【感想・ネタバレ】生きのびるための事務のレビュー

あらすじ

芸術家でも誰でも、事務作業を疎かにしては
何も成し遂げられない。
夢を現実にするたった一つの技術、
それが《事務》です。

この作品は作家、建築家、画家、音楽家、
「いのっちの電話」相談員として活動する
坂口恭平が若い頃に出会った優秀な事務員・
ジムとの対話で学び、人生で実践した方法を
記したテキストを原作にコミカライズして、
《事務》ってめちゃくちゃ大事!
ってことが漫画でわかる本です。

「自分に自信がない」
「ハードルを高く設定しがち」
「悩んで行動に移せない」
足らないことは《事務》でした。


【目次】
はじめに ジムとの出会い
第1講 事務は『量』を整える
第2講 現実をノートに描く
第3講 未来の現実をノートに描く
第4講 事務の世界には失敗がありません
第5講 毎日楽しく続けられる事務的『やり方』を見つける
第6講 事務は『やり方』を考えて実践するためにある
第7講 事務とは好きとは何か?を考える装置でもある
第8講 事務を継続するための技術
第9講 事務とは自分の行動を言葉や数字に置き換えること
第10講 やりたいことを即決で実行するために事務がある
第11講 どうせ最後は上手くいく
あとがき

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Posted by ブクログ

ふっと解き放たれて、ふつふつとワクワクするような本だった。

感想を書こうとするとどうがんばってもネタバレになるので、自分に置き換えてワークをすることにした。

①将来の現実を描く
作家になりたいといわず、毎日5時から9時まで原稿を書きたいと言えばいいんです。Genau,その通りね。

2035/12/1
5時〜8時 作業 
9時〜12時 執筆
13時〜16時 出掛けて読書or絵を描く
19時〜21時 ハンドメイド、発送作業


②誰かに見つけてもらう

自費出版する金もない、出版社もみつからない、状況は恭平。私ならどうする?

1. 雑誌に投稿し続ける
→これはできてる

2. ZINE フェスに参加してみる①
→来年仙台であるらしい

3. 文学フリマに参加してみる
→来年岩手であるらしい

4. ZINE フェスに参加してみる②
→来年福島であるらしい


③事務をする

仮に、1500円の本があるとして印税は10%だから150円。ZINEは自分でやるものなので150円以上のお値段にすればいい。

まず手に取ってもらわないことにははじまらない。最初は、存在を知ってもらうことから。

古本市をしていて、400円だと人は高くて買わないと学んだ。

では、300円のお値段でどうか。

1ヶ月の生活費15万稼ぐには、
300×500=15万 500部売ればいい。

イベント3回参加する。
1回に166部売れればいい。
むりやん。うせやん。とほうもなし。

詩集、のほかにもなんかつくるとして、
4種類で、1つごと40部売れればいい。

ZINEフェスは、コピー用紙で作って、

文フリでは、同人誌とかの低価格のとこにたのんで、ちゃんとした本にして売ってみたい。



④戦略を立てる

2026年は、対面イベントに参加していきたい。
ZINEでもなんでも、形にしてみる。
自己翻訳もして、海外も視野に入れる。



この本で読んだことを、自分なりにワークしてみました。すこし、生きようかなと思えた。ありがとう。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

発売してすぐに書店でチラ見したときは、自分には刺さらなそうだと感じ手に取らなかった本。
最近生活が一変し、そういえばと思い出し読んだ。読むべき本だった。あの時読んどけばよかったと少し後悔したけど、あの頃ではなく今の私が読んだ意味がきっとあるのかな。

これほどまでに読書を通じて、体を動かし本の内容を実践しようと感じたことは無い。人の数だけ人生があり、私は作者のようには生きられない。このような破天荒な生き方、参考にならない!という感想があるのも想像に容易い。それでもこの本はタイトル通り””生きのびるため””の事務についてちゃんと教えてくれる。
今日から私のそばにもジムがいる。生きててはじめて未来の、10年後の自分について考えることができた。それだけで読んでよかった。
今日が一番若いので、気になったら読んでみてほしい。ジムに出会うのは早ければ早いほどいいと思うので!

