倉山満のレビュー一覧

  • 嘘だらけの日独近現代史

    mac

    ネタバレ 購入済み

    ドイツそのほか

    一部、ご紹介します。

    ・古代ローマ滅亡の原因は
    ①尚武の気風が失われ、傭兵に国防を任せきりにした
    ②当時のキリスト教による国力の弱体化。「全ての知識は聖書にあるから、他の知識は不要」→不潔な都市になった→暗黒の中世の到来

    ・イタリア人の個人の技量は優れている。芸術家や学者、スポーツ選手など。その代わり、12人以上の競技に不向き。戦争を最も不得手としている。

    ・ドイツ人の法則は「生真面目」「勢いに乗るから、途中まではうまくいく」「詰めが甘いため、最後で大コケする」。

    ・正論が通らなくなった時、国は滅ぶ。滅亡を避けるには、国民が賢く、そして強くなる以外ありえない。まずは

    1
    2022年09月30日
  • 嘘だらけの日露近現代史

    mac

    ネタバレ 購入済み

    ロシアについて

    一部、ご紹介します。

    ・ロシアは文明を破るために熟知する。国際法は人を騙すための道具。

    ・ロシアの外交戦略は
    ①何があっても外交で生き残る。
    ②とにかく自分を強く大きく見せる
    ③大国相手の二正面作戦を絶対にしない
    ④戦争の財源を最優先でひねり出す。国民が餓死してもかまわない。
    ⑤弱い者は潰す。火事場泥棒。
    ⑥受けた恩は必ず仇で返す。「騙して人を出し抜け。騙されるほうが悪い。」
    ⑦約束を破ったときこそ自己正当化する。
    ⑧どうにもならなくなったら綺麗ごとで誤魔化し、時間稼ぎ。

    ・自分より強い相手とは絶対に喧嘩しない。自分より弱い相手の話は絶対に聞かない。

    0
    2022年09月30日
  • 嘘だらけの日中近現代史

    mac

    ネタバレ

    中国について

    一部、ご紹介します。

    ・中国史のパターンは
    ①新しい王朝の成立
    ②自分(皇帝)より強くなりそうな者、反対派を粛清する
    ③人減らしとしての対外侵略戦争
    ④皇帝の特権として、「漢字の一斉改変」「改竄歴史書の作成」
    ⑤生き延びた者の特権として、皇帝側近の跳梁
    ⑥人民の不満が高まることによる「秘密結社の乱立」「農民反乱の全国化」
    ⑦地方軍閥が中央に侵入。次の皇帝候補の将軍による易姓革命
    ⑧①へ戻る

    ・中国では「人を惨たらしく殺す」ことが権力維持の道具だ。則天武后然り、西大后然り。

    ・中国語で「3」より大きな数は「たくさん」。

    ・中国大陸で「皇帝」になれる条件はた

    0
    2022年09月30日
  • 嘘だらけの日仏近現代史

    mac

    ネタバレ 購入済み

    フランス人の法則そのほか

    一部、ご紹介します。

    ・フランス人の行動原理は、イデオロギーよりも地政学である。

    ・友愛とは「組織に対する忠誠心」のこと。それ故、組織以外は全て敵視する。ここから終わらない侵略戦争へ至る。

    ・タレイラン外交の本質は「おもてなし」「ナポレオンとフランス革命への恐怖を煽る」「諸外国の利害対立を見極める」。

    ・シャルルドゴール「戦争は意思と意思の闘争である。たとえ武器の戦いで負けても、心が支配されない限り負けにはならない。たとえ、軍事力や経済力を失ったとしても、頭脳と魂があれば、絶対にやり直せる。」

    ・フランス人の真骨頂は「根性」「孤高」「勝利」。

    ・猫は人類の味

    0
    2022年09月30日
  • 明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀

    Posted by ブクログ

    明治政府が世界を睨み生き延びるため死にもの狂いだった19世紀を6人の皇帝の視点から紐解く
    全体を見守り戴いたのは明治大帝であり、安穏と生きている(=ボーッと生きてんじゃネーヨ!)わが身にすれば恥ずかしくて消え入りたい
    19世紀を理解するにはコレを読め!

    0
    2018年10月27日
  • 嘘だらけの日米近現代史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろい。アメリカと日本の関係を当時の国際情勢から書いてある。ちょっとした蘊蓄もあり、「へー。そんなことがいったんだ」となり、興味を惹かれる。ペリーと吉田松陰が出会っていて、ペリーが吉田松陰のことを気遣っていたことなど随所にこういった記憶に残るようなエピソードが散りばめられている。正しい歴史を知るべきだなと、あらためて認識させられた一冊になる、

    0
    2018年08月30日
  • 世界の歴史はウソばかり

    Posted by ブクログ

    憲政史家の倉山満による、主要8か国の歴史について記した一冊。

    フランス、中国、韓国、ロシア、アメリカ、ドイツ、イギリス、日本とそれぞれの国について分析しており、とても勉強になった。

    0
    2018年04月14日
  • 大間違いの織田信長

    購入済み

    面白い

    歴史には嘘や誇大評価が多いものです。信長は超人伝説に彩られた戦国最大のヒーローですが、事実を眺めればいくさの勝率も低いし部下の離反、同盟先との手切れ等失策も多いという姿が見えます。そんな私の考えに応えてくれた一冊、面白いです。

