坂口恭平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ自分とは「次は何がしたい?」としか考えない人
毎日を健康に過ごせていた日を思い出して、そのときの生活に戻せば、また同じようラクに過ごせる
しっかりしなければと不自由な状況を耐えない
吸うのを極力減らして、ゆっくり吐く量を増やす呼吸
外に出られないは外に出たくない
死んでしまいたいは死んでるみたいに何もしたくない
自己否定文には全てカギカッコをつける
自己否定文を小説にする
自分が活躍できるかもしれないと思えると突然鬱が治る
人は人からどう見られているかだけを悩んでいる
すでに私は世界最高である。
価値のないこと、無駄なことから始める -
Posted by ブクログ
自らも躁うつ病を患いながらも、2030年までに自殺者をゼロにしたいとの願いで始めた「いのっちの電話」2012年にサービスを始めて、年間200人弱の死にたい人の電話を受けているそうです。携帯番号を公開して死にたい人の相談を受け続けるなんて、到底真似のできないことで、頭が下がります。
最初は「新政府いのちの電話」と名乗っていたところ、本家本元のいのちの電話から商標登録侵害の件で訴えると言われて「いのっちの電話」に変えた、というエピソードにはちょっと笑ってしまった。
つらい思いで苦しんでいる人に読んでみてほしいし死ぬ前に電話してみてほしい。
私もこういうことをやっている人がいることを心にとどめておき -
Posted by ブクログ
お悩み相談の総集編.タイトル『自分の薬をつくる』とは,相談者の悩みを解消する一手を著者が提示するその内容がクスリのようだから。
なにかしらの大小関係ない悩みや相談を抱える人を患者,著者が医者という立ち位置で,病院の待合室から診察室を擬似的に再現。診療内容はマイクで病室に公開する形で,悩みや相談を解消する手を提示する。
著者の職業が建築家,過去作に写真集『0円ハウス』がある.
著者が躁鬱病であり、「自殺者をゼロにする」という目標を掲げ希死念慮に苦しむ人々との対話「いのっちの電話」を続けている。その内容を再現した本とも言える。
このタイトルを見たとき、精神科医が書いた何かしらの薬を作る話かと -
Posted by ブクログ
職場で悩みがなさそうでいつも穏やかな人がいる。
どんな生き方をしてるんだろう?って思ってたけど、そちら側をちょっと覗かせてもらった気になった。
不安がない人のヒントになったのが、
・今を生きる
・人は人、自分は自分
・人に干渉せず、程よい距離感
・物事を慎重によく考えてから判断する
・物を大事にし、増やさない
・感情の波が穏やか
・人にも自分にも期待しない
・人にも自分にも否定も肯定もしない
・自分の今までの経験で判断する
・人生どうにかなると思う
・信頼できる友人がいる
・話を聞いてくれる人がいる
・自分がされて嫌なことは人にしない
・今までなんとか生きてこられたから、これからも大丈夫という -
Posted by ブクログ
躁鬱病を抱える坂口さんが観察した、妻・フーさんの幸福人としての生態。
もちろん、どうしたら幸福になれるのか…と思って読んだ。これを読んでどちらかというと気づきだったのは、私ってもしかして躁鬱病(ではないと思うけど)に近い状態でずっと生きてるぞ、ということ。自分の感じ方は、坂口さんに近いと思った。自分に対して超肯定的(肯定的であると意識もしない)なときと、恐ろしく否定的なときが交互にくる。自分が坂口さんと違うなと思ったのは、否定的な時でも、私はその状況や自分のことを冷静に見てる、空中に浮かんでるような自分がいるということ。そいつは、そんなふうに自分のこと悪く言ったらよくないよとか、疲れてるから早 -
Posted by ブクログ
自分的には読みづらい本で、読むのに時間がかかってしまった。でも私はそれこそ「継続する」ことが大の苦手で、何か続けるためのコツが掴めるのかも!と思って頑張って読んでみた。
その結果、そういう「がんばって〇〇しなくちゃ」という気持ちの状態だと続けるのが苦痛で、結局続けられないのだということがわかった笑。坂口さん的に言えば、そんな状態になってしまうなら、本を読むのをやめたらいいということだったけど、でも、読んでみて良かったと思う。
一番いいなと思ったのは、自分の得意なやり方を見つけて続けてみるというところ。その状態に自分を持っていくことはきっちり努力してやってみて、その先の続けることには努力が必要な