坂口恭平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった!
最初の河川敷のホームレスの話に引き込まれた。
途中方法論など頭に入ってこないところがあったけど、それでもずっと新鮮におもしろがりながら読めた。
メモ
・憲法25条、生存権とホームレスの矛盾
・本当の意味でのパブリックとは?アイディアの実現、共有
・態度を示す、交易をする
・何をしたいかではなく、何ができるかで社会に貢献する
・社会の疑問を持ち、それに答えを出し行動すること
・鬱期は審美眼の解像度が上がる期間
新しい知見を得た気がする
経済のあり方、生活や自分を見直すこと、考えを放棄しないこと、行動すること
本当にこの世界の矛盾、理不尽なこと、横暴さに絶望してたのだけど、 -
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Posted by ブクログ
浅草の公園で寝ていたら、財布とバッグが盗まれた。
男は無一文になった。
隅田川沿いのホームレスたちのコミュニティに入り込み、いつの間にか路上生活が性に合っていた。
都市に出かけて採集し、工夫して新しくものを作る。
コンロを手に入れて暖かい食事を作るようになり、バッテリーを手に入れて家電製品を動かす。
廃材を手に入れて家を作り、お金にするためにテレホンカードやアルミ缶を採集する。
隅田川には人が集まった。
ホームレスだけじゃなく、何か面白そうだと普通の人も立ち寄るようになっていた。
そんな隅田川に現れたコミュニティにも終わる時が来る。
男は最後に隅田川という自由から旅立ち -
Posted by ブクログ
エッセーだと思って読み進めていたら、途中で世界がぐにゃりと曲がる。
どこまでがエッセーで、どこからが小説なのかの境界があいまいだ。
しかし、一歩立ち止まって考えてみると、エッセーと小説の境界を厳密に定義しようとするのは一義的な見方だ。
本作の筆者の主張は「認知症の徘徊老人には常人とは違った世界が見えているはずだ」というもの。
ならば、エッセーと小説の境界線は常人の見方に過ぎず、筆者にとってはエッセーも小説も共存可能な世界の見方なのではないか。
躁鬱病を公言する筆者には、また別の世界が見えているのだろう。
また、徘徊老人に対してスポットが当たる。
ベッドに縛りつけておくだけで -
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Posted by ブクログ
ネタバレ東京0円ハウス、独立国家のつくり方など、一見して何もない空間から、別の新しい空間を生み出し、その視点から新しい社会を築こうという作者の最新作である。
今作では、目に見える現実のみが唯一の世界なのか。その常識を疑う。
ぬいぐるみ王国のトヨちゃんの話を読みながら、忘れていた記憶がよみがえってきた。
中学生の頃まで、俺もトヨちゃんと同じくぬいぐるみと話すことができていたことを。
小学生の頃、札幌への家族旅行で何故かどうしても買ってほしいと駄々をこねた。
雪印パーラーのお土産の棚に並んでいた、フクロウのぬいぐるみ。ホースケと名付けた。俺のハンドルネームの由来だ。
そのうちフクロウのぬいぐ -
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