本書の方法論に沿った行動によって学びや経験を経て人生が変わった人たちの具体例で、これは良い刺激としてとても有用だと思う。

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    2025年06月08日
  • フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術

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    おわりに
    もよかった。
    フィードばっくは個人の問題だか、組織の問題だと。
    組織でフィードバックが正しくなされるように考えていく。

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    2025年04月24日