    0
    2017年12月27日
  • 工作員・西郷隆盛 謀略の幕末維新史

    Posted by ブクログ

    工作員にはお金がいる
    お金をかけても工作したい動機がある
    幕末の自然発生的な討幕活動はありえない
    現代の安倍倒閣もお金をかけて工作を仕掛ける輩がいる
    アベガーは狂信的で怖い(宗教のようだ)
    情報弱者(新聞テレビのみが情報源)は工作員に操られる
    我々も心して読む一冊

    0
    2017年12月02日
  • 国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代

    Posted by ブクログ

    倉山満は現代人に必要な事実・知識を、幾度も繰り返し、同じ事柄も常に現代抱える問題を例示しながら伝える。言論人として、自分の考えを布教するわけでもなく、自分で考える力を身に着けさせるために・・・。なぜなら、無知が日本を無間地獄に落としたため、また、さらなる国難が迫っているから

    0
    2017年11月09日
  • 国際法で読み解く世界史の真実

    Posted by ブクログ

    倉山満は現代人に必要な事実・知識を、幾度も繰り返し、同じ事柄も常に現代抱える問題を例示しながら伝える。言論人として、自分の考えを布教するわけでもなく、自分で考える力を身に着けさせるために・・・。なぜなら、無知が日本を無間地獄に落としたため、また、さらなる国難が迫っているから

    0
    2017年11月09日
  • 嘘だらけの日露近現代史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説でもないのに珍しく星五つ。それほど感動し、知的興奮を覚えた。

    1618年の30年戦争勃発。1648年のウエストファリア条約で、のちの世界は第一次大戦まで、戦争は大国間のゲームと化す。ヴェルサイユ条約以後、世界は戦争を総力戦、撃滅戦と意識する。

    満州国を承認していた国は世界20か国。

    シベリア出兵は戦争をやめたロシアのせいで、チェコが孤立。ソ連に拉致されたことを受け、チェコ軍を救出するために行われた。結果は成功。ウッドローウイルソンのとんでもなさの記述。

    日ロ対立に仕向けたドイツ。

    満州で日本人拉致が横行。満州事変に至る。

    ノモンハンではどちらも勝ちなし。日本は3万で30万のソ連

    0
    2017年06月12日
  • 保守の心得

    Posted by ブクログ

    「保守」とゆーか、人として当たり前の事乃至知っておく事が著されています。
    右だの左だのとか、実につまらんもんです。

    0
    2017年06月02日
  • 誰が殺した? 日本国憲法!

    Posted by ブクログ

    日本国憲法の成立過程における真相、最高裁の不備、東大憲法学の真相、日本式平和主義の問題点、日本国憲法の問題点とそれに伴う、現代日本政治の混迷の原因、などについてかなり突っ込んだ内容が、かなり噛み砕いて分かり易く解説されています。

    0
    2017年04月26日
  • 国際法で読み解く世界史の真実

    Posted by ブクログ

    解説では以下のように書かれている。
    ヨーロッパで戦われた最後の宗教戦争である“30年戦争”。
    そのあまりに悲惨な略奪と殺戮に直面した法学者グロチウスは、戦争を「無法で残忍な殺し合い」から「ルールに基づく決闘」に変えようと考える。
    「戦争に善いも悪いもない。だからこそ戦争にも守るべき法がある」
    ――この思考から生みだされてきたものこそ国際法であった。
    この国際法を「ものさし」いして歴史を読み解くと、これまで見えなかった構図が手に取るように見えてくる。
    世界史のすべての謎を解き明かす「最強の武器」としての国際法をわかりやすく解説。
    日本人を賢くする驚愕の一冊。
    となっている。
    私の場合、法学部出身

    0
    2017年04月02日
  • 嘘だらけの日仏近現代史

    Posted by ブクログ

    違う視点から教養として歴史を語らう倉山満
    そうか、一貫しているんだな
    日本が精神的自立をするために必要なことを
    言論人として伝えてくれるんだ

    0
    2017年03月31日
  • ジャパニズム 35

    購入済み

    GOOD!

    マンガコーナーが多くて本当に良いです!

    0
    2017年02月22日
  • 歴史問題は解決しない 日本がこれからも敗戦国でありつづける理由

    Posted by ブクログ

    歴史問題は解決しない、日本が敗戦国でありつづける理由について、特にヨーロッパ社会が歴史的に積み上げてきた戦争処理の方法、概念を縷々説明してくれている。
    内容であるが、
    第1章 近代の前提――歴史問題を解決させたくない
     第1節 古代ヨーロッパが先進地域だとの思い込み
     第2節 七百年も恨みを抱き続ける意味
     第3節 正しい歴史を知る恐ろしさ
    第2章 ウェストファリア体制と反近代の衝動
     第1節 キリスト教の克服から近代が始まる
     第2節 絶対王権が国家主権の原点
     第3節 国際法とは「王際仁義」であり「法則」である
     第4節 戦争はなくせないとの思想が「文明」を
         もたらした
     第5節

    0
    2017年02月21日
  • 保守の心得

    Posted by ブクログ

    毎年、続編を書いてほしい!
    混迷する政局(というか、ドタバタ政治劇)
    に目をそむけていちゃダメだね。
    でも、これだけスッキリバッサリ事実を書いて、解説してもらって、初めてわかることばかりでした!

    1
    2017年01月13日
  • 政争家・三木武夫 田中角栄を殺した男

    Posted by ブクログ

    昔の政治家三木武夫の凄みがわかる
    政治目的をもたないダメ政治家の姿も見られるが
    今ならほぼ全員あてはまる情けなさデス・・・

    0
    2017年01月02日