坂口恭平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フーちゃんがすご過ぎて、一般人でこういう人がいるものかと正直驚きました。
物事を中庸にみれたり、大きく心が揺さぶられることがない、淡々と毎日を生きるという点から、まるでお坊さんのようだと思いました。
フーちゃんを見ていて他に思うのは、自分のことをよくわかっており、しっかり分を弁えられている感じがしました。自分の足元をちゃんと見れている感じがいいなと思いました。
また、人間が心の発達が健全にいくとこのような人間になれるんだろうなと思いました。
こんなふうになれるのは、どちらにしても、
親を含め周りの人に多くの愛情を注いでもらったこと、そして何よりその愛情をしっかり受け止める感性をフーちゃんが持ち合わせているからこそだと思いました。
フーちゃんの尊敬できる面は、自分も参考にしたいと思いました。
印象に残った言葉
●自分に向いていないことは、自分に必要のないこと
●自己否定をしている時点で、ウツに入っている -
Posted by ブクログ
「事務」とは何かを筆者の実体験を元に相棒「ジム」との会話を通して学ぶことができるビシネス漫画。
「事務を駆使して無駄な心配を除去する。これが上手く行くための唯一の方法」
「事務は常に実践のためだけにある。初期設定が終わったら、次は事務を駆使していく」
「事務は分からないものを明らかにするのではなく、分からないまま仕事を延々と継続するためにある」
「事務とは「行動を言葉に置き換えること」とも言える」
「事務のことを考える、というのは、あなたが小さい頃から本心でやりたいと思ってることを実現する方法」
自分がやりたいことをやってきた筆者の過程ででてきた事務の重要性だが、全ての仕事に通ずることが多く、組織に属している人でも十分学びが得られる一冊。 -
Posted by ブクログ
【目次】
はじめに(斎藤環)
Ⅰ 傾聴/世界
第一信 斎藤環→坂口恭平様
恭平さんの方法論は,「とんでもない」
第二信 坂口→斎藤
死にたい人に死なない方法を伝えているわけではないんです
Ⅱ 治療/フィールドワーク
第三信 斎藤→坂口
どのくらい「技法」として意識していますか?
第四信 坂口→斎藤
苦しさや悩みには,10種類くらいのパターンしかありません
Ⅲ 脆弱さ/柔らかさ
第五信 斎藤→坂口
「活動処方療法」の効果を共同で研究してみたい
第六信 坂口→斎藤
今までの人生の中で一番マシだったことを聞いてみます
Ⅳ 自己愛/承認欲求
第七信 斎藤→坂口
相談者とともに欲望を作り出しているようにも見えます
第八信 坂口→斎藤
自分の欲望ってのが,実は一番,どこにもない答えなんですよね
Ⅴ 流れ/意欲
第九信 斎藤→坂口
「所有欲」について,どう考えていますか?
第十信 坂口→斎藤
創造するという行為が,至上の愛よりも強い喜びです
Ⅵ 悟り/変化
第十一信 斎藤→坂口
恭平さんの境地は,幸福であり究極の自由であるように思います
第十二信 坂口→斎藤
人々もまた幸福のことを知っていると僕は確かに感じています
おわりに(坂口恭平) -
Posted by ブクログ
ネタバレ将来の夢の前に将来の現実を考えるべき、という部分は目から鱗だった。どう言う人間になりたいか、と言うより、どう言う一日を送っていたいか、から始めることが重要と説く。
好きなことで一日が埋まっていることが理想である。問題は、私のように、自分が心から好きだと思えることが見つかっていない(分からない)場合、この本で紹介されている方法論が通用しないことである。
坂口恭平氏の別著『独立国家のつくりかた』では、生理的に無理なことに注目すると良いと言っていたような気がする。嫌いなことを入れてはならない、と解釈すべきか。
本書で紹介される事務は、一日中好きなことをやる現実を可視化・言語化して、今の現実と繋ぎ、少しずつ近づけることを意味する。その意味で私は事務が適切にできていなかった。
多才な著者による事務と、事務が流れ始めた先の新たな出会いの物語としても面白かった。私はオーディブルで本書を聴いたが、巻末特典で著者の歌が収録されていた。良い歌だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会を変えるための方法論を述べた本である。文字通り社会システム(資本主義とか、学校とか、家の価格決定のしくみとか)を構造的に変えるのではなく、自分独自の見方によって、社会を新たな形で活用するのである。
まず、自分の才能ではなく、使命を認識すること。使命とは自分しかやれないことであり、そこに才能の有無は関係ない。自分しかやる人がいないのだから。自分でなくてもやれることには、順位がつく。そこに争いが生まれ、才能が強く認識されることになる。
使命を実行するという態度を表明すること、また、態度に責任を持つために、思考・技術を磨くことが重要である。インターネットが発達した社会では、きっと自分の態度を支持・支援してくれる人がいるはずである。これが態度経済である。
態度経済の循環を回すためには、まず自分なりよのやり方で贈与しよう。見返りは求めてはいけない。自分の態度に忠実な贈与であれば、そこに見返りはいらないはずであるから。
この交易は、既存の匿名化された(回すのはあなたでなくても良い)システムとは全く異なる。資本ではなく、態度で繋がる経済である。そこには人間同士の生き方の共鳴がある。人間として生きることができる。使命を認識すれば、死ねない。生きるしかないのである。
これまでの私はこの社会を少しでも変えたいと願い、そして、自分の無力感に絶望してきた。つまり何も実行してこなかった。この本は決して簡単な内容ではなかったが、虚無感を少し和らげてくれた。社会は変えなくても良く、社会の捉え方・使い方を変えることが重要だと言ってくれたからである。まずは、小さくても良いから自分の使命を見つけるところから始めたい。