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

いやー、面白かったです。後半の流れにはワクワクしました。「事務」をこのように捉えると、私たちが疎かにしてることがいっぱいあるんだなと学ばされました。
ジムのようなコーチになりたいと感じました。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

印税は10%くらい
ただ書く
否定すべきは己ではなく、己が選んだ方法だけ
続けられる=才能
身銭を切るとアドバンテージ発生

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

◾️「企業で事務職として生きのびる…ような本かな?」が、タイトルを読んだ私の第一印象でした。中身は、好きなことで生きていくための、技術たち!

事務は、量を整えること。

重要な事務…は①スケジュール管理②お金の管理。
現在の現実である時間とお金の使い方をぜんぶノートに書いて把握する。そうしたら未来の現実(理想の時間とお金の管理)をノートに書く。

10年後の時間の使い方とお金の使い方を書いたら、現在の時間の使い方とやり方から変えていく。

才能とは、それをいつまでも楽しく続けられること。才能でお金を稼ぐとき、複数の手段を持っていたい。それらは、誰に評価されたい?合同会社を作り、必要なものを経費にする。作品には目的と方法を考える。

◾️【どうせ最後は上手くいく!】
もしそうなら、私は何をしたいか…背中を押していただける好きな本です。

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2025年07月08日

ネタバレ 購入済み

ジムと向き合っていきたい

自分が何をしたいのか、どう生きていきたいのかをここ最近ずっと悩んでいた時にふと本屋さんで目にして気になり、ちらっと読んでみると面白かったので購入
ジムと出会ったあとからがワクワクして、人の理想の生き方だなと思った
具体的に考えて軸を崩さず行動すれば最後はきっとうまくいく
自分も出来ることから自分の中のジムと相談して理想の現実を継続していこうと決めた

#アツい #タメになる #憧れる

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2025年01月24日

Posted by ブクログ

漫画なので読み出したらサクサク読めた。
事務ジム。好きなことやりたいことが大事。イメージできることしか人は動けない。イメージがあれば行動すれば実現出来る。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

スケジュールと、お金。
この先人生計画をする時、苦手なロジックはこの2軸をベースに組み立てよう、と思った生涯手元に置きたい本です。
好きをベースに、シンプルに。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

そんなにトントン拍子に上手くいくわけはないと思いつつも、結局は行動する人にチャンスは巡ってくるのだろう。
想像できることは実現するというが、私が想像できるのは田舎で畑を耕して庭に池を作ってメダカを鑑賞する生活。地方議員にもなってみたい(「地方」というのがポイント)。家の一角を解放して小学生が学校帰りにたむろして欲しい。カフェも開きたいし、法律の知識をみにつけて生活相談もしてみたい。…今の仕事は10年続けてきたが、辞めちゃって大胆に人生の方向転換をしてもいいものだろうか。
好きなことだけをして生きていけたらいいのになぁ。働かないと真っ当に生きていけない社会が辛い。あ、だから「生きのびるための事務」なのか?でも本当にそんなにうまくいくのかな〜と、モヤモヤする私

最後の特典の石牟礼道子さんの詩が本当に良かった。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

タイトルが気になり読み始めたが、想像していた内容と全然違って衝撃を受けた。しかも漫画だった。でもめちゃくちゃ面白かった。とはいえ、本の内容を人に説明することができないので、もう一度読み直したい。人生に事務が必要だなんて考えたこともなかった。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

要読み直し。
夢を叶えるための本ではなく、題名通りに「死なないための本」だなと感じた。物語としてとても面白い。後半は自己啓発的なハウツーが少しわかりづらくなっているので整理して活かしたいと思う。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

著者の経験を元に漫画と共に、思い描いた生活を継続する経緯が描かれてます。
独特な感覚がして、著者の活動を知ると更に視点が変わって読み込みました。
想像とは違って事務に対する認識がすっかり変わってしまいました。参考になったので早速、自分に合うやり方を見直してみようかと思いました。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

家計に関する一般的な事務手続きの本かと思ったら、全然違った! 
組織で働くのが合わない人がどうやって生きていくのか、についての本、と言ったらいいのかな。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・事務とは創造行為と別個ではない。大切なのは、事務こそ創造的な仕事を支える原点。

