坂口恭平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでみて非常に面白かった。
この本の構成として、3つの章がありました。
一つは、ジムと過ごした日々を小説のように書いたもの、二つ目はそのあとがき、3つ目は糸井さんとの対談。
ジムと過ごした日々では、自己肯定感を上げる下げるといったことの考えをやめると書いてありました。いかに方法、取り組み方が良くなかったということにフォカースして、自分に責任を負わず、次回にはやり方を変えて取り組む。他には、自分のやりたいことだけ目標設定にして、未来の自分を意識して、今の自分を造るだったり、色々と学びました。自分の中ではやりたいことをやろうと改めて思えました。
二つ目、三つ目については筆者の坂口さんの人柄や体調なども記載があって、笑うところもあった反面、色々と抱えることも多いのだなと考えさせられました。
一つの本で小説とエッセイ、自己啓発といった部分を楽しみながら読めたので非常に面白かったです。 -
Posted by ブクログ
「死にたい」そう感じる時に話せる人がこの世で一人でもいたら助かった命も多くあるだろう。
そんな事を実践しているのがこの坂口恭平さん。
死にたいときって身近な人には相談できないんだよね。心配かけちゃうから。
でも、全くの素性も知らない人に話しても意味ないなっても思う。
でも、坂口恭平さんはネットや著書やラジオでどんな人かわかるから、電話しても話がしやすいよね。更に、自分が他人だもんね。
自分だけが一方的に知っている相手。これほど普通は人に話をしたくない人が話しやすい人っていないよね。さて、坂口さん以外にこんな人っているかなって考えたらいないよね。
今すぐ死にたいって思ったら、配信やyoutubeの投稿コーナーじゃ遅すぎるんだよね。今すぐ話しをしたいって時に話せるこんな人、中々いないから。
個人的には、坂口さんは躁鬱があり、落ちる時は落ちて本人も死にたくなった経験は何度もあるというところが更に共感が持てる。
これ、相手が弱さもまったくないめちゃくちゃメンタルが強い人だったら絶対に共感もしてくれないって思っちゃうもんな。
あと、ただ話を聞くだけじゃなくて「もう少し生きよう」って思えるようなちょっとした課題を出してくれるのもいいよね。
いのっちの電話、これと同じような事をやってる人って他にいるのかな -
Posted by ブクログ
何かに悩んだ時に、処方されるもの。
それは「本当にやりたいことを少しでいいからやってみなさい」という課題
これは坂口さんが悩みある人との会話の中で、薬として相手に課題を与えるというやりかたが書かれている。
このやり取りは著者の坂口さんのXのスペースで一般の方との通話の中でもよく行われている。その会話の中では、最初は暗かった人たちも課題を与えられたら「よーしやってみるか!」みたいに元気になってる。
人って、やるべきことが無いと鬱になっちゃうんだよね。
やるべきことをしっかりと誰かに与えてもらって、もう一度エンジンに火がつくんだ。
これを自分自身でやれるようになれれば、今より少しは幸せを感じることができるようになるんじゃないかな。
自分にとっては、読んだ本の感想を書いているこの行為がそれにあたるかも -
Posted by ブクログ
「何かを作っている人」に向けて書かれた本。人の頭の中を覗いているようで面白かった。
自己啓発本の類いだと目次で内容がわかってしまうけど、坂口さんの本はちょっと違うと思う。
・才能を気にせず、書きたいと思うことを書けばいい
・人生はお金ではなく、継続
・作ることを継続していくことが幸福
・さらっとできることを延々とやっていくのが継続するコツ
型にとらわれずに書くこと、自分の気持ちに従うこと、が創造性を生むのかもしれない。
継続することの難しさに直面していた今のわたしにとって、たくさんの気づきがある良い内容だった。
エッセイ本は、人の思考を知れて楽しいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ過去に自分は躁鬱と診断され、生き方がわからなくなっていた時にこの本を手に取りました。
最初は「この方はおそらく躁状態の時に書き上げているのかな」と思いながら読み進め、途中で手が止まることはありました。ただ、全体を通して笑ってしまうほど共感することが多かったです。
特に、「その11」あたりから読むスピードは一気に速くなったように感じます。
最終講義の〈鬱状態のあなたへ〉は、とても大事なメッセージなので、しんどくなり始めたら読み返せるように付箋貼りました。
あとがきで坂口さんは、鬱の時間も愛せるようになったと述べられています。それは「手を動かす何か」を見つけられたから。
私はその域までは達していないですが、鬱の時の、自分の思考だけがどんどん深く嵌っていくような、あの感覚を何かに残せたら、繋げられたらいいなと考えています。
社会で生きている以上、躁鬱のコントロールは難しいです。自分でも掴めない天気のようなものなので、でもだからこそ、そんな感性を持って生きている自分を愛してあげたいと思わせてくれました。 -
Posted by ブクログ
視点がおもしろく、新鮮な感覚だった。
例)自分と路上生活者の視点から見た浅草、など違うレイヤーから物事を見てみる、
「なぜ人は家賃を払わないと生きていけないのか?」という疑問を掘り下げるなど
本の出版の下り、著者の行動力が凄い…
行動すれば、お互いのウィンウィンに繋がることもある、だから自然と結果が出るってこういうことか、と感じた。
「こうしなきゃいけない、生活とはこうあるべきもの」から脱却したら、人生もっと自由に生きられるんだろうな、と。
自分に刺さった言葉↓
・人は試すことをしない、すぐに思い込む
・常識というのは文句を言わないようにというおまじない
・生理的におかしいと思うものに対して疑問をぶつける
・好きなことではなく、自分がやるべきこと、使命は何か?
