チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方

チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方

2,200円 (税込)

11pt

あなたのチームでは、こんな病に罹っていませんか?
×「目標ってなんだっけ?」病
× 役割分担したはずのタスクが全くつながらない病
× フィードバックより仲良し病
× 振り返れば、誰もいない病
× 最後はいつもリーダー巻き取り病

チームワーキング(Team+Working)で必要な3つの視点
1.チーム視点:チームの全体像を常に捉える視点
2.全員リーダー視点:自らもリーダーたるべく当事者意識をもってチーム活動に貢献する視点
3.動的視点:チームを「動き続けるもの、変わり続けるもの」として捉える視点

求められる3つの行動原理
1.Goal Holding(ゴール・ホールディング):目標を握り続ける
2.Task Working (タスク・ワーキング):動きながら「課題」を探し続ける
3.Feedbacking (フィードバッキング):相互にフィードバックし続ける

世界は、大小さまざまなチームによる営み、いわゆる「チームワーク」によって成り立っています。異なるチームが重層的に重なり合いつつ、必要な物事や作業を分担しながら、社会を成り立たせているのです。
しかし「チームワーク」は、人類史上、最大の「難問:アポリア」の1つでもあります。みんなが集まれば何となくチームができ、みんなでやれば何となく「よいチームワーク」が生まれる、などということはまずありません。
どんなに優秀なメンバーが集まったとしても、お互いに、いがみ合い、最低のクオリティの仕事しか達成できないことはよくあるものです。ひとが集まれば、いつだって思い通りにはいかず、想定外の出来事が起こるものです。
めざしている方向がバラバラだったり、リーダーだけが独走してしまったり、コミュニケーションがうまくいかなかったり、表面上はうまくいっているように見えてもどこかお互いの心が通い合っていないように感じられたり……。
皆さんがこれまで経験したチームでの出来事を少し振り返ってみても、思い当たる節はあるのではないでしょうか。
チームワークとは、ひとびとにとって必要な社会的営みでありながら、私たちの頭を悩ませる難問の1つなのです。

本書は、さまざまな現場で「チームを前に進めたいと考えているすべてのひとびと」に向けて書かれています。
チームワークという言葉はよく聞いたり、頻繁に使っていても、チームワーキング(Teamworking)とは、多くの人々にとって初めて聞く言葉かもしれません。「チームワーキング」とは「チーム(Team)」に「ワーキング(Working:常に動いている状態)」を付け加えた本書の重要なキーワードです。
以下の3つを思い浮かべてみてください。

1)チームメンバー全員参加で、
2)チーム全体の動きを俯瞰的に見つめ、
3)相互の行動に配慮し合いながら、目標に向けてダイナミックに変化し続け、成果創出をめざすチームの状態。

この本は「チームを前に進め、成果を創出する風景」を日本全国に生み出したいという思いで書かれました。
当然のことながら、リーダーや管理職だけのために書かれた本ではありません。「優秀なリーダーが一人いれば何とかなる」という考え方では今の時代は通用しません。チームメンバーが「全員参加」で、ダイナミックなチームの動きを創出することが求められます。
現代社会において、多くのチームが解決に向けて取り組んでいる課題は、もっと大きく、より複雑で、難解なものです。「答え」が1つにまとまるものでもなければ、過去に誰かが答えを探していたわけでもありません。このような見通しのきかない社会の状況下では、どれだけ優秀なチームであっても、リーダー個人の牽引力だけでは前に進みません。
チームを構成するメンバー全員の賢さと振る舞いこそが、チームの成果の成否を決めます。そのような全員参加のチームによって生み出されるチームの状況こそが「チームワーキング(Team+working:チームがダイナミックに動いている様)」なのです。
本書は、リーダー、管理職だけではなく、目標に向かってチームを前に進めようとしているすべての方々に必要なチームワークについて論じたいと思います。

...続きを読む

チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    チームとは

    chu
    2022年07月12日

    チームについて深掘りしたく、本書をとりました。リーダーシップ、フォロワーシップなどリーダー論はありますが、チームとしての本がなかったので。チームを良くするデータを示しながら、説明がありわかりやすかったです。今後のチーム作りに活用します!

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月21日

    今の自分にとって非常に良いキーワードがたくさんあった。チームとして働くにはどのようなOSで、アプリケーションであるべきかを、適切にチームに共有して継続的に動いていく必要があると感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月21日

    成果の出るチームと出ないチームに関して、データをもとに考察しています。

    自身の経験を振り返ってみても、納得感ありました。

    よくありそうなケースも載っており、考え深めるのに便利です。

    陥りがちな“チームの病”になっていないか、読んでチェックしてみて下さい!

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月17日

    なんとなくぼんやりと考えていたことが、整理された感じ。
    課題抽出が目的化してしまっている、とか耳が痛い。最初から精度100%でなくて良い、といういい意味での割り切りが大切。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月31日

    チームは変化し続けるものという中で、~ingをつけたチームワーキングという概念が面白かった。

    合わせて、研究データを根拠としているのでちょっと安心。
    データが学生対象ではあるが、日本のデータということもあり抵抗は少ないかも。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月26日

    具体的なケースをみながらチームワーキングとは何か?を学べる本。

    成果の出るチーム
    チーム=全員でリードするもの
    常に想定外の変化をする、動的でダイナミックなもの

    チームワーキングに必要な3つの視点
    チーム視点、全員リーダー視点、動的視点

    チームワーキングを生み出す3つの行動原理
    Goal Ho...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月05日

    自分には合っている考え方だった。仕事で管理をする立場になりリーダー論的な本を結構読んだが、これが一番しっくり来た。どこか日本人的ではあるが、そこはお国柄を受け入れ、欧米化する必要はないと思えた。
    一人のリーダーがチームを率いるのではなく、チームとして成果を出す。そのために必要なことが書かれている。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月21日

    チームを、常に変化し続ける動的なものと捉え、目標設定も、役割分担も、フィードバックも、どれも〜し続ける、というのが一番のポイントかなと思った。確かに、一回目標設定をちゃんとやればOK、振り返りも中間くらいですればいいかな、と思う節はあった。気をつけよう。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月29日

    [前提]組織開発とは?
    ・組織開発は最終的に半径3M の小さな集団でどのようにチームワーク向上を図るか、ということ。
    リーダーのみの問題でなくチーム全体、チームメンバー一人ひとりの問題。だから当事者意識を持つことが最初。

    ・チーム視点(チームを俯瞰して見る)と
    全員リーダー視点(pjtごとに役割決...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月16日

    日本式のチームワークがうまくいかなくなるワケ。

    私も学生時代、どんどん首が回らなくなるチーム活動をしたことがあるなあと。

    目標が忘れられていったり、誰が何をしてるか分からなくなったり、リーダーに完全に寄りかかったり、サボりが蔓延したり。

    それを防ぐ方法というか、まあ当たり前なんだけどできてない...続きを読む

    0

チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す