・事務の本質は抽象を具体化する手段。事務とは抽象的なイメージを数字や文字に置き換えて、具体的な値や計画として見える形にする技術。具体的さというものに命が宿ることで、事務は成長を始める生き物。

・「将来の夢ではなく将来の現実」という表現が気に入った。未来とはいってもやってくるのは毎日の24時間という現実。将来の現実が現在の現実に根付いてきたら、将来の夢へ向かっていく。現実を味方にする。現実と夢の二つが揃ってこそ人生が充実する。

・好きは自信を凌駕する。自信がなくなると作業は止まるが、好きは止まらない。
事務の世界で確認することはただ一つ、あなたが継続していきたいことが本当に好きかどうか。

・才能とはいつまでも楽しく好きなことを続けられること。何かをすることに世間の言う才能は必要ない。私たちが考える才能は、ただ毎日続けるやり方で捏造できる。

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

【自分ではなく、自分の事務を評価する】
この考えを忘れないようにしたい。自分そのものを否定して落ちこむ前に、やり方が間違っているだけだと気づけるから。「理想の現実」に試行錯誤しながら向かっていきたいと思える本。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

お金と時間、それぞれ現状の洗い出しと「10年後の現実」を設定し、あとはそれに従って実行していくのみ。と書かれている。最後の方は主人公の出版などがどんどん進んでいく。行動力、フットワークの軽さも大事だよなと感じた。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

話題の本ということで読む。
特別な読みやすさもないのに、多くの人に受けている理由がなかなかわからなかったけれど、半分くらいから腹落ちしてきた。
ある意味成功している方が、どのようにその道を選び歩んだのかを知ることができ、自分の生き方の解釈や振り返りに役に立った。
成功する方法を得るための本、ということにはなりませんでしたが、読んで良かった。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

理想は描いているだけでは現実にはならない。
だけど、必ず実現する未来として計画に落とし込めば、理想は必ず現実になる。
そのために、最低限稼がなくてはいけないお金の量、理想を現実にするための1日のスケジュールなどなど、綿密な計画がとても大事だよ、という本でした。
私もまずは1日のスケジュールから見直してみよう。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

「事務職の大切さ」みたいなことが書いてあるのかな〜ぐらいの予想で読み始めたら、読む前に思っていた「事務」と読み終わったあとの「事務」の意味合いは大きく異なっていて、その変化が面白かった(前情報無しで読んだのでそもそもコミック形式ということも知らなかった)。

ぼんやりとした夢、夢なんてたいそうなものでなくてもやりたいなと思っていること、それを実現するために何をすれば良いのか。
自分の心にもジムを連れてきて、あの顔で一緒に考えもらったら、なんだか何でもできそうな気がしてきて少しワクワクした気持ちになった。

私も何か始めてみようかな。

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人の携帯番号を公開して、自殺予防の電話サービスをしているすごい人。
要するに、具体的な計画を立て、それを確実に実行し続けていれば夢を叶えることができるということを漫画で表現しています。もちろん、私も実践する。ノートやパソコンに自分が好きなこと、やりたいことを書き出さねば!
大学卒業して、就職しなかったところで親近感湧いた。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事務とは抽象的なイメージを数字や文字に置き換えて、具体的な値や計画として見える形にする技術

正すべきはやり方や方法

目的は、思い描いた生活をとにかく継続すること

どうせ最後は上手くいく!

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

一般的な事務業務の事を求めて読み出したが、全く種類が別の内容。
ただ、「未来このようになりたい」事を考えさせ行動に移させる面を学んだ面で、出会えてよかった
学生時代に読みたかったな

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

著者の坂口さんいわく、
とにかく自分の好きなことをしている時間を増やすためにはどうすればいいのか と考えて動くことが事務

その坂口さんが、好きなことだけをしながら暮らせるようになるまでの「段取り」が書かれている本で、
自己肯定や自己否定を軸にするのではなく、段取りどおりに好きなことができているか?を考えることが大切だということがマンガで書かれていた

わかったような、わからないような。。。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

話題になっていたので読んでみたが、話題になっている理由が今ひとつわからず。伝えたいメッセージがよくわからなかったので、この本を読んだ方の感想を読んでみたりした。好きなことをやりなさいということか?そんなに世の中うまく行かないという気持ちの方が強い私。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

