坂口恭平のレビュー一覧

  • 苦しい時は電話して
    とても素晴らしい本だ。著者の携帯電話の番号を公開して、悩みの相談にのるなんてなかなかできない。本来、国や自治体が予算をつけて行うことだと思うが、なかなかそれができない日本の現状は、寂しくて悲しい。
  • 家族の哲学
    作者が自分とは全く異なる妻に慄きながら、鬱状態から這い出ようとひたすらもがく様は痛々しかった。一見普通の妻の強い精神、夫に対するまっすぐな信頼、無邪気な子どもとのなにげない行動で少しづつ変化していく作者。あんなにも才能ある人のもう一つの負の一面。夫婦とは本当に両者のバランスなのだ。
  • 苦しい時は電話して
    本当に著者は躁鬱なのでしょうか。
    冷静にこれだけのアドバイスができるこのような人が、真に強い人なのだと思います。
  • 独立国家のつくりかた
    坂口さんが幼い頃に抱いていた社会への疑問を投げかけるところから始まる。誰も応えてくれないその質問を前にすると、坂口さんがいかに思考をして生きてきたかが明らかだ。彼は躁鬱病を患った過去があり、死と隣り合わせの人生。死と向き合うことがどのように生きるかへと拡がり、現在では同じように苦しむ自殺志願者を減ら...続きを読む
  • 独立国家のつくりかた
    おもしろかった!
    最初の河川敷のホームレスの話に引き込まれた。
    途中方法論など頭に入ってこないところがあったけど、それでもずっと新鮮におもしろがりながら読めた。

    メモ
    ・憲法25条、生存権とホームレスの矛盾
    ・本当の意味でのパブリックとは?アイディアの実現、共有
    ・態度を示す、交易をする
    ・何をし...続きを読む
  • 独立国家のつくりかた
    とても面白い人だ。
    まあ、世界をどのように捉えて、どう生きるかは自分次第、ということなのだが、国家への帰属おも否定しているところに、新しさがあるように思う。いずれにせよ、いい刺激をたくさんもらう。
  • TOKYO0円ハウス0円生活
    建物をもうこれ以上建てるな と言う言葉に非常に納得。
    0円ハウスの成り立ちも面白い、住人(設計者)も面白い。
    面白いだけでなく、都市設計って本来はこういう考えで動くものだと思った。
  • 独立国家のつくりかた
    こんな気概のある人いるんだ。子供のころからの質問を持ち続けそれに自分で答えを見つけようとしているのはすごい。生理的に受けつけないものを考える。公立ではできないから自分でやるとそれが結果的にパブリックになる。「情報の服の脱がせ方」、考えると問題だから考えてないこと、たくさんの無視、差別、階級の存在。そ...続きを読む
  • 独立国家のつくりかた
    "読み進めるうちにだんだん著者の言っていることがわかってきた。世の中をいろいろな角度から見つめていくと、まるで地層のように入り組んだ社会が見えてくる。
    読み進めていくうちに、著者の言わんとすることが理解できてきた。

    共感できた言葉は、「自分にしかできないことを仕事にしろ」坂口さんのコメントに今後も...続きを読む
  • 独立国家のつくりかた
    魅力的な事や物を作っている人はやはり言葉が面白い。交易、態度経済、日常の薄皮を剥ぐ、才能は音色などなど、独特の概念をうまく嵌め込む言葉を見つけ、読者に納得感を持たせているなと感じる。
    自らの使命から逃げない事、人に自分の概念を伝えるためにまず物を作れという事、媚びる事なく思考に断定を持たせろなど、学...続きを読む
  • 2030年の旅
    未来がどんなん?に興味があったのと、恩田陸につられて購入。
    いろんな作家の短編集なので、好き嫌いはあるかも知れないけど、
    恩田陸 逍遥
    支倉凍砂 AI情表現
    山内マリコ 五十歳
    喜田喜久 革命のメソッド
    が面白かった。

    2030年にもなって、ヘイSiriとか言ってるのは、かなり時代遅れらしいw
  • 隅田川のエジソン
     浅草の公園で寝ていたら、財布とバッグが盗まれた。
     男は無一文になった。

     隅田川沿いのホームレスたちのコミュニティに入り込み、いつの間にか路上生活が性に合っていた。
     都市に出かけて採集し、工夫して新しくものを作る。
     コンロを手に入れて暖かい食事を作るようになり、バッテリーを手に入れて家電製...続きを読む
  • 徘徊タクシー(新潮文庫)
     エッセーだと思って読み進めていたら、途中で世界がぐにゃりと曲がる。
     どこまでがエッセーで、どこからが小説なのかの境界があいまいだ。

     しかし、一歩立ち止まって考えてみると、エッセーと小説の境界を厳密に定義しようとするのは一義的な見方だ。
     本作の筆者の主張は「認知症の徘徊老人には常人とは違った...続きを読む
  • 家族の哲学
    聞き流す。それは無視することではない。
    聞き流す。それは意味ではなく、音楽として受けるということだ。
    聞き流すという行為には、積極性がまったくない。判断せず、決断せず、ただ受け入れるのみだ。

    P.214
  • 発光
    超大作。躁鬱病をこれだけ前向きに分析して、情報として発信できることはすごい。頭がおかしい以上のものがあります。
    しかし、電話番号をこれだけ公開してるのも驚きですね。
  • 現実宿り
    読んでいる最中に、本書のわからなさが、まるで経典のように思えてきた。わからないのだけれど、何かすごいことをいっている、ということだけはわかる。
  • 現実脱出論
    現実は、逃避するものではなく、脱出するものなのだ!
    この現代を生き延びるためには、とことん逃げるが勝ち。それが、脱出。すなわち、創造。だからためらいなく逃げのびろ、どうせ現実は追いかけてくるのだから。そんなメッセージを受け取った。
  • 家族の哲学
    初めてこの著者の本を読んだ。家族という共同体について悶々と考えていた時に読んでしまったもんで、震えた。心の奥底にあった感情を思い出したような感覚だった。ビックリしたな。自分にとって大切な一冊。
  • 独立国家のつくりかた
    最初は0円ハウスの話から、とっても面白く入れた。それが段々、生活の根本的な話になっていって… きっと、あなたがタイトルから想像する何倍も生きることについて考えさせてくれる、名著です。
  • TOKYO0円ハウス0円生活
    自分で考え、自分で決めて、自分で作る暮らし。
    自分が主導権(もちろん権利も責任も)を持つ「ホーム」があることに、憧れを感じました。

    「自分もやってみたい」という感想を多く見ましたが、普段、自分の意思が反映されないことが多いことに、違和感を感じているのかもしれません。
    そういう気持ちは、忘れない方が...続きを読む