坂口恭平のレビュー一覧

  • 隅田川のエジソン

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    坂口恭平氏による、彼の本に出てくるホームレスの鈴木さんを主人公にした小説。

    ホームレスというと落ちるところまで落ちたという感じがするが、それでも、その人の工夫、感じ方次第で、ここまで豊かな生活を送れるというのは、前に読んだ坂口氏の本に続き、やはり驚き。
    一見、主人公のスーさんの知恵や工夫の素晴らしさ、コミュニケーション能力の高さが目に付き、この人どこに行っても優秀じゃん、という気持ちになってしまう。
    しかし、終盤でクロちゃんという、鈴木さんとは真逆の一見「無能」とも見える人物が、なんと台東区の色々な家でご飯を食べさせてもらっているなど、台東区を自分「家」のように使ってしまっているという驚きの

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    2012年07月09日
  • 隅田川のエジソン

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    「東京は人間がいちばんあったけぇ場所じゃねえか?」。隅田川の河川敷で暮らす硯木正一はしみじみ思う。ホームレスと呼ばれるものの、家はある。しかも、三食、酒、タバコありの優雅な生活。バッテリーを使えばテレビも楽しめる。東京にはほしいものがなんでも落ちているー。実在の人物をモデルに描く、自らの知恵と体を使って生きる男の物語。

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    2012年04月29日
  • 隅田川のエジソン

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    今はやりのお片づけ、断捨離の対極、物を拾って工夫して生活する隅田川の路上生活者。台東区という都会の半端でないゴミのおかげで、なかなかに自由な人生を楽しんでいたが、とうとう行政の罠?でスーさんとマーコはリヤカーの上に造った家とともに旅立つ。この家を想像するのだが、リアルに思い浮かばない。挿絵があると良かったのにと思う。

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    2012年04月12日
  • ゼロから始める都市型狩猟採集生活

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    この著者の意図は、ホームレス生活のノウハウを紹介する事ではない(そういう意味も結果的にはなってはいるが)。彼らの生活の知恵(それも驚くべき内容の)をし?ことで、現在の経済活動のもう一つの可能性(お金など無くても生きていける可能性)を探ることにあるのである。

    とても、刺激に満ちた内容だった。

    ダンボールだけで十分暖かい寝床の作り方、電気契約をし無くても電気器具が使える方法、クリアボックスを使った簡便お風呂、完全リサイクル・エコ生活をしている多摩川のロビンソンクルーソー、等々。

    これらは、東京の特殊事情も沢山ある。だから岡山の地方都市では、また違う工夫が必要だろう。しかし、ここに書かれている

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    2012年04月04日