坂口恭平のレビュー一覧

  • 独立国家のつくりかた

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    考え方が違う。一般人とはかけ離れた坂口さんの思考をのぞくことができる。彼はお金がなくても生き抜くヒントをくれるかもしれない。

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    2022年02月05日
  • お金の学校

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    大変勇気づけられた。
    経済とは生きる方策ではなく、生きることそのものである事。
    気持ちよく生きる事、というのが肝だと思う。
    人に命じられたり、コントロールされる事に疲弊してる人間には非常に響く。
    アナーキズムが基調でありながら、世の成功法則のエッセンスと全く矛盾しないのはほんとすごいと思う。
    結局自分を完全に愛するという覚悟が一番の難関なのよ。バカになれ。

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    2022年01月04日
  • 土になる

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    たしかに著者は、土になっていた。
    それどころか、地球になっていた。

    「自然体」という言葉があるが、
    文字通り、自然と身体が一体となることを、
    「自然体」というのか!

    本書を読み、この感覚を追体験できたことは、
    替え難い経験だった。

    あと、ノラジョーンズの愛おしさ。
    ハンパない。

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    2021年12月11日
  • 苦しい時は電話して

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    著書の飾り気のない気持ちや思いが心に刺さった。死にたいと思う気持ちは、悩み続ける真面目な気持ちとも言え、その真っ直ぐな精神は、創作することに向いているのではないか?という問いを実践して確かめている著者に感服した。またプライバシーを守ることは議論にならないほど浸透している現代において、携帯電話番号を巻頭から晒し続け、話を聞く姿勢は市井の宗教者や医療人顔負けの行為である。「一生懸命生きる 」ってこの人のためにある言葉ではないのかと思ってしまった。この本に救われた方、今後救われていく人の支え(共に生きること)になることは出来ないかと考えさせられた一冊である。

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    2021年07月05日
  • お金の学校

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    自分自身が経済になる。経済=お金は流れが大切。
    ① 遅い・面倒くさいことは NG
    ② 気前の良さと器用さが必要
    ③ 怒らない。怒ったら流れなくなる

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    2021年05月26日
  • TOKYO0円ハウス0円生活

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    人間って本当はこんな生活だってあるんだ。もし災害で家が無くなってどうしようもないとなったら、と思ったら大丈夫なのかもと思えてきました。
    自分で拾ってきて作った家が芸術的。
    この作者の他のも見てみたいです。

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    2021年04月08日
  • 現実脱出論 増補版

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    『現実脱出論』に補論(「現実創造論」)が追加された増補版なのだが、補論では『現実脱出論』で提示された問題提起に応えるかのように、具体例に「現実さん」と上手にお付き合いしつて、「健康」にサバイブするための方法(=「現実創造」)が提起されていて、これだけでも購入する価値がある。

    補論で提起されているのは、自分が「健康」であったときのことを思い出し、その「健康」であったときの「現実」を創造していくことなのだか、筆者によるその実践の具体の提示のしかた(「健康」であったときの「現実」の見つけかた、その分析の仕方、再創造の仕方)もユニークで、考えさせられる。

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    2021年03月20日
  • お金の学校

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    経済とは「流れ」、流れるためには楽しくないとダメ、ということでスラスラ読める。しかも音読すると楽しくなってゲラゲラ笑ってしまう。

    読み終わって、では何が学べたか?というとよく分からないのだが、体の中を爽やかな風が通り抜けたような気持ちになっている。
    「それでいいんです!」という著者の声が聞こえた気がした。

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    2021年03月03日
  • 苦しい時は電話して

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    死にたくなったことは今のところないけれど、そうなった時に話を聞いてくれる人がいることは大変ありがたい。

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    2021年01月10日
  • 苦しい時は電話して

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    とても素晴らしい本だ。著者の携帯電話の番号を公開して、悩みの相談にのるなんてなかなかできない。本来、国や自治体が予算をつけて行うことだと思うが、なかなかそれができない日本の現状は、寂しくて悲しい。

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    2020年11月12日
  • 家族の哲学

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    作者が自分とは全く異なる妻に慄きながら、鬱状態から這い出ようとひたすらもがく様は痛々しかった。一見普通の妻の強い精神、夫に対するまっすぐな信頼、無邪気な子どもとのなにげない行動で少しづつ変化していく作者。あんなにも才能ある人のもう一つの負の一面。夫婦とは本当に両者のバランスなのだ。

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    2020年11月11日
  • 苦しい時は電話して

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    本当に著者は躁鬱なのでしょうか。
    冷静にこれだけのアドバイスができるこのような人が、真に強い人なのだと思います。

