現実脱出論

現実脱出論

770円 (税込)

3pt

「現実」って何だろう? 私たちが知覚している世界と「現実」は、実はかなりズレている!? 「現実」ではノイズとしてカットされているかすかな五感のささやきに、異能の作家・坂口恭平が耳を澄ます。そこで浮かび上がってきたものとは? 驚きの(そしてどこか懐かしい)世界をありありと体験できる本。私たちは本当は、見えないものたち、触れることのできないものたちに包まれて生きているのだ。(講談社現代新書)

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現実脱出論 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年10月28日

    はっきり言って十年に一度読めるかどうかの傑作。空間論、時間論ともに、ここまでオリジナルの言葉で語れる人は今の日本にいないのではないだろうか?

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    Posted by ブクログ 2014年10月11日

    著者・坂口恭平さんの体験をもとに、「現実」と「思考」について考える本。難解な部分も、読みやすくて楽しめる部分もあるけど、色々なことを考えさせられた。「現実は一つ、思考は無限」と考えると面白いかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2020年12月05日

    現実は共通項であり全てではない。
    個人が現実に囚われ過ぎると思考を停止(透明化)させてしまう。
    思考は現実の中に既に存在しており個人の思考の可視化と伝播が現実を拡張させていくと言う
    新たな視点と希望に気付かされた。

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    Posted by ブクログ 2020年11月26日

    1人1人(もしくは1匹1匹)が知覚する世界と、画一化された「現実」世界には大きな隔たりがあり、そのことを認識したうえで「現実脱出」は有効だということが、躁鬱持ちの著者によって独特な視点から説かれてた。頭掻き回された

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    Posted by ブクログ 2018年02月10日

    躁うつ病で本人もいのちの電話を解説してる坂口恭平の人生論。

    実際に色んな行動をしてるだけあって、とても示唆に富んでいて面白かった。

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    Posted by ブクログ 2016年12月04日

    「現実を見ろ」「現実は甘くない」といったような説教でよく使われる「現実」を脱臼させ、がんじがらめになってしまった私たちの生き方に自由の息吹を吹き込もうとする試みです。

    現象学や哲学的人間学に通じていれば、もう少し厳密な仕方で同じような発想を扱うことも可能なのかもしれませんが、本書では哲学的な概念に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月07日

    『僕たちは、簡単に知覚しうるものだけで構成された「現実」という名の立体空間を、無意識下で作り上げた。さらに集団を形成することで、「社会」と呼ばれる、言葉をもとに人間を管理し、抑制する空間も生み出した。

    もちろんそれらは、個では生きることができない人間にとって欠かすことのできない装置である。普通や常...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月06日

    脱出したいと思って購入(笑)
    が,この本は生に悩んでる人や躁鬱な人向けの本でありました.俺の場合金銭で解決できるからそういう点ではあまり役に立たないかな.
    ただクリエイティブな面で気づかされることが多々あったので良かったです.
    そしてこういう考えの人がいるってのも面白いと思ったのでした.

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    Posted by ブクログ 2014年12月09日

    ○平方キロメートルという空間でも、その時によって広く感じたり、狭く感じたりする。
    同じ一分でもその時によって、長く感じたり、短く感じたりする。
    どうやら現実という一つではない世界で、我々が「現実さん」と付き合っていくには……。

    坂口恭平さんの「現実脱出論」読み終わる。
    現実というのは結局 人が生き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月12日

    渋谷NHK前あたりで時間を潰す必要があり、Googleマップに「近くの書店」と囁いたところ、いちばん近くにあったのが「SHIBUYA BOOKSELLERS」という書店。セレクトショップのような洒落た店構えのその店は、人文、アートなどに強く、今の僕の気分にぴったりの品揃えだった。(あまりに好みに合い...続きを読む

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