ナイロビ感覚…良い流れが来たと思えばお金のことを気にせずに動くことを
忘れずに自分感覚を大切に生きたいと思った。 -
Posted by ブクログ
・「死にたい」と思うことは熱が出ているときと同じで、そういう思考回路になっているだけ、というのが目から鱗だった。
「死にたい」と思っているときは、そう思う自分が悪いのだと感じ、さらにどんどん沼にはまっていく感覚になるが、「死にたい」と思うこと自体は悪いことじゃないと思えたら、次に死にたくなったときに少し楽に思えると思う。
・本当に心から死にたいとき、そこから少しは抜け出したけどまだまだ不安定なとき、そんなときに読みたい。さらにもうちょっとだけ元気になっていてそこまで死にたいとは思っていないときに読むと、死にたい方へ引っ張られる感覚があるので少し怖い。
・死にたいときは、何かを「つくる」とき。確かに死にたいときは、自分の中に考えがたくさん満ちていて、外に発散させたくなる感覚がある(それもしんどいけれど)。今までにやったことのある編み物や、やったことのない小説の執筆などに挑戦してみたい。
・早速【090-8106-4666】を登録した。次死にたくなったら(そんなときは来ないで欲しいが)、電話してみようかな。一つ新しい避難所が出来たみたいで嬉しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ斎藤環さんの勧めるオープンダイアローグにもともと関心があったが、たまたま本屋で見つけた本。
「自殺を減らす」はとても関心のあるテーマなのだけど、坂口恭平さんのことは、この本に出会うまで知らなかった。
環さんが恭平さんに提案して始まった文通の記録(まるで交換日記のようだ)
環さんの問いかけに対して、恭平さんは翌日すぐに返信、しかも一つ一つ丁寧に。
環さんの返信は1ヶ月くらいしてからなのだけど、こちらも恭平さんのことをレスペクトして丁寧に返信というやりとりがまず面白い。
そして内容
まず恭平さんに驚いた
・1日に多い時は100本の相談電話を受ける
・傾聴しないで、こちらから相手の良いところを探る
・本人が躁鬱病であったが、寝込んでも良くならないので、パステル画や畑仕事をすることにエレルギーを使うことで克服
・うつはエネルギーがない状態とよく言われるが、エネルギーがマイナス方向に向かっている状態だと考える
・絵や手紙を描(書)いている時に電話を受けて、電話が終わったらまた元の作業にもどっている、という切り替えがすごい
・絵だけでなく、4歳から作曲をしていた、早稲田大学で首席卒業したのちアルバイトしている
・作品(パステル画)を環さんがとても高く評価
・生き方が自由で飾らない、自分のことを文章で曝け出すことができる
相談者への対応は、相手への思いやりがある。でも頑張りすぎない
(自分が疲れたりしたら相手に理由を伝えてまた電話して と言って電話を切れる
本当に大変なだった時は、1ヶ月?電話を中断した)
いのっちの電話の一つの良さは、いつも恭平さんが電話を受けて対応していたこと
長らく一人でやってきたけど、一緒にやる仲間をつくってこれから始まるところでこれからどうなるかも興味深い
とにかく恭平さんについて驚くことがたくさんあった。
環さんが多くのことを知っていることも発見
宗教やマインドフルネスのこと(精神科医としては関心がある分野なのだろうけど)、そして映画や美術にも詳しい。
で、マインドフルネスは、その起源は「悟り」でビジネスでの成功とは無縁(逆方向)なはずなのに、ビジネスで重宝されていることに矛盾がある、というのは面白かった。