坂口恭平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かなりスピリチュアル系に偏った「お金」の指南書。ネット記事で無料でも読めるんだけど、本になっていた方が読みやすいのでまとめて一気に読む。
しかし節約術・貯蓄的な物は苦手なので、自分に合っているし、読み物としてもとても面白く、感動的な部分もある。
実践的な手法があるわけではなく、お金に対する新たな考え方、マインドを教えてもらえる本。
坂口恭平氏の本は好きで何冊か読んでいるが、高校時代からかなり頭が良かったらしい(いわゆる学校の成績としての頭の良さ)その点はやっぱり自分と違うので再現性がないんじゃ、とも思うので多少マイナス。
最近特に、お金の多寡だけで人間の価値を測る様な世界の有り様に、疑 -
Posted by ブクログ
内なる不滅のジャイアンはわたしにもいる。ジャイアンは暴れているけれど本当は寂しいのだ。うまく付き合っていこう。
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“悩んでいること自体は悪いことではないと思っています。そうでもしないと自分が救われません。今まで生きてきて、真剣にやってきたのは、この悩み続けるということだけかもしれませんから。そんな自分を慰めるためにも、この行為自体は否定せず、もしかしたらとんでもなく考えているってことなのかもしれないと思うようになりました。それで少しだけ楽になりました。”(p.37)
“やりたいと思っていることは、ダメだと言ってやらな -
Posted by ブクログ
とにかく思考停止せずに自らの頭で考えよう、というメッセージ。今の社会の常識やルール、周りのみんながやっていることが唯一の正解ではなく、見方を変えると(別のレイヤーから見ると)違った世界を生きられる。我々が無思考で暮らしている社会は匿名レイヤーであり、効率的だが万能ではなく、こぼれ落ちる人が出てくる。そこに自分独自のレイヤーを重ねて世界を見ると、それぞれが自分の価値を持って他者と交易して生きていくことができる。世界のあり方を変えるのではなく、思考し、見方を変え、世界を反転させる。
自分自身は割と「匿名レイヤー」にそれなりの居心地の良さを感じ、効率的で生きやすいと思うタイプの人間だと思う。また、本 -
Posted by ブクログ
ホームレスとして暮らす主人公・硯木と隅田川沿いのホームレス仲間たち。「ホームレス」と言ってしまうとイメージが良くないけれど、お金ではなく知恵と工夫で生き抜いていく姿に、生き物としての本来の暮らし方を考えさせられた。
暮らしを楽しみ、ふわりと、しかし前向きでしなやかな生きていく――読んでいて楽しく、爽快な気持ちに。
p250
人間は、アイデアを使い、工夫し、方法を発明することで自分にとって必要な最小限の空間を発見することが出来る。さらに壁に囲まれた空間だけを家を感じるのではなく、脳味噌を使うことで、壁を通り抜けて広大な世界を自分の空間と体感出来る。
硯木は無意識にこの極小と無限大の感覚を同時に -
Posted by ブクログ
この本が出版されてから8年。昨年、参院選後に見つけた著者と山本太郎さんの対談の動画に、ご本人が「そんなこともありましたね」とコメントされてたけど、もうここに書かれていることは、坂口恭平さんにとっては過去のものなのかな?
タイトルは『独立国家のつくりかた』だけど、「坂口恭平ができるまで」という感じでもある。「新政府総理大臣」ということは知ってたけど、具体的なことはこの本を読んでようやくわかった。私の知らない人の名前(有名な方でも)や本のタイトルがたくさん出てきて、この方の頭の中はホントどうなってるんだろうと・・。つまんない言い方しかできないけど、頭の良い方であるのは間違いないよね。
最後の方、鬱 -
Posted by ブクログ
今から20年以上前、舞台は1990年代後半の東京、主役の路上生活者が読み手を終始わくわくさせてくれる物語であった。著者は東京の路上生活者を取材した「TOKYO 0円ハウス 0円生活」という本を書いており、その取材ネタを元に小説に落とし込んでいるので準ノンフィクション的な小説である。
僕自身、出世しないタイプというか、宝探しや小さなリサイクルや小屋建てや青空宴会が大好きであって読んでてずっとわくわくだった。またこれは小説の要素だと思うけどクロやモチヅキさんのようなひたすらに利他的な仲間がすごくいいなあと思った。
テレカ、モーニング娘。、時代を感じる一方、あの頃は今より絶対息苦しくない緩い時間 -
Posted by ブクログ
ネタバレ隅田川に暮らすホームレスの生活を舞台にした小説。東京にはこれだけゴミがあったんだなあと思う。建築学科卒の作者だけあって、やっぱり、「家」についての知識がすごい。
建物としての家と、そのなかに展開されるホームとしての家。ハードとソフトのどちらについても考えさせらる内容だった。
もちろん、人の暮らしはどんな家にすむか、というハードに左右されるところがあって、どんな家にすみたいか、というのはその人の哲学が反映されるところでもある。家とは、中であって外でもあるんだなと思う。今までなかった「家」ができてくるのは、新しい哲学の誕生なのかも。ていうか、ホームレスってすごく原始的というか古いものだと思って