坂口恭平のレビュー一覧

  • 苦しい時は電話して

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    著者は「いのっちの電話」という、自殺願望のある人向けの。いわば私設の電話相談をおこなっている人。著者自身も躁鬱病でありながら、このような相談受付をおこない、一人でも多くの人を救おうとしているが、電話で対応できる人数にはおのずと限界があり、もっと多くの人を救おうとの想いでこの本を執筆するに至ったとのこと。

    自分も仕事の好不調に応じて、逃げ道を探したいときにひどく気分が落ち込むことがあり、この本を読むことでなにか心の癒しを得ることができれば、あるいは勇気づけられることがあればと思い読んでみることに。

    自分の場合はいのっちの電話にかけなければいけないほど、ひどい状態ではありませんが、それでも、「

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    2020年10月04日
  • 独立国家のつくりかた

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    独立国家のつくりかた
    坂口恭平が述べることの多くは、価値観のシフトに関するものだ。
    だから、率直に言うと僕が彼の著作を最初に読んだ感想は
    「それは単なる言葉遊びだ。本当に悩んでいる人間をこうした言葉で煙に巻くのは不誠実だ。」というものだった。
    だが、前段は今でも変わらないが、後段については後に認識を改めた。
    少なくとも彼は、世界に対する疑問を持ちながらオルタナティブに生きてるクリエーターであり、躁鬱病の当事者である。そうした意味で、彼がしているのは誠実な言葉遊びである。
    それは確かに多くの気づきを与えてくれる

    ボラティリティと摩擦への敏感さ
    例えば、坂口は「ギターを持って路上で弾き語りをした

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    2019年07月31日
  • モバイルハウス  三万円で家をつくる

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    多分5分の1くらいの薄さにできる内容です笑

    だけど、これこらどうなるかわかるない世の中で
    (経済的にも災害などの環境面でも自分の健康面でも)
    ローン組んで借金背負って家買うことに
    私が懐疑的なもんなので、
    極端ではありますが、
    家にはそんなお金かけなくて良いんだよーていう方向性に共感できむした。

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    2018年12月12日
  • 隅田川のエジソン

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    実在のホームレスをモデルに書かれた「小説」。主人公の硯木が著者に向かって語り聞かせているような文体でサクサク読める。この本より後に書かれた『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』で著者の主張や、いろんなホームレスがいることを知っていたので驚きもせず読んだが、予備知識なしにこれだけ小説として読んだら、けっこう突飛なものだと思うかもしれない。主人公たちの創意工夫や生活態度には、ヴェルヌの『神秘の島』を髣髴とさせるものがある。また、隅田川を流れるチョウメイさんやラストシーンなどファンタジー風味すら感じる。

    『ゼロから・・・』より、むしろ小説形式のこちらの方がホームレスの辛い側面も率直に描かれる。結局は

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    2018年11月05日
  • TOKYO0円ハウス0円生活

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    ★ホームレスが作る0円ハウスについて書いた本。
    誰かが捨てたもので可動式の簡易ハウスが作れて、おまけに家を必要に応じて簡単に作り変えることができる優れもの。
    想像力と生命力さえあれば、活きているTOKYOという街に住む人の偉大さを描いた本。

    ■気付き1:
    知識とやる気さえあれば、お金をかけなくても快適な生活が送れる

    ■To Do 1:
    快適さを追求しよう。1次的に努力の後はずっと快適さが残る。

    ■気付き2:
    人と人とはコミュニケーションでつながりあっている

    ■To Do 2:
    笑顔で、いろんな人と接しよう。話しかけよう

    ■気付き3:
    捨てる神あれば拾う神あり
    Give & G

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    2018年10月21日
  • 徘徊タクシー(新潮文庫)

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    第三者からは、呆けて自分が何を考えてるのかさえわかっていないとみえるのに、旧い記憶が残っていたり不思議な行動を起こしたり。認知症とその対応について考えさせられた。2018.5.28

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    2018年05月28日
  • 2030年の旅

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    2030年の世界を描いても、作家さんによってこんなに違うものなのか。面白かった。
    2作目の、あの展開はびっくり。
    小路さんのは、あの作品の続編?その後、というとだよね。こういう設定、嬉しくなる。

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    2018年04月08日
  • 2030年の旅

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    SFアンソロジー。2030年がどのような世界になっているか、それぞれの作家が自由に描いているけれど、だいたい同じような進化過程を辿っているのが面白い。予想がつく近未来だからでしょうか。個人でお喋りする小型AIロボットを携帯しているのが羨ましいです。小鳥型とかトカゲ型とか、はたまたコガネムシ型など。欲しい。トカゲいいな。『狼と香辛料』(アニメ視聴済)の支倉凍砂さん初読みでしたが面白い。ラストの坂口恭平氏のエッセイはどうしても文体が合わず放棄しました。

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    2018年04月04日
  • 2030年の旅

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    山内マリコさん目当てで手に取りました。
    東京オリンピックから10年後の世界。きっとあっという間に訪れるんだろうなー…
    中身はちょっと期待はずれ。

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    2018年03月14日
  • ゼロから始める都市型狩猟採集生活

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    突然無一文で都市に放り出されて、どう生き抜けばいいかが分かる。
    とりあえずNPOとか教会とかがあるので衣食には困らない。
    住も、公園でダンボールハウスでよさそう。
    あとは、病気になった時とかつらそうだな。
    154ページ目で、作者が廃墟ビル見つけて屋上の貯水タンクに数日間住んだところは声出して笑った笑