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    2020年09月17日
  • 独立国家のつくりかた

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    坂口さんが幼い頃に抱いていた社会への疑問を投げかけるところから始まる。誰も応えてくれないその質問を前にすると、坂口さんがいかに思考をして生きてきたかが明らかだ。彼は躁鬱病を患った過去があり、死と隣り合わせの人生。死と向き合うことがどのように生きるかへと拡がり、現在では同じように苦しむ自殺志願者を減らすために自らの電話番号を公開し、相談に乗り続けている。社会状況を国のせいにする人が多いなか、彼は不満を言うのではなく別角度から問題に取り組む。自分のためではなく、人のために。

    私にはやりたいことがある一方、その一歩がなかなか踏みだせずにいた。金銭面や失敗への不安が頭につきまとっていたからだ。しかし

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    2020年08月13日
  • 独立国家のつくりかた

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    ネタバレ

    おもしろかった!
    最初の河川敷のホームレスの話に引き込まれた。
    途中方法論など頭に入ってこないところがあったけど、それでもずっと新鮮におもしろがりながら読めた。

    メモ
    ・憲法25条、生存権とホームレスの矛盾
    ・本当の意味でのパブリックとは?アイディアの実現、共有
    ・態度を示す、交易をする
    ・何をしたいかではなく、何ができるかで社会に貢献する
    ・社会の疑問を持ち、それに答えを出し行動すること
    ・鬱期は審美眼の解像度が上がる期間

    新しい知見を得た気がする
    経済のあり方、生活や自分を見直すこと、考えを放棄しないこと、行動すること

    本当にこの世界の矛盾、理不尽なこと、横暴さに絶望してたのだけど、

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    2020年06月04日
  • 独立国家のつくりかた

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    とても面白い人だ。
    まあ、世界をどのように捉えて、どう生きるかは自分次第、ということなのだが、国家への帰属おも否定しているところに、新しさがあるように思う。いずれにせよ、いい刺激をたくさんもらう。

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    2020年04月03日
  • TOKYO0円ハウス0円生活

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    建物をもうこれ以上建てるな と言う言葉に非常に納得。
    0円ハウスの成り立ちも面白い、住人(設計者)も面白い。
    面白いだけでなく、都市設計って本来はこういう考えで動くものだと思った。

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    2019年12月07日
  • 独立国家のつくりかた

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    こんな気概のある人いるんだ。子供のころからの質問を持ち続けそれに自分で答えを見つけようとしているのはすごい。生理的に受けつけないものを考える。公立ではできないから自分でやるとそれが結果的にパブリックになる。「情報の服の脱がせ方」、考えると問題だから考えてないこと、たくさんの無視、差別、階級の存在。そんなことをちまちま考えている自分に嫌気がさした。鬱状態の自分のことも「俯瞰してみることができる状態」と書いていたのは目から鱗だった。世界のレイヤーは単層ではなく、多層でできていること。そして自分の価値観を拡大していこう。

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    2019年07月03日
  • 独立国家のつくりかた

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    "読み進めるうちにだんだん著者の言っていることがわかってきた。世の中をいろいろな角度から見つめていくと、まるで地層のように入り組んだ社会が見えてくる。
    読み進めていくうちに、著者の言わんとすることが理解できてきた。

    共感できた言葉は、「自分にしかできないことを仕事にしろ」坂口さんのコメントに今後も注目したい。"

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    2018年10月27日
  • 2030年の旅

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    未来がどんなん?に興味があったのと、恩田陸につられて購入。
    いろんな作家の短編集なので、好き嫌いはあるかも知れないけど、
    恩田陸 逍遥
    支倉凍砂 AI情表現
    山内マリコ 五十歳
    喜田喜久 革命のメソッド
    が面白かった。

    2030年にもなって、ヘイSiriとか言ってるのは、かなり時代遅れらしいw

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    2017年11月29日
  • 隅田川のエジソン

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     浅草の公園で寝ていたら、財布とバッグが盗まれた。
     男は無一文になった。

     隅田川沿いのホームレスたちのコミュニティに入り込み、いつの間にか路上生活が性に合っていた。
     都市に出かけて採集し、工夫して新しくものを作る。
     コンロを手に入れて暖かい食事を作るようになり、バッテリーを手に入れて家電製品を動かす。
     廃材を手に入れて家を作り、お金にするためにテレホンカードやアルミ缶を採集する。

     隅田川には人が集まった。
     ホームレスだけじゃなく、何か面白そうだと普通の人も立ち寄るようになっていた。
     そんな隅田川に現れたコミュニティにも終わる時が来る。
     男は最後に隅田川という自由から旅立ち

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    2017年07月20日