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Posted by ブクログ 2017年07月20日
浅草の公園で寝ていたら、財布とバッグが盗まれた。
男は無一文になった。
隅田川沿いのホームレスたちのコミュニティに入り込み、いつの間にか路上生活が性に合っていた。
都市に出かけて採集し、工夫して新しくものを作る。
コンロを手に入れて暖かい食事を作るようになり、バッテリーを手に入れて家電製...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月12日
いまから10年くらい前に
「路上の夢」という、
これまたホームレスのことを扱った本を
読んだことを思い出しました。
正直、ホームレスに
あこがれもないんですけど
この2冊を読むと、
どっちが「普通」なのかが
よくわからなくなります。
いや、だからといって
ホームレス願望がある訳ではないのですが
...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月16日
主人公は、立ち位置が変わり新たな環境で生活することになるのですが、今まで経験したことのないことを経験し、その環境を楽しめる主人公に感動しました。
また、時が経つごとに、だんだん周囲の優しさがなくなって行くことに、今の日本の現状を表しているようで虚しさを感じました。
自分は困っている人がいたら、手を差...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月12日
ホームレスとして暮らす主人公・硯木と隅田川沿いのホームレス仲間たち。「ホームレス」と言ってしまうとイメージが良くないけれど、お金ではなく知恵と工夫で生き抜いていく姿に、生き物としての本来の暮らし方を考えさせられた。
暮らしを楽しみ、ふわりと、しかし前向きでしなやかな生きていく――読んでいて楽しく、爽...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月17日
今から20年以上前、舞台は1990年代後半の東京、主役の路上生活者が読み手を終始わくわくさせてくれる物語であった。著者は東京の路上生活者を取材した「TOKYO 0円ハウス 0円生活」という本を書いており、その取材ネタを元に小説に落とし込んでいるので準ノンフィクション的な小説である。
僕自身、出世し...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月06日
隅田川の河川敷で暮らす実在の人物をモデルに描かれた小説。知恵を使って生きる路上生活者の力強さに圧倒される。また、自分の全く知らない東京が見えてくるというてんでも面白い。
ただし、このように前向きに生きる路上生活者ばかりではないということは、当然忘れてはならないし、一部の人が路上生活を強いられる社...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月13日
「TOKYO 0円ハウス 0円生活」を小説にしたもの。
上記の本の内容がほぼそのまま組み込まれていて、
「0円ハウス」を読んだ後だと、
「これはここの話か~」という発見があって面白い。
軽妙な語り口で読みやすいけれど、
小説としては少し物足りない。
問題があっさり解決しすぎている。 ...続きを読む
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