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    2018年01月10日
  • 2030年の旅

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    「2030年」をテーマにしたアンソロジー。オススメは瀬名秀明と坂口恭平。

    恩田陸/小路幸也/支倉凍砂/ 山内マリコ/宗田理/喜多喜久。

    宗田氏は2018年で80歳。

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    2018年01月05日
  • 2030年の旅

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    【収録作品】「逍遙」恩田陸/「144C」瀬名秀明/「里帰りはUFOで」小路幸也/「AI情表現」支倉凍砂/「五十歳」山内マリコ/「神さまがやってきた」宗田理/「革命のメソッド-2030年のMr.キュリー」喜多喜久/「自殺者ゼロの国」(エッセイ)坂口恭平
     喜多喜久の作品以外は、「小説BOC2」2016年7月(中央公論新社刊)初出とのこと。

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    2017年11月21日
  • 徘徊タクシー(新潮文庫)

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    うーーん・・・なんかあちこちに話が飛ぶのでちょっと難しかった。かなり集中力が必要な本のようだ。
    まぁそれも巻末に作者と養老猛さんとの対談で何となく理解できました。
    本筋の介護タクシーの話はまぁまぁよかったです。
    認知症の徘徊という症状をとらえて、こういう見方もできるのかって思わせてくれたので。
    この題材で他の作家さんでも読んでみたい気がする。

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    2017年09月21日
  • ゼロから始める都市型狩猟採集生活

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    人が不要としたものは数多とあり、高解像度の視点で都市を眺めれば 山や海の幸 ならぬ、都市の幸を享受できるという。
    確かに都市からでる不要物を自然資源としてとらえるなら、そういう考え方もできるけど、これって、、、ホームレスの方法指南書 って感じもする…

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    2017年08月23日
  • モバイルハウス  三万円で家をつくる

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    氏を知る人なら言わずもがなだが、主題は「モバイルハウス」でも「三万円」でもない。
    住宅や住むことについての価値観、発想の転換を促すモノである。

    私も今年、牛小屋を自分で改造して住めるようにしたり、その屋根をくり抜いて薪ストーブ用の煙突を設けたりした。
    特に煙突は無理だと思っていたが意外と簡単であった。(まぁ今後それが原因で火事が起こらなければの話だが…)
    何事も、案ずるより産むが小野ヤスシである。
    横山やすしでも良い。(※ただし秋元康はノーサンキューである)
    とにかく、自分の手でやってみることに尽きる。
    上手くいったときの喜びや達成感はひとしおの筈だ。
    もしそれで失敗しても、歯痒くでも楽しい

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    2017年06月24日
  • 徘徊タクシー(新潮文庫)

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    面白いような気もするけれど、時に難解。急の作者の世界にぶっ飛ぶので、ついていけないというか、理解が追い付かなかった。蠅にいたっては、状況が全くつかめず?だらけでした。

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    2017年04月15日
  • 徘徊タクシー(新潮文庫)

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    徘徊癖をもつ90歳の曾祖母が、故郷熊本で足下を指しヤマグチとつぶやく。ボケてるんだろうか。いや、彼女は目指す場所を知っているはずだ!認知症老人の徘徊をエスコートする奇妙なタクシー会社を立ち上げた恭平と老人たちの、時空を超えたドライブを描く痛快表題作と、熊本震災に翻弄された家族の再生を探る「避難所」など、三編を収める新編集小説集。巻末に養老孟司との特別対談を収録。

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    2017年03月24日
  • 隅田川のエジソン

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    下町ロケット的な話かな?
    と思って手にした本作でしたが、
    全然違った!(笑)
    まさかの隅田川沿いに住むホームレスの話。
    お金を稼がなくても生きていく術を発明と例え、
    そのあまりの充実した暮らしぶりがすごい。
    主人公のすーさんには
    実在のモデルがいて、筆者自ら取材しているだけあって、話の細部が生々しく、リアルさが伝わる。

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    2017年03月13日
  • 徘徊タクシー(新潮文庫)

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    面白いと思う。短すぎて物足りなさが残った。それは期待の裏返しということで。
    あらすじ(背表紙より)
    徘徊癖をもつ90歳の曾祖母が、故郷熊本で足下を指しヤマグチとつぶやく。ボケてるんだろうか。いや、彼女は目指す場所を知っているはずだ!認知症老人の徘徊をエスコートする奇妙なタクシー会社を立ち上げた恭平と老人たちの、時空を超えたドライブを描く痛快表題作と、熊本震災に翻弄された家族の再生を探る「避難所」など、三編を収める新編集小説集。巻末に養老孟司との特別対談を収録。

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    2017年03月05日
  • 幻年時代

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     僕の幼年時代。それは幻の時間である。


     小学校よりも前、あの頃の自分がしていたこと、何を考えていたか、どうやって生きていたのか。
     ほとんど記憶がない。
     記憶を手繰り寄せると、最初に出てくるのは幼稚園の入口の坂の下に生えていたグミの木の実をチマチマ摘んでは食べていた記憶を思い出す。

     幼いころの記憶はあいまいで、いつ俺が俺になっていったのか分からない。

     だから、筆者が今でも私小説として四歳児だったときの自分を書くことができるのがすごいと思う。
     読んでいると、確かに幼いころの世界は今とは違って見えていたことを思い出す。

     天井の木目をいつまでも眺めていたり、ベランダから見下ろす

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    2017年01月25日