中原淳のレビュー一覧
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この一年ほんと惨憺たる打ち合わせを見続けてきたので(リーダーでもファシリテータでもなかったですが)、もう思わず手に取ってしまいました。
どう話し合いを進めていけばよいか、豊富な例でイメージしやすく書かれていて、また、なぜ「対話」が必要なのかを丁寧に掘り下げていて、素晴らしい一冊です。「民主主義を守るため」って中二病心をくすぐりますね(笑)。ちなみに私はメリデメまとめて即「Fight!」な「いきなり議論」タイプでした。ちゃんと「対話」しなくては!
思い起こせば、お仕事でご一緒した、標準化会議(=多様な国の人たちが集まって一つの決定を行う場)の歴戦の先生も、まさにこの本に書かれているお作法で打 -
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統計をもとにしたチーム、ワーキングのコツ より良いチームワークを作るためには、現在進行形であらゆることをし続けることが大切だということが書かれている。1つ目は目標設定だ。最初に立てた目標だけでなく、その都度目標を振り返り再構成していくということが大切だと書かれていた。次に、仕事をこなしながら、課題を見つけ続けることだ。チームにとって何が必要なのかと言うことをチームの成員一人一人がリーダーとなって、情報共有をオープンにしつつ、役割を果たしていくことが大切だと書かれていた。3つ目はネガティブなことも含めたフィードバックをし続けることだ。お互いに何でも腹を割って話すことができるようになるためには、オ
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ネタバレ話し合いとは、共に生きる他者と対話をしながら、自身たちの未来を自身で決めるコミュニケーションである。
しかし現状は、話し合いについて「教えられ、学ばれていない」のに、「実践しなくてはならない」という読書感想文に似た「ねじれの状況」である。
話し合いは、「対話」と「決断」のフェーズに分けられる。そこで、今はどちらのフェイズなのか、今日の目標は対話のみなのか、決断までするのかという認識の共有が大事である。
対話について、雑談をイメージする人もいれば、車座をイメージする人もいるので、明確なイメージや内容、目的などを示唆することが重要。
他者をリスペクトすることで、自身をサスペクト(疑う)することがで -
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・リーダーしか発言しないチーム
・結局、何も決まらない会議…
「形だけの対話」はもうやめよう
言いたいことが言い合える関係を築き、
皆が納得できる有意義な場をつくる
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「話し合いの作法」とは?
分断・対立・多様性を乗り越え、
「納得感と成果」を生み出す技術!
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上記は、著書の帯部分と、
表紙をめくった部分に書いてあるのですが、
少しでも気になったらぜひ!笑
言葉の貧困とコミュニケーションの軽視。
対話をせずに即多数決。
あとは、5つの「話し合 -
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部下にどういうふうにフィードバックをして育てるかという本
部下を指導するのは難しい、でもまあやらなきゃいけないよねという。うまくまとまってる
育つ環境の崩壊①長期雇用②年功序列③タイトな職場
マネージャーの突然化・若年化・部下の数の増加、プレイングマネージャーの難しさ
中間管理職:他者を通じて物事を成し遂げなければならない、他者に任せても放置せず成果を挙げさせる
フィードバック①情報通知②立て直し
経験軸:適切な業務経験を与えているか、ストレッチ
ピープル軸:業務支援、内省支援、精神支援
SBIフィードバック、シチュエーション、ビヘイビア、インパクト
①向き合っているか②ロジカルに事実を -
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<本のタイトル>
「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法
<本の紹介>
コミュニケーションに関することが書かれた本です、という紹介だとありきたりなので、
もう少し範囲を絞って、話し合いの仕方(対話と決断の2点)について掘り下げている本です。
本書では話し合いとは
自分が抱く意見をお互いに伝え合い(=対話)
他者との意見の分かれ道を探り合ってメリット/デメリットを考え
自分たちで納得感のある決断を行い、ともに前に進むこと(=決断)
と定義されています。
特に最後の「納得感のある決断」というのが大事だなと、最近は仕事をしながらそう思います。
<感想・気づき>
本書で書いている内容/ -
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中原先生の本は分かりやすく、アカデミックの方でありながら実践的なので、読んでみました。
以下のトピックやテーマが印象的でした。初めての管理職や、自分の下に管理職を持つ場合にはオススメです。
・マネージャーは他者を動かして成果を出す人
・マネージャーになった人が直面する7つの挑戦課題(部下育成・政治交渉・意思決定・目標咀嚼・多様な人材活用・マインド維持・プレマネバランス)
・部下育成:背伸びや挑戦を含経験を積んでもらうことでその人の能力を伸ばす
・政治交渉:リソースの調達による内部調整
・意思決定
・目標咀嚼:会社が作った目標をかみ砕いて説明して、納得してもらう&会社の戦略を部門の仕事に落 -
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リーダーしか発言しない、何も決まらない、形だけの対話。
日本のいたるところにある、「残念な話し合い」をなくす。
本書では、相互理解を促す「対話の作法」と、結論を導く「決断の作法」を合わせた「話し合いの作法」について、本当にわかりやすく丁寧に解説してくれます。
かくして、私たちは、対話について考える以前に、次の2つの命題を大前提に話をしていかなくてはなりません。
命題1.「対話とは何か」という問いに答えられる人はほとんどいない
命題2.「対話のイメージ」は見事に人によってバラバラである
もっとも「対話とは何か?」について答えられなくても、対話にまつわるイメージがバラバラであったとしても、それは