前半は、自己啓発のような展開で、目標の考え方や段取りの仕方を”ジム”という形式で分かりやすく紹介してある。

後半からは作者のダイナミックの人生展開が描かれる。

どこか高橋歩氏のような自由な行動の仕方には魅かれる部分もあるが、色々なしがらみがあると、出来ないことも多く、若いうちに読めるほど参考になるだろう。

この漫画の好みは分かれそう。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

絵やら音楽やら何屋さんかわからん自由人がいることだけは前々から知っていた。
ほぼ日でのインタビューを、あーあの人かと読んだら、これは天才だとわかった。
自分に甘く人には辛いのでまぁそんな風に思うことはないんだけど、この人は天才。
そして単なる自由人でなく、本著では事務と称しているが現実に即して戦略的に考えている。
事務=実際にやること。ある意味作業だから事務なんだろう。
夢だとか将来だけてなく、漠然とした不安に対しても有用。

その他、評価と才能は違うという言葉が心に残った。

天才あるあるでこの方も病んでるそうで、生き抜いて欲しい。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

坂口恭平さんという人を知らなかったし、漫画ということも知らなかった。
そして思っていた内容とは全く違っていた。
さくっと読めるしなるほど、確かに、などと思いながら読み進められるし、ページをめくる度に清々しい気持ちになる。
面白い上に実践的な内容で、これなら誰でもできるかも!という気がするんだけど、やはりこの人自身が色んな意味でものすごくものすごい人だからとも思えてしまう。
最後の最後までほんとに色んな意味ですごい人だと思った。

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

想像と違ってた本、事務の認識も間違えてた。
将来の夢や才能なんてどうでもいい。
事務の重要な仕事はスケジュールとお金の管理。
目に見える(量を整える)こと。
現状の1日、10年後(将来の現実)の1日は何を
しているか、イメージを数字や文字に置き換え
具体的な値や計画で見える形にしていくこと。
上手くいくことしかやらなければいい、上手く
いかないのはやり方が違っていただけ。
毎日楽しく続けられるやり方を見つけること。
どうせ最後はうまくいくのだ。
読み終わり、わかったけどすべてが不思議。。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

これもいつぞや読みたいと思っていて今になった。きっかけも不明。わたしは事務の仕事をしているので、自分が普段やっている仕事とこの作中で語られている事務を同じものだと捉えてしまうとかなり理解が難しく、切り離して読み進める必要があった。この本を知った当時のわたしがなぜ読みたいと思ったのかは忘れてしまったが、当面の生活に不満がなく、これといった壮大な夢がない私になっては、役に立つかと聞かれたら首を傾げる内容だった。でも面白かったので、いつか読み返したくなるかもしれない。

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2025年06月23日

Posted by ブクログ

もう一人の自分や守護霊的なものと、会話しながら気づきを得ていくシリーズはそれほど珍しいわけではないけど、
芸術家が主役であることは非常に目新しいと思う。

僕は体調がすぐれないことが多いので、
一本槍な行動力にはついつい羨ましさを感じてしまう

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2025年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生存者バイアス!!!と叫びたくなるような所はあれど、著者の方はこうやって生き延びてきたのだから紛れもなく処世術の本なのだと思う。漫画だから読みやすいし、単純になんかおもしろいし。
以下は本と関係ない個人用メモ

命の電話的な活動をされている方だというのは知っていて何故そんな自己犠牲的なことをされているのだろうその心は?と感じていたのですが、この本に出てくる友人がその活動の根源にいるのかなと思いました。生涯の友になったかもしれない彼を自殺させたヘンテコな社会が許せないし自殺という概念ごとかなり嫌いになったから、それをしようとする人間を阻止する!新たな自殺をこの世に増やしてたまるか!な感じなのかなと。そもそも自殺とは切羽詰まった人間が『俺がどんなことになってるか見てくれ!!みんな俺の話を聞いてくれ!!!』と命を使って行う世界への最後通牒的な側面がある(もちろんそうではない死もたくさんある)ので、直接電話で話を聞いたりして自殺エネルギーを減少させるのは確かに効果的かつ個人でも実践可能やもしれない。
全然本と関係ないことばっか考えちゃったな。

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2025年06月19日

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