坂口恭平のレビュー一覧

  • 苦しい時は電話して

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    内なる不滅のジャイアンはわたしにもいる。ジャイアンは暴れているけれど本当は寂しいのだ。うまく付き合っていこう。

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    “悩んでいること自体は悪いことではないと思っています。そうでもしないと自分が救われません。今まで生きてきて、真剣にやってきたのは、この悩み続けるということだけかもしれませんから。そんな自分を慰めるためにも、この行為自体は否定せず、もしかしたらとんでもなく考えているってことなのかもしれないと思うようになりました。それで少しだけ楽になりました。”(p.37)


    “やりたいと思っていることは、ダメだと言ってやらな

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    2021年02月16日
  • 独立国家のつくりかた

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    とにかく思考停止せずに自らの頭で考えよう、というメッセージ。今の社会の常識やルール、周りのみんながやっていることが唯一の正解ではなく、見方を変えると(別のレイヤーから見ると)違った世界を生きられる。我々が無思考で暮らしている社会は匿名レイヤーであり、効率的だが万能ではなく、こぼれ落ちる人が出てくる。そこに自分独自のレイヤーを重ねて世界を見ると、それぞれが自分の価値を持って他者と交易して生きていくことができる。世界のあり方を変えるのではなく、思考し、見方を変え、世界を反転させる。
    自分自身は割と「匿名レイヤー」にそれなりの居心地の良さを感じ、効率的で生きやすいと思うタイプの人間だと思う。また、本

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    2021年01月02日
  • 苦しい時は電話して

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    坂口さんは他の著書で、いわゆる社会てのは単なる大多数の人が走りやすいハイウェイ程度のものだと主張されてたと思うが、これだけひずみが大きくなると、もういい加減社会の方を設計し直すべきだと思う。
    今回の本は、せめて死なないための処方箋だから、ぎりぎりで切実なんだけれども、それはやはりなんとか人生を切り開くという意味ですごく普遍的で明るい考え方ばかりだと思った。
    自分の欲望にもっと耳を傾けて、優しく優しく育てることが必要なんですね。

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    2020年12月28日
  • 苦しい時は電話して

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    死にたいと思った事がある当事者だからこそ書ける内容。著者も双極性障害を患っており、時折周期的な希死念慮に苛まれている。著者が自殺0を目指し『いのっちの電話』という自分の電話番号を公開し自らが相談に乗るという、壮絶で尊い活動を長年続けている。
    著者独自の死生感や人生哲学、創造的価値観など非常に魅力的で引き込まれる。

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    2020年12月05日
  • 現実脱出論

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    現実は共通項であり全てではない。
    個人が現実に囚われ過ぎると思考を停止(透明化)させてしまう。
    思考は現実の中に既に存在しており個人の思考の可視化と伝播が現実を拡張させていくと言う
    新たな視点と希望に気付かされた。

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    2020年12月05日
  • 現実脱出論

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    1人1人(もしくは1匹1匹)が知覚する世界と、画一化された「現実」世界には大きな隔たりがあり、そのことを認識したうえで「現実脱出」は有効だということが、躁鬱持ちの著者によって独特な視点から説かれてた。頭掻き回された

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    2020年11月26日
  • 独立国家のつくりかた

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    社会に疑問を持ち考え動く事の大切さを教えられる。 新政府活動で0円生活特区を作ったり自殺者ゼロの世の中を目指す活動を実動レベルで行ってうる。 同じ社会を1つ見るにしても色んな見方と考え方があるんだなと感心させられる

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    2020年11月22日
  • 隅田川のエジソン

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    ホームレスとして暮らす主人公・硯木と隅田川沿いのホームレス仲間たち。「ホームレス」と言ってしまうとイメージが良くないけれど、お金ではなく知恵と工夫で生き抜いていく姿に、生き物としての本来の暮らし方を考えさせられた。
    暮らしを楽しみ、ふわりと、しかし前向きでしなやかな生きていく――読んでいて楽しく、爽快な気持ちに。

    p250
    人間は、アイデアを使い、工夫し、方法を発明することで自分にとって必要な最小限の空間を発見することが出来る。さらに壁に囲まれた空間だけを家を感じるのではなく、脳味噌を使うことで、壁を通り抜けて広大な世界を自分の空間と体感出来る。
    硯木は無意識にこの極小と無限大の感覚を同時に

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    2020年09月12日
  • 独立国家のつくりかた

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    この本が出版されてから8年。昨年、参院選後に見つけた著者と山本太郎さんの対談の動画に、ご本人が「そんなこともありましたね」とコメントされてたけど、もうここに書かれていることは、坂口恭平さんにとっては過去のものなのかな?
    タイトルは『独立国家のつくりかた』だけど、「坂口恭平ができるまで」という感じでもある。「新政府総理大臣」ということは知ってたけど、具体的なことはこの本を読んでようやくわかった。私の知らない人の名前(有名な方でも)や本のタイトルがたくさん出てきて、この方の頭の中はホントどうなってるんだろうと・・。つまんない言い方しかできないけど、頭の良い方であるのは間違いないよね。
    最後の方、鬱

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    2020年08月25日
  • ゼロから始める都市型狩猟採集生活

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    自分でやってみようとは思わないが、もう一つの都市暮らしの一面を覗いたようでとても面白かった。自分の暮らしを言葉にして楽しそうに語れるようになりたい。

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    2020年05月21日
  • 隅田川のエジソン

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    今から20年以上前、舞台は1990年代後半の東京、主役の路上生活者が読み手を終始わくわくさせてくれる物語であった。著者は東京の路上生活者を取材した「TOKYO 0円ハウス 0円生活」という本を書いており、その取材ネタを元に小説に落とし込んでいるので準ノンフィクション的な小説である。

    僕自身、出世しないタイプというか、宝探しや小さなリサイクルや小屋建てや青空宴会が大好きであって読んでてずっとわくわくだった。またこれは小説の要素だと思うけどクロやモチヅキさんのようなひたすらに利他的な仲間がすごくいいなあと思った。

    テレカ、モーニング娘。、時代を感じる一方、あの頃は今より絶対息苦しくない緩い時間

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    2020年05月17日
  • 隅田川のエジソン

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    ネタバレ

    隅田川に暮らすホームレスの生活を舞台にした小説。東京にはこれだけゴミがあったんだなあと思う。建築学科卒の作者だけあって、やっぱり、「家」についての知識がすごい。

    建物としての家と、そのなかに展開されるホームとしての家。ハードとソフトのどちらについても考えさせらる内容だった。

    もちろん、人の暮らしはどんな家にすむか、というハードに左右されるところがあって、どんな家にすみたいか、というのはその人の哲学が反映されるところでもある。家とは、中であって外でもあるんだなと思う。今までなかった「家」ができてくるのは、新しい哲学の誕生なのかも。ていうか、ホームレスってすごく原始的というか古いものだと思って

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    2020年01月23日
  • モバイルハウス  三万円で家をつくる

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    「モバイルハウス、自分もいつか絶対作ってやるぞ!」って思った。

    著者は無駄に高額な住宅建築費用に疑問を投じ、モバイルハウスを思い付き、それを実現させたのですが、自分は純粋に「費用的に誰でも作れるし楽しそう!」そんな気持ちでした!
    夢膨らむアイデア、読んでめっちゃわくわくしてきましたよ!!
    2階建ての自分の書斎も夢じゃないんだな~。
    モバイルハウスについては自分でもうちょっと研究してみようとい思います。

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    2019年06月03日
  • TOKYO0円ハウス0円生活

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    東京の路上生活者の暮らしを狩猟採集、都市をそのフィールドとして人工の自然と捉え、そこでの暮らしを観念でなく、リアリティを伴って描いている。そのリアリティが重要であり、著者同様に彼らの生活の豊かさに勇気付けられる。電気がタダで手に入る話が衝撃。

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    2019年02月10日
  • TOKYO0円ハウス0円生活

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    自分の知らない世界を知れた本。ホームレスにも色々あることを改めて知った。特に夫婦でホームレスをしている方々へのインタビューと追跡は、事細かに書かれている分、想像もしやすく面白かった。

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    2019年01月07日
  • 独立国家のつくりかた

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    かなり危なく、ぎりぎり面白い。
    そういった印象だった。

    今の国家を否定し、新しい国家をつくるということ。
    それは、坂口さんが考えて考えて考えた結果の、行為だ。

    “こんなんじゃ駄目だ”と思った事柄に対し、向き合い必死に考える。

    何が必要なのか。
    何をすべきなのか。
    どうしたら世界が変わっていくのか。
    その行動力や態度に対しては、尊敬を覚えるし、
    思考の広がりや組み立てかたには、面白さを覚える。

    考え自体には、かなりギリギリな印象を覚えつつも、それでも惹き込まされる。
    読んでよかった本であるし、考え方の幅を広げてくれる意味で非常にいい本だと感じた。

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    2019年01月04日
  • ゼロから始める都市型狩猟採集生活

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    高い解像度の視点で都市を眺めれば、多様な階層(レイヤー)が存在することが分かる。その中から、他人が必要としていないが自分が必要とする「都市の幸」を過不足なく手に入れていく生き方。必要なものは必要な時に都市から手に入れればよいので、財産やモノに束縛されなくなる。既存の社会の枠組みにも束縛されず生きる。そんな都市型狩猟採集生活を熱く説く本。家や仕事に執着しなくても、自分自身の家や仕事を自分で作り出すことができる。

    無理スジに思えるところもある主張だが、自分をひたすら家畜化して生きる現代人(含むボク)には突き刺さる問いかけではなかろうか。ジャレド・ダイアモンドが「銃・病原菌・鉄」のプロローグで書い

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    2018年11月05日
  • TOKYO0円ハウス0円生活

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    ネタバレ

    こんな風にとらえたことがなかったのでとても衝撃でした。
    今の私たちの生活っていかに無駄などが多いのだろうかとも思いました。

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    2018年07月27日
  • 現実脱出論

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    躁うつ病で本人もいのちの電話を解説してる坂口恭平の人生論。

    実際に色んな行動をしてるだけあって、とても示唆に富んでいて面白かった。

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    2018年02月10日
  • 2030年の旅

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    8人の作家が2030年の日本を舞台に“未来”を描いた短編集。AIやドローンなど今より少しだけ進んだ技術描写が面白い。個人的には支倉凍砂の『AI情表現』がコミカルな中に切なさとある種の爽快感があって好きだった。クライマックスでの自身の限界を認識しているようなAIの言葉の数々が刺さる…

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    2